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May 07, 2011

Daily Oregraph: 2011-05-07 暗い日に

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 細かい雨の粒が空中を漂っている。本降りにならぬうちに港町岸壁へ行ってきたが、寒い。指先が少しかじかんでくるほどだ。

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 天気のせいか、どうも気がめいる。放射性物質は放射性というからにはもちろん暗黒物質ではないのだが、人間の目に見えぬだけに dark な感じがしてならない。暗いことを考えたくはないけれど、ついあれこれ考えてしまうのである。

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 仮定の話ではなく現実に世界を震撼させた大事故が起こっているというのに、なおも原発を温存しようという人々のいることには呆れるしかない。浜岡原発を停止するのに、さし迫った危険が予測されるからという以外に、いまさらなんの理由がいるというのだろうか。原発利権とはそんなにうまみのあるものなのか。

 年間20ミリシーベルトも被曝すればこどもの200人にひとり、2年つづけて浴びれば100人にひとりがガンを発病する危険があるという(アメリカの PSR 「社会的責任のための医師の会」の声明による)。まさかその程度のリスクはやむをえないとでもいうのだろうか。

 はるみちゃん、泊原発も段階を踏んで廃炉にしてはいかが。日本一安全な土地として、北海道の価値が上昇することまちがいなし。それに万一泊原発で大事故が発生すれば、札幌市も無事ではすまない。あなたに責任を負い切れますか? ぼくたちはあなたに命まで預けたわけではないことをお忘れなく。

(Nikon D200 + Ai 35mm F2S)

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Comments

我々の職種ですと、作業用手袋は綿製のいわゆる「軍手」ですけど、業界が違うと、はっきし行って不気味ですね〜。
常に雨の当たらない場所を銅板で施工する際には、手垢が付かないように細心の注意をするのですが、同じ業界でもそんなのまるで意に介さない業者がいて、素手の手垢が見事に残っている銅屋根がたくさんあります。
素手で施工して、夜に奥さんから「そんな手で、触らないで!」って、いわれないのですかね?(笑)
あ、原発は下水のないトイレと一緒で、高濃度廃棄物処理を何千年?保管しなければならないという単純な論理で否定されるべき施設として、学生時代(35年前)から疑問に思っておりました。マジ

Posted by: アナログ熊さん | May 07, 2011 at 20:42

>夜に奥さんから「そんな手で、触らないで!」
このサブジェクトでこんなに大笑いすることになろうとは・・・
しばらく笑い続けました。

Posted by: ありす | May 08, 2011 at 01:02

>アナログ熊さん

 軍手はくしゃくしゃに丸めて棄てられますが、いつまでも原型をとどめるゴム手袋はマネキンなみに生々しく、ギョッとさせられることがありますね。

 核廃棄物は結局処理できないから、地中深く埋めるしかないみたいですね。半減期を迎えるまでには人類は滅亡しているかも。困ったものです。

>ありすさん

 熊さんが奥さんからどういわれているのか、来年あたり埼玉県まで取材に行きましょうか?

Posted by: 薄氷堂 | May 08, 2011 at 08:44

はい。私は真夏でも軍手をして作業(汗で湿ってしまうので、盛夏では2度位取り替える)してますので、職人の手には思えないほど両手が真っ白です。
軍手は洗濯すれば、3回くらいは使えます。穴が開いたら廃棄処分です。
このきれいな手でさえ、「ハイ、触らないでね。お・と・も・だ・ち・でしょ!」という潔癖症の奥さんです、今は。
奥さんの周囲1m以内には接近しないというのがお約束になっております。

Posted by: アナログ熊さん | May 08, 2011 at 10:38

>アナログ熊さん

> 奥さんの周囲1m以内には接近しない

 なるほど三尺下がって……というやつですか。絶妙の距離ですね。

Posted by: 薄氷堂 | May 08, 2011 at 19:52

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