« November 2007 | Main | January 2008 »

December 31, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-31

071231ramen 年越しソバならぬラーメン。

 白樺台さんのタウン誌で拝見した益浦のI亭、なかなか場所がわからなかったけれど、2007年最後の日にようやくみつけることができた。

 塩ラーメンにおろし生ショウガ、絶妙の取り合わせであった。

071231flags 午後は喫茶店ラスカベツにおじゃましたあと、港町へ。

 漁船は正月を迎える準備が整い、日の丸から大漁旗まで翩翻とひるがえっているはずなのに、風が弱いため写真を撮るのが一苦労であった。

 見よ、堂々たる日の丸写真。もう反日とはいわせない(笑)。

071231imoshochu そして……これが今年の年越し芋焼酎。

 もうとなりに並べるものがなく、どうしようかと思ったら、未現像のポジフィルム一本、わたしを忘れないでねとばかり、本棚の隅に転がっていた。

 この一年、新しい出会いもあり、愉快に過ごすことができた。感謝。

 読者のみなさまにも心からお礼申し上げたい。マイナーであることの恍惚と不安を抱えつつ(笑)、来年も駄文を書き続けるつもりなので、どうか変わらぬご支援を。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 30, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-30

 昨日の雪は夜になって雨に変わった。いったんシャーベット状になって凍った雪が、今朝は気温の上昇とともに融け出し、道路はベチャベチャ、とても散歩などする気にもなれない。

 しかし雌阿寒岳の雪がどうなったか見たくなり、重い腰を上げて、車で米町公園へ向かった。

071230meakan ぼくは地元住民のくせに山には疎く、つい最近まで雌阿寒と雄阿寒の区別もつかなかった。

 正確にいうと左端は阿寒富士(1476m)、その右どなりが雌阿寒岳(1499m)である。写真には見えないが、雄阿寒岳は十数キロ東つまり右手にある。

 雲ひとつない上天気なのに霞んで見えるのは、レンズのせいでも腕前のせいでもない(笑)。レタッチしてコントラストを高めているからここまでくっきり見えるけれど、肉眼ではもっとボンヤリ見えるのである。

 米町公園から阿寒富士と雌阿寒岳までの直線距離は 40数キロ。沼津から富士山までの距離のちょうど倍だ。富士山は標高も倍以上あるから、よく見えてあたりまえ、つくづくトクな山だと思う。

 さていい機会だからいわせていただくと、あちこちの地方都市にあるしょぼい「なんとか銀座」同様、「なんとか富士」というのもやめたほうがいい。かえって貧乏くさい印象を与えるからだ。

 ぼくは香川県で讃岐富士というのを目にして、あまりの情けなさに絶句したことがある(笑)。小なりといえども、誇りを忘れず、われはなんとか山と澄ました顔をしていたほうがいい。

071230itsukushima 米町公園のすぐとなりにある厳島神社に寄ってみると、社務所はお札をもらいに来た人でにぎわっていた。

 参道はきれいに除雪され、新年を迎える準備万端あい整っているようであった。

 準備もなにもいらないぼくは、いつものとおり、酔っ払って年を越し、朦朧として新年を迎えるまでのこと。実にめでたい男である。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

December 29, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-29

 天気予報がみごとに的中し、午前9時少し前から雪が降りはじめた。

071229higashikushiro1 こういう日はおとなしくしているにかぎるのだが、食糧弾薬の尽きた落城寸前の砦みたいになるのはまっぴらだから、アルコールなどを仕入れに外出し、ついでに雪景色を鑑賞しに(笑)東釧路駅へ立ち寄った。

 この前訪れたときにも気になったのが、黄色というよりも日通色(?)に塗られた木製の素朴なベンチである。背もたれはとっくに失われ、ところどころペンキもはげているけれど、それがまたいい味を出していると思う。線路の両側に新しい住宅が立ちならぶなか、ホームの上にだけポッカリ昭和が残っている。

