November 30, 2008
November 29, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-29
幸い朝から天気もよし、雌阿寒岳から噴煙が立ち上っているらしいので、カメラに望遠レンズを装着して米町公園にやってきたのはいいけれど……空は晴れ渡っているのに、遠くはすっかり霞んで阿寒の山々はまったく見えないのであった。
残念。
展望台では年輩の男性がふたり、景色を眺めながら、さかんに昔話をしていた。
町並みの変わりよう、若い頃の仕事ぶり……大声で話しているから、離れたところにいたぼくにもはっきり聞こえるのである。
手ぶらで帰社すれば編集長にしこたま叱られるので(笑)、失礼して一枚撮らせていただいた。
スーパーに買い出しに行ったら、おもしろいラベルの焼酎があったので、もちろん買わないわけにはいかない(義務かよ?)。
最初は泡盛かと思ったら甲類焼酎。サッポロソフトや大五郎などの仲間だから、こういうレトロなラベルはめずらしい。
どうせほとんど純粋アルコールの水割りみたいな無個性な味だろうと思ったら、どっこい意外にもしっかりとした味わい。この世界も奥が深そうだ。
バックに配したのは、名手木村伊兵衛の作品。酔いつぶれたおじさんを撮ったこの写真は有名なので、ご存じの方も多いと思う。
さすがにいい写真だけれど、今どきこういう場面を撮ったら、肖像権がどうのマナーがどうのと、良識派の諸君からボロクソに非難されるにちがいない。伊兵衛さんがもし平成に生きていたら、なににレンズを向けていただろうか?
November 28, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-28
無事仕事も一段落したし、いや一段落しなくたって、一杯やらないわけにはいかない。
そこで先日Yさんが京都みやげにくださった日本酒を味わうことにした。
純米大吟醸、常温または冷やしてお飲み下さいとあるから、冷蔵庫に入れて準備おさおさ怠りなく、キリリと冷えたやつを高橋物川先生よりいただいた妖しいギヤマンの杯に注ぎ、ちょっと迷ったのがBGMである。
そうだなあ、ヴィオロンも悪くない。
というわけで YouTube から選んだのが、セザール・フランクのヴァイオリン・ソナタ。ぼくはこの作曲家の隠れファンなのである。ピアノ五重奏曲も大好きで、一時よく聴いていた。
さて本日のヴァイオリニストは石橋幸子さんという方で、演奏を聴くのは今日がはじめて……おお、いいじゃないか。フルーティな日本酒を味わいつつ、ひさしぶりにフランクの名曲を楽しませてもらった。
岐阜県大垣の見習いヴァイオリニスト麦穂亭だって、あと百年も修行すればこういう美しい音を出せるようになるかもしれない。この記事を読んでいたら、猛練習するように(笑)。
November 27, 2008
November 26, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-26
今日は messroom でランチ。インド料理はひさしぶりだ。
右上はカレー味の魚のフライ(だろうと思う)、その下は魚のカレー。コックさんの腕がいいのだろう、どちらもうまい。
左下は野菜のカレー。いつもながら生野菜は素材そのまま、ニンジンやセロリをガリガリ音を立ててかじるのが、またカレーとよく合うのである。
このほかあまり辛くないカレーのスープと、ジャガイモのカレーをボーイさんが運んでくれた。
いちいち写真に撮りたかったけれど、ほかにもお客様がいたので遠慮して、好物のパラパラ・ライスをぱくついた。食べ放題とはいえ、日本人としてはみっともないマネもできないから、ちょいと控えめにね。
おまけとして出された南インド風の飲み物にははじめてお目にかかった。なんでもブラックペバーやレモングラスほか各種香辛料をどっさり入れたという、どんより濁ったふしぎなスープ(?)で、船長によれば、消化にすぐれた効き目があるらしい。漢方薬ならぬ印方薬だな。
辛さの中にもさわやかな酸味があり、ちょっとクセになりそうな味がした。とても日本人向けとはいえないが、ぼくは南方系だから平気なのである(笑)。
政治経済の話は疲れるから、たべもの系のブログに人気があるのはもっともで、こういうノンキな話題が一番だな、とつくづく思う。ぼくももっと若ければ、大食い専門のブログをはじめていたかもしれない。
November 25, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-25
