« Daily Oregraph: 2011-06-19 思いがけぬ運動会 | Main | Daily Oregraph: 2011-06-22 貨物船リアリズム »

June 20, 2011

Daily Oregraph: 2011-06-20 春採湖畔 (6/19)

110619charanke1
 6月19日。たびたび訪れる春採湖畔だが、チャランケチャシはたいてい敬遠している。ササが圧倒的に優勢で、ほかの植物に乏しいからである。

 この写真を見るかぎりでは植物が豊富そうだけれど、少し歩いて低い丘のてっぺんに着くと、そこは一面のササ。斜面もほとんどがササに覆われている。この日ササ以外にみかけたのは、ヨブスマソウ、コンロンソウ、シコタンキンポウゲくらいのものだったし、それも数がごくかぎられていた。

110619charanke2

 チャランケチャシから見たゴマツリ岬方面。植物観察を楽しむには、旧柏木小学校~ゴマツリ岬~ネイチャーセンターというコースが最適だと思う。春から秋まで、何度訪れてもけっして飽きることはないだろう。

110619mimikomori1

 そんなチャランケチャシだが、ミミコウモリ(キク科)が少しまとまって生えていた。

 コウモリと呼ばれるのは葉っぱのかたちによるものだと察しがつく。ではミミのほうはどうかというと、

110619mimikomori2

葉柄の基部には耳があり(牧野新日本植物図鑑)というとおり、ちゃんと耳がそなわっているからおもしろい。なお花が咲くのはまだ先の話で、釧路では8月の中旬以降になるだろう。

110619shaku

 チャランケチャシをあとにして、ネイチャーセンター付近へ向かった。シャクの群落がみごとである。

110619karamatsu

 カラマツソウ(キンポウゲ科。これはエゾカラマツらしい)が開花していた。開花と同時に落ちてしまうという4個のがく片が見える。なお開花といっても、白い花のように見えるのは花弁ではなくオシベである。

110619zumi

 ズミ(バラ科)。白い花と赤みを帯びたつぼみの取り合わせがあざやか。サクラをはるかに上回るはなやかさがあると思う。ミミコウモリを見たあとだけに、わびしい路地からいきなり繁華街に出てきたような気分になる。

 ズミはそみ(染み)という意味で、その皮を染料に用いるためである。(牧野新日本植物図鑑)

(Nikon D80 + Tamron A09)

|

« Daily Oregraph: 2011-06-19 思いがけぬ運動会 | Main | Daily Oregraph: 2011-06-22 貨物船リアリズム »

Comments

どうも、お久しぶりです。
元気に過ごしてましたか?
それにしても、いい自然の景色ですね。
僕も自然の景色に出かけないと、
ダメですね・・・

Posted by: テラゲン合格! | June 22, 2011 at 03:01

>テラゲン合格! さん

 どうもありがとうございます。これから暑くなってきますので、どうかお体には気をつけてください。

 釧路市の町のまん中にある春採湖は、全国でもめずらしい湖なんです。遠くへ行かなくとも気軽に自然を楽しめるところがありがたいですね。

Posted by: 薄氷堂 | June 22, 2011 at 19:52

植物の香までしてきそうな、綺麗な写真です。ズミが見事ですよね。

Posted by: ありす | June 22, 2011 at 22:16

>ありすさん

 ズミはもっと人気が出てもよさそうなものですが、みなさんサクラの時期が終わると関心が薄れるんでしょうか。

Posted by: 薄氷堂 | June 23, 2011 at 08:32

The comments to this entry are closed.

« Daily Oregraph: 2011-06-19 思いがけぬ運動会 | Main | Daily Oregraph: 2011-06-22 貨物船リアリズム »