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January 31, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-30 鉛筆発見記

 コーリン鉛筆の話題で引っぱるつもりはないのだが……(笑)

 会社に実物を持参してMちゃんに見せたところ、

 -あ、これなら知ってます! このマークを見て思い出しました。使ったことありますよ。

 う~む、コーリンのロゴ恐るべし。名前は忘れても、マークが脳裏に焼きついて離れないのだから、まさにブランド(「焼印」の意味あり)である。いまだに根強いファンがいるのも道理である。

 -だけどうちの会社にコーリンの鉛筆はないよなあ。

 鉛筆やボールペンなどをストックしてある引き出しを開けても、三菱、三菱、トンボ、三菱、トンボ……というぐあいで、コーリンは一本も見あたらない。

 するともう一ヶ所のストックポイント(?)をゴソゴソ漁っていたMちゃん、

 -ありました!

080131colleen おお、これは美品ではないか。さすがに消しゴムは硬くなっているが、まるで今年製造したばかりの新品のようだ。

 ぼくが持っているコーリンの消しゴムつき鉛筆は Nos. 675, 777 and 3110 の3種類だから、1本ちょうだいしてまたコレクションが増えたことになる(会社の備品だから、明日三菱鉛筆の同等品を1本お返ししておこう(笑))。

 じっと見ているうちにおもしろいことに気づいた。Kero556 さんのブログだったか、コーリン嬢の顔に左向きと右向きのものがあると書いてあったが、この No. 710 だけ顔が左向きなのである。

 う~む、この道も奥が深いなあ。

080131colleen2  さて気になるお値段だが、上の写真の紙箱の裏側に印刷されている 720 という数字が、いわゆる希望小売価格ではないだろうか。1ダース入りとして1本60円。

 念のため帰宅後調べてみると……

Pencils  ぼくが紙箱入りで持っているのは3種類。いずれも定価らしきものは印刷されていないが、小売値はわかる。

 ゴムつきでないものが1ダース 285~290 円、ゴムつきが 576 円である。いずれも約2割引きと考えれば計算が合う。希望小売価格は1本あたりゴムつきが60円、ゴムなしが30円という見当なのだろう。

    消しゴムつきがいっぺんに倍の値段になるのは、パテント
   料がらみだろうか? とてもコストが倍かかるとは思えない

   のだが……

 この値段で会社の経営を成り立たせるためには、いったい年間何本鉛筆を売らなくてはならないのか……ぼくは頭がクラクラしてきた(笑)。

 それにしてもこういう紙箱もよく見るとおもしろいものだ。三菱の箱に堂々と印刷されている MATURED はウィスキーを連想させるし、トンボの箱はクラシックそのもの、側面に印刷されている漢字はなんと旧字である。

 なんとなく世に文房具マニアがいるのもわかるような気がしてきた。

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January 30, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-30 コーリン嬢復原?

 昨日ご紹介したのは Kero556さんの運営されるコーリン鉛筆カタログ化計画というブログなのだが、コーリンのブランドは今もなお遠くタイの地に健在であることなど、興味深い記事が満載されているので、ぜひ訪問されるようおすすめしたい。

 すっかりブログの内容に感心したのでファンレター(笑)をさしあげたら、Kero556 さんはすぐにていねいなご返事をくださった。

 さて Kero556 さんからお教えいただいたあるサイトを拝見したところ、コーリンの名前の由来は英国の「有名な美女」だという。

 Colleen は女子の名前としても使われるから、なるほどと思い Google で調べてみたが、名字が不明のためとても探し切れず、とうとうあきらめた。どなたか昔の英国の美女に詳しい方(笑)のご教示を待ちたい。

080130colleen 美女の顔をデザインしたというのだが……う~ん、これが美女ねえ。おまけに鉛筆ごとに微妙に顔が変化している(紙に印刷するのとはワケがちがうせいだろう)。

 Kero556 さんによれば、幼い頃にこの怖い顔を見ると、強烈な印象を受けてトラウマが残るらしい。それなのにコーリン鉛筆ファンとは……精神分析の領域かもしれないね(笑)。

 だがそんなはずはない。英国の有名な美女が怖い顔だなんて、だれが納得できるだろうか。これは美女コーリン嬢を、むりやり三角のマークに変形して押しこめた結果にちがいない。

 そこでぼくは鉛筆のマークからコーリン嬢の顔をもとにもどすべく、敢然と立ち上がったのである。

080130colleen2 絵には自信がないから、ヘタクソといわれてもしかたがないけれど(笑)、もう怖いとはいわせない。

 この顔立ちはちょっと古風な感じがすると思う。たとえば無声映画に登場する女優を連想させるのではないだろうか(むりにでも連想してくれなくてはぼくの立場がない)。

 -ヘタなのはいいけどさ、もちろんコーリン鉛筆で描いたんだろうな?