今朝は早出だったのだが、やけに寒い。
それもそのはず、夕刊を見たら釧路市内中心部の最低気温はマイナス7.1℃だったらしい。
この時間でもマイナス6℃であった。
いよいよ12月も間近、またひとつ歳を取る。その分だけ寒さがこたえるようになる。
10月はまだいいんだ。11月は悲しい気分。でも12月になったらもうダメ、つらくてたまらない……なんだか Round Midnight の歌詞みたいだが(笑)、まあそんな感じなのである(といっても、ジャズファン以外には通じないか)。
今日のセキュリティ・チェックポイント。
このインド人のおじさん、なかなか渋いじゃないか。
こんな写真を撮っているようじゃ、そうとうヒマだったとお思いになるかもしれないけれど、とんでもない。
忙しい一日だった。
乗組員にちょっとした買い物を頼まれたのだが、とても時間がないので、冷たく断らざるをえなかった。
ほんとうに寒い一日だった。
November 24, 2008
ししゃも、シシャモ (2001年広尾港)
シシャモの話題がのぼったので、2001年10~11月に十勝の広尾港で撮影した写真をお目にかけたい。
あいにく釧路管内の漁港で撮ったものはないけれど、道東の太平洋岸ならどこでも同じ光景が見られるはずだ。
これは以前どこかで紹介したかもしれないが、漁師さんにお断りして撮らせていただいたもの。
ししゃも、シシャモ、ししゃも……
このギッシリ感はすごい。もしデッキで転べば、魚に埋もれてシシャモ浴である。
(2001年11月8日 撮影)
岸壁のあちこちでは、(たぶん)家族・親戚総出で選別作業をしている光景がみられる。
港中シシャモだらけなのである。

シシャモであふれかえった港では、水面もごらんのとおり。
網ですくって干せば立派な食料になるのだが……
港の清掃はおこぼれをねらうカモメの当番である。
カラスとちがってカモメは不器用だから、大型の魚を処理するのは苦手。
シシャモはちょうど食べやすいサイズなのだろう。
(以上 2001年10月15日 撮影)
道東の太平洋岸がシシャモの本場であることを納得していただけただろうか?
Daily Oregraph: 2008-11-24
今朝も自宅で仕事。くるべき連絡がなかなかこないから、まるで身動きが取れない。
まあ、おかげで時間つぶしに机の回りの拭き掃除をしたりして、部屋がきれいになったからよしとしよう。めったに掃除なんてしないから、ぼくの部屋はすごいことになっているのである。
やっと11時に解放されたので、いつものコースを散歩に出かけた。
もう何十年も変わらぬコースだから、目をつむっても歩けそうな気がする。
ギラギラと光る太平洋へ向かって出発。
例によって臨港鉄道の線路沿いを歩き、知人の浜に下りてみると……おお、これはウィンドサーフィンというやつだろうか。
ウェットスーツに身を包んだ青年が颯爽と海を滑っていた。
やるもんだなあ。この季節に、しかも釧路の冷たい海に挑戦するとは。
ふりむけばこの景色。
しゃれたウィンド・サーフィンとはかけ離れたオールウェイズ昭和の浜である。
釧路の往時をしのぼうというなら、もはやここにくるしかあるまいと思う。
場所柄観光バスを寄せつけないところもいい……といっても、観光客なんて訪れやしないだろうが。
知人の路地を抜ける途中で例の黒猫をみかけたが、今日はお互いにほとんど無視(笑)。
帰り道は一本裏通りを通って、Kushiro-OB さんごひいきのラーメン屋まるひら前を通過。あいかわらず繁盛している。
ここはなかなか人気のあるお店だが、近所にあるがゆえにかえって行かないのかもしれない。もう十年以上ごぶさたしているはずだ。
今日のわが家の昼食もラーメンだから、もちろん素通りである。
Daily Oregraph: 2008-11-23
やはり自宅ですべてすませるというわけにもいかず、勤労青年ぶりを発揮して(笑)、今朝は数時間ほど出社。
帰宅してもとても遠出はできないから、おとなしくパソコンに向かって、やっとBLOGのフォントサイズ変更作業を完了した。
ブログを運営されるみなさん、フォントサイズをもっと大きくしてはいかがだろうか。いくら上質の記事が掲載されていても、ぼくは最近フォントが小さく読みにくいBLOGはパスしている。
まだ老眼が進行していないぼくでさえそうなのだから、これからの世の中、読みやすさへの配慮はぜひとも必要だと思う。
つづいて取りかかったのがBLOGの pdf ファイル化。これもおすすめしたい。あなたの長年の苦労の成果がある日すべて失われる悲劇に備えておいたほうがいいからだ。