071229higashikushiro2 やがてカンカンという警報の音が聞こえてきた。

 百戦錬磨の鉄ちゃんとちがって、あらかじめホームの時刻表を確かめておかなかったから、どちらから列車が来るのかわからない。

 ボーッとして待っていると厚岸方面から列車が現れた。ああ、やはりこれでは鉄ちゃん失格。

071229higashikushiro3 ここで降りた乗客は、このほか4人ほどいたから、約10人。コープさっぽろへ年末年始の買い物をしにきた人々である。

 ところどころ画面がぼやけているのは、レンズに水滴が付着したせいだ。これ以上カメラやレンズを濡らしたくないので車に戻り、今日はこれまで。

071229snow 雪はその後も降り続き、夕方にはごらんのとおり。湿気をたっぷり含んだ大粒の牡丹雪である。

 物好きにも傘をさして家の前から一枚だけシャッターを切ったのだが、いずれ挙動不審の人物として通報され、特高に逮捕されるかもしれないね。家宅捜索にそなえて、時流に敏感な連中にならい、本棚には右寄りの書物を並べておこうか(笑)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 28, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-28

 クリスマス用の Stolen じゃなかった、Stollen、何人かの知人に一切れずつ味わっていただくことができた。

 その一切れこそ a piece of happiness 、幸い好評を博したので、岐阜県大垣市在住の麦穂亭にご報告したい。

 ぼくが麦穂亭を盛んに宣伝したところ、どんな奇人、いや失礼、どれほど立派な人物なのかと、みなさま興味津々のご様子だったので、ちょうど本人が写真を送ってくれたから、堂々掲載してご紹介したい。

07mugihotei ただしあまりにもあからさまだと麦穂亭に迷惑もかかるだろうし、カラーを白黒にしたうえ、全体にボカシをかけておいた(ぼくは目だけにモザイクやボカシをかけるのが大嫌いなのだ。失礼千万だと思うのである)。

 どうもヴァイオリンの発表会で撮影した写真らしいのだが、ボカシをかけたせいか、いっぱしの演奏家のように見えるからふしぎだ(笑)。

071227party 麦穂亭の写真だけお見せして薄氷堂が登場しないのでは均衡を失するから、昨夜Mちゃんが撮ってくれた写真をトリミングして……もちろんボカシをたっぷり(笑)。

 そんなもん見たくないなどとおっしゃらぬように。年末のご挨拶のつもりなのだから。

 風邪がすっかり治らぬのに飲み歩いているせいか、天罰テキメン、鼻づまり、耳づまり、金づまりが一向に快方に向かわない。

 明日はなんとか取材に出かけたいと思ってはいるのだが……

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 26, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-25 サンドレッド考

 今夜は船舶オタクの話題で申し訳ないけれど、アクセス解析を見たところ「サンドレッド 語源」というキーワードで訪問された方がいらしたので、手持ちの辞書をあたってみた。

 ところが残念ながら(安月給のころ大枚2万円を投じて購入した(笑)) Webster の第3版にも掲載されていないのである。Random House にも載っていない。

 ロープの先についたおもりのことを、船員出身の同僚もたしかに「サンドレッド」といっていた。ぼくは現物を手にしたことがあり、ずしりとした重さから察するに、たぶん鉛(= lead)が仕込んであるだろうと思う。しかしなぜ sand (砂)なのか? 砂または粒状の鉛がつまっているのだろうか?

 Google in English で検索しても、それらしい記述は日本船主責任相互保険組合(通称 JAPAN P&I)の記事にしか見あたらなかった。

   A sandlead of heaving line thrown by a crew hit
   a line man on shore and injured him.

