Daily Oregraph: 2011-08-03 貨物船にも愛を
08時42分。西港に入港した本船と待機中の綱取りボート。この時間に接岸するのはめずらしい。いつもなら約 2時間前に作業しているところである。
本船の船首は垂直に近く、包丁でストンと切ったような感じがする。昔の軍艦を思わせるのだが、最近の造船界ではこういうのが流行なのだろうか。
先日飛鳥Ⅱが入港したときは大勢の市民が歓迎したらしい。釧路は港町なのだから、市民が客船に関心を持ってくださるのはまことにけっこうなことだと思う。
しかし当港は国際バルク戦略港湾に選定されたことでもあるし、これからはその関心を客船だけでなく貨物船にも拡張していただければ……とぼくは願っている。マチでこの連中をみかけたら、どうか温かく迎えていただきたいのである。博愛の精神ね。
今日の船上セキュリティ・チェックポイント。担当はとても実直そうな船員であった。
(Canon IXY 30S)
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Comments
私の場合は・・・漁船にも愛を・・・かな。
生まれ育った町は半農半漁。船着き場にあるのは個人の持ち物の小さな漁船ばかり・・・
そして石巻や塩釜に行くと大きな遠洋漁船
さらには・・・この国が200カイリを主張する前のソビエトの巨大な漁船群・・・・
すべてが漁船でした・・・
Posted by: 三友亭主人 | August 03, 2011 23:23
>三友亭さん
釧路には昔から三陸だけではなく全国からの漁船が数多く訪れますので、すっかりおなじみです。
漁師さんたちはほとんど地元民と区別がつかないんじゃないかと思いますよ。
外航船の場合、残念なことに、現在岸壁にはフェンスが張り巡らされ、ゲートがありますので一般市民の方は立ち入ることができません。
いずれにしても船がたくさん入港すれば町は潤いますから、大歓迎ですね。
Posted by: 薄氷堂 | August 04, 2011 07:19