これは冗談ではなく、実際そういう事態はすでに発生しているのである。無料で提供されるメディアには危険がつきもの、いや、有料サービスであっても油断はできない。記事の内容はどうあれ、あなたの貴重な時間を費やしたからには、無駄に捨て去るべきではないと思う。
たとえこの写真のように30万画素の冴えない画像であっても(笑)、ぼくは捨てない。
ぼくはやっと2007年9月分まで pdf ファイルに保存したのだが、読み返してみると、われながらアホなことをしたなと思う。
しかしまったく無価値かというと、けっしてそうではないような気がするのである。
November 22, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-22
今日はちょっと買い物に出た以外は、自宅で仕事とあいなった。
あちこちから携帯に電話がくるのである。
横文字のインマルサット電話(笑)までかかってきて、大シケだから6ノットしか出ないとは気の毒千万だけれど、気の毒なのはお互いさま、ぼくだって予定が変わるたびに関係先にファックスを送信しなければならないのだ。
そのファックスだが、先日古い機械がついに故障したので、デジカメ一台買うのを我慢して(笑)、ネット通販で複合機を購入した。たかがファックスを送るために、土日出勤しなくてはならないのはつらいからやむをえない。
私的には一切使わないファックスの専用機を買うのはシャクだから複合機を選んだわけだが、これがモノクロ・レーザープリンタ+ファックス+コピー+カラースキャナという機能てんこ盛りなのに、わずか3万5千円ほどの値段だったから驚く。
一昔前なら19万8千円くらいの値札がついていたのではないだろうか。さすがに廉価版だけあって、コピーやスキャナの性能は専用機にくらべればかなり劣るけれど、レーザープリンタはスピードもまずまずだし、ネットワークプリンタだから重宝しそうだ。
古いファックスにはメモリが内蔵されていなかったから、送信先が10件あれば用紙を10回手差ししなければならなかったが、新しいマシンでは同報送信できるようになったので革命的に楽になった。もう出社しなくても仕事できるんじゃないかと思う(笑)。
さて最近ネット通販を利用しはじめて痛感したのは、小売業界に激変が起こりつつあることだ。
家電専門店から舞い込むチラシに限定10台超特価とあるものが、ネット通販では台数の限定もないうえにずっと値段も安く、1,500円以上の品は送料無料だったりする。
じっくり製品のスペックを比較検討することもできるし、注文も簡単。わずか数日で配達されるから勝負あったり、冷蔵庫や洗濯機など地元密着のアフターサービスを必要としない製品なら、多くの人がネット通販を利用するにちがいない。大手家電専門店の再編必至だろうと思う。
消費者にとってはありがたいネット通販だが、家電小売業の雇用という点からはどうなのか、ぼくには判断しかねる。かつて大手量販店やスーパーが商店街の衰微をもたらしたように、喜んでばかりはいられないのかもしれない。
そんなわけで今日はろくに写真も撮れなかったのだが、ちょうど隣りのお宅でシシャモを干していたので、失礼してパチリ。
昔はどこの家でもこうしてシシャモを干していたっけ。
ついでに書いておくと、シシャモは鵡川町のものが有名だけれど、道東の太平洋岸が本場であることをお忘れなく。
釧路のシシャモはうまい。ぼくがいうんだからまちがいない。ウソだと思うなら食べてごらんなさい。
シシャモのネット販売でもはじめようかな(笑)。
November 20, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-20
やはり人物が入らないとさびしいので、あらためてセキュリティ・チェックポイントを撮った。
担当者がゲリラみたいな覆面をしているのは無理もない。今日は猛烈な西風が吹きまくり、長く外に立っていると寒くてたまらないのである。
この時期になるとサムイ、サムイという日本語が合言葉のように使われる(フィリピン人の発音は、なんとなく サモウイというふうに聞こえるのだが……)。
この風の中で当番をするのは、ほんとにサムイよな。だけどうらむならブッシュのアメリカをうらんでくれ(笑)。
荷役が予定より1時間以上もかかりそうなので、温かいブリッジに逃げこむことにした。
セルフサービスでインスタント・コーヒーを一杯……などといえば、まるで遊んでいるようだが、実はそうじゃない。
