« Daily Oregraph: 2011-07-17 デンタル・ランチ | Main | Daily Oregraph: 2011-07-19 西港のグンバイナズナ »

July 18, 2011

Daily Oregraph: 2011-07-18 春採湖畔 (2) ミヤマニガウリ開花

110718harutoriko10
 超絶曲線の王者ミヤマニガウリ。どうしてこいつが人気投票第一位にならぬのか……ともに風雅を語るべき仲間が少ないことを、ぼくは悲しく思うのである。

110718harutoriko11

 ほら、これなんかもうアートの領域に入っているんだけどなあ。

110718harutoriko09

 しかもこんなかわいらしい花だって咲かせるんだから、ミヤマニガウリは春採湖の夏を制する植物といっても過言ではない。

 注意深く見て歩いたけれど、花が咲いていたのはこの一株だけ。開花を確認できたのは幸いだった。ミヤマニガウリ後援会の会長としてはうれしくてたまらぬのである。

110718harutoriko12

 今日もまたミヤマニガウリの葉っぱにはオオニジュウヤホシテントウの姿があった。

110718harutoriko13

 これもそうである。両者には深い関係があると断言してもまちがいなさそうだ。論文のネタになりそうな気もするが、手柄は若い諸君にゆずりたい(笑)。

110718harutoriko14

 このカメムシ(トゲカメムシだろうと思う)は春採湖畔でよく見かける種類だが、ミヤマニガウリとはあまり関係はないと思う。

 しかしたとえ無関係だとしても、ミヤマニガウリ愛好家としては撮影しないわけにはいかないのである。

 昆虫ついでに、ミヤマニガウリとは離れるが、おまけとして、

110718harutoriko15

 ボタンをはめたような眼が特徴のセセリチョウの仲間。名前はわからない。チョウは翅の裏表や開きかげんで見え方がずいぶんちがうから、すぐに特定できない場合がある。

 博物館の観察会に参加して教えていただくのも手だが、昆虫の世界にまで深入りしたくないからいささか迷っている。

110718harutoriko16

 ぼくは大型のトンボよりもイトトンボが好み。スタイル抜群だし、なんとなく賢そうに見えるからである。

 これも名前はわからない。体色は地味だけれど、青くキラリと光る眼がチャームポイント。

(Nikon D200 + Ai Micro 55mm F2.8S)

|

« Daily Oregraph: 2011-07-17 デンタル・ランチ | Main | Daily Oregraph: 2011-07-19 西港のグンバイナズナ »

Comments

いやぁ・・・植物に癒されますねぇ~ その静かな息吹き、したたかさ、しなやかさ、姿の爽やかさ、可憐さ・・・!

Posted by: ありす | July 19, 2011 00:34

>ありすさん

 昔は植物にちっとも興味はなかったのですが、よく観察してみると実にふしぎだし、なによりもおもしろいですね。

 毎年繰り返しながめても、けっして飽きることがありません。最近では英単語を百個覚えるよりも、植物の名をひとつ覚えるほうがうれしいですね(笑)。

Posted by: 薄氷堂 | July 19, 2011 21:49

The comments to this entry are closed.

« Daily Oregraph: 2011-07-17 デンタル・ランチ | Main | Daily Oregraph: 2011-07-19 西港のグンバイナズナ »