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February 28, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-28 さらば二月

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 夕方業界の集まりがあり、二次会に誘われたのだが、あまり調子がよくなかったので遠慮させていただいた。せっかくのごちそうも食べ残すなど、かつてのヤセの大食いもいよいよもって老いぼれ確定(笑)、ひとつの季節が終わりを迎えたらしい。

 タクシーを拾うついでにマチを少しだけ歩いてみたが、人影はまばら。そうか、今日は月曜日であった。

 二月ももうすぐ終わりである。

(RICOH CX2)

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February 27, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-27 夕暮の港

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 午前中は春採湖へ行く予定だったのだが、あまりの寒さに震え上がって断念。ほとんど風はなかったけれど、冷気がわずかの隙間から侵入して、あっというまに全身を覆いつくすのだからたまらない。

 午後からは日も射してきたし、まったく歩かないのはシャクだから、夕方になって近所を三十分ほど散歩してきた。釧路版港が見える丘。

 ぼくは夕日そのものよりも日没前後の空の微妙な色合いが好みなのである。寒い一日だったけれど、ぼうっと霞んだ空はすでに真冬のものではない。

 三月は目の前である。春の関西をゆっくり歩いてみたいものだが、京都へ出張などありえないし(笑)、今年も我慢だな。

(Canon IXY 30S)

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February 26, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-26 春を探しに

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 -おやおや、またいつもの散歩コースですか。芸がありませんね。

 -今日はね、ちゃんと目的があるんですよ。

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 -あ、フキノトウ。

 -ほらね、こいつを探しに来たんです。

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 わずかの時間のうちに、日はぐんぐんと沈んでゆく。暖かい一日だったけれど、気温が急に低下しはじめたので、日没を待たずにおさらばすることにした。根性なしなのである。

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 知人の路地にネコがうろうろしているのもまた春の兆しなのかもしれない。それにしてはまだちと寒いか。

(Nikon D80 + Tamron A09)

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February 25, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-25 縁の切れ目

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 防寒着を着なくとも外へ出られるほど暖かい一日だった。知人海岸の崖には、そろそろフキノトウが顔を出しているだろう。

 不通になったインターネットは、みかか(=NTT。この表現、なつかしい!)のすばやい対応のおかげで無事復旧した。ぼくの推測どおり、屋外で断線していたのが原因らしい。

 線の切れ目が縁の切れ目というわけだが、たまにはネットを離れるのも悪くないと思った。シドニー・ポワチエもかっこよかったし、ゴジラも案外おもしろかったからである。

 -君ね、ゴジラもいいけど、ちっとは勉強しろよ。

 わかってるよ。わかってますよ。わかってるけど、だんだん根気がなくなってきたんだよ。痛いところを突かないでほしいなあ(笑)。

(Canon IXY 30S)

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Daily Oregraph: 2011-02-25 インターネット不通

 昨日からわが家のインターネットが不通なので、始業前の事務所から。

 ルータの状態をチェックしたら、PPPoE状態に「異常」ありと表示される。案外断線などの古典的トラブル(?)かもしれない。

 そこで昨夜はビデオテープ鑑賞。ひさしぶりに観た夜の大捜査線In the Heat of the Night)は、やはりロッド・スタイガーの達者な演技が見どころ。クインシー・ジョーンズの音楽も抜群にいい。

 もう一本はゴジラ(昭和29年 東宝)である(笑)。チャチなところもあるが、初代ゴジラはなかなかの迫力。全編ガイガー・カウンタが大活躍し、当時は原水爆への恐怖が身近であったことがわかる。

 劇中、動物学者役の志村喬がずいぶんいい加減な説を唱えるのだが、この人がマジメな顔でしゃべると説得力があるからすごい(笑)。ご存命であれば総理大臣の第一候補だろう。映画の主人公はゴジラではなくこの人。

 さてインターネットは本日中に復旧するかな?