金融恐慌の今後やら、どこぞの国の首相のおそまつな国語力やら、温暖化よりはるかに恐ろしい地球寒冷化やら、タガログ語の動詞の過去形やら、おれの年金はちゃんともらえるのだろうかなどと、いろいろと高級なことを考え、頭脳は活発に活動しているのである。
ついには本棚にあったこんな参考書まで開いてしまい、う~むと唸るのであった。
これ、ドラフト・サーベイの解説なのだが、日本語で読んだってイヤになるのに、横文字とは頭が痛い。
それでも後日の参考のために、関連するページをすべてカメラにおさめたのである(等倍にすれば文字が読めるのだ。安物デジカメおそるべし)。
そういえばドラフト計算法の連載も中断しているしなあ……やらねばならぬ。しかし今夜は疲れたから早めに就寝せねばならぬ(笑)。
November 19, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-19
今朝は早出だったので5時に起床したら、あたりはまだ真っ暗。
最近では夕方の5時になるとすっかり暗くなるから、暗い内からふたたび暗くなるまで勤務することになり、まるで2日分働いたような錯覚に陥る(笑)。いやな季節である。
さて今朝の船はちょっと変わっている。ごらんのとおり、通常はセンターにあるクレーンが左舷側に設置されているのだ。
それにはちゃんとワケがある。
ハッチカバーの上に広い空間ができるから、かなりの長さがある大型の貨物でも積載できるのである。クレーンのリーチは十分にあるので、岸壁に右舷付けしても荷役にはまったく支障がない。
ふ~ん、よく考えられているなあ、と感心しながら今日のチェックポイントを撮る。
たまにはデスクの上をパチリ。
訪船者はここで写真左のファイルを開いて、会社名や氏名などを記入する。
原則としては乗船の都度記入するわけだが、同じ日に何度も訪れる場合、担当者も同じ訪船者も同じなら、まさか「あんた、だれ?」などと聞かれることはないから省略することもある。
規則は規則かもしれないが、ばかばかしくムダなことをする必要はない。軍隊じゃあるまいし、それでいいだろう。
おっ、なんとシュールな!
天井にある冷暖房の吹き出し口は、一応風向・風量を調整できるようになってはいるのだが、船に慣れた方ならおわかりのように、それが案外むずかしいのである。
おまけに音はやかましい、風は強すぎるときているから、住人にとってはイライラの種なのだ。だからカンシャクを起こして(笑)軍手をはめたのではないかと思う。
こういうおもしろいものに出くわすこともあるから、いつもカメラを持ち歩くべし……などといっているくせに、今朝はカメラを忘れたので、会社の備品であるキヤノンの PowerShot A530 というコンパクト・デジカメを使った(一年以上も放置していたため、電池室が接触不良を起こしていた)。
これはたしか500万画素のカメラだけれど、なかなかよく写る。ファイルサイズも小さいから、画像を軽快に処理することができて気持がいい。ママチャリに1000ccのエンジンを積むようなバカバカしいことはせず、普及品のコンパクトはこのくらいの画素があれば必要にして十分だと思う。
情けない写真しか撮れなかった昔とちがって、いまやデジカメの画素数はたいして重要じゃない。結局はね、腕だよ、腕……あ、そいつがおれには欠けていたか(笑)。
November 17, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-17
困ったときの本棚シリーズ。ほんとにいろんな本が出てくるものだ(笑)。
The National Geographic Magazine の1953年3月号。
この雑誌は写真の質が高いことで有名であり、実際みごとな写真が多い。
しかし今夜は広告のページからひとつ。昔の広告は時代の雰囲気を感じさせてくれるので、なかなか味があっておもしろいのである。
-かあさん、ぼくだよ!
アメリカ版おれおれ詐欺みたいだが(笑)さにあらず。
-いや、時間なんてかからない。交換手に電話番号を伝えたら、すぐにつながったよ。
……つまり時間の節約のため、市外電話の番号は最新のものをちゃんとリストにしておきましょうね、というのだろう。
なるほど交換手の手間を考えれば、相手の住所氏名ではなく電話番号を告げたほうが時間のロスは少ないにきまっているけど、最初ぼくにはなんのことをいっているのか、さっぱりわからなかった。あまりにも現実とかけ離れているからだ。
たかだか半世紀前の広告だというのに、もはや理解困難になっているとは!