 -ごめん。三菱鉛筆を使ってしまった。

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January 29, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-29 (2) コーリン鉛筆

 ブログのアクセス解析をチェックしたら、「コーリン鉛筆」で検索した方がおいでだったので、ぼくもつられて Google で調べてみたら……なんと、コーリン鉛筆は 1997 年に倒産したのだという。

 まさか、あのコーリン鉛筆が!? まったく知らなかった。

 最近鉛筆など買う機会はないけれど、文房具屋へ行けばいつでも手に入るものと思いこんでいたのである。

 正直いうと、国産で一番書き味がよいのは三菱鉛筆だと思う。まったく引っかかりのない滑らかさという点では群を抜いているからだ。しかしトンボもコーリンも捨てがたい。

 どちらもマークに味があり、三菱ばかりひいきにするのはどんなものかという気持になるのである。

080129colleen0  よろしい。それでは愛惜の念をこめて、手持ちのコーリン鉛筆を撮影しよう。

 このところ室内専用として三脚につけっぱなしにしてある D70 とマイクロニッコール55ミリ……コンパクトデジカメでパチリというのは、かつての有名ブランドに対して失礼だし、ニコンの名レンズなら記録写真にふさわしいだろう。

080129colleen1 現在使用中のコーリン製色鉛筆。勉強していないからちっとも短くならないのは悲しいが……

 Colleen は正しくは「コリーン」と発音し、アイルランド語で girl を意味するのだが、見よ、このユニークなアイルランド娘のマークを。ぼくはまれに見る傑作だと信じている。

 この傑作マークをつけた鉛筆が在庫品限りで地上から消滅するのはいかにも惜しい……そう感じてコーリン製品を収集し、専門のブログを開設された熱心な方までおいでだから、世の中は広い。

080129colleen2 ぼくは鉛筆オタクではないけれど、引き出しの中にはコーリン鉛筆各種、ごらんのとおり。

 なんとなく使うのが惜しいから、当分勉強するのはよそうと思う(笑)。

 さて実はもっと悲しいことがあったのである。

 -コーリン鉛筆、知ってるよね?

 答えはネガティヴ。事務所の女性はふたりともキョトンとした顔をするのであった。

 ああ!

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Daily Oregraph: 2008-01-29

080129sounding  タンクの水量を測るサーベイヤーと乗組員。

 これもドラフト・サーベイの仕事のひとつである。

 厳しい寒さの中デッキを一回りすると体が冷え切って、なかなかたいへんな仕事だ。いつでもすぐに事務室に逃げこめるぼくなどは、まるでお公家さまみたいなものだと思う(金がないから貧乏公家?)。

 

080129departure ここ数日の間ネタを提供してくれた船も無事出港。

 船も恋人も、やはり別れ際のうしろ姿が一番美しい。

 ぼくだってほんとうは女性のうしろ姿を撮りたいのだが、あいにく適当な相手がいないものだから(笑)ほとんど船専門……しかしこれが不思議なことに飽きないのである。

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January 28, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-28

080128npaper 今日の一枚は、事務室で新聞を読む乗組員(ちょっとぶれボケなのはぼくの腕前の限界だから、どうかご勘弁願いたい)。

 実にいい顔をしている。こういう読まれかたをされるなら、新聞の編集者も本望だろうと思う。

 むろん断って撮ったわけではないけれど、これを盗撮と呼ばれては困る。

 浮気調査の探偵がホテルに出入りする男女をこっそり撮ったりするのと一緒にされては迷惑千万、ほんとうの問題は取り上げかたにこそあるのだから。

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January 27, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-27