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February 22, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-22 ランプの話

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 今日は記録のための写真だから、ひどくつまらない。いつもつまらんぞ、といわれれば返すことばもないが(笑)、特につまらないからパスしていただいてもかまいませぬ。

 昨日入港した船の右舷側船尾にあるランプ。どうも気になったので、岸壁側から撮ったのだが、反対側だからよく見えない。

 -え~、そこで居眠りしている薄氷堂くん、L と R をまちがってはいけませんぞ。これは ramp だからね。高さの異なるふたつの平面をつなぐ斜路のことであります。

 -ちぇっ、それくらい知ってますよ。バカにしないでください、まったく。

 ハハハ、これはどうも失礼。しかしこの写真じゃどうも要領を得ないから困るね。

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 いま船を回しているところだから、もう少し待って確かめようではないか。

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 ほら、見えた。見えたのはいいけど、逆光でハッキリしないので、部分的にレベル調整をしておいた。なんとなく構造がわかると思う。

 斜路の部分を岸壁に降ろせば、フェリー同様に自走する車を積めるしかけになっている。小さい船だが、よく考えて造られているものだ。

 やれやれ、ランプを確認できたので、今夜はうまい酒を飲んでよく眠れそうだ。

(Canon IXY 30S)

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February 21, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-21 カモのいる港

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 デッキクレーン2基にデリック1基、それに写真では見えないけれど船尾に可倒式のランプがあるというおもしろい船。ぼくが岸壁に着いたときには、もう目の前まで来ていた。

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 次の船が入ってきたなと見れば、空にはまだ月が残っていた。寝坊助には見られぬ景色である。三文の徳とはこういうことをいうのであって、別にお金を拾うわけじゃない。

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 今朝の船上セキュリティ・チェックポイント。写真を撮られてビックリしているのだが、この驚きようはちょっと女性的である(笑)。

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 さて船の近くでは、カモがスイスイと泳いでいた。ぼくがカモ好きなのは、連中がいつもノンキそうに見えるからである。実際はノンキじゃないのかもしれないが、少なくともそう見えるのはたしかだ。

 カモメは目つきが険悪だし、カラスはどうも信用できず、スズメは落ち着きがなさすぎる。そこへいくと、カモはいつもニコニコしてあわてず騒がず、悠然とかまえているのに、水にもぐるときや水面を走って飛び立つときの素早さといったらみごとなもので、まったくほれぼれする。達人とはこういうものであろう。

 剣術の免許皆伝の巻物には、もっともらしい文章がゴタゴタと書かれてはおらず、案外カモの絵が描かれているんじゃないかと思う(もらったことがないからわからないけど……)。

 -はて、先生、これは?

 -たわけ、わからぬか。行住坐臥カモのごとくすれば、百戦してあやうからず。これが極意じゃ。

(RICOH CX2)

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February 20, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-20 四年間

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 釧路環状線(道道113号線)桜ヶ岡付近。このあたりはちょっとした商店街になっており、4年前の2007年1月8日にも記事を掲載したことがある。

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 この商店街でひときわ異彩を放っているのがパチンコ店の廃墟である。整列した兵士の中に旧軍の幽霊がひとりだけ混じっているという感じだろうか、ギョッとせずにはいられない。

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 ああ、建物はまだそのまま残っていたんだなあ……と、不動産屋でもないのにしばらくいろんな角度からながめてしまった。

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 4年前の写真(左)とくらべてみよう。全体に錆が進行し、よく崩壊しないものだと感心するけれど、一番上のめくれた鉄板が手直しされているところを見れば、一応の管理はされているらしい。

 4年という歳月が長いか短いか、簡単にはいえないだろう。しかしその間にぼくらの顔も鉄板の錆のように変化しているにちがいない。それを確かめるためには、ぼくの4年前の顔と現在の顔との写真を並べて比較すればいいのだが、あいにくそんなものはない。残念でした(笑)。

(Canon IXY 30S)

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February 19, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-19 散歩断念

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 今日は道路がツルツル。車は ABS が利きっぱなしであった。歩いてもよく滑る。氷の表面が融けてできた水の膜のせいなのだろう。暖かいから道路が滑るというのは皮肉なものである。

 これではとても散歩どころじゃないから、コーヒーを飲みながらネットをのぞいていると、スコップさんのブログに京都マラソンの記事が掲載されていた。来年の3月に第一回大会が開催されるらしい。

