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May 31, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-31 温根内情報

080531onnenai 今朝の温根内鶴居軌道跡。ここは先週も撮ったけれど、今年はこのあたりを定点撮影しようと考えている。

 またしても曇り空である。薄曇りなら植物を撮るにはかえって好都合なのだが、う~む、ちょっと暗いなあ。

 おまけに寒い。ゾクゾクするくらい寒いのである。

080531mitsugashiwa_2 それでも一週間たって来てみると、ミツガシワの花がぐんと増えていた。

 先週はやっと申し訳程度に開いたばかりの白い花-清楚のような、淫靡のようなふしぎな花-が今日はみごとに全開、湿原を埋めつくすのはたぶん6月第2週の週末、まさに温根内を訪れるチャンスである。

 6月中旬は温根内が一年中でもっとも輝く時期だから、天気がよければ、仕事をうっちゃってでも(笑)断然行くべきだ。Believe me.

 さて今日はやっと咲きはじめた花々をご紹介しよう。

080531flowers 左はビジターセンターの手前の道路沿いに咲くコンロンソウ(アブラナ科)。どちらかといえば地味な花だけれど、忘れないでほしい。

 右はまだ十分に成長していないけれど、ハナタネツケバナ(アブラナ科)だろう。湿原でこんな早い時期に見るのは初めてだ。

 菅原繁蔵著『樺太植物誌』に載るこの花を亡き父が霧多布湿原で発見し、釧路市立博物館に標本を持ち込んだことから、国内における存在を学界が認知したのは昭和54年のことだから、もう約30年も前の話である。

080531isotsutsuji イソツツジの原(濃い茶色に見えるのがイソツツジ)にも、ちらほらと白い花が咲きはじめた。

 これまた6月中旬以降になると花盛り、みごとな景色を楽しめるだろう。貧乏人がゼイタクを味わうには、6月の温根内を歩くにかぎる。

080531sumire 鶴居軌道跡ではツボスミレがいっせいに咲きはじめた。

 しかしなにぶん路傍に咲く小さい花だから(写真左)、鑑賞するにはしゃがみこんで目を近づける必要がある。

 かく申すぼく自身、十年前には道ばたにこんな花が咲いていることさえ知らなかった。遠くを見ながら歩いていても見えないものがたくさんあるということなのだろう。

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May 30, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-25 雨の日は博物館へ (2)

080525museum_a  市立博物館2階。

 壁面は満員電車のような混みぐあいだけれど、そのゴチャゴチャ感が楽しくていい。

080525museum_b 港町らしく、エンジンテレグラフに六分儀、復元された木造船もあれば、漁具もある。

 国防婦人会の旗(笑)もあれば、太平洋炭砿で使われた道具もある。

 この大人のオモチャ箱のような空間に欠けているのが、デレッキ。釧路の博物館にデレッキがないとは……ぼくは常々残念に思っているのだ。

 今風のではつまらないから、どなたか風格ある錆びたデレッキを博物館に寄贈してはいかが?

 そのほか2階には土器なども展示されているのだが、あいにく考古学には興味がないからパスして上へいってみよう。

 2階の次はふつう3階だが、なぜかこの博物館では4階(リーフレットを読み直して気がついた)。ここにはアイヌの生活用具などが豊富に展示されており、それを見学するだけでも入館料を払う価値はあると思う。

080525museum_d とても全部はご紹介しきれないから、Smoking Room としては、煙草入れとキセルをお目にかけたい。

 う~む、いいね。世の中にはこういう豊かさもあるんだなあ。株価や為替レートの上下に一喜一憂しているあなたにおすすめのコーナーである。

080525museum_f ふたたび2階へ戻って、なにげなく特別展示室へ入ってみると、おお、これは驚いた。父の遺した植物標本の一部が展示されているではないか。ぼくがフラフラとここに立ち寄ったのは、たぶん心霊現象にちがいない(笑)。

 額におさめられた標本の上に見えるのは、博物館友の会会員のみなさんがお撮りになった植物写真である。

 植物の標本づくりとは、やたら時間と手間のかかる作業であり、いくら苦労したってもちろん一文にもならない。おまけに愚かな息子が苦心の標本をゴミ扱いし、焼却処分してしまう可能性だってないわけではなかったのである。

080525museum_g 幸い博物館がその価値を認めて寄贈を受け入れ、こうして丁寧に扱って、父の名前を冠したコレクションとして展示してくださるのは、実にありがたいことである。 

 植物標本といえどもアートのひとつであることを知っていただきたく、ここでは一点だけご紹介したい。

 ここもまた毎日の生活に疲れたあなたにおすすめのコーナーだから、癒しを求めて足を運んでみてはいかがだろうか。

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May 29, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-29

 あっ、しまった!