 今朝の最低気温は-19.4度。風もないのにひどく寒いけれど、冬はこうでなくちゃいけない。

080127woodchips 気嵐(けあらし)もそうだが、寒いときに水蒸気が立ちのぼる光景を写真に撮ると、かえってポカポカ暖かそうに見えるのは皮肉である。

 まるで露天風呂か饅頭をふかす蒸籠の湯気といったところだろうか。

 しかしあいにくデッキには浴衣姿のおねえさんの姿などみあたらず、貨物船は無骨そのもの、ちっとも色気のない男と氷の世界である。

080127h_cover ハッチカバーもごらんのとおり凍てついている。

 根性のないぼくは早々に退散して、事務室で温かいコーヒーをいただくことにする。

 もちろん仕事上の打ち合わせもあるのだが、寒さの話題をおやつがわりに会話する楽しみはまた格別だし、案外それがムダにはならないのである。

080127funnel さて今日のおまけは全国?万人のファンにお贈りするファンネルのアップ写真。

 POD の定義によれば、ファンネル(funnel)とは「蒸気機関車または汽船の金属製煙突 (metal chimney on a steam engine or steamship) 」のこと。ファンネルに描かれたマークは、kusiro-OB さんごひいきの白地に赤の横線が二本、通称「二引き」である。

 いまどき蒸気船などないけれど、ファンネルはファンネル。遠くから見るとばかでかい煙突だが、実際はごらんのとおりで、半分は飾りみたいなものだ。

 ぼくはまだ立ち入ったことがないけれど、人の出入りするスペースが見える。高所恐怖症を押して(笑)、いつか昇ってみたいものだ。

 ところでこれがブログ開設後 500 本目の芋焼酎じゃなく、記事とあいなった。よくまあアホなことを書き続けたものだと、われながら感心する。

 数々の駄文におつきあいくださった読者のみなさまは、ぼくよりもずっとアホ、いやこれは失礼(笑)、ご立派である。いつまで続くかは知らないが、今後ともよろしくおつきあいのほどを。

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January 26, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-26

080126cpoint 今日の船上セキュリティ・チェックポイント。デザインはシンプルそのものだ。

 最初はデッキに置かれていたのだが、こう北風が冷たくてはたまらず、入口ドア付近に移動したのである。

 めずらしく Chief Mate (一等航海士)が応対していた。

 

080126imoshochu この芋焼酎も先日弟からもらったもの。苦しまぎれに古い鉛筆をあしらってみた。

 三菱鉛筆、トンボ鉛筆、コーリン鉛筆……ひさしぶりに引き出しの奥から取り出してみると、相当の年代物もまじっている。

 宮澤賢治の童話に「木ペン」として登場するこれら木軸の鉛筆を、ぼくは今も使ってはいるのだが、最近さっぱり勉強していないものだから(笑)、一向に減らないのだ。

080126pencils めったに鉛筆を並べて見る機会などないので、ついでにもう一枚。

 鉛筆の芯はあと百年たっても文字を書けるのだろうが、消しゴムはすっかり硬化して、すでに使いものにならない。人間の頭と同じで、やわらかいうちに使えということか(ああ、もう間に合わない……)。

 どれも色やデザインはそれなりに美しいのに、使うほどにちびて消えゆくところは、日本人好みの滅びの美学にかなっていると思う。

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January 25, 2008

さらば DSCH JOURNAL

D_shostakovich DSCH JOURNAL をリンクから外すことにした。

 DSCH というのは、ショスタコーヴィチの頭文字をドイツ語表記-Д (=D) Ш (=SCH) -したもので、知っている人は知っている、知らない人はまったく知らないという、一種の音楽オタク用語である。

 DSCH JOURNAL にはおもしろいインタヴュー記事などが満載され、ぼくもたまに読んでいたのだが、だんだんタダで読める記事が減ってきたことには気づいていた。

 ところがさきほどひさしぶりに覗いてみたら……なんとフリーで読める記事がまるでないのである。

 Subscriber(購読者)がどうのと書いてあるから、このページを開いてみると、要するに読みたければ金を出して購読せよというのである。

 ご冗談でしょう。だれが金を出すものか。

 Dedicated to Dmitri Shostakovich.(ドミートリ・ショスタコーヴィチに捧ぐ)が聞いてあきれる。そもそも the non-profit DSCH Journal  と謳っているのに、なぜ金なんぞ取ろうというのだ。

 サイトの運営に要する費用などたかが知れていることはみなさんご承知のとおりである。

 もちろん取材に費用がかかることはわかる。しかしよほど金に困っているのならともかく、「ショスタコーヴィチに捧げる」はずのアマチュアのサイトが金を取ろうとはなにごとか。ショスタコーヴィチの魅力を広めようという精神はどうしたのだ?