 地図を見ると、なかなか変化に富んだおもしろいコース(案)である。きっと参加希望者が殺到することだろう。

 ぼくがコースの地図をじっくりながめたのは、もちろんマラソンに参加するためではなく(走れるのはせいぜい500メートルがいいところ(笑))、地図が上出来だからである。

 たいへん要領よくまとめられた地図なので、印刷してポケットに入れておけば、京都市内観光の際にはきっと役立つだろう。どの方面というのが、おおまかにパッとわかるからおすすめ。詳細な地図というのは、便利なようでいて現在位置をすばやく把握するのが案外むずかしいものなのである。

 ひそかに京都マラソン出場をめざすスコップさんは、今日も悪路をものともせずに走られたそうな(笑)。3月なら時期もいいし、ぼくも応援参加したいものだ。行けるかな?

(RICOH CX2)

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February 18, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-18 ゆきづまり

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 雪。あいにく傘をさした女性が通りかからなかったから、おじさんをパチリ。遠かったのでトリミングね。

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 昨日といい今日といい、どうも気分が乗らない。前線が停滞しているのだろう。

 本来かばうべき同志を執拗に追いつめていたつもりの、義理人情をわきまえぬ某首相が逆に追いつめられて、これぞ人を呪わばなんとやら、おもしろい展開になってきたのだが、予算案がどうなろうとおれの知ったことか、という気がしないでもない。

 たいして欲しいものもない。これといって食いたいものもない。もちろん勉強なんてしたかない。アルコールさえあればいいというんだから、人間こうなっちゃおしまい。民主党以上のゆきづまり状態では、とても政治家なんぞにかまってはいられないのである。

 あ、ただひとつ、旅には出たいと切に願っている。夢は枯野を、というやつである。しかしその時間がないのだ。なに? 金もないんだろうって? ばかやろう、金の話なんかするなよ。そりゃあ、ないけどさ(笑)。

(Canon IXY 30S)

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February 16, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-16 校庭から

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 弥生中学校にはたまに散歩の途中で立ち寄るのだが、いつも車で通過する東栄小学校には、最近めったに足を向けていない。超ローカル紙としてはいささか反省する必要がありそうだ。

 そこで今日は廃校の校庭から夕日を撮ったので、全国に散らばる約一千万人の(?)旧釧路市立東栄小学校OB のみなさまにご覧いただきたい。

 夢かとぞ思ふ思ひきや、もはやここにアイススケートのリンクが作られることはなく、雪原がむなしく広がるばかりである。

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 上の写真は 2008年1月13日に撮影したもの。このころすでに生徒数が激減していたから、スケートに興じる人影もまばらである。

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 こちらは以前どこかに掲載したけれど、1954年1月31日に亡父が撮影したものである。

 長靴にバンドでブレードを固定したスケートがなつかしい。貧しいころだったが、こどもたちの表情は明るい。歓声が聞こえてくるようだ。

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 いつのまにか遊具が撤去され、その跡に出来ていたすべり止めの「砂ステーション」と、日本庭園もどき(?)。校舎は現在シルバー人材センターとして利用されているから、センターのご老人たちが造ったのであろうか。

 ここはもはやこどもたちの笑い声が聞こえてくる場所ではなくなってしまったのである。

(Nikon D80 + Tamron A09)

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February 15, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-15 日は西に

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 日が西に沈むのはあたりまえ……ではなく、日没の方位は少しずつ変化している。

 それこそあたりまえじゃないかといわれそうだが、つい先日まで写真の中央に見えるサイロの向こうに沈んでいた太陽が、その右側に沈むのを目のあたりにすれば、やはり軽い驚きを感じずにはいられない。

 海上保安庁の日月出没時刻方位計算サービスによると、釧路の日没方位は2月1日が247度、2月15日が253度だから、ずいぶんちがうものである。落日が西に寄るたびに春に近づくわけだ。

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 今日の日没は16時53分。写真のように、17時を過ぎても空が明るい。明るいことはいいことだ。どこぞの暗い顔をした首相が、ボソボソ声で消費税増税などとあきれたことを抜かしているだけに(笑)。