 一瞬にして消えてしまったのである。8割ほど書きかけた、釧路市立博物館レポート第2回の記事が。

080525museum_c_2 -ふん、芋焼酎を飲みながらキーボードを叩くからそんなことになるのよ。自業自得ね。

 そう国防婦人会のおばさまは冷たくおっしゃるのだ。

 -大体ね、あなたには危機意識がないの。平和ボケだわ。

 ボケるほど平和ならむしろありがたいことだと信じているぼくは、いきなりストレートをくらってタジタジとなる。

 21世紀の日本では、かつての国防婦人会のエネルギーは地球温暖化阻止へと集中し、レジ袋を有料化してマイ箸を持ち歩けば自分も満足、マスコミもほめてくれる、いや、ほめてくれないおじさんなどは二酸化炭素排出しまくりの反日・非国民と切って捨てかねない、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。

 山のあなたの空遠くにある環境とやらには優しいらしいのだが(あ、環境は身近なものです! なんてツッコミを入れないようにね)、たかがレジ袋廃止して温暖化を防止できるなんて、そんなバカなことあるわけねえだろうとつぶやくおじさんには冷淡そのもの、おまけにタバコなんぞ吸っていようものなら人間扱いされないのだから、スターリンもビックリ、げに原理主義は恐ろしい。

 さればこそ、ぼくはものいわぬ野の花に惹かれるのである。

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May 28, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-28 想像力の問題

 今日はもう書くまいと思っていたのだが……やはりアホなブログの記事からマジメな株主総会の議事録までなんでも書かねばならぬ雑文科の宿命であろうか、

 -これ、書いてね。

と家人から手渡されたのは、母に宛てられた「ねんきん特別便」であった。

 -おい、「ねんきん特別便」ならとっくに書いたじゃないか。

 -おじいちゃんの遺族年金の分なの。

 すでに芋焼酎をきこしめしたオレが、なんでそんなん書かなあかんのやと、大いに不満ではある。しかしぼくも歳を食っただけに角が取れすぎて、楕円形のラグビーボールくらいには丸くなっているから、どれどれと回答票に向かってみた。

 そして……前回もそうだったが、ムカムカと腹が立ってきたのである。

 そもそもごちゃごちゃとした内容の付属リーフレットを、年寄りがじっくり読むものか読まぬものか、ちょっと考えればわかりそうなものだ(わかりにくさも天下一品。○○様あてなのに、生年月日の欄には本人のそれではなく、この世を去った配偶者のそれが印刷されているから一瞬とまどってしまう。もっと書きようがあるだろうに)。

 「ご本人が病気、ケガなどにより記入できず、代理の方がこの回答票を記入された場合」って、あのね、多くの老人にはこんな面倒な文書を読む気力なんてないんだよ。だから酔っ払った息子が、ブツブツいいながら記入するわけ。

 うちの場合でいうと、母が回答を記入することは possible(ないとまではいえない) だけど、probable (あってあたりまえ)ではないのである。目もいささか不自由だし、

 -そんなもの、書く気もしない。

のである(つまり独り暮らしだったら、やむなく泣き泣きボールペンを握るだろうということ)。

 幸い内容一読して、この頼りない代理人にも問題のないことはすぐにわかったからいいけれど、なにぶん昔の話だから、記録にまちがいあるのやらないのやら、親もはっきりわからず、ましてやこどもにはよくわからない場合の多いことは容易に想像がつく。

 だからこそ社会保険庁が、忘れっぽい国民に代わって、しっかり記録を保存しておくのではないのか?

 「ねんきん特別便」の回答にはいいかげんなものが多いというけれど、そんなことあたりまえだし、第一国民からの回答の多くに問題ありとわかるくらいなら、こんなものを送りつける必要などないではないか。

080528pension 桝添さん、あなたは大秀才にはちがいないと思うけれど、想像力が決定的に欠如している。鈍才にもすぐにわかることが、あなたにはわからないのだ。だとすれば、あなたはほんとうに bright and clever なのか?

 わざと無用の文書を発送して混乱を招き、新たな仕事を創出しようとしているのではないか、とさえ勘ぐりたくもなるのである。

 寄る年波のせいで、ぼくもお上に逆らう気力をすっかり失ったが、酔いをさまされた恨みもあるし(笑)、この際はっきりいわせていただこう。「ねんきん特別便」は税金の無駄づかいである、と。

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Daily Oregraph: 2008-05-27

080527sky 博物館レポート第2回は一休み(最近こういうパターンが多いなあ)。

 昨27日は久しぶりの青空に、太陽系に生まれた喜びをしみじみ感じたのである。

 夕方は何用あってか(笑)歓楽街へ。

080527suehiro なにツツジかは知らないけれど満開。造花じゃないかと疑って接近して見たら本物だった。地味な釧路のマチにしては色気があっていいと思う。

 舗道上にしゃがみこんでカメラを構えると、

 -あら、薄氷堂さんでしょう?