 
 なんだかややこしいことになったが(笑)、 heaving line とはなにかというと、太い係留索の先に結んだ細いロープのことである。

071106sandlead つまり太くて重い係留索(ホーサーという)を直接抛るのは無理だから、この写真のように、先端におもり(=サンドレッド)のついた細めの綱取り用ロープ(= heaving line)をぶん回して陸上に向けて放り投げる。その細いロープを陸上からたぐり寄せて、本体である太い係留索を引っぱるというしかけになっている。

 上述の英文は、乗組員がヒーヴィングラインを陸上に投じたところ、その先端にあるサンドレッドが陸上に待機していた綱取り作業員(= line man)に当たって負傷させたというのである。

 ただしこの「ジャパン・ピーアイ」の英文にはいささか疑問もないわけではない。

 まず Webster 第3版ほどの大辞書に heaving line はぼくの説明したような意味で載っているのに、 sandlead(sand lead または sand-lead も同様) なる単語が収録されていないこと。つぎに集合体をあらわす crew という単語が、一乗組員という意味で使用されているのは文法的に疑問であること。

 さらに Google in English で検索しても、それらしい単語がほかにヒットしないのはふしぎであること。成山堂『英和航海用語辞典』(1972年)にも海文堂『英和海事用語辞典』(1982年第10版)にも収録されていないこと。

 ぼくとしては、どうしても sandlead は和製英語ではないかという疑いを持たざるをえないのだがいかがだろうか。ご教示を待ちたい。

 ああ、芋焼酎に酔っているというのに、なんでこんな一般受けしないめんどうなテーマを取り上げたのだろうか。しかしここまで時間をかけた以上、追求の手をゆるめるつもりはない(笑)。
 
  ※その後 heaving line をネット検索してみたところ、先端の
  おもりは、ふつうそのものずばり weight と呼ばれるようだ。
  では sandlead とはいったい?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 24, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-24 大楽毛駅

071224otanoshike1 大楽毛(おたのしけ)駅前では、日本釧路種のちょっとずんぐりした馬が出迎えてくれる。

 大楽毛はかつて日本有数の馬市が開催されるところとして有名であった。

 馬市の日になると、駅前からの道の両側はまるで縁日のようなにぎやかさで、たしか木の柱とムシロで小屋がけした露店がずらりと並んでいたはずだけれど、なにぶん父に手を引かれて行ったこどもの記憶だからあてにはならない。

550807otanoshike 父は写真を撮りにときどき馬市へ行ったから、ネガが何枚か残っている。

 これは1955年8月7日に撮影されたもので、当時の馬市の規模がうかがわれる一枚だと思う。

 スコップさんによると、今でも馬市は細々と続いているらしいのだが、ぼくにはどんなものか想像もつかない。機会があればぜひ見学したいものである。

 馬市のにぎわいはともかく、かつて人家もまばらだった大楽毛は、1960年(昭和35年)には本州製紙(現王子製紙)の釧路工場が操業を開始し、1965年(昭和40年)には釧路高専が開校するなど、急速に変貌を遂げた。

071224otanoshike2 駅舎もごらんのとおり、釧路市の大楽毛支所が同居しているせいもあるのだろうが、2階建ての堂々たる造りである。

 隣の「かもめ食堂」とは切っても切れない縁にあるらしく(笑)、ふたつの建物はぴったり連続している。

071224otanoshike4 列車の到着する時間帯ではなかったせいか、火の気がなく冷えきった待合室はガランとしていた。

 かもめ食堂へ直接通ずるドアがあるのは、暖を取りたい人を食堂へと誘う営業的配慮なのかもしれず(笑)、ひょっとしたらここは食堂に併設された駅じゃないかという気さえするのであった。

 切符売り場の窓口はすでに閉ざされており、自動券売機が置かれている。
 
   券づまり、故障等の場合は、そのまま列車に
   乗車し、運転士に申し出てください

という掲示にはノンビリした味がないでもないけれど、人件費節約もここまできたんだなあ。

071224otanoshike3 例によってホームを撮影。

 上は駅舎のすぐ裏手から釧路方面を見たところ。線路の両側には住宅が立ち並んでいる。

 下がホーム上から見た帯広方面。駅舎がわりと新しいだけに、無人のプラットホームに立つと、ひときわわびしさがつのるのであった(笑)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 23, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-16 (4) 東釧路駅

 もはやこの世の中に驚くべきことなしとばかり、まだ若いくせに醒めた顔をして、ときどき薄笑いを浮かべながら街を歩く君、それじゃ残りの人生があまりにもつまらなくはないだろうか。

