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October 28, 2011

Daily Oregraph: 鉛のように

 鉛のように、というのはいくらなんでもおおげさだけれど、体が重い。この二週間ほどで数キロも体重が増えてしまったのである。

 原因は明らかだ。体を動かさずに食べつづければ必ず肥満する。これ、ニュートンの第4法則じゃないかと思うよ。基礎代謝量が減るせいだろうか、年を取るとますます太りやすくなる。

 歩け。体を動かせ。(走れ、とまではいわない。苦手だから(笑))

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 そこで今日は気合いを入れて春採湖畔を一周してきた。

 ああ、上田貸しボート店を取り壊しているのか……と写真を一枚撮ったきりで、黙々と歩く。ひたすら歩く。先日購入したばかりの靴は軽いが、体は重い。スタスタではなくドタドタという感じである。

 定年退職してヒマになったおじさんたちが大勢歩いている。平日にもかかわらず、ぼくがおじさんたちに混じって歩いているのは、めでたく定年退職したからではない。

 実は昨年末
ぼくはすでに定年を迎えている。ありがたいことに、こんな男でもさらに数年は勤務させていただけそうなのだが、自分の予想余命(笑)などを考慮した結果、今年いっぱいで退職することに決めたのである。

 そこでこれまで長年に渡って捨ててきた有給休暇なるものを、ほぼ半分だけ消化させていただくことにし、今月から少しずつお休みをちょうだいしているというわけだ。もう最後なのだから、大目に見ていただきたいと思う。

 しかしまだ慣れないものだから、今日は金曜日ではなく土曜日だったような気がしてならない。すれちがうおじさんやおばさんたちに挨拶されるたびに、ああ、おれもお仲間だと思われているにちがいない、と笑いがこみあげてくる。

 ぼくが辞めると知った人から、それは結構なご身分ですね、といわれることがある。心なきことをいうものかな。もちろんぼくはいい身分などではない。そんな金なんてあるわけないよ、あなただってよくご存じだろうに。

 しかし冷酷にも、年金支給はこれから遅らせるから、働けるだけ働いたらさっさと死んでね、と国民に向かって告げる社会とはいったいなんだろうか。そんな希望のない社会にあって、だれが進んで努力し、喜んで働こうとするだろうか。ぼくは遊べるだけ遊んでから死ぬつもりである。金をかけずに遊ぶしかないのはつらいところだけどね。

 てなことを考えながら歩き終え、タイムを見ると44分20.1秒。ダメだ、これは。遊ぶためには体力が欠かせない。握り飯ひとつで日に数里を歩く持久力が必要である。

 歩け、歩け。たとえ体は鉛のように重くとも。

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