 女性に声をかけられるのは異例のことだから、ビックリして振り向くとKちゃん。いやあ、ほんとにひさしぶりだね。

 しばらく話をして……じゃあ、元気でね。こういうめずらしいことがあったのは、ツツジの魔法かもしれない。

【追記】

 なお今日撮った原野の青空を、アナログ熊さんの掲示板にアップロードしたので、ついでにこちらをごらんいただければ幸いである。

 なあに、正直いうと、28日の記事を書くのがめんどうだから手を抜いたわけ。

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May 26, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-25 雨の日は博物館へ (1)

 24日は曇り空だったが、25日は朝から小雨がぱらつき、まるでいやがらせのような天気である。さて、どうしようか……

 落語の「酢豆腐」によると、糠床に手を突っこめばたいてい忘れていた古漬けの一本や二本出てくることになっている。糠床はご免こうむるとして、机の引き出しの奥を点検すれば、たいていなにか出てくるものだ。

080525museum0 あった、あった。これ、何年前のものだろうか。たしか父が博物館で写真展を開いたときにもらったものと記憶している。

 一部変色しているうえに、紙が徹底的に乾燥したせいか、切取線のあたりは触れなば落ちんというありさまである。いま使わねば風化してしまいそうだ。

 そこで切取線を指でつまみながら、一路釧路市立博物館へ向かったことは申し上げるまでもない。

 え、タダだから行くのかって? それをいっちゃおしまいだよ。

080525museum1 お、いままで知らなかったけれど、こんな記念スタンプがあったのか。

 だれかに見られてはいまいかとキョロキョロしながら(笑)、お上りさん丸出しでスタンプをポン。

 読者サービスのためとはいえ、ああ、はずかしい。

  窓口の人はちぎれかかった古い招待券を見て、ちょっとビックリしたようだったが、そこは大人の対応、なにもいわず半券といっしょにリーフレットを渡してくれた。

 さてこの日博物館を訪れたのは例によって気まぐれのせいだが、今年中に行くつもりではあったのだ。

080525museum2 目的はこれ。最近1階にお目見えしたミンククジラの骨格標本である。

  なんでもクジラを土中に埋めて腐らせてから骨を取り出すらしいのだが、低温の釧路では腐敗が十分進まず、わざわざ京都まで運んで作業したという苦心の作。

 展示スペースの関係上、全体をいっぺんに観察するのが困難なのは残念だった。しかしたしかに一見の価値はある。

 全長約7.5mというからクジラとしては小型で、むしろ並んでいるトドの大きさが強調されて見えるからおもしろい。

080525museum3 1階にはこのほか動植物から昆虫、鉱物の標本などが陳列されている。シカもいればクマもいる。アザラシもいる。

 大人わずか400円でたっぷり楽しめるのだから、雨の日は博物館がおすすめである。

 1階のアカデミックな展示もさることながら、個人的にはワンダーランド風の2階が気に入っている。

 無料で入館させていただいたお礼に、少しばかり博物館を宣伝したいと思う。

 次回は2階をご紹介するので、だまされたと思ってお読みいただきたい。お代は見てのお帰り。

【追記】 博物館内ではストロボを使用しないのがマナーだから、今回と次回の写真が多少ブレていようと甘かろうと、けっしてケチをつけてはいけない(笑)。

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May 25, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-24 温根内情報

 24日(土)は朝から冴えない天気。おまけに気温が低く、春採湖畔は期待できないので、温根内へ向かった。

 内陸といっても直線距離では海岸からわずか十数キロなのだが、やはりこちらは気温が数度高く、車から降りたとたんにちがいを感じる。

080517tsuruikido これは湿原との境をなしている鶴居軌道跡の道。

 湿原側はまだ枯草が優勢で、軌道跡の緑の濃さとは対照的である。6月も中旬になれば景色は一変し、湿原に緑がよみがえる。

080524mitsugashiwa

 6月中旬には大群落をなして咲き乱れるミツガシワだが、今はまだ気の早い連中があそこに一輪こちらに一輪というぐあいに、ごくまばらに見えるばかりである。


 

