Daily Oregraph: 山の上ちょっとだけ
わが裏庭のナナカマド。雑草がぼうぼうと生い茂り、正面からは足を踏み入れられないので(笑)、わざわざ裏通りへ回って撮影した。
これまで実はならないと思いこんでいたのに、ちゃんと赤い実が…… ヘンだなあ。狐につままれたような気分になる。
ナナカマドの実を確認したついでに、ちょっとだけ近所を歩いてみた。
写真は旧東栄小学校付近の案内図。内容が少し古いけれど、全国一千万の釧路ファン、とりわけ「山の上」愛好家の中には、これをなつかしくごらんになる方もいらっしゃるのではないかと思う。
この案内図(右側が北)には記されていないけれど、釧路少年鑑別所の左斜め上が旧弥生中学校である。図の左端を走る線路が、石炭列車で名高い臨港鉄道。
旧東栄小学校の校舎脇から北、つまり浦見・釧路川方面を見下ろしたところ。やはりナナカマドが赤い実をつけている。
正面の道をまっすぐ進んで坂を下れば南大通、目の前の道を左に折れて坂を下れば、やはり南大通。つまりこのあたりは丘のてっぺんだから、通称「山の上」。古くから開けた住宅地である。
ちょうど秋の彼岸だから、本行寺や門名寺の駐車場は満杯であった。写真は門名寺前だが……はてな、こんなところにバス停があったとは気づかなかった。
ネコ除けか、単なる飾りか、それともネコ寄せか? 本筋とはまるで関係ないが、おもしろいからついパチリ。
臨港鉄道の踏切近く。このあたりは海岸のすぐ近くなので、正確にいえば山の上ではない。
いつもとは逆コースで歩いたから、ほんの少しだけ景色が新鮮に見える。超マンネリズムを避けるため、これでも少しは気をつかっているのである。
山の上はぼくの縄張りだから、またいずれ。
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Comments
ナナカマドの来は大好きで・・・
出も大和では見ることがないんですよね。
あのみごとにまで赤く染まる赤い葉っぱ・・・
なかなかこちちらでは見られないんですよね。
なんてたって、万葉集では紅葉とはかかず黄葉と書いていたぐらいですから。
Posted by: 三友亭主人 | September 23, 2011 23:02
>三友亭さん
ナナカマドは北海道から九州まで広く分布するそうですが、北海道では低地でふつうに見られても、大和の盆地あたりではめったにお目にかかれないんでしょうね。
わが家のナナカマドはずいぶん背丈が伸びました。毎年どうして実がならないのかとふしぎに思っていたので、今年は真っ赤な実を目にして驚いています。
Posted by: 薄氷堂 | September 24, 2011 20:50