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February 05, 2011

Daily Oregraph: 2011-02-05 スケソウダラで幸福を

110205sukeso
 釧路産スケソウダラ一尾百円。
とても信じられぬ安さではありませんか。ごらんなさい、ピンと背筋を伸ばしたこの姿勢のよさ。立派です。

 お店では「煮付、三平汁」にどうぞと勧めているのですが、なるほど煮付も悪くありませんし、三平汁ならもっといいでしょう。でもね、実はこいつの鍋がうまいんです。

 ふつう鍋といえばマダラなんですけど、だまされたと思ってスケソウダラの鍋を食べてごらんなさい。スーパーや市場でこいつをみかけたら、迷わず買いです。値段もマダラよりはるかにお安く、しかもマダラに勝るとも劣らぬ美味を楽しめるのですから。

 マダラは淡泊で大変うまい魚ですけれど、スケソウダラはさらに淡泊かつ上品、それでいて深みのあるやさしいダシがにじみ出るのです。奥深い味わいのスープを口に含んで、生きている喜びをしみじみと噛みしめるとき、幸福というものは山の彼方にあるのではなく、たしかにいまここにあるのだということがわかるでしょう。

 レバーがまたうまい。けっしてくどすぎないのにコクがあり、滑らかな舌ざわりはまるでとろけるよう。絶品というべきでしょうね。

 日本酒なんぞを一杯やりながら鍋を楽しんだあとは、ご飯を入れてコトコト煮たのをフウフウいいながら啜ります。夕にこいつを食わば、朝に死すとも可なり。いや、ほんとですよ。

 繰り返しますが、この天下の美味が一尾たったの百円。まさに最低費用で最大幸福を実現できるわけです。ありがたや、ありがたや。

(Canon IXY30S)

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Comments

スケトウですか・・・
たぶん郷里にいた頃何度か食べていたとは思うんですが・・・その頃は、そんな区別も付かなくて、鱈だったんだか、スケトウだったんだか・・・?

今こちらでスケトウを探しても、まあ、お目にかかる可能性はゼロなので、その違いを確かめることが出来ず、残念です。

Posted by: 三友亭主人 | February 05, 2011 at 21:13

>三友亭さん

 そちらでは手に入らない魚を見せびらかして(食べびらかして?)しまい、ごめんなさい。

 しかし産地といえども、(冷凍品は別にして)魚はいつでも店頭に並んでいるわけではありませんから、入手できるかどうかは運次第ですね。

 たべものは高いものがうまいとはかぎらないので奥が深く、お金持がなかなか口にできないご馳走というのも世の中にはあるわけです。

Posted by: 薄氷堂 | February 06, 2011 at 07:56

同感です♪ 何しろ新鮮であるという絶対条件が魚介の旨さをわけるのですから・・・! 我が家もスケソウの鍋が大好きです。夫はなにかというと、黙って鱈を買いたがります。(実は昨日も買いました。)昨日は某緑ヶ岡地域で有名な安いグロースリーで、白菜やきのこ、豆腐などがお安かったので一緒に買いました。鍋を作るに易い条件がそろってしまい、家族そろってフウフウ言いながら、私は吟醸酒を飲みすぎ・・・今朝は頭痛がします。お酒がはかどりすぎました。反省。
昨日はいつもと少し味付けを変えてみました。食べるラー油と生姜、ニンニクなどをスープに入れ、味噌風味にして、いつもは入れない「もやし」なんかも入れてみました。キムチ鍋風で美味しかったですよ。

Posted by: ありす | February 06, 2011 at 10:02

>ありすさん

 マダラの鍋もいいけれど、スケソウダラも甲乙つけがたいほどうまいですよね。

 スケソウは昔ずいぶん獲れたため、だれも珍重せず、あまり鍋にされることはなかったそうですが、こんなうまい魚をもったいない!

 さてえらそうなことをいう資格はありませんが(笑)、醸造酒の飲み過ぎにはお気をつけて。たぶんいろいろな成分が溶けこんでいるために悪酔いするのではないでしょうか。

Posted by: 薄氷堂 | February 06, 2011 at 20:51

薄氷堂さん、こんばんは。
関西ではスケソウダラがまるごとなんて、
近所の売り場で見たことがありません。
せいぜい「タラの切り身」などと称して
たぶんマダラと思われるものが販売されている程度。

御存じ三友亭gatayanさんの記事で
鱈の湯豆腐が美味しそうだったのです。
薄氷堂さんの記事を見るともう……

まあ、せめて切り身の鱈でもいいから
豆腐、春菊(菊菜)と合わせて
小鍋に仕立ててみたいものです。

Posted by: 只野乙山 | February 12, 2011 at 23:22

>只野乙山さん

 タラ鍋はうまいですよ!

 わが家では身は崩れやすいので鍋には入れず、フライにします。

 鍋にはアラさえあれば十分間に合います。頭のあたりをしゃぶると、うまいのなんの、ああ、生きててよかったと思います。

 スーパーにはアラだけ安く売っているので助かります。まさに庶民のごちそうですね。

 淡泊かつ上品な味なので、関西あたりでもきっと受けると思います。京都でタラ鍋屋でもやろうかな(笑)。

Posted by: 薄氷堂 | February 13, 2011 at 09:30

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