(Canon IXY 30S)

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February 14, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-14 スリップ注意

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 港湾部へ行った帰り道になんとか今日の一日一枚を撮るつもりで、いつもとはコースを変え、日の当たらぬ裏道を通ったとお思いいただきたい。

 実用一点張りの港湾地域だから、絵になる景色なんてめったにあるわけはないけれど、このへんなどは一種の機能美を感じないでもないなあ……と、ゲージツ至上主義者のぼくがシャッターを切った直後のことである。

 凍結した道路に足を取られてみごとに転倒、したたか右のすねを氷に打ちつけたのであった。とっさにカメラをかばったのは、骨を折ってもカメラは壊すな(笑)という家訓を守ったからである。実際危ないところであった。

 ズボンを見ると赤っぽいシミが点々とにじんでいるが、肥料かなにかの融けたものだろう、だから港はきたなくていやなんだ、と思いつつ立ち上がり、たいして痛みも感じないまま事務所に戻ったのである。

 事務所のドアを開けながら、ふとズボンを見ると、赤いシミがずいぶん広がっている。肥料じゃないよ、これは血だよ。流血の惨事ですよ。出血多量で死ぬんじゃないかと目の前が真っ暗になった。

 みなさまも凍結路面にはぜひお気をつけいただきたい。酔いざましに春採湖畔を走って三周するという、釧路マラソンクラブの猛者もいらっしゃるようだが、実に危ない。ボッキリ骨を折るだけですめばよいが、ヘタをすると一命にかかわるのではないか。ねえ、スコップさん。

(RICOH CX2)

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February 13, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-13 雪のあと

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 幸い日付の変わらぬうちに雪はやみ、雪かきにもたいして手間はかからなかった。もともと釧路は北国としては異例なほど雪が少ないけれど、今年は昨年よりもずっと少ないので大いに助かる。

 大雪に見舞われた西日本のみなさまには、北の国から心よりご同情申し上げる。

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 用事があって米町まで行ったついでに、ちょっとだけ港町岸壁に寄ってみたら、日曜出勤の作業員のみなさんが綱取りボートの雪かきをしておられた。これは港湾ならではの光景だろう。

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 岸壁では漁師さんが雪かき中であった。うっかり絞りの選択を誤り、しかも後ピン……写真がボケボケになったのは、けっして腕のせいではなく、頭に冷たい風が吹きつけたからである(笑)。

 寒さに追われるようにして車に逃げ帰ったのは、われながら情けない。

(Nikon D80 + Tamron A09)

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February 12, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-12 吹きだまり

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 1月23日の記事に書いたとおり、釧路ではふだんスケソウダラの子を「子あえ」にすることが多いけれど、今日はスーパーにマダラ子がたくさん並んでいた。

 ごらんのとおり見た目はグロテスクで、スマートなスケソウダラの子とはずいぶんちがう。サイズも段ちがいに大きい。しかしわが家では先日いただいたマダラ子を子あえにして食べたのだが、いったん調理してしまえば味も舌ざわりもスケソウダラの子とほとんど変わらない。

 ……などとノンキなことを書いている場合ではなく、

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11時ころからちらつきはじめた雪がだんだん本降りになり、予報によれば明日の早朝まで降りつづくらしい。やれやれ、このぶんだと明朝は雪かき必至である。

 ところで注意深い観察者ならお気づきかと思うけれど、写真の道路の左右では雪の積もり方にかなりの差がある。ヴォリュームの点において、中央から左スケソウダラ、右マダラくらいのちがいはあるだろう。

 右の写真を見るとわかるように、風が渦を巻いている。いったん左側(南)へ流れた雪が、なぜか途中から右側(北)に戻ってくるため、いわゆる吹きだまりになるのである。わが家は北側の並びだからもちろん吹きだまり。しかも車の屋根に積もった雪の量から判断して、隣家の倍ちかく積もるのだからいやになる。

 毎度のこととはいえ、この不公平さには納得がいかない。苦情の持って行き場がないだけになおさらである。ああ、天われに試練を与え給うか?

