Daily Oregraph: 2008-09-03
朝から霧が深く、港では埠頭の先が消えて見えなくなるあたりで海陸空が入りまじってひとつになり、混沌たるありさま。沖の船の鳴らすボーボーという汽笛がひっきりなしに聞こえてくるのであった。
日ごろちがいのわかることを自慢している人間様も、こう霧が深くては東西南北はもちろん、正邪善悪の区別もつきかねるから、つくづく閉口する。
え、GPSがあるだろうって? バカだなあ、たとえだよ、たとえ。
ぼくみたいに、いわばふだん霧の中にいるような男は、芋焼酎の助けを借りて、霧の晴れるのをじっと待つしかない。鳴らそうにも汽笛がないから、せめてファンネルから煙を出す気分でタバコをふかすのである。
写真を見れば、このあたり(幣舞橋付近)ではさほど霧は深くないようだが、さにあらず、道路の両側に建物が迫っているからそう見えるだけである。
さすがは釧路の誇る霧の幣舞橋、街灯のあかりがなかなか絵になっていたけれど、まさか車を運転しながらシャッターを切るわけにはいかない。
霧笛のかなしい音を聞きながらひとり焼酎を含みつつ……さて明日こそは晴れるだろうか?
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