Daily Oregraph: 2008-02-15
今日も写真を撮れなかったな……と、事務所の明かりを消したとたん、スクリーンに映像が浮かび上がった。
しょうもない写真だけれど、こういう眺めにレンズを向けるようになるまでには、何年もの歳月がかかったし、多くの人々の影響を受けてもいると思う。
ひさびさに20世紀引用文集を開いてみると……
The virtue of the camera is not the power
it has to transform the photographer into
an artist, but the impulse it gives him to
keep on looking.
Brooks Anderson,
ONCE AROUND THE SUN 1951
ぼくのまずい訳でまことに申し訳ないが、入試の答案じゃないからご勘弁いただくとして(笑)、
カメラの美点は、写真家を芸術家に変身さ
せる力があるところにではなく、見つづけよ
うという気持に駆り立てるところにある。
このアンダーソンという人のことば、日本語 Google ではさっぱりヒットしないけれど、英語で検索すると、写真に関連してあちこちで引用されており、ずいぶん有名らしい。
残念ながら芸術家にはなりそこねたし、さっぱり腕も上達しないけれど、カメラを持つと目が変わることだけはたしかだと思う。
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Comments
薄氷堂さんは写真がうまいなー。いい写真に共通するのは画角が決まっていることではないだろうかと私など(素人)はおもっておった。あとはその人の考え方生き方が写るのではないか―なんてね。
暗い室内から見える残照。私など来し方にいくばくかの想いはあるものの、行く末などなにもみえないのである(ショーチュー飲めなくなったらサヨウナラ)。双眼鏡のシルエットは、私です。たぶん10倍以上だとおもうから、視野がせまいんだ、これが。
で、お断りなしにデスクトップの背景にしておりますがよろしかったでしょうか。
Posted by: kimun | February 19, 2008 at 23:31
>kimun さん
おお、たいへん失礼いたしました。コメントをいただいていることに、まったく気づかなかったのです。
9ヶ月遅れのレスになってしまいましたね。ごめんなさい。
たいして考えもせずに撮った写真ですが、おほめいただいてありがとうございます。ぼくはほめられるのが大好きなものですから(笑)、すなおに喜んでおります。
はい、ぼくも焼酎飲めなくなったら生きている甲斐がありません。お仲間ですね。
写真の双眼鏡は、おっしゃるとおり12倍のものです。事務所にはこのほか気圧計や風向風速計などもあって、ちょっとしたワンダーランドですよ。
Posted by: 薄氷堂 | November 11, 2008 at 18:40