(Canon IXY 30S & Nikon D80 + Tamron A09)

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February 11, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-11 リモコンの迷宮

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 地デジ対応の DVD レコーダを一台追加したので、またリモコンが増えてしまった。このほかにも五つや六つはあるはずだから、家中リモコンだらけである。悪い冗談かと思うほどだ。

 TVのリモコンはシンプルだからまだいい。ぼくの部屋のミニコンポは数年前に買ったものだが、なんと DVD の再生までできるという代物なので、リモコンはボタンだらけ。どうせ CD しか聴かないので、使ってみようという気も起こらないし、実際一二度さわったきり放りっぱなしにしてある。

 ミニコンポのリモコンは使わなくてもすむからまだいい(笑)。くせものはハードディスク内蔵の DVD レコーダである。こいつはリモコンなしではにっちもさっちもいかないのだ。

 初期設定からはじまって、録音再生すべてリモコンのお世話になるのだが、おまえの世話になんかなりたくない、といいたくてもいえないから閉口する。やたらコマンドの階層が深かったりしてユーザー・インターフェイスが練れていないので、ブツブツ文句をいいながら操作するのは実に苦痛である。

 ぼくもかつてハイファイ・ビデオをさかんに使っていた時期がある。あれはようするにテープレコーダの一種だから操作は単純そのものであった。実際ぼくはもっぱら FMエアチェック用として使っていた。TV番組など苦労して録画したって、どうせ再生することはめったにないから、録画はさっさとやめてしまったのである。

 いまの HDD 内蔵 DVD レコーダは、そんな素朴なものじゃない。2番組を同時に録画したり、録画中のファイルを追っかけ再生したり、いろいろと複雑怪奇な動作をこなしてしまう。こなしてしまうのはいいとして、そのぶんだけ操作にも習熟を要する。

 リモコン上に散らばる小さなボタンを瞬時に見分け、しかもここを押してからあそこを押してという順序を記憶しなければならないのだからやりきれない。高齢化社会にこれはないだろう。

 だから短気なぼくは DVD レコーダなる機械をふだんまったく使わないのである。ばかやろう、こんなタコな機械なんか使うものか。

 ところがそんなタコな機械を使いこなすオペレータがわが家にはいるのだから驚く。機械音痴かと思っていたら、すべての機能をほぼフルに使いこなすのである。リモコンのボタンを操作する素早さといったら! しかも2台のレコーダを駆使して、同時に2つの番組を録画するのだからすごい。

 -おい、今度の機械は2番組同時録画できるから、2台だと3番組同時録画できるぞ。

 -そうね。助かるな。

 -えっ、ほんとにいっぺんに3つも?

 -録るよ。

 これはどうも恐れ入った。人間みかけによらぬ能力を秘めているのだから、あなたも奥さんをバカにしてはいけない(笑)。しかしこのオペレータ、機械のセッティングと初期設定だけは亭主にさせるのだからたまらない。今日は一苦労も二苦労もしたせいで、散歩する元気が失せてしまったじゃないか。

 かくしてアナログの HDD内蔵レコーダが一台、お下がりとしてぼくの部屋にやってきたわけだが、もとより操作を覚えるつもりなどないから、DVD ソフト再生用として余生を送ってもらうことにしようか……じっとリモコンを見る。

(Nikon D70 + Ai Micro 55mm F2.8S)

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February 10, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-10 (2/6) 春採湖畔-柏木町を歩く (2)

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 裁判所・法務庁舎の丘を降りる。こちらがメインの道路である。正面奥に見えるのが生涯学習センター(まなぼっと)、そこからもうひとつ坂を下れば釧路川や釧路港そして中心街が広がっている。

 しかしこの日は車を停めた春採湖畔に戻る都合上、「止まれ」の標識から左に曲がらねばならない。

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 パス停もそのものズバリ「裁判所坂下」、味気ないといえばいえるけれど、わかりやすくて結構かもしれない。裁判所にご用のお方はここで下車すればよいのだから。

 この道(道道113号線)をまっすぐ歩けば、まもなく太平洋に突きあたる。

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 ほらね、といっても海面は見えないが、ウソだとお思いならここまで確かめにおいでなさい。いつぞやご紹介した千代ノ浦漁港は正面の柵のすぐ向こうにある。