 ぼくはかつてパソコン通信を知ったとき、多くの人々が手間暇かけた努力の成果をフリーウェアや無料データ公開によって広く世間に提供する姿勢に打たれ、新しい世界の到来を実感した。万事を金に換算して評価するいやらしい世の中に、すがすがしい新風が吹きこんだことをすなおに喜んだのである。

 それなのに、またしても金か……

 もちろんぼくだって金は欲しい。欲しいけれども、ケチなことをしてまで欲しいとは思わない。

 よほどメールを書いて抗議しようかと思ったのだが、しんどい英作文は仕事だけで十分だからウンザリ(笑)。リンクを外すことにしたゆえんである。

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Daily Oregraph: 2008-01-25 雪・氷・水

080125sbreeze 幸い風波ともに予想されたほどではなく、無事船を接岸させることができた。

 昨日の積雪も釧路市中心部で約10センチだったからたいしたことはない。大雪になれば会社に泊まり込みかと覚悟していたのだが、この程度ですんだのも日頃芋焼酎で身を浄めているおかげだろう。

080125deck とはいえデッキの上はごらんのとおり、低気圧のしわざでカチカチに凍りついていた。

 この写真を撮ったのは11時27分だから昼近くだというのに、気温が氷点下なので、なかなか氷はゆるまない。

 デッキはツルツルである。

 

080125dsurvey さて今朝はちょうどサーベイヤーさんが岸壁から海水を汲み上げ、比重を測るところだったので、お願いして一枚撮らせていただいた。

 めったにないことだけれど、酷寒期の朝、水中に投じた比重計がふたたび浮き上がって空気に触れた瞬間、ガラスの表面にごく薄い氷の膜が猛スピードで広がるのを二度ほど目撃したことがある。そうなるともちろん比重を測定することなどできない。

 もちろん今朝はそんな現象は見られなかったが、真冬にこういうお仕事をするのは大変だろうと思う。

080125dsurvey2 これは本船の事務室の隅っこに置いてあった、海水を汲み上げる容器。

 上の実用一点張りの容器と見くらべてみると、ずいぶんデザインがちがう。1月7日にご紹介したものともちがうけれど、これはこれでなかなか味がある。

 今後も容器を見かけ次第写真を撮ってお目にかけたいと思う。われながら困った病気である(笑)。

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January 24, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-24

080124snow -あのな、いい年して、小学生の絵日記みたいな写真撮るんじゃねえよ。

 -えらいすんまへん、編集長。

 ……そんなこといわれたって、取材費ゼロだからね。たまには京都の取材でもさせてくれよ。

 しかしたしかに絵日記だね、こりゃ。

   今日は朝から雪が降りました。

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January 23, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-23

 無理にでも一枚撮ろうと、会社帰りに港町へ立ち寄った。

 夜の水面に浮かぶ氷でも撮ろう、必要なら車のトランクに放りこんである三脚を取り出してもいい……と思ったら、氷がみあたらないのには拍子抜けした。

 そういえばたいして寒くはないし、空にはぼんやりした月が浮かんでいる。天気が崩れる前兆である。

080123minatomachi1 しかたがないから(もちろん三脚なんぞを使うはずもなく)岸壁をパチリ。実にむなしい(笑)。

 このまま帰るのはシャクにさわるので、なにかないかとキョロキョロ探してみたけれど、真冬の夜の岸壁にめぼしいものなどあるはずもなく、カメラをぶらさげてウロウロするとは、まったく挙動不審もいいところだ。

080123minatomachi2 やむをえず1月14日にみつけた新顔の椅子にご登場願うことにしたのだが、こうなるとほとんどヤケクソに近い。

 椅子までがふてくされて寝転がっているとは。

 まあ、こういう日もあるさ。一杯やって早く寝るとしよう。明日は明日の風が……天気予報によれば、たっぷり吹きそうだから。

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January 22, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-22

070118shinanohikari 今日の一日一枚は無惨な失敗に終わったので、いかにずうずうしいぼくでもお見せするわけにはいかない。

 例によってお古いところを……といっても、実はそう古くはない。去年の今ごろ自分はなにをしていたかなと思って画像ファイルを調べてみると、1月18日から20日にかけて長野市へ出張していたのであった。