 あるんだよ、世の中にはビックリするようなことがいくらでも。しかも身近にあるのだから、なにもアマゾンへ飛べ、天山山脈へ行けというわけじゃない。

071216higashikushiro1 たとえば小さな駅をいくつか巡り、たいして期待もせずに東釧路駅を訪れた君は、アッと驚いて腰を抜かすだろう(たぶん……(笑))。

 この自転車の群を見よ。どうして日曜日なのにこれほどの自転車があるのかは謎だが、これこそ都市近郊の駅のあるべき姿にちがいない。

 駅舎の脇から直接ホームに入り、待合室を見て(写真下)もう一度ビックリ。待合客がいるではないか。それも一人や二人ではなく、中をのぞいてみると七八人はいるのである。

 先日訪れた白糠駅の待合室でさえ、列車を待つ客はわずか二人。これまでたいていの駅に人影はないか、せいぜい一人というありさまだったから、驚かないほうがどうかしている。

071216higashikushiro2 ウソのようだが、この駅を訪れるのはたぶん40年以上ぶり。なにしろ根室方面の列車には乗る機会もないし、駅舎が通りに面していないので、ふだん目にすることがないのである。

 奇跡のように残るホームの木造屋根は、今となっては国宝級の存在ではあるまいか。見学の価値は十分にあるから、取り壊されぬうちに駆けつけるべし。

071216higashikushiro3 やがて待合室から人々がホームへ移動しはじめた。お、列車が来るんだな。

 カメラを持って待ちかまえていると、厚岸行きの普通列車が2番線に滑りこんできた。

071216higashikushiro4 手に手に買い物袋やレジ袋を提げている乗客を見れば、あなたにも事情がのみこめるにちがいない。

 東釧路駅はコープさっぽろ貝塚店のすぐ裏手に位置し、車を持たぬ沿線の買い物客にとっては大変便利な駅なのだ。

 ひさびさに駅らしい駅を見たように思う。全国の駅ファンにおすすめ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 22, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-22

071222stollen 十年ぶりにひいた風邪がなかなか治らない。

 元気をつけようと思い、喫茶店ラスカベツにおじゃまして、麦穂亭特製のシュトーレンをアッサムティーといっしょにいただいた。

071222beauty_parlor マスター、どうもありがとう……おかげで元気百倍(笑)、会社の忘年会へ向かうことができた。ということは、ただいま相当酔っ払っているのである。

 薄氷堂のことだから芋焼酎の写真でも載せるかと思いきや、ジャーナリストは目のつけどころがちがいましてね、夜のビューティサロン。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 21, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-21

071221departure  12月21日と22日の日没はいずれも15時51分。

 船の離岸した直後、16時23分に撮影したのが今日の一日一枚となった。

 別れ際に船長に声をかけた。

 -よい航海を。メリークリスマス・アンド・ハピーニューイヤー!

 -ありがとう。あんたもな。

 まあ、お互いクリスチャンではないのだが(笑)、ヤボはいいっこなし。

 ノンキなことを書いているようだけど、今日はどうも体調がすぐれなかった。16日に取材した東釧路駅の紹介記事を掲載する気力が湧いてこないのである。

 え、調子が悪いなら薬を飲めって? もちろん飲みますとも。日本薬局方「芋焼酎」を適量ね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 20, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-16 (3) 別保駅

071216beppo_st1 根室本線(花咲線)別保駅。

 なんともかわいらしい駅だが、この地区には町役場があり、いわば釧路町の本拠地なのである。

 釧路町でもっとも繁華なのは釧路市に隣接する大型店の集中する地区なので、事情を知らない旅行者が別保を通りかかったとしたら、ちっぽけな町だと誤解するかもしれない。

 人口2万1千人強。大規模な私立大学の学生総数にも満たない人口だが、道東地区ではかなりの規模の町といっていいだろう。市町村合併の際は、事情あってノンを突きつけ、独立を保っているけれど、事実上は釧路市の一部のような存在であり、ぼくにも両自治体の境界がよくわからないほどだ。