 T字路の左が道道113号線、春採湖や尻羽岬においでのお方はこちらへどうぞ。

 右手には名もない道路があるけれど(たぶん名はあるのだろうが、ぼくは知らない)、坂を登れば少年鑑別所や弥生中学校の廃校舎へ至る。ついでにいえば、当社の社屋もこちらである(まだ廃屋にはなっていない)。

 写真左手に見えるセイコーマートは、もともと近所にあったものがこのガソリンスタンドの跡地に最近移転したのである。

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 さてT字路を左に折れて歩道を少し進むと、ユニークな建物が見えてくるのだが、ボンヤリ歩いていると見逃してしまうかもしれない。

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 たいていの市街図に載っている出雲神社である。敷地が狭いためご苦労があったのだろう。鳥居と玄関とがほぼ一体化している。

 市内にはやはり住宅型神社の相馬妙見神社があるけれど、鳥居と玄関との接近度はこちらが上である。 ただしどちらの神社も由来は不明。

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 出雲神社を通過すると、まもなく道道113号線は右に折れて北太平洋シーサイドラインへとつづく。直進すれば春採湖は目前である。

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 臨港鉄道の踏切を越えて昆布森・尻羽岬方面へ向かう道道を横目に見て、画面左手の道を行けば春採湖。老舗のソバ屋さんである竹老園も間近である。しかし竹老園の開店は午前11時だから、まだちょっと早い。

 春から秋にかけては、春採湖畔を一周してから竹老園でソバを味わう、というのもおすすめ。これからは従来型のあわただしく中身の希薄な観光ではなく、低予算でゆっくり自然を楽しむ本物の旅がきっと主流になるにちがいない。絶景と称するものを一目見て、いや確認してすぐに立ち去るというのは、いかにもバカバカしいからである。

 春採湖畔はほかにちょっと例が見あたらぬほど野生の植物が豊富であり、温根内木道にいささかも劣らぬほどの価値がある。もっと脚光を浴びてしかるべき場所だとぼくは考えている。阿寒湖よりも春採湖、摩周湖よりも春採湖……これがぼくのゆるがぬ確信なのだ。管内のあちこちをさんざん見てきた地元民がいうのだから、夢疑うことなかれ。宝物は案外身近に転がっているものなのである。

 春採湖畔一周+竹老園を釧路の観光コースの目玉として売り出してはどうだろうか。もっともそれが実現して観光客がわんさと押しかけるようになったら、ぼくは河岸を変えるかもしれないけれど……(笑)

(Canon IXY 30S)

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February 09, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-09 飲めるうちに……

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 一昨日は業界の懇親会、昨夜はお通夜に参列。そんなわけで、ブログを書く気力がなかったため臨時休業とあいなった次第。

 今夜は懇親会でおみやげとして頂戴した芋焼酎を味わいつつ、もう一晩だけ休息を取ることにした。年だからね、無理しちゃいけない。

 あいつ柏木町の丘に登ったきり降りてこないじゃないか、という心配はご無用。明日には無事下山(?)する予定である。

 そんなことより芋焼酎。いただきもののお酒を残して死ぬわけにはまいらない。飲めるうちに飲んでおかねば……(笑)

(Nikon D70 + Ai Micro 55mm F2.8S)

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February 06, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-06 春採湖畔-柏木町を歩く (1)

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 あいにくのどんよりした曇り空。ちょいと寒い。

 おなじみ春採湖畔にやってきたはいいが、いまの時期、湖畔一周コースはどうも気が乗らない。しかもスコップさんのブログを拝見したところ、日の当たらぬ南岸はまだ雪がそっくり残っているらしい。たとえ満州の荒野であっても一日に千里を走るという、鉄人スコップさんのマネはとてもできないから、いつもとはちがうコースを選ぶことにした。

 そうそう、竹老園の角を左に折れる道はどうだろうか。はじめてとはいわないにせよ、少なくともここ数十年は足を踏み入れたことがないのである。

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 市外の方はもちろん、市民の中にも地理不案内な方が少なくないと思うので、ご参考までに地図を掲載しておく。