080524himeshakunage

 まだ花を見せぬイソツツジの原の中に、ところどころつつましく咲くヒメシャクナゲ。ごく小さい花だから、注意して探さなければ見落とすかもしれない。

 このあたりにはホロムイツツジも咲くのだが、もう時期はずれで、花はボロボロに傷んでいた。

 

080524enkoso いま温根内の天下を取っているのが、エンコウソウである。

 湿原内、鶴居軌道跡ともに群落をなして咲き誇っているが、これは軌道跡沿いで撮ったもの。以下すべて軌道跡で撮影した写真である。

 これは葉っぱのかたちからしてもまちがいなくエンコウソウだが、前回来たときに見た個体がエゾノリュウキンカなのかエンコウソウなのか、いまだに決めかねている。

 

080524yamatanetsukebana おっと、こいつはなんだろうか? 何年通っても見落としはあるものだ。

 アブラナ科だろうと見当をつけて図鑑にあたった結果、葉っぱのかたちからヤマタネツケバナ(=オオバタネツケバナ)と決めた。ちがっていたらお詫びするとして、とりあえず決めないことには安眠できないから、閣議決定したのである。

080524kusaichigo 道ばたに雑草のようにいくらでも咲いているこの白い花は、すぐにイチゴの仲間とわかる。

 イチゴは種類が多いから、これまでさぼってきたのだが、今回は慎重に調べてみた。

 はい、閣議決定。エゾノクサイチゴだよ、諸君。

 エゾノヘビイチゴとよく似ているが、写真でもわかるとおり、

     雄しべの長さが3~4㎜と雌しべの集合よりも
    長いのがこの種の特徴(エゾノヘビイチゴでは低

    い) - 滝田謙譲『北海道植物図譜』

 また写真を拡大するとわかるが、葉の表面にも軟毛が見える。たぶんまちがいないだろう。

 というわけで、今日はひさしぶりに勉強してしまった(笑)。

【追記】

080524ezooosakuraso うっかり忘れてしまったけれど、いつもとはちがう場所でみつけたエゾオオサクラソウ。

 まだつぼみがいくつか見えるので、開花して間もないことがわかる。

 エンコウソウなどとはちがって群生しないだけに、みつけたうれしさは格別、まるで昔の恋人に出会ったような気分になり、おお、ひさしぶりだね、と声をかけたくなるのである。

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May 24, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-18 門静への道 (3) 行きつ戻りつ

080518monshizu1 さんざん引っぱってきたけれど、やっと門静に入ったのはお互いのために(笑)めでたい。

 道の左手に門静神社が見えたので、臨時停車して見物することにした。神社をみかけると記録したくなるのである。

 残念ながらつまらない建物で、なんとなくプラスチック風味が漂うけれど、これも時代の流れなのだろう。塘路の神社だっていずれこうなるのかもしれない。

 そんなけしからぬことを考えたせいだろうか、神罰てきめん、連れが砂利に足を取られて転倒し、膝を派手にすりむいてしまったのである。見れば数ヶ所出血している。

 車に常備している普通サイズのバンドエイドではとても間に合わないから、急遽予定を変更して、すぐとなりの厚岸町市街へ向かう。

 大手チェーンのドラッグストアに寄って応急手当をすませ、さてどうしようかと思案したが、負傷兵を抱えていてはあちこち歩き回るわけにもゆかず、撤退することにしたのであった。大本営風にいえば転進だね。

080518akkeshi どうせ予定を変えるなら……と、道の駅「コンキリエ」なる施設に初めて立ち寄ってみた。

 休日の昼時だというのに空いていたのは、この日は町内の公園で(たしか)サクラ祭りが開催されていたせいだろう。幸いレストランもがら空きだったから、ついでにここで昼食を取ることにした。

 厚岸産大型カキのフライを胃袋におさめて帰途につく。さきほど素通りした門静駅を、帰り道に見物しようという寸法である。厚岸駅はまたの日にしよう。

080518monshizu2 う~む、直別駅同様、これもまたどう評していいやら。さすがに人家の少ない直別ほどではないけれど、やはりしっくりこないところがある。あたりの景色になじむまでには、かなりの歳月を要するのではないだろうか。

080518monshizu3_3 土台というか床の一部に厚岸名物のカキ殻を埋めこんだ工夫は買ってやりたいと思う。しかし待合室が狭いのはともかく、文明国日本の駅にトイレがないのはまずい。直別駅にはあったというのに。

 写真はホームから釧路方面を見たところ。

 このあっけらかんとした空間はなんとなく北海道らしいが、nothingness というにはやや中途半端かもしれない(駅舎の骨組みをたどって眼球が忙しく運動し、ホームの端にあるパイプを組んだ柵が目ざわりで、落ち着かない気分にさせるせいだろう)。