071216beppo_st2 駅舎シリーズであるからには、記録性を大切にしてホームの風景を残しておきたい。

 上が釧路方面、下が厚岸・根室方面である。

 この朝、乗客とおぼしき人物はただひとり、いかにも車なしでは暮らしにくい地方を象徴するながめだと思った。

 もっともこの日は日曜日。乗客が少ないのは当然かもしれない。ふだんは通学生などの利用がそこそこあるはずだし、効率・採算一点張り、もうからないなら鉄路も道路も要らないというのでは地方は浮かばれない。

071216beppo_st3 この駅に特別の思いをもって利用している人々もいるのである。

 その証拠に待合室には小さな額がいくつか飾られていた。

 JRもイキなはからいをするものだと感心して撮影したのだが、帰宅後じっくり写真をながめてみると……

071216beppo_st4 なんと、右上の額には「別保駅」という歌の歌詞があるではないか(等倍に切り取ってコントラスト調整。読みにくいのはご勘弁いただいきたい)。

 この歌、ぼくは聴いたことがないけれど、釧路駅から210円の別保駅、ああ別保駅……文学的な批評などどうでもいい話で、このすなおさ、小さな駅に寄せる作者の愛着がJRのみなさんの胸を打ったのだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 19, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-19

071219cpoint 今夜も酔っ払っていながらブログを更新するところは、あいかわらず立派である(笑)。

 今日の一日一枚は、ひさびさの船上チェックポイント。本船では SECURITY DESK と称し、注意書きを読むと、武器の所持は一切まかりならぬ(ごもっとも)てなことが書かれている。

 ご心配なく。武器と多額の現金の持ち合わせはないからね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 18, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-18

071218berthing 接岸作業中のタグボート千歳丸と、綱取りボートひろ丸。

 あいかわらずしょうもない写真で申し訳ない。しかしテロリスト対策とやらで最近は一般の方が外航船バースに出入りできなくなったから、こういう光景を目にする機会はなかなかないだろうと思う。

 十年ぶりに風邪をひきかけたぼくは低調もいいところで、一日一枚を消化したまではよかったけれど、今日は船上チェックポイントを撮る元気がなかった。

 芋焼酎を飲んで体調を整え、明日こそは……

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 17, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-16 (2) 知方学から老者舞へ

 尻羽岬からふたたび知方学(ちぽまない)との分岐点へ戻り、さてこれからどうしようか……と見れば、学校らしき建物があるのに気づいた。何度も前を通っているのに、見落としていたらしい。

071216chipomanai1 釧路町立知方学小学校。

 すぐ近くに並ぶ教員住宅らしき家の飼い犬にワンワン吠えられたのには閉口した(先生、どうもお騒がせしました)。

 あのね、おれは不審人物じゃないんだよとつぶやきつつ、玄関へ回ってみると、臼と杵が置かれていたから、近いうちにこどもたちが餅つきをするのだろう。

071216chipomanai2 グラウンドはかなりの広さがあり、アイススケートリンクの囲いが準備されていた。

 ここは山奥の学校ではないけれど、ギラギラ光る海を見て、なんとなく風の又三郎の小学校を連想した。あやしいおじさんひとり、こどもたちがいたら囃し立てられていたかもしれない。

 小学校も見物したし、まっすぐ釧路へ戻ろうとしたのだが、老者舞(おしゃまっぷ)への道を見て気が変わった。

 砂利道ではなく舗装されているのである。しかも道幅が広い。この先にはやや大規模な集落があるのではないか。ひょっとしたら去来牛のような気まずい思いはしなくてすむかもしれない。

071216oshamappu1 曲がりくねった急な坂道は釧路町の海岸集落に共通するものだし、坂の途中から見下ろす景色は知方学にもよく似ている。

 しかし立派な防波堤があるところを見ると、やはりそこそこの広さはあるようだ。

071216oshamappu2 おお、ずいぶん整備された漁港ではないか。戸数もかなり多く、豊かな集落だという印象を受けた。釧路に育ちながら、こういう場所を知らなかったとは……