 たまたまそこでこんな写真を撮ったのもなにかの縁だから、信州川中島小松原西飯田酒造店の宣伝をしておこう。

 残念なのは信濃光というお酒の味を知らぬこと。確かめようにも海辺の街から長野なんて、もう二度と出張の機会はないだろうな。

 ……などとごまかしてみたものの、明日のネタをどうしようか(笑)。

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January 21, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-21

080121sunset  ほんのちょっとだけ時間が遅ければなあ、ちがう岸壁からだったらなあ……と思うのは毎度のことだが、仕事の合間に撮っているのだから、ぜいたくはいうまい。

 それにぼくは必ずしもロマンティックな景色を求めているのではない。

 適当なスピードで夕陽に向かって走り続ければ、いつまでたっても日は沈まないのではないか? などと、バカな想像をしているのである(笑)。

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January 20, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-20 竹老園

051119chikuroen 今日はめずらしく取材費が出たので(笑)、明治以来の老舗である「東家総本店 竹老園」で昼食、いや取材してきた。

 (この写真は2005年11月19日撮影。外から撮る分には取材費はかからない)

 竹老園の歴史についてはこちらを参照していただくとして、今日は有名な「特製品コース」をご紹介しよう。お店では「コース」で通用する。

 すでに多くの方がブログなどで「コース」の写真を紹介しているから、なにを今さらという気がしないでもないけれど、ネタ不足の折から、取材費を有効活用させていただいたわけ。

080120soba_course コースを注文すると、4品の料理が番号の順番に運ばれてくる。

 最初が「かしわ抜き」。これはちょっとわかりにくい。数学的に考えれば、かしわソバ-かしわ=かけそばという計算になるが、実際にはソバ抜き、つまり鶏肉と長ネギだけのシンプルなスープである。

 昔からのファンにいわせれば、最近は鶏肉の質がちょっと落ちたらしいけれど、今日のような寒い日に温かいスープを出されるのはうれしいものだ。

 二番目は蘭切りソバ。卵黄をつなぎにしたという細めの上品なソバである。盛りもいたって上品で、アッという間に腹中におさまってしまう。

 かつて昭和天皇がこのソバをお代わりされたという有名なエピソードがあるけれど、これほど少量ではお代わりをしなければ天皇も満足されなかったにちがいない。二枚で我慢されたのはさすが天皇陛下、えらいお方はつらいものだ。ぼくなら五六枚はペロリといける(笑)。

 三番目が茶ソバ。見た目どおり抹茶を練りこんだものである。蘭切りソバもそうだが、わあ、うまい! というような、わかりやすいうまさではない。ごく上品なソバで、つるりとした喉ごしを味わうべきものなのだと思う。

 最初にかしわ抜きを味わうと、スープが十分うまいだけに、これにソバが入っていればなあと思う。しかしそこでかしわソバを食べてしまうと腹一杯になるから、スープだけ。そのあとにソバ、しかも少量のもりソバが二枚出てくるというのはうまい工夫である。

 最後は名物のソバ寿司。ほんのりショウガの香り漂うソバの巻きずしである。ちょっと甘みもあるから、酢の苦手な人でも食べられると思う。これまたおおげさにうまいというようなものではないのだが、一度味わうと忘れられない魅力がある。最近ではあちこちのソバ屋さんでこの寿司を出しているらしい。

 ソバ寿司を食べ終えると、腹七八分目というところだろうか。満腹などという下品な状態にさせないところが値打ちなのだろう。はっきりいって、いつも腹ペコの中高生諸君には向いていない。

 お値段などはこちらを参照していただきたい。そうお安いものではないが、一度は味わっておく価値があると思う。お店は春採湖畔にあるので、散歩帰りに立ち寄るのもいいだろう。

 今日はあらかじめ座敷を予約しておいたからよかったが、日曜日でもあるし、団体客が入ったのだろうか、店を出るときには順番を待つ客であふれ返っていた。

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January 19, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-19

080119otwins_2 朝まだ暗い中を岸壁にきてみれば、やはり三文の徳、こういう幻想的な光景は冬の早朝でなければ見ることができない。もう少し気温が下がればよかったのだが……

 タンチョウヅルとちがって、ごくふつうのレンズで撮影できるのありがたいところだ。おまけにズルをして暖かい車の中から撮れるしね(笑)。

080119cpoint これが今日のセキュリティ・チェックポイント。

 めずらしく商売繁盛、お客様が並んでいるので、遠慮して掲載サイズを小さめにしておいた。

080119imoshochu さて今日は弟からは芋焼酎をもらい、スコップさんからはシシャモをいただくという、たいへんめでたい日であった。おみくじの大吉はダテじゃない。

