Daily Oregraph: 2008-10-25 晩秋の十勝を走る (5)
10月18日 (3)
JR根室本線利別(としべつ)駅。
幕別駅と池田駅との間に位置し、行政的には池田町に属する。池田駅は何度も立ち寄っているが、ここは初めて。
駅の周辺の集落はかなりの規模があり、けっしてさびしい場所ではない。駅舎もそれなりに大きいので、かなりにぎわった時期もあったのだろう。
無人駅と化したいま使われているのは待合室のみ。
最近ではめずらしく室内におかれている灰皿が目をひいた。
観光客の訪れるような土地ではないから、軽食喫茶を開店しても商売になりそうになく、事務所部分は空のままである。
ローカル駅のホーム風景は、どこも似たり寄ったりという感じがしないでもないけれど、だからといって記録しておかなければあとで後悔するだろう。
ありふれた風景はありふれているがゆえに人の興味を惹かず、その多くがまともに記録されぬままいつのまにか姿を変えてしまうからだ。
写真上が帯広方面、下は池田・釧路方面である。
ホームの向こうには、どこまでも十勝平野が広がっている。
さてこの日最後に訪れたのは池田駅。ここは特急停車駅である。
リッチなワインの町だけあって、駅舎もなかなか立派だし、すぐ近くには独立した大きなトイレと広い駐車場もある(ひさしぶりに利用したところ、いつのまにかトイレットペーパーがすべて取り外されていた)。
待合室には Kiosk もある。
いまでこそワインが有名だけれど、池田町の古くからの名物は、駅前にある米倉屋というお菓子屋さんのバナナ饅頭。
この写真ではさすがに判別できないが、Kiosk でも買える。
特別うまい菓子とはいえないかもしれないが、こどもの頃はおみやげにこの饅頭をもらうのが楽しみだった(しまった! ひとつ買って写真を撮ればよかった)。
上の駅舎の写真にはワインの樽も写っているが、目をひくのがこのオブジェである。
おはずかしい話だが、このオブジェ、何度も目にしているのに、この日までコルク抜きとワインのビンだとは気づかなかった。まさかそんなものを駅前におっ立てるとは思わなかったからである(笑)。
この駅はホームを撮りにくいから別の機会を待つことにして、金属性のワインのビンを利用して記念にセルフ・ポートレイト……ゆがんでいるところに味があるかもしれない。
次回はこのシリーズ最終回である。
TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/62056/42902136
Listed below are links to weblogs that reference Daily Oregraph: 2008-10-25 晩秋の十勝を走る (5):

Comments