このほかにもおもしろい広告満載なのだが、もうひとつだけおまけしておこう。
いまだに信者の多いカール・ツァイスの広告である。
コンテッサ? え、35万画素かよ(笑)。
こういうスタイルのカメラにはぼくも見覚えがある。
なにしろ半世紀以上前から生きているんだからなあ。
November 16, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-16

あちこちの坂道に滑り止めの砂袋を入れた箱が置かれ、すっかり準備は整っているのだが、釧路の雪は遅い。
雪どころか、今日は気温がやや高めのせいか、霧がかかって遠くは霞んで見える。
しかし峠道では雪が積もったり凍結したりしているから、たいていの車はもうスタッドレス・タイヤに交換しているはずだ。
さて初雪はいつになるだろうか。
ひさしぶりに弥生中学校跡へ行ってみると……おや、どうも妙だな。
といっても、弥生中マニアでなければお気づきにならないだろうから(笑)、こちらの記事をごらんいただきたい。
そう、いつの間にかふれあいの像が撤去され、台座だけが残っていたのである。
霧のせいで建物は幽霊のようにぼんやりしているし、わずかに人の匂いを放っていたブロンズ像は取り払われてしまったし……ここもいずれ心霊スポットと化してしまうのかもしれない。
どうにもやりきれない気分になったとき、学校近くのお宅で栽培している未収穫のキャベツが目をひいた。
花の季節ならめだたぬ存在にすぎないが、万物枯れゆこうとしているこの季節、しかも霧によってものみな色あせて見えるいま、キャベツの緑はひときわあざやかであった。
November 15, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-15 1990年パソコン通信の旅
なつかしいパンフレットが出てきた。1990年4月14日付けの「釧路丹頂ネットアクセスガイド」である。
これはあるイベントの会場で配布した、丹頂ネット紹介用の文書だ。
表紙のイラストはマイナーさんが担当してくださった(達者なものである。マイナーさん、お元気だろうか?)。本文はぼくが日本語ワープロ「松」を使用して作成した。
今の若者にはパソコン通信といってもピンとこないだろうから、当時の通信方法の実際やパソコン文化の一端に触れる意味でも、貴重な文書といっていいと思う。
表紙を含め全15ページを PDF 文書(2.39 MB)にしたので、興味をお持ちの方はこちらからダウンロードしていただきたい。
手前味噌になるけれど(笑)、案外よくできているなあ。こういう熱心な時期もおれにはあったのか……
November 14, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-14
今日はネタもないからゆっくり本棚をながめていたら、 English-Tagalog and Tagalog-English Dictionary という珍しい本が目にとまった。
開いてみると、ずいぶん以前にあるフィリピン人船長からいただいたもので、船名のスタンプが押してある。
ああ、なつかしいなあ。
せっかくもらったのに、ながらく本棚にしまいこんだままなのであった。いつのことだったか思い出せないので、昔のファイルをすべて保存してある DVD ディスクを検索したら、1994年の4月と判明した。14年以上前のことである。
Maria Odulio de Guzman 先生の編纂したこの辞書は、初版が1966年だから、まさに大ロングセラーだ。
おもしろいと思ったのがこれ。なんと連番のスタンプが押してあり、ちゃんと著者のサインまであるのだ。サインなきものは海賊版扱いらしい。

それを見て思い出したのが、かつて日本の書籍の奥付に押されていた検印である。
これは柳田国男先生の検印だけど、まさか先生ご自身がペタペタ捺印されたわけではあるまい。たぶんお弟子さんかご家族か、それとも出版社の方がハンコを押したのだろう。
それを考えると、フィリピン方式はすごい。ぼくの誤解でなければ、著者自身がいちいちサインするのだから(それとも出版社の人がサインするのだろうか?)。
かりに十万部売れたとすれば、十万回サインしなければならないのだからたいへんである。
署名入りの書物を開いたのもなにかの縁、ちょっとだけ読んでみた。
おお、これはおもしろい!
タガログ語の名詞の数(すう)は単数(singular)、両数(dual)、複数(plural)の三つから成るらしい。2には特別の値打ちがあるんだな。
語尾を変化させずに複数を表現できるのは日本語といっしょだ。何人か知らないが3人以上「こどもたち」がいると mga bata、このへんの呼吸も日本語に近いし、ぼくには日ごろ複数とは3以上だという感覚があるから、先祖は南方系かもしれず、ぐっと親近感を覚える。
ほかにもおもしろい点はいくつもあり、一例を挙げれば、 m で始まる動詞の過去形は、 m を n に替えて、 magbayad(支払う) なら nagbayad にするらしい。う~む、語尾ではなく語頭を変化させるのか。
なんとなく勉強してみたい気もするが、そんな時間の余裕はないし、頭の退化した酔っ払いにはムリだろうな。それにこの辞書だけでは不足だから、まともな文法書も必要。
……と、マリア先生には申し訳ないけれど、ごめんねといいながら辞書をふたたび本棚に戻したのであった(笑)。
November 13, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-13
今宵の月はみごとである。つい手ぶれも忘れてシャッターを切ってしまった。
腰を痛めた家人に頼まれて、会社帰りにスーパーで買い物をしたら、芋焼酎におまけの小瓶がついていたので、ついフラフラとカゴに入れてしまった。
ほんとうはメモには芋焼酎なんて書いてなかったけれど、なにしろお値段880円だから、例の給付金がなくたって買えるわけ(笑)。
太郎さん、今からでも遅くないから給付金なんてバカなことはおよしなさい。21世紀最大の愚行のひとつとして歴史の教科書に載りますよ。
給付金にかぎらず最近は妙な出来事が多く、言論の自由がどうのと駄々をこねる軍人まで出現する始末。腹の中でなにを考えようとそりゃ自由だけれど、兵隊がみな公然と言論の自由を唱え出したら軍隊がどうなるか、こどもじゃあるまいしわかりそうなものだが。
理不尽だろうがなんだろうが命令には絶対服従するのが軍隊のはずだし、そうでなければ戦争なんてできやしまい。某氏は最高司令官でない以上、お国の命令に従えなければ辞めるまでの話だろう(辞める自由があるだけ幸せというものだ)。平和ボケ平和ボケというが、いったい平和ボケしているのはどっちなのか?
しかも某氏の場合問題なのは、超タカ派のくせに言論の自由というリベラル寄りなことば(これ新憲法の申し子なんだよね(笑))をたくみに利用しながら、あの手前勝手な人柄からして、部下の言論の自由などは絶対に認めないであろうことだ。こういうのを日本語では狡猾という(狡猾ですよ、読めますね?)。
第一おれが一言いえば千人が論文に応募するとは思い上がりもはなはだしい。生活のかかっている部下がイヤイヤ論文(というより、レベルとしては作文だろう)を書くであろうという可能性には思い及ばないのであろうか。右とか左とかいう問題じゃない(こういう人物は左にもいそうに思う)。こんな想像力の欠如した人物に仕えて死にたかないね。
あ、おまけの芋焼酎の酔いが回ってきたようだ。
で、一番えらい太郎さん、繰り返しになるけれど、給付金はおやめなさい。いくら貧乏してたって、誇り高き日本人がわずか1万2千円で買収されるものですか。
あなたは高級ホテルのバーでお飲みになればいいのだし、ぼくはスーパーで買った芋焼酎を楽しめばいいのだから。
November 12, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-12
ぼくはめったに外食はしないのだが、今日の昼はマチに用事があったので、ひさびさにくしろ丹頂市場へやってきた。
すぐとなりの和商市場にくらべると、ここはずっと規模の小さい市場だが、どことなくなつかしい感じがして、ぼくは気に入っている。
白樺台さんのタウン誌やサイトで知ったのだが、この市場内にあるラーメン屋さんの売り物は魚醤ラーメン。それを一度味わってみたかったのである。
スープはあっさりとこってり、麺は太麺とちぢれ細麺から選択できるので、あっさりの細麺。
たいして体調がよくはないのに、ラーメン好きなものだから、つい大盛りを頼んでしまった(笑)。
魚醤というからショッツルのようにクセのある味かと思ったら、まったく臭みのない、むしろ上品なスープであった。
味はよろしかったのだが、大盛りにしたのは失敗だった。チャーシューも大きいのが入っているし、たちまち腹一杯になってしまった。
いつまでも若いつもりでいるからこんなことになるのだ。苦闘の末に麺を片づけたのはいいけれど、スープをじっくり味わう余裕がなかったのは残念。
大盛りを食べ終えて勘定をすませた客は疲れて冴えない顔をしていたが、ご主人はニコニコとして愛想のよい方であった。
ごちそうさま。体調を整えていずれまた。
November 11, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-11
なにげなくスコップさんのブログを拝見したら、事務所で金魚を飼うことにしたとあったので、さっそく半信半疑で取材に出かけた(といっても、廊下のすぐ向かいなのだが……)。
- どうもこれは恐れ入りました。うまそうな金魚ですね(笑)。
- ハハハ、食べちゃいけません。まあ、お茶でも。
というわけで、金魚を観賞しながら紅茶を一杯ごちそうになったのである。
ニュース払底の折から、ほんとうに助かった。スコップさん、次はペンギンでも飼いませんか?