 ぼくがあまりにも干しダコをうらやましがったのを気の毒に思ったスコップさんは、さすが太っ腹の資本家らしく、十勝港へ出張したついでに広尾産のシシャモをおみやげに買ってくださったのである。謝謝。

 お礼に狂歌ひとつ。ああ、また評判が下がってしまう(笑)。

  タコの浦にうち出でて見ればカラカラの干物の高値に涙降りつつ

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January 18, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-17

 一日遅れになってしまったが、17日のレポート。

 最低気温-16.4度。この冬一番の冷え込みである。昔は-20度などはザラ、-27.5度まで下がったのを記憶しているし、シベリアにくらべればたいしたことはないのだが(笑)、慣れというのは恐ろしい。

080117fsmoke 体も温暖化しているせいか、この程度の気温でもずいぶん寒く感じるのである。

 寒いし面倒くさいし、例によって事務所の窓を開けてパチリ。みごとな気嵐だ。

080117fugusashi さてこの日の夜はフグの刺身なんぞをつまみながら、芋焼酎をグイグイやった。昨日のルンペンが今日はキャピタリスト、まさに激動の時代である。

 昨夜のコースのごちそうをすべてお目にかけてもいいのだが、金持ちはそういうはしたないことをしないものだ(一夜明ければもとのルンペンなのに……(笑))。ほんの一枚というところがイキなんだよ。あとはご想像にお任せしたい。

080117lamp しめくくりは夜景を眺めながら、さらに芋焼酎 on the rocks。

 Mちゃんなどは、ぼくを鹿児島県芋焼酎組合の回し者ではないか、金をもらっているのではないかというのだが、そんなことはない。金をもらいたいくらいのだが、これほど宣伝にあい努めているのにくれないのである。

 そんなわけでしたたか酔っ払い、昨日はブログを休載した次第である。

 じゃあ、明日は? 我不知道。しかし写真の一枚くらいなんとかなるだろう。

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January 16, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-16

 この時期は一日一枚を実践するのがほんとうにしんどい。

 春が花なら冬は雪や氷といったって、さっぱり雪は降らないし、道路に残る薄汚れた氷を撮ったってしょうがない。

 うまそうな料理を紹介する食べ歩きブログをまねて、毎晩のようにごちそうを撮りまくるのも悪くはないけれど、もとよりそんな資力があるはずもなく(笑)、さてどうしたものか、ハタと考えこむのである。

 今朝お向かいの事務所のスコップさんともお話ししたのだが……

 -いやあ、ネタがありませんね。

 -ほんとですねえ。

 そんなスコップさんは、苦しまぎれなのかヤケクソなのか、高価な干しダコをお買い求めになり、そいつをネタにしてブログにこんな記事をお書きになっていた。

 -あのタコですけど、いったいいくらしたんですか?

 -ハハハ、それが高くてね。二千円ですよ、二千円。

 ぼくは絶句した。記事一本に気前よく取材費二千円を投じるスコップさんが資本家なら、ぼくはルンペンプロレタリアート。格差社会もいいところである。

 帰り道にスコップさんは干しダコの足を一本ムシャムシャかじりながら、車を運転されたのだという。タコをくわえながら運転するお姿はあまり資本家らしくないけれど、実にうらやましい。いや、くやしい(笑)。

080116wport そんなぼくは、元手をかけずに事務所の窓を開け、一枚だけシャッターを切るのであった。

 とにかく撮ったぜ。文句あるか。

 ときに西暦2008年1月16日16時14分。少しずつ日が長くなってきた。春よ、こい。

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January 15, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-14 氷を見る (2) 港町

080114minatomachi1 港町岸壁に来たらつい椅子を探してしまうのは、われながら奇妙な習性だが、ここではときどき新顔の椅子が登場するから目を離せないのである。

 もちろん漁師さんが作業をするときに坐るのだが、こういう場所に室内用の椅子が置かれていると、椅子本来の機能を超えたオブジェのように見えてしかたがないのだ。

 -ハハハ、バカなことを。そりゃあんた、病気だよ。診てもらったほうがいいぜ。

 う~む、病気かなあ。そういえば、先日も内科医院でこんな椅子に坐って血圧を測ってもらったっけ(笑)。

 バカな話はさておき、今日のテーマは氷であった。

080114minatomachi2_2 近年は港全体が氷に覆われることはなくなったので、氷を見物したいというお方には、断然港町岸壁がおすすめ。毎年同じころに氷を確認しにくるぼくがいうのだからまちがいない(え、やっぱり病気だって?)。