 建設現場事務所らしい建物もあり、港湾工事がひきつづき行われているのかもしれなかった。

071216oshamappu3 防波堤の上から西を見ると、このあたりの海岸に特徴的なきびしい断崖が海に突き出ていた。

 いくら絶景でもちょっと近寄りがたい場所だけに、観光名所にはなりにくく、だからこそ昔のままの姿をとどめているのだろう。

071216oshamappu4 港の手前には奇岩が居座っており、開基の碑が建てられていた。実際この地をここまで発展させるには、計り知れない苦労があったにちがいない。

 カキの直売所があったり、車の出入りも相当あるだけに、よそものの感じる居心地の悪さは老者舞にはそれほどなかったように思う。

 だがノンキに遊びに来るのはどんなものかとちょっぴり反省させられるのは、開放感あふれる無人の尻羽岬との大きなちがいだろう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 16, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-16 (1) みたび尻羽岬へ

 せっかく尻羽岬再訪は来年までおあずけにしようと決心していたのに、白樺台さんが『釧路ダイスキ』の次号は「尻羽岬大特集だ!」と宣言されるものだから、ついその気になって……

 尻羽岬先端にほど近い帆かけ岩の上に立つ鳥居を撮りに行ってきた。物好きだと笑われてもしかたがないけれど、悪いのは人をそそのかした白樺台さんである。

 今朝もまた駐車場はぼくの車1台だけであった。

071216shirepa1 風も弱く、あたりは静寂そのもの、広大な空間を独り占めにできるのだから贅沢のきわみである。

 このあたりの丘陵のエロティックな曲線は、何度見ても飽きることがない。これを見るために来るのだといってもいいすぎではない。

071216torii さて岩の上の鳥居を撮るために安い望遠ズームを買ったのだから、モトは取らねばならぬ(笑)。

 おお、腐っても望遠レンズ、双眼鏡なみによく見える。これでもっとシャープならいうことはないのだが、そこはお値段相応、文句はいうまい。

 それにしても残念、今日は例の黒い鳥がみあたらなかった(白樺台さんによれば、鵜らしい。つまり海鵜だろうか)。

071216shirepa2 ここへ来るのは三度目だが、今日もまた海は穏やかだった。

 沖に点々と見えるのは漁船である。

 

071216fboat 望遠端300ミリ(450ミリ相当)で撮ったものを等倍に切り取ってみた。

 おや、船尾に小さな帆がある。こういう漁船は初めて見たのだが、厚岸湾独特のタイプなのだろうか?

 世の中知らないことだらけだ。またしても宿題。

071216shirepa3 いつも同じアングルからでは退屈だろうから、帰りがけに踏分道を撮ってみた。今の時期、早朝凍った路面が次第に融けて、少しぬかるむところがあるので注意。

 踏分道とはいっても、ひょっとしたらもともとはバイクのタイヤの跡だったのかもしれない(すぐ近くには明らかに四輪駆動車のタイヤ跡とおぼしき跡も残っている)。

 駐車場から先を車両乗り入れ禁止にしたのは正しい判断だと思う。ここは歩いて味わうべき場所なのだから。

   なお駐車場近くにレトルト食品の容器が捨ててあった。
  たぶんキャンプをした人がいるのだろう。キャンプは結構
  だがゴミを捨ててはいけない。いずれ天罰が下るであろう。

 さて今日は尻羽岬のすがすがしい空気を吸っただけではなく、別保駅、知方学小学校、老者舞(おしゃまっぷ)漁港、東釧路駅と精力的に(笑)取材したので、明日から何回かに分けて掲載したい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 15, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-15

071215harutoriko1 ひさびさに訪れた春採湖の湖面には、さすがに氷が張っていた。

 ボート屋さんも店を閉め、チャランケチャシもはげ山のようになり、一見蕭条たる冬景色のようだが、湖畔の道を歩く人、走る人の数は意外に多く、北大通以上のにぎわいをみせていた。

 もはや植物観察の季節が過ぎたせいか、たいていの人は運動のために猛烈なスピードでドンドン歩き、ブラブラ歩きのぼくを追い抜いていく。中にはハアハア息を切らして必死に前進するおばさんなどもいて、そのうちバッタリ倒れるんじゃあるまいかと心配になるほどであった。

