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June 02, 2011

Daily Oregraph: 2011-06-02 赤ん坊はどこへいった

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 走行中の列車の窓からおばあさんと孫をみかけたので、とっさに撮った一枚。37年も前の写真である。たぶん兵庫県のどこか。

 こどもの数がめっきり減ったせいだろう、最近ではこういう光景をめったにみかけなくなった。みな貧乏だったのにちゃんとこどもを育てていた頃は、夕方になると近所のあちこちから甲高いこどもの声が聞こえてきたものだけれど、それも途絶えて久しい。

 だからこういう写真を見るとたまらなくなつかしさを感じるが、なんでも昔のほうがよかったなどというつもりは毛頭ない。しかしどうもおかしい、ヘンだ。アメリカの属国と化した日本は、いつの間にか風呂の水といっしょに赤ん坊まで流してしまったような気がしてならないのである。

(1974年3月15日撮影 Canon Demi) 

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Comments

本当ですね。昨夜も脱原発の集いで、そんな話題になりました。日本の子どもは絶滅危惧種です。保護しなければなりません。関東エリアの子を子どもを全員、放射能から遠ざけるくらいの決断が必要なのかもしれません。

Posted by: ありす | June 03, 2011 at 03:53

>ありすさん

 赤ん坊が減っただけではありません。

 アメリカに学ぶところは多いのですが、成果主義やらなにやら、日本の風土に合わぬものをグローバル・スタンダードと称して強引に持ち込んだために失ったものは少なくないと思っています。

 これ以上不寛容で冷酷な社会になって欲しくないと願っています。

Posted by: 薄氷堂 | June 03, 2011 at 23:36

自国の国民が国策の原発の事故によって振り撒かれた放射能によって、脅かされているというのに、ただ被曝しているのを、眺めているだけなんて・・・計画的避難地区にもせず自主避難をするよううながしつつも、1円も出さない政府は実に不寛容で冷酷ですよね。
今日の夜、いよいよ被災者の妊婦夫妻が釧路入りします。

Posted by: ありす | June 05, 2011 at 02:32

>ありすさん

 福島原発の放射能はすごいことになっているみたいですが、仕事もあれば住む場所の問題もあり、首都圏の住民はおいそれと逃げるわけにもいきません。疎開できるのはごく一部の人でしょう。

 残念ながら福島県のかなりの部分はもう居住には適さないのではないでしょうか。それも一年や二年ではなく、数十年の単位で。

 安全キャンペーンがゆきとどいているせいか、みなさんノンキにしていますが、近い将来えらいことになりそうな予感がします。少なくとも自主避難などと悠長なことをいっている場合ではないと思いますよ。

 少しでも事態を改善するために、企業の移転が進むといいのですが……

Posted by: 薄氷堂 | June 05, 2011 at 13:16

昨日のエコフェアのシンポジウムで、福井の方がおっしゃっていました。福島の原発事故があれほどの被害を生んだのに、福井はいまだに「原発なしで度やって暮らすのか?」という人がほとんどなんですって・・・正直な感想・・・アホです。歴史から学んでいないなんて・・・!
それに比べて、今日釧路入りした被災者御夫妻は賢明です。
宙ぶらりんのまま放射能のレベルの固い場所でただ被曝しているなんてことはしていなかった。すぐに湯沢に移動し、そこからこちらへいらしたのです。決断がすごく早かったようです。

Posted by: ありす | June 06, 2011 at 00:16

>ありすさん

 歴史も学習もあったものではなく、金ですよ、金。万事金の世の中なんです。

 どっぷり利権につかった人々は、直接自分か自分の家族がひどい目に会うまでは絶対に考えを改めないから、説得したってムダですよ。

 釧路入りしたという被災者の方はたしかに賢明だと思います。しかし移住したくともなかなか事情がそれをゆるさない方も多いことでしょう。

 また一時的な疎開ならまだしも、このたびの事故の影響はへたをすると何十年も残りますから、長期戦必至です。こちらで生活の基盤を築けるかどうかが、これから大問題になりますね。

 そこまで考えると避難者をどれほど受け入れられるものか……とても貧乏な一地方都市レベルで対応しきれる問題じゃないと思います。当然国の出番なんですが……

Posted by: 薄氷堂 | June 06, 2011 at 21:45

 国の責任です、出番です、早くしろ!と叫びたいです。小さな地方都市レベルで対応しきれません、が、いまは気が付いた人から順番に動いて欲しいです。小さい自治体ですが、釧路はまだまだ余力があり親切に受け入れています。
 道でつけた予算は「あーでもない、こーでもない」と運用が先延ばしに・・・夏休の保養を受け入れたものの、リストばかりがふくらみ、とうとう渡航の方法は飛行機とJRを使えず、バスに詰め込んでフェリーに乗る団体移動のみということを言い出しました。本当にやる気があるの?
 子どもの健康障害を考えたら一刻もはやくこちらへ移動したほうが良いです。腹が立ちます。国策でやったことの落とし前をつける場合の方法も想定しておけよ!と罵声を投げたいです。机上の話はもう結構。子どもたちがじわじわ殺されようとしているのに黙って見てなんかいられません。このままだと、逆縁だらけの日本になってしまいます。

Posted by: ありす | June 06, 2011 at 22:26

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