November 09, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-09
昨日吹き荒れた強風もすっかり収まったので、いつもの散歩コース -といってもしばらくごぶさただったのだが- を歩いてきた。
変わらない。知人(しりと)海岸の景色はほんとうに変わらない。
この分だと、ぼくが死んだあとも当分変わらないんじゃないかと思う(笑)。
知人の路地を歩いていると、顔見知りの黒猫がひなたぼっこをしていた。
挨拶がわりに一枚シャッターを切ると、むくむくと起き上がって近づいてきた。
こいつはひどく人相が悪いけれど、以前じゃれついてきたことがあるから、やはり挨拶のつもりなのだろう。
-よう、ひさしぶりだな。
今日はネコの相手をするつもりはないから、せっかくだが失敬することにした。達者でな。
いつもなら南大通を通らずにまっすぐ帰るのだが、最近すこし体重オーバー気味なので、コースを延長することにした。
このバス停は波止場入口。
景色には昔の面影はないが、ゆかしい地名である。
今でこそ人影はほとんどなく、通る車もまばらだけれど、南大通一帯はかつて商店が軒を連ね、にぎわっていたのである。
大きい文房具店があったことなどを思い出す。

気温6.4℃か……道理で歩きはじめは風がひんやりしたはずだ。
喫茶店ラスカベツ前に到着したのがちょうど午前10時。日曜日は開店が正午だから、残念ながらマスターにはお会いできなかった。いずれ近いうちに。
最近運動不足のせいか、どうも元気が湧いてこない。ときどき歩かなくては……
変わらぬペースでつづけているのはアルコールだけである(笑)。
November 08, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-08
安くてうまい。
さてどこぞの首相が毎夜通うホテルのバーについて、高いの安いのとにぎやかなことだが、自分の懐つごうに応じて飲み歩くのは勝手なのだから余計なお世話、放っておけばよろしい。
一回に数万円を要するバーは、庶民にとってはたしかにゼイタクかもしれないが、尺度はいろいろ、値段が安いからといって赤ちょうちんで飲む酒がまずいわけではない。こちとら別に高級ホテルにいく必要はなし、うらやましくもなんともないからだ。
それにわずか 198円のタラのアラだって、山国の住民の口に入ることはまれなのだから、ゼイタクといえないこともない。いや、そう考えてリッチな気分にひたりたい。
そもそも金持ちのお坊ちゃまに庶民感覚を求めるのがおかしな話なのだし、たまたま裕福な家庭に生まれたのは本人の罪ではあるまい。第一そういう人物を選んだのはほかならぬ選挙民なのだから、なにを今さら。
とはいえ、散々叩かれている太郎さんにやや同情的な(?)ぼくも、国民に雀の涙の給付金をくださるという話にはたまげてしまった。とても正気の沙汰とは思えない。
あまりにも魂胆が見え透いているから、国民をなめているとしか思えず、これでは選挙対策どころか、逆効果もいいところだろう。
おまけにばらまくほど金が余っているのに消費税を上げようとは、とんとつじつまの合わぬ話だが……こんな途方もないことを考えつく人々を野放しにしてきたのもほかならぬ選挙民なのだから、なにを今さら(笑)。
Daily Oregraph: 2008-11-07
なんでいまごろ Windows 98 のセットアップなどしているのかというと(笑)、これには深いワケがある。おもしろくもない記事だけれど、後日のために記録しておこう。自分用のメモをネタにしてまことに申し訳ないが、どうかご勘弁いただきたい。
わが家にはふだん使っていない Windows 95 マシン(ノートパソコン)があって、ひさびさにスイッチを入れてみると、こいつがどうも不調なのである。
いっそ処分しちまおうかとも思ったけれど、こんな年代物 PC だって、エディタで作文するには十分の実力があるのだから、捨てるのはもったいない。
そこでOSの再インストールをすることにしたのだが、これがたいへんな作業になってしまった。
クリーン・インストールするため、DOS の起動ディスクから FDISK を実行して HDD の中身を確かめてみると、非DOS領域という妙な部分があって、これが削除しても消えないのである。
何度かトライした末にやっと C ドライブを FORMAT し、せっかくだから Windows 95 ではなく Windows 98 をインストールしようとしたところ、セットアップを実行してもすぐにストップしてしまう。アンチウィルスソフトが邪魔しているという意味のメッセージが表示されるのである。
FORMAT したのにそれはないだろう。ひょっとしたら謎の非DOS領域が曲者なのだろうか?
もう一度 FDISK を実行しても非DOS領域は削除できない。
カンシャクを起こしてやめようかと思ったのだが……ハッとひらめくものがあり、引き出しの奥から IBM の PC-DOS 6.3J のインストール・ディスクを取り出して起動してみた。
MS-DOS のフルセットは捨ててしまったけれど、PC-DOS のほうは捨てていなかった。こいつをインストールできれば、なつかしの DOS マシンとして使えると思ったのである。日本語 FEP も付属しているから、一世を風靡した VZ Editor も使えるだろうしね。
ところが……やっぱり PC-DOS もインストールの最初の段階でストップしてしまった。これはもうダメか?