 枯れた植物だって、見ようによってはおもしろいのだけれど、今日は気が乗らなかった。

 鳥たちはまだ元気いっぱいらしく、いろんな鳴き声が聞こえてくる。

 ぼくも魅力を感じないわけではない。しかし残念ながら小鳥の姿をみつけるのに必要な視力に欠けているから、声だけを楽しむことにしよう。

071215harutoriko2 岸辺に行ってみると、場所によっては氷はまだ薄く、底が透けて見える。

 さて、どうしたものか……毎年この季節になるとそう思うのだ。

 やはりマチに戻ろうか……そう思うのもまた毎年のことである。しかし戻ろうにも戻るべきマチはありや。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 14, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-14

071214violin うわさをすればヴァイオリン(笑)。

 麦穂亭が写真を送ってくれたので、今日の一枚として代用させていただくことにした。名のあるお方の手になるもので、結構なお値段がするらしい。

 問題はこのヴァイオリンに釣り合うだけの腕前が麦穂亭にあるかどうかだが、それはお互いさま。ぼくだってカメラに釣り合うほどの腕があるわけじゃなし(笑)。

 親切にお菓子を送ってくれたことでもあるし、お礼に狂歌ひとつ。ちゃんと韻を踏んでいるからね。
 
  Stollen うまく焼けてもヴアイオリン下手に弾いてはまだ弟子取れん

 え、なにか文句でも?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 13, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-13 Stollen

 今日は一日一枚を実行できず、しょうがないから一杯やってさっさと寝ちまおうかと思ったけれど、天われを見捨てず、帰宅したら絶好の被写体が届いていたので急遽作戦を変更した。

1213stollen 岐阜県大垣市在住の麦穂亭が、クリスマス用のお菓子 Stollen(シュトーレン)を送ってくれたのである。

 古本屋の3冊500円セールで求めた(笑)独和辞書によると、Stollen とは、もともと柱や麺棒などを意味するらしく、このお菓子もその形からシュトーレンと呼ばれているそうだ。「クリスマスに幼児キリストの象徴として用いる」(博友社 新訂独和辞典)。

 Random House の説明が要領を得ているので引用しておこう。
 
     a sweetened bread made from raised dough, usually
     containing nuts, raisins, and citron.

 最近立派なヴァイオリンを買ったと自慢している麦穂亭の演奏ぶりは、ぼくは聴いたことがないから批評できないけれど、ドイツに渡ってパン屋の親方のもとで丁稚奉公したというだけあって、パンづくりの腕前はたしかだ。

 表面にまぶしている粉砂糖はたぶん雪だろう。クリスマスにふさわしい、しゃれた趣向である。いや、ぼくみたいにヤボな男にはしゃれすぎているかもしれない(笑)。

 シュトーレンのないクリスマスなんて……麦穂亭によれば、ドイツでは昔からそういうらしい。それをマネしたのが例の「クリープを入れないコーヒーなんて」なのだそうである。う~む、勉強になった。

 ありがとう。クリスマスに一切れいただきます。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

December 12, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-12

071212kitaodori 例によってしょうもない写真で申し訳ないけれど、会社帰りに幣舞公園に立ち寄り、一日一枚をかねて望遠ズームの試し撮りをしたもの。

 277ミリ相当、シャッター速度1/25。三脚なしだったので、ずいぶん無茶な話だが、鉄柵の手すりに折り畳んだハンドタオルを敷き、その上にカメラを置いてシャッターを切ったら、なんとか写るものだ。

 ただし安物レンズの悲しさ、街灯の回りに盛大にパープルフリンジが現れたのでレタッチソフトで補正したら、きれいさっぱり消えてくれたのはありがたい。貧乏通信社としては、今後とも知恵と工夫で乗り切るつもりである。宝くじが当たったら高級望遠レンズを買うことにしよう(笑)。

 それにしても、目立つのが街灯のあかりだけとは情けなや。

 毎日とはいわぬが、週にいっぺんはお祭りでもしてはどうだろうか。お祭りぎらいