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February 27, 2008

Daily Oregraph: 2008-02-27 ドラフトの話 (1)

 最近は雑学クイズがブームらしく、あちこちのTV局で超インテリの高学歴芸能人(笑)が活躍中である。

 クイズ番組だけに罪のない内容なのはいいが、繰り返し見せられるといささか食傷気味で、毎度のことながら民放TV局の発想の貧困さにはガッカリさせられる。他局のマネはしない、という気概を持っていただきたいものだ。

 そうかといって、あまりにもマイナーな、たとえば「趣味のドラフトサーベイ」だの「ドラフトを読まナイト」などという企画はさすがにNHKでも取り上げないだろう。しかし先日申し上げたように、ドラフトサーベイは地味ながらなかなか人気のある検索キーワードなのである。

 ドラフトサーベイ(喫水検定)はもちろん熟練を要するプロの仕事だ。しかし海国日本の市民としては、ほんのサワリ程度でも知識を得る価値があるのではないだろうか。

 よろしい、NHKがボツにするのなら、弱小地方紙のわが社が記事にしようではないか。物理や数学に強い社員がいないのはつらいけれど、そこは教科書の助けを借りて、ボツボツご案内してみたい。

010108dmark_2 まずは論より写真。ドラフトマークの数字の見方からスタートしよう。

 ペンキを塗り重ねたせいでイビツに見えるのは難点だが、数字の8を観察すると、なるほどよく考えられていることがわかる。

 線の太さは2センチだから、それが目盛りの役目を果たしている。数字の高さはかっきり10センチ、数字と数字との間隔も10センチ。

 写真では、氷の下に「3M」が隠れているので、もしぴったり8の一番下のところに水面があるとすると、ドラフトは 3.80メートルである。

 ドラフトマークが表示されているのは、左右両舷それぞれ船首部、中央部、船尾部の3ヶ所だから合計6ヶ所あり、ドラフトサーベイではそのすべてを1センチ単位で測読することになる。

 さてたったこれだけの知識を得ただけでも、港を歩く楽しみがぐっと増すのではないだろうか。

 今度の日曜日には船の回りに黒山の人だかり、みなさんじっとドラフトを読んでいる……なんてことあるわけないよね(笑)。

 次回はいつになるか、どう話を持っていこうか、まったく考えていない。例によって出たとこ勝負である。

 一般のみなさまにとってはあまりお役に立たないと思うが、織田信長の肖像画を見て織田信長とあてる程度の雑学クイズよりは、案外おもしろいかもしれないので、おつきあいいただければ幸いである。

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Comments

次回が楽しみです。

Posted by: スコップ | February 27, 2008 at 21:25

>スコップさん

 こんな大それたシリーズを始めてしまい、ちょっと後悔しています(笑)。

 しかしドラフトサーベイというのは、大量の貨物の数量を測定するには実にすぐれた手段ですので、少しでも多くの方に知っていただきたいと思っております。

 なにしろ酔っ払いの書く記事ですので、もし間違いがありましたら、どうかご遠慮なくご指摘ください。

Posted by: 薄氷堂 | February 27, 2008 at 22:38

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