念のため PC-DOS の FDISK を試してみると、おお、どうやら例の非DOS領域が削除できたらしいので、全領域を FORMAT しなおしたのだが、やはりインストールできない。
さあ、どうしよう? ここでタバコを一服したら、とたんに知恵が湧いてきた(タバコに百害ありといえども一利はあるのだ)。
BIOS だ! それにちがいない。
まさにそのとおりだった。BIOS の画面をチェックしてみると、
Boot Sector Virus Protection [Enabled]
こいつが邪魔していたらしいから [Disabled] に変更する。
やった! たちまち PC-DOS のインストールが可能になったのである。DOS をインストールできるのなら Windows もいけるはずだ。
かくして写真のとおり無事 Windows 98 をインストールすることができたのである。
その後強力なツールで HDD のパーティションを切ろうとして驚いたのは、例の非DOS領域が生き残っていたこと。たぶんメーカーがあらかじめ仕込んだ部分だろうと思う。
今度こそその領域をきれいさっぱり削除してパーティションを切り、めでたく作業は完了したのはいいけれど、こんなバカなことに時間を費やし、貴重な青春を棒に振ったような気分がする。
前途ある若者が部屋にこもってパソコンいじりなんてしてちゃいけない。すてきな彼女といっしょに夜の街へデートに出かけるべきだ。
あ、芋焼酎は色気がないからおやめなさい。しゃれたカクテルがよろしい。
November 06, 2008
November 04, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-04
ISPS コード(=
International Ships and Port facilities Security code) だの MARSEC(= Maritime Security) だの、英語の略語はややこしくてかなわない。
まったく同じ略語なのに、中身は全然ちがうものが複数存在することもあるからなおさら面倒である。
それでも最近下火になった KY よりはマシかもしれない。だいたい KY だけじゃ空気読めるとも読めないとも判別できないじゃないか。
渋谷語だかなんだかしらないけど、無教養丸出しだね。せっかく横文字使うんなら、UKY(= unKYable) くらいの機転はきかせてほしい(笑)。
というわけで ISPS のセキュリティ・デスクは本船が MARSEC のレベル1にあることを示している。
平時はこの保安レベルが1であり、2になると相当ピリピリした状態を示し、3になったらさあ大変、ほとんど交戦状態に近いらしい。
今日は西風が強く、本船乗組員の自転車群は保安レベル2らしく、転倒防止のため岸壁に横たわっていた。
November 02, 2008
Daily Oregraph: 2008-11-02~03 市長選
投票、どうしようかなあ、めんどうくさいしなあ……という方も少なくないとは思うが、まあ、そういわず、行ってらっしゃい。
毎度申し上げるように、数少ない、ほんとうに数少ない(笑)権利のひとつなのだから。
-だけどさ、入れたい人がいないんだから、行ったってしょうがないだろう。
そうおっしゃるあなたには、白票を投ずるようおすすめしたい。白票も立派な意思表示なのだし、投票しなければあとで文句をいう資格はないのだから、とにかく投票所には行かなくちゃダメ。
焼酎を飲むのは投票してからにしよう。ぼくは投票してきたからね、昼間っから一杯やるつもり(笑)。
【2008-11-03 付記】
このたびの選挙は自民党が2候補をともに推薦するという異例のものであったが、その一方に民主党が肩入れしたのは、だれが見ても衆院選対策の取引きにちがいない。
風を読んだらしい(笑)ムネオさんと、独自候補を擁立しなかった(できなかった)民主党が組んだからには、勝敗はおのずから明らかであった。
保守系候補二人の間には当然ながら目立った政策のちがいはみあたらないし、共産党の候補が当選することなど(失礼ながら)まずありえない。
そのせいか、派閥に関心のない一般市民の間にはややしらけたムードが漂い、ぼくが重い腰を上げて一票を投じたにもかかわらず、投票率は49.81%という散々な結果に終わったのである。
道新の写真の右端には、ムネオさんといっしょにバンザイをする前市長の伊東さんも写っているれど、衆院選を前にして胸中複雑な思いがおありのはずだ。
なにはともあれ、わが釧路には政争をしている余裕などないのだから、若い新市長の手腕に期待しつつ、市民としては協力を惜しんではなるまい……地方紙のはしくれとしては、そう書いておきたい。
















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