080518monshizu4 しかし根室方面に目を転ずれば……おお、すばらしい。シンプルの極致である。

 一切の虚飾を排し、徹底的にあれを捨てこれを削り、もはや二酸化炭素の出しようもないという、ギリギリの緊迫した美が実現されている。ここでは色彩さえ余計に思えるほどだ。

 電柱などの配置も心にくいばかり。これで高倉健さんがコートの襟を立ててひとりホームに佇めば絵は完成するのだが……

 ああ、門静駅の美点を発見することができてよかった。

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May 23, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-23

080523imoshochu 某ホテルにて至ってマジメな会合。ぼくのもっとも不得意とする分野なのだが、つい最後の懇親会につられてしまった。

 山海の珍味をつまみつつ、ビール、ウィスキー、ワインと順当に(?)飲み進み……おっと、芋焼酎があるじゃないの、話せるねえ。

 当然オン・ザ・ロック(左下)。断じて水ではない。一気に酔いが回った。

 

080523iwashiya 酔い覚ましにマチを少し歩いてからタクシーをキャッチする。

 この写真は(ちょいと私信モードだが)、札幌のMさんへのご報告のつもり。

 予報によれば、明日もあさっても天気はパッとしないようだ。さて、どうしたものか?

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May 22, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-18 門静への道 (2) 苫多海岸へ

 さぼっていては一向に門静へ近づかないから、よろめきながらも前進したい。

080519bunsui 空模様が冴えないせいか気分もなんとなく晴れず、このしょうもない写真を見れば、低調ぶりがおわかりいただけるだろう。時間稼ぎして掲載を引き延ばしたのも無理はない(笑)。

 白樺台さんのお書きになっていた門静への道がわからず、一本手前から東に折れて、未舗装路を進むと(上)、尾幌分水が厚岸湾に注ぐ海岸へ出た(中)。

 天気がよければ話はちがったかもしれないが、どうにも気のめいるような風景である。尻羽岬がぼんやり見える(下)。

080519tomata ようやく一車線の狭い舗装道路をみつけて、途中で撮った苫多の海岸。ところどころに浜へ降りる坂道があったけれど、気分が乗らぬまますべて素通りしてしまった。

 ここは天気のいい日にふたたび走ろうと思う。快晴の日の厚岸湾の美しさは格別だし、この海沿いの道はけっして悪くはないからだ。

 天気ごときにかくも左右されるのは情けない話だけれど、なにしろぼくは歩く気圧計といわれるほど繊細微妙な男だから、しばしばこのようにヘクトパスカルのである(笑)。

 え、門静駅? 報告しますよ、しますとも。

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May 21, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-21

080521wport1  昨夜は嵐のため臨時休業したのだが、一夜明けて風は衰えたものの、高い波とウネリは残り、今度は釧路西港が本日休業、在港船が沖に避難しているため港内は閑散としていた。

 写真は今朝の新釧路川河口。防波堤に高い波が押し寄せている。

080521wport2 こちらは港内。

 うねる水面がおわかりいただけることと思う。これでは港の機能はほぼ停止の状態だから、みんなで花見に出かければいいものを(笑)、そうはいかないところが悲しい。

 おっと、門静レポートは明日以降に持ち越し。低気圧のおかげで時間稼ぎできたようだ。

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May 20, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-20 本日休業

 すさまじい風、窓に叩きつける雨、ぐらぐら揺れる2階の部屋。

080520desk こんな夜は早く寝ちまおう……というわけで、本日休業。

 う~む、この手は一度しか使えないな(笑)。

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May 19, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-18 門静への道 (1) 伏古編

080519mitshuura1 三津浦までは釧路市。ここを過ぎて又飯時(マタイトキ)に入ると釧路町の領分である。二俣を2俣と表記するのはどうかと思うが、たしかにここで道は分岐していた。

 この写真のすぐ左手には小さな川が海に注いでおり、「普通河川 ビシャモン川」と記された木柱が立っている。

 いま詳しい地図をネット検索したら、少し手前にある毘沙門神社を見落としていたのであった。この日は白樺台さんの雑誌最新号のドライブコースをたどるのが目的のひとつだったから、毘沙門神社を見学できなかったのは残念。

080519mitshuura2 ここからしばらくはあちこちで昆布干場をみかける。

 切り立った崖の間に点在する浜は狭いから、多くの干場は崖の上の道路沿いにある。ここもそのひとつだが、小型漁船ごとウィンチで引き上げるのだろうか。

 三津浦を過ぎて又飯時から昆布森を素通りし、次に向かった先は伏古(フシコ)である。KUSHIRO DAISUKI 48号の巻頭を飾る伏古の断崖の写真を見て、これはぜひいかなくちゃと思ったのだ。

