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April 09, 2011

Daily Oregraph: 2011-04-09 大人のつきあい

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 「こどもたちの未来を……」という声とともに選挙カーが家の前を過ぎていった。はてなと思ったら、明日は道知事・道議会議員選挙なのであった。正直いって、ほとんど忘れかけていた。

 こどもたちの未来ってね、あんた、原発擁護派にそんなことをいう資格なんてないよ、だれが投票するものかと思ったまではいいけれど、さてだれに一票を投じようか? 一人もいないのである、応援したい候補者が。

 いわゆる大人のつきあいというやつで、ぼくはこれまであちこちの後援会入会申込書にホイホイと名前を書いてきた。そもそも申込書を配って歩く人たち自身、必ずしもその候補者を支持しているとはかぎらない、とぼくは考えている。本音をいっては生きていけないサラリーマンとは、まことに悲しい存在だからである。

 独立して商売する才覚もなければ、気の毒な同業者を前にしてきっぱり断る度胸もなく、何十年もの間ニッコリ笑って申込書にサインしつづけてきた、無節操な自分ももとより情けない。とてもえらそうなことをいう資格などないのである。

 そのイヤでたまらぬ大人のつきあいも、人に嫌われようがなんだろうが、今年かぎりでキッパリやめにするつもりだけれど……

 それにしてもどうしたものか困った。もちろん投票所には意地でも出かけるのだが、いっそ白票堂とでも改名しようかなあ。

(2002年1月25日新釧路川にて。Nikon New FM2 + Ai 35mm F2S)

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Comments

同感。凄くよく解ります、その気持ち!
中学時代の担任は社会科の教科担任でもありました。
「選挙のとき票を投じたい人物がいないときは、アイツは絶対当選してほしくないと思う人以外の候補を選ぶのだって十分な意味がある。投じなければ君の1票がただ消えるだけだが、誰かに入れるとすれば、投じられなかった候補と投じられた候補の間に2票分の意味が生じるようになる」というような説明を繰り広げておられました。数学的にはそぉじゃない気がしたけど・・・大人になったいまになっても忘れることが出来ません。
私も過去には「反対票」の意味を投じることにしたことがあります。

Posted by: ありす | April 10, 2011 at 02:13

>ありすさん

 その先生のおっしゃることはよくわかるんですが、これといった候補者がいないというのはつらいところですね。

 結局白票にはしませんでしたが……

Posted by: 薄氷堂 | April 10, 2011 at 12:25

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