Daily Oregraph: 2011-02-03 (1/30) 北大通を歩く 復路編
おやつも食べたことだし、そろそろ帰るとしよう。
人影まばらにもかかわらず、なんとなく心が浮き浮きするのは日光の魔術だろうか。ありがたきかな太陽。
文房具屋さんの壁の万年筆をながめたり、古本屋さんの店先に並ぶ本を冷やかしたりしながら、これらのお店はマチの最後の砦だとつくづく思った。なにしろ文化の象徴だからなあ。
丸井今井跡から一筋裏手に入る。ここからは昼と夜の落差が激しいエリアである。昼間はいつ来ても閑散としているけれど、夜になると表情は一変する。昔日のにぎわいこそないものの、釧路一の飲食店街であることはまちがいない。
そうそう、偶然芸術といえば、ここを忘れてはいけない。氷の芸術である。毎年表情を変えるところがすばらしい。
散歩の最後に幣舞橋から釧路川上流を望む。
ぼくたちは日ごろ見なれているからさほど感心しないのだが、こうしてあらためてながめると、一応は大河の風格があり、案外絵になる景色だと思う。たまには旅人のういういしい視線でマチをながめることも必要なのだろう。
あなたも北大通をゆっくり歩いてみてはいかが?
(Nikon D200 + Ai 35mm F2S)
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Comments
いや豊文堂さんがでていてなつかしや。おっしゃるとおりで古本屋のある通りはいいものですね。もちろん釧路川と幣舞橋は、「北海道風景」選定ですよ。そんなのなかったか。
Posted by: カラガラ堂 | February 03, 2011 20:40
>ガラガラ堂さん
> いや豊文堂さんがでていてなつかしや。
こちらは正統派の古本屋さんですね。ぼくは店先の安売りコーナーが好きなんです。次の機会にはじっくり楽しませてもらうつもりです。
幣舞橋は足にタコができるほど渡っていますが(笑)、やはり名橋のひとつだと思います。
Posted by: 薄氷堂 | February 03, 2011 21:23