 釧路町の漁業集落はどこもそうだけれど、道幅の狭い急カーブときつい傾斜はスリル満点、運転を誤ればサンタ・マリア、一巻の終わりだ。

080519fushiko 白樺台さんの写真にある断崖絶壁が見えてきた。思わず息を呑む景色である。

 ぼくはけっして絶景マニアではないが、釧路東部海岸にあまたある絶壁中でもここは超A級、一見の価値ありと太鼓判を押したい。

 カミソリですっぱり切り落としたような断崖は、まちがいなく垂直90度。崩落した巨岩がゴロゴロ転がっており、その昔は岩が落下する轟音を住民が耳にしたこともあるにちがいない。その恐怖たるやいかばかりであったか、想像を絶するものがある。

 この集落の歴史については白樺台さんの雑誌に紹介されているので、ぜひご参照いただきたいと思う。

080519fushiko2 ついでに上の写真とは反対の昆布森方向を望む景色をお目にかけたい。東西まるで印象を異にすることがおわかりいただけると思う。

 なおどんどん坂を下って海岸に出ようとしたところ、浜の手前には車進入禁止の柵があり、歩いて浜へ出るぶんには問題はないのかもしれないが、よそもの入るべからずと叱られたような気がしたので、そのまま引き返したのであった(そんな予感はしたのだが……)。

 だからといって住民が閉鎖的というわけではなく、そもそも地形的に大勢の人がゾロゾロ押し寄せるには不向きな狭い土地なのだし、昆布漁師さんたちの仕事の場なのだからしかたがないだろう。

 もちろんそれは伏古だけにかぎらない。旅人は控えめに、と自戒をこめて……

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May 18, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-18 開花宣言

 またしても天気予報が外れ、午前中は曇り空であった。

 しかし貴重な休日だから、例によって北太平洋シーサイドラインを東に向かって走り、尻羽岬は天気のよい日の楽しみに取っておくことにして、海沿いの狭い道をたどって門静へ。

 あいにくの空模様のせいもあって、パッとしたした写真は撮れなかったけれど、明日以降の記事でご紹介することにしたい。

080518sakura1 皮肉なことに、午後からは薄日がさしてきたので、裏庭のサクラをチェックすると、エゾヤマザクラは気象台の開花宣言に遅れること3日にして開花していた(手前)。

 ボケているけれど、右奥にはチシマザクラが見える。

 そのほかナナカマドの木などもあって、自然公園の名に恥じぬ堂々たる庭つきの大邸宅に住んでいると錯覚するように(ずいぶん苦労して)撮ってみたのだが……(笑)

080518sakura2 写真は上がエゾヤマザクラ、下がチシマザクラである。写真ではちょっとわかりにくいけれど、木も花もチシマザクラのほうが小ぶりである。

 花の色はふつうチシマザクラのほうがずっと白っぽいのだが、わが家のエゾヤマザクラは淡い色をしているので、そう際立ったちがいはない。

 自然公園というのは真っ赤ないつわり、実はネコの額ほどの地面だから、サクラの木を引いて撮るのはむずかしい。悲しいことに、トタン屋根やら家の壁やら木塀やら電線やら無粋な連中がぞろぞろ写りこんでしまうからである。

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May 17, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-17 裏庭自然公園

 おじいさんは山へ柴刈りに行った。いや、ほんとうに刈ったのである……あのなまけもののおじいさんが。

080517sakura この上天気、日本一遅い裏庭のサクラもきっと咲いたことだろう。

 そう思ったおじいさんは、カメラをぶら下げて、よっこらしょと立ち上がり、荒れ放題の裏庭へ向かったのだが……ああ、これではまだ開花宣言は出せぬわい。

 エゾヤマザクラ(左)はまだ開ききっていないし、チシマザクラ(右)もつぼみのまま。15日には釧路、16日には根室で開花宣言が出され、サクラ前線はついに日本列島を縦断せりとマスコミは報じたけれど、それは誤報である。日本一遅いサクラはわが裏庭にあり。

 それにしても荒廃の度を加えた裏庭はひどいことになっていた。去年の枯草がそのまま残った上に草が伸び、このまま放置すればいずれヤチボウズが出現するのではないかと疑われるほど。