 北西の季節風に吹き寄せられるせいだろうか、ここは氷のたまり場なのである。氷も成長するものらしく、奥まったところほどサイズが大きく、厚みもある。

080114minatomachi3 漁船のランプが氷に覆われていた。漁に出たとき波しぶきが凍りついたのだろう。

 こういうのははじめて目にしたのだが、しまった、朝早くくればよかったと後悔する。

 気温の上がったこの時間になると氷がだらしなくゆるんで、ポタポタ水滴が落ち、どうにもしまりがない。早朝朝日のあたるころだと、さぞ絵になるにちがいないと思ったのである。

 やはり冬には氷を撮る工夫をすべきなのかもしれない。宿題にしておこう。

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January 14, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-14 氷を見る (1) 春採湖

080114walkers 今朝はしばらくごぶさたしていた春採湖畔の道を一周した。

 日陰では道路がカチカチに凍りついたままだというのに、散歩する人の数はけっして少なくない。こういう光景を目にしているから、休日の北大通へ行くとショックを受けるのだろう(笑)。

080114rpattern 湖面はもちろん氷に覆われており、歩いて渡れそうだ。しかしこんな模様があちこちに見えるようでは、氷の厚みがまだ十分ではないのかもしれない。

 以前ご紹介したことがあるけれど、この模様は学術的には放射状氷面模様というらしく、鶴ヶ岱公園のひょうたん池でも小型のものを観察できる。雪が降る前にごらんになるといい。

080114omiwatari これは御神渡り(おみわたり)と呼ばれる現象で、氷に亀裂が生じて盛り上がったものらしい。

 道東では屈斜路湖や塘路湖の御神渡りが有名で、ぼくはまだ見物したことがないけれど、かなりスケールの大きいものだという。湖の面積や気温の関係だろうか、春採湖のそれはかなり小型だから、雪が積もればたちまち姿を隠してしまうにちがいない。

 間近に見ようと凍った湖面の上からこれを撮ったのだが、不覚にも足を滑らせ、転倒してしまった。右手の薬指がちょうど亀裂の部分にあたって、まだズキズキ痛む。いつまでも若くはないね(笑)。

 午後からはちょっとだけ港町へ行ってみたのだが、明日はたぶん一日一枚を実行できないだろうから、こちらの氷の話は明晩のために取っておくことにしたい。

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January 13, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-13 東栄小最後のスケートリンク

080113iceskate1 冬休み中の東栄小学校グラウンドへ行ってみると、何組かの親子連れがスケートを楽しんでいた。

 今年の春には学校統合によって東栄小学校は閉校となるので、この光景が見られるのもこれが最後かと思うと、さすがに一抹のさびしさを感じないわけにはいかない。

540131iceskate 児童数が激減したため、今でこそリンクを利用する人も数少ないけれど、かつては大いににぎわったものだ。

 写真は1954年1月31日に父が撮影したもの。

 ブレードをバンドで靴に固定しただけの、いわばルンペン・スケートだが、どうかこどもたちの笑顔をごらんいただきたい。当時の日本はまだ貧しかったけれど、みんなが貧乏ならこわくない、こどもたちの顔は必ずしも暗くはなかったのである。

080113iceskate2 さて今日はおもしろいことに気づいたのでご紹介したい。

 未熟練スケーター(ルンペン・スケーター?)が椅子を補助として利用しているのである。ちょうどお年寄りが転倒防止のため手押し車を押して歩くのと同じだ。だれが考えついたものか、よい工夫だと思う。

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January 12, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-12 21世紀的デレッキ

080112stoves ホームセンターに並ぶルンペンストーブ(上の棚)と薪ストーブ(下の棚)。

 ルンペンストーブは石炭(塊炭)用のストーブで、内側下部には通風を確保するためのロストル(火格子)があり、その上に石炭を詰め、新聞紙など燃えやすいものを焚きつけにして点火する。

 真ん中の棚の右端に置かれているのがロストル。広辞苑によればオランダ語(rooster)だということを記憶にとどめておこう。

080112derekki そしてこれが今日の目玉(?)。21世紀風のデザインなので、昔のものとはずいぶん印象が異なるけれど、まぎれもなくデレッキ(火かき棒)である。これはルンペンストーブにも薪ストーブにも役に立つ。