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 いきなり山登りである(笑)。たぶんロードヒーティングしていないのだろう、砂がたくさんまかれているように見える。

 やはりここを歩いた記憶はない。歩いたとしてもずいぶん昔、たぶん中学高校のころだろうと思う。

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 なるほど急な坂である。このまま延々と坂がつづいていれば、バッタリ倒れてしまったかもしれないが、天われを見捨てず、まもなく丘のてっぺんに到着したのはありがたい。

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 すぐに丘を下らず、海の方向へそれると……ははあ、ここに出るのか。釧路地方裁判所・釧路家庭裁判所・釧路簡易裁判所、それに釧路検察審査会。もちろん用事もないのに来るところじゃない。

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 裁判所の向かい側にあるのが釧路法務総合庁舎。ここは十数年前に事務所登記の関係で訪れて以来である。

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 丘の上だけあって見晴らしがよい。まずは春採湖を望む。手前左がひぶな幼稚園、その向こうが閉校となった柏木小学校。小学校の背後にある丘の上には釧路市博物館が見える。

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 こちらは紫雲台方面。画面中央の道路は釧路環状線(道道113号線)。この道をそのまま海岸沿いに進むと、北太平洋シーサイドラインの一部である根室浜中釧路線(道道142号線)に接続し、かの有名な尻羽岬にも行くことができる。

 こんなに眺めのいい丘なのに、今日は観光客にはひとりも出くわさなかった(笑)。釧路観光の穴場かもしれない。

 次回へつづく。

(Canon IXY 30S)

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February 05, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-05 スケソウダラで幸福を

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 釧路産スケソウダラ一尾百円。
とても信じられぬ安さではありませんか。ごらんなさい、ピンと背筋を伸ばしたこの姿勢のよさ。立派です。

 お店では「煮付、三平汁」にどうぞと勧めているのですが、なるほど煮付も悪くありませんし、三平汁ならもっといいでしょう。でもね、実はこいつの鍋がうまいんです。

 ふつう鍋といえばマダラなんですけど、だまされたと思ってスケソウダラの鍋を食べてごらんなさい。スーパーや市場でこいつをみかけたら、迷わず買いです。値段もマダラよりはるかにお安く、しかもマダラに勝るとも劣らぬ美味を楽しめるのですから。

 マダラは淡泊で大変うまい魚ですけれど、スケソウダラはさらに淡泊かつ上品、それでいて深みのあるやさしいダシがにじみ出るのです。奥深い味わいのスープを口に含んで、生きている喜びをしみじみと噛みしめるとき、幸福というものは山の彼方にあるのではなく、たしかにいまここにあるのだということがわかるでしょう。

 レバーがまたうまい。けっしてくどすぎないのにコクがあり、滑らかな舌ざわりはまるでとろけるよう。絶品というべきでしょうね。

 日本酒なんぞを一杯やりながら鍋を楽しんだあとは、ご飯を入れてコトコト煮たのをフウフウいいながら啜ります。夕にこいつを食わば、朝に死すとも可なり。いや、ほんとですよ。

 繰り返しますが、この天下の美味が一尾たったの百円。まさに最低費用で最大幸福を実現できるわけです。ありがたや、ありがたや。

(Canon IXY30S)

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February 03, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-03 (1/30) 北大通を歩く 復路編

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 おやつも食べたことだし、そろそろ帰るとしよう。

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 人影まばらにもかかわらず、なんとなく心が浮き浮きするのは日光の魔術だろうか。ありがたきかな太陽。

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 文房具屋さんの壁の万年筆をながめたり、古本屋さんの店先に並ぶ本を冷やかしたりしながら、これらのお店はマチの最後の砦だとつくづく思った。なにしろ文化の象徴だからなあ。

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 丸井今井跡から一筋裏手に入る。ここからは昼と夜の落差が激しいエリアである。昼間はいつ来ても閑散としているけれど、夜になると表情は一変する。昔日のにぎわいこそないものの、釧路一の飲食店街であることはまちがいない。

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 そうそう、偶然芸術といえば、ここを忘れてはいけない。氷の芸術である。毎年表情を変えるところがすばらしい。

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 散歩の最後に幣舞橋から釧路川上流を望む。

 ぼくたちは日ごろ見なれているからさほど感心しないのだが、こうしてあらためてながめると、一応は大河の風格があり、案外絵になる景色だと思う。たまには旅人のういういしい視線でマチをながめることも必要なのだろう。

 あなたも北大通をゆっくり歩いてみてはいかが?