 古来荒れ果てた庭は、にぎやかなりし過去とさびれた現在とを対比させる好材料として、しばしば文学に登場する。

 旅の坊さんがこういう庭を通りかかると、白髪の翁に出くわしたりするのだけれど、これが実はただ者ではない。もとはなんとかの中将の幽霊だったりするのである。

 このおじいさんはもちろんもと中将ではないが、ふらふらした足取りは幽霊に近い。ブツブツいいながら、伸びに伸びてチシマザクラを圧迫しているバラの枝などを容赦なく切り払い、そいつを束ねてヒモでくくったやつを、近日中に資源ゴミとして出そうと運ぶ姿は、とんと出来そこないの二宮金次郎。

080517nirinso ニリンソウが気をそろえたかのように一輪ずつ開花した。毎年のこととはいえ、おじいさんはうれしいのである。

 -こうして撮れば荒れた庭は他人には見えぬ。可憐な花の咲き乱れる花園としか思えまい。写真などでは虚実はとてもわからぬことよ。

 ……と、ワケのわからぬことをつぶやきながら、おじいさんは低く笑うのであった。

080517katakuri お、カタクリが……

 ニリンソウの葉の間から顔を出し、反り返るほどの勢いで開ききっていた。先日はしょんぼり花を閉じていたのが、五月の陽光を浴びて精一杯存在を主張しているのだ。

 おじいさんの顔だってほんのり赤みがさして、見ようによってはこのカタクリのようなのだが、芋焼酎の飲みすぎによる酒焼けだからお話にならない。

080517enreiso そしてオオバナノエンレイソウ。

 野の花咲き乱れるこの裏庭は、荒れたりといえども立派な自然公園なのである。

 公園管理人のおじいさんは、このあと部屋の網戸の網を張り替えるなど、この日はめずらしくこまめに働いたのであった。

 ごぼうびは……もちろん imoshochu on the rocks、いっそう頬の赤みが増したようである。

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May 16, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-11 (4) キナシベツ湿原入り口

080511mokudo1 謎のさんぽ道・石川木道だが、ネット検索して調べたところ、2006年の8月にボランティアの大学生諸君がキナシベツ湿原を広く世に知らしめるために、汗を流して作ったものらしい。

 なるほど地図にキナシベツ湿原とあるが、もうこのあたりから湿原なんだな。ほとんど無名の湿原に木道を作ろうという学生諸君の無償の行為は、利権を確保するために粛々と(笑)汗をかく連中とはちがって、実にえらいものだ。

080511mokudo2 ごらんのとおり、手作り感あふれる木道は、なかなか好感がもてる。

 ところどころに立てられた案内板も、でしゃばりすぎていなくてよいと思う。

 このときは予備知識がなかったから、石川さんという奇特なお方が音別町の許可を得たうえで、私財を投じて作った木道なのだろうと勝手に推測したのであった。

 根室本線と並行してつづく木道からは通過する列車が見えるけれど、列車の乗客はおそらく木道の存在に気づかないだろう。意外なところに意外な道があるものだ。

080511mokudo3 温根内の木道とちがって素朴な作りだけに、直接地面を観察できるところがいい。ヤチボウズのこども(?)も、こうして間近に見られるのである。

 煙突ブラシのような花を咲かせているのは、たぶんカブスゲだろうと思う。スゲ(カヤツリグサ科)は仲間がやたら多くて素人には同定困難だけれど、カブスゲは、
 
    湿原や、沢の中の湿地に生じ、北海道の湿原の、
  代表的なスゲで、密に叢生し大きな株立ち(谷地坊主)
  になる。(滝田謙譲『北海道植物図譜』)

 
080511mokudo4 しかし木道は唐突に終わっていた。

 入り口の案内板によれば、「見晴らしの丘」のすぐ近くに至るはずなのに、そのかなり手前で終わっているのである。

 事情を知らないぼくはガッカリして、おいおい、それはないだろう、と思わず不平をこぼしたのだが、上にリンクした記事によれば、
 
     この木道は次回夏のワークキャンプで開通する予定
 
だそうだ。不満をいってはバチがあたる。

 次回とは今年あたりだろうか。おおいに期待したい。

 さて「工事中 この先行けません」という立て札にしたがって、戻ろうとしたのだが……おや、あれはなんだろう?

