Daily Oregraph: 2011-07-18 春採湖畔 (2) ミヤマニガウリ開花
超絶曲線の王者ミヤマニガウリ。どうしてこいつが人気投票第一位にならぬのか……ともに風雅を語るべき仲間が少ないことを、ぼくは悲しく思うのである。
ほら、これなんかもうアートの領域に入っているんだけどなあ。
しかもこんなかわいらしい花だって咲かせるんだから、ミヤマニガウリは春採湖の夏を制する植物といっても過言ではない。
注意深く見て歩いたけれど、花が咲いていたのはこの一株だけ。開花を確認できたのは幸いだった。ミヤマニガウリ後援会の会長としてはうれしくてたまらぬのである。
今日もまたミヤマニガウリの葉っぱにはオオニジュウヤホシテントウの姿があった。
これもそうである。両者には深い関係があると断言してもまちがいなさそうだ。論文のネタになりそうな気もするが、手柄は若い諸君にゆずりたい(笑)。
このカメムシ(トゲカメムシだろうと思う)は春採湖畔でよく見かける種類だが、ミヤマニガウリとはあまり関係はないと思う。
しかしたとえ無関係だとしても、ミヤマニガウリ愛好家としては撮影しないわけにはいかないのである。
昆虫ついでに、ミヤマニガウリとは離れるが、おまけとして、
ボタンをはめたような眼が特徴のセセリチョウの仲間。名前はわからない。チョウは翅の裏表や開きかげんで見え方がずいぶんちがうから、すぐに特定できない場合がある。
博物館の観察会に参加して教えていただくのも手だが、昆虫の世界にまで深入りしたくないからいささか迷っている。
ぼくは大型のトンボよりもイトトンボが好み。スタイル抜群だし、なんとなく賢そうに見えるからである。
これも名前はわからない。体色は地味だけれど、青くキラリと光る眼がチャームポイント。
(Nikon D200 + Ai Micro 55mm F2.8S)
The comments to this entry are closed.
Comments
いやぁ・・・植物に癒されますねぇ~ その静かな息吹き、したたかさ、しなやかさ、姿の爽やかさ、可憐さ・・・!
Posted by: ありす | July 19, 2011 00:34
>ありすさん
昔は植物にちっとも興味はなかったのですが、よく観察してみると実にふしぎだし、なによりもおもしろいですね。
毎年繰り返しながめても、けっして飽きることがありません。最近では英単語を百個覚えるよりも、植物の名をひとつ覚えるほうがうれしいですね(笑)。
Posted by: 薄氷堂 | July 19, 2011 21:49