(Nikon D200 + Ai 35mm F2S)

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February 02, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-02 一日

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 06時50分。不粋な荷役機械もこうして見ると美しい。

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 07時00分。気嵐(けあらし)の中から本船が現れる。

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 07時04分。待機中の綱取りボート。

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 07時05分。本船が少しずつ接近してくる。本船の居住区はふつうよりも一階分高さが余計にあるから、船長室にたどり着くと息が切れるのであった(笑)。

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 07時16分。最初のロープを受け取る。

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 09時38分。朝の仕事が一段落したので船上チェックポイントを撮影。

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 途中省略して17時12分。あと一時間ほどで揚荷が終わる頃。

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 19時18分。無事出港。よせばいいのに、例によって闇夜にカラスの写真を撮る。撮らねば気がすまないのである。

 そして現在(21時48分)、もちろん一杯やっている。一杯やるしかないではないか(笑)。

(RICOH CX2)

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February 01, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-01 (1/30) 北大通を歩く 釧路駅編

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 釧路駅の正面向かって右側の入口から入り、駅中商店街(?)をご紹介しよう。

 まずは「なつかし館 蔵」という最近できたお店。看板には「ハヤシライス うどん ライスカレー おかゆ」とある。おもしろい取り合わせだと思う。「ご自由に見学してください」とも書かれているのだが、まさか見学だけというわけにはいかないから、次の機会にお邪魔してみるつもりである。

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 そして左手にレストラン、右手に古本屋さん。

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 ミスタードーナツ撤退後しばらく空き店舗だった場所には、現在パン屋さんが営業中。

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 このパン屋さんでパンを買うと、店内でサービス価格のコーヒーを楽しむこともできる。独立した喫煙コーナーもあるし、列車を待つ旅人にはありがたい場所なのでおすすめできる。

 ぼくもついつられて(笑)、パンとコーヒーでおやつの時間とした。このほかにアンパンとカレーパンを持ち帰りとしてポケットにねじこみ、トータルでわずか 550円也。

 「君ね、低予算取材を売り物にするなら、持ち帰りのパンは余計じゃないのか?」と批評する読者がいるかもしれない。しかしそこには深慮遠謀が働いているのだ。たかがパンふたつといえども、澄ました顔をしておみやげにすれば、最低の投資で最大の効果が得られるわけ(笑)。

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 商店街とはいってもごく短いものだが、パン屋さんの向かい側にはKIOSK、喫茶店、ソバ屋さん、そしておにぎり屋さんもあるという充実ぶりである。なによりもすばらしいのは空き店舗がないことだ。

 かつて地下にステーションデパートがあるほど駅はにぎわったものだが、大都市のように電車や地下鉄があるわけではなし、車社会と化した地方都市では、もはや鉄道駅の地位の復活は望めない。そんな状況にあって駅中商店街ががんばっているのはうれしいことだ。

 -そんならケチケチしないでパンをもっと買いなよ。

 -すまない。でもね、年だからあまり食べられないし、たくさん買うと片手がふさがって、写真を撮りづらいんだよ。

 最近北大通を歩こうという呼びかけをしているグループがあるらしい。けっこうなことである。歩くだけではなく、ぜひ駅で一服して、商店街に貢献していただきたいものだ。

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 鉄道の駅というのは、いつ来ても胸がワクワクするものである。空港のようなよそよそしさがないのもいい。

 何度でも繰り返していうが、ぼくたちは最小不幸ではなく最大幸福をめざして生きるべきだ。ピーナッツの袋とウィスキーのポケットびん、それに文庫本を一冊ポケットに忍ばせて、根室本線普通列車に乗り込めば、少なくともちょっとした幸福を味わえるにちがいない。

(Canon IXY 30S)

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