 ルンペンストーブや薪ストーブは毎年店頭に並んでいたが、デレッキはしばらくみかけなかった。これほどの数が並んでいるところを見るのは何年ぶりだろうか。

 石油の高騰によってふたたび石炭を使いはじめ、ストーブといっしょにデレッキを買う人が増えた証拠だと思う。

 デレッキの語源については諸説あって、まだ決着がついていない。リンク先の記事に詳述したとおり、ぼくは英語説を支持しているのだが、オランダ語説も有力である。

 ロストルがオランダ語であることは、「デレッキ」オランダ語説を補強する事実であるようにも思われるが、ストーブを意味するオランダ語の「クワヒル」をだれも知らないというのはやはりおかしいから、勝負は五分と五分(笑)。

 デレッキなどたいして高価なものではないから、よほど一本買おうかと迷ったけれど、使い道がないため断念したのであった。

 ついでながら、広辞苑によれば、ルンペンストーブは
 
   (和製語 Lumpen stove) 石炭・薪・紙などを燃料に
   使う簡易ストーブ。

 Lumpen は ルンペンプロレタリアート(未熟練労働者、最下層のプロレタリアート)のルンペンで、独和辞書を引くと「ボロ、クズ」などとあって、「ルンペンなんとか」というとみすぼらしいものを指すようだ。

 結局貧乏人向けの簡易ストーブなのだが、わが家もルンペンにふさわしく(笑)、昔はずいぶん愛用したものだ。

 火力は強いし、火持ちもよく、名前のわりにはすぐれたストーブであり、ふつうは石炭を詰めた予備を用意しておき、火が燃え尽きたら取り替える。冬の真夜中に炭小屋へいって、鼻を垂らしながら石炭を詰め替えるのはつらいからだ。

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January 11, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-11

 今日も一日一枚を実践できず、不調もいいところである。

020208gotanda そこで駅シリーズの一枚として、2002年2月8日五反田駅前で撮影した写真でお茶を濁すことにしたい。

 実はこの写真はすでにどこかに掲載したことがあるので、画面右をばっさりトリミングして印象を変えてみた。

 このときは前の職場で東京へ出張した機会に、五反田の安ホテルを根城にして、 New FM2 に50ミリ標準レンズ一本だけという禁欲的な組み合わせで、毎日のように夜の東京を徘徊したのであった。

 出来はともかく、なぜか捨てられない一枚……みなさまにもきっとそういう写真がおありだろうと思う。

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January 10, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-10

740315sonobe 今夜もお古いところを一席。やはり1974年3月15日に撮影した山陰本線園部駅である。

 う~む、われながらひどい写真だと思う(笑)。才能のなさ歴然であるが、それでも古いという一点に多少値打ちはあるかもしれない。

 まず画面左の車のデザインがなつかしい。この車の先には看板があって、(このサイズでは読めないけれど)「自転車 手荷物」という文字が見える。その下は車に隠れて読めないが、一時預り所だろうか。

 おもしろいのが喫茶店の看板。「コーヒ」というのは関西訛りの一種だと思う。コーヒー豆で作ったお汁粉のような語感があるけれど、なんとなく温かみもあって悪くない。

 さて……現在の園部駅を見ても、けっして腰を抜かさないように(笑)。

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January 08, 2008

Daily Oregraph: 2008-01-08

 一日一枚を実践できなかったからといってめげてはいけない。こういう日に備えて、長年ヘボな写真を撮りためてきたのではないか。

740315furuichi 1974年3月15日撮影の福知山線古市駅。福知山線では最も標高の高い駅らしい。

 どんなもんだい、こちとら年期がちがうぜ……などと自慢したって、いまも昔もヘボはヘボ(笑)、ただ歳を取っただけの話だから情けない。

 ぼくがこの写真を見てハッと気づいたのは、わが五十石駅の例を引き合いに出すまでもなく、現在の駅舎はきっとずいぶん変わっているだろうということ。

 新しいものが古いものに取って代わるのはあたりまえの話だが、たいていの場合、新しいもののほうがずっと無趣味であるところに、いまの日本の悲しさがある。

 だからイヤな予感はしたのだ。

 ああ、やはり……現在の古市駅はこちら。 

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