080511mokudo5 制止を振り切って立て札の向こうへ足を踏み入れると、盛りを過ぎたミズバショウ(写真右)はおなじみだが、問題は写真左の花である。

 まぎれもなくイチゲの仲間だが、アズマイチゲではもちろんない。ウラホロイチゲとも感じがちがう。キクザキイチゲでもない。

 帰宅して図鑑にあたってみたのだが、葉っぱを見ればヒメイチゲでもない。一番近いのはエゾイチゲ(ヒロハヒメイチゲ)だけれど、写真図鑑に載っているものとは葉っぱのかたちが一致しない。たぶんエゾイチゲの直別型ではないかと思うのだが、どうだろうか? 植物の世界は奥が深く、頭がクラクラしてくる。

 あっけなく終わった短い木道だが、たっぷり楽しませていただいた。しかし残念ながら「見晴らしの丘」にはどう行ったらよいのか、どうして「石川木道」なのか、ついにわからなかったのは不満であり、これはボランティアのみなさまへの注文。

080511mokudo6 うろうろしているうちに直別海岸へ出て、「音別八景 キナシベツ湿原」の標をみつけ、あらためて疑問に思ったのは、三滝の沼もそうだったが、どうして道路標識がないのだろうかということで、これは釧路市音別町への注文。
 

【追記】

 ヤチボウズを作るスゲはカブスゲだけではないので念のため。

 またなんといっても湿原である。木道から降りて花を観察するときはくれぐれも足元に注意しよう。

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May 15, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-11 (3) とまどいの直別駅

080511chokubetsu_st1 えっ、これが直別駅なのか?

 まるでちょいと厚化粧した清純派とでもいいたくなるような駅舎を前にして、ぼくはいささか落ち着かない気分になった。別に悪趣味な建物とはいえないのだが、どうにもあたりの景色にそぐわないのである。

 モンペをはいた娘さんに会おうと畑にやってきたら、意外にも口紅をさした女学生が立っていたといえば、なんとなくおわかりいただけるだろうか?

080511chokubetsu_st2 歩道橋から帯広方面に向かって駅の裏手を見たところ。こちらのほうが建物を正面から見るよりも違和感は少ないと思う。

 実にふしぎな建物である。

080511chokubetsu_st3 待合室の狭さにはもっと驚いた。五六人も入れば息苦しく感じることだろう。乗客には開放されていない第3のスペースが、かなりの面積を占有しているらしい。

 第2のスペースがトイレであることはいうまでもなく、これはコンパクトな直別駅の名誉として特筆すべきだろう。五十石駅のようにトイレのない駅舎は、とても公共の駅とはいえないからだ。

080511chokubetsu_st4 待合室にはいわゆる駅ノートが壁にぶら下がっていた。

 ぼくはふだんはこういうノートを読まないのだが、パソコン上で写真を拡大してみると、「駅舎が変にモダンなのが残念ですが云々」と書かれていたので、おかしさがこみ上げてきた。

 若い旅人もぼくと同じ印象を受けるらしいのだ。

 しかし時がたてば、この駅もまた古びて周囲になじむような気もする。十年、いや二十年かかるかな?

080511chokubetsu_st5 そんなことを考えながら車に戻ろうとしたとき、意外なものを目にしたのであった。

 さんぽ道? 石川木道?

 ああ、だから道東ドライブはやめられないのだ。利権にまみれた道路族のせいでガソリン代がふたたび高騰したからといって、家にじっとしているわけにはいかないのである。

 引っぱりに引っぱった(笑)今回のシリーズもいよいよ次回が最後。最終回はぜひ芋焼酎、いやアッサム・ティーを味わいつつお読みいただきたい。

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Daily Oregraph: 2008-05-15

 このところ肌寒い日がつづいていたけれど、今日は市内のあちこちでやっとサクラが開花した。週末が楽しみである。

080515tea さて芋焼酎の写真ばかり載せていると、あいつはただの依存症オヤジじゃないかと誤解されそうなので、上品なところをおひとつ。

 ショスタコーヴィチを聴きながら紅茶……これがぼくの本来の姿なのである。「え~、ウソー! ありえな~い」なんていっちゃいけない。

 つたない写真をご提供しただけなのに、札幌のMさんがお送りくださった上等のアッサム・ティー。喫茶店ラスカベツでの記事をお読みになり、アッサムを選んでくださったらしい。

 なんだか催促したようで(笑)申し訳ありません。お心づかいのほどまことにありがたく、さっそくおいしく飲ませていただきました。ほんとうにありがとうございます。

 アッサムを味わいつつ……う~む、直別駅の記事をどうしようかと、にわか上流階級のおじさんは悩むのであった。

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May 14, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-14

 -おい、直別駅はどうした?

080514imoshochu へへ、それがね旦那、今夜は薄氷堂のやつ、芋焼酎にすっかりやられちまいましてね、とても原稿を書くどころじゃありません。

 それにね……

 -それに、どうした?

 直別は遠いんです。

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May 13, 2008

Daily Oregraph: 2008-05-11 (2) 音別駅は退屈か?

080511pashikuru21 ふたたび馬主来への道に戻り、のどかな田園風景の中を北上する。

 しかしよく見るとしっかり電線が写りこんでいるのは、さすが文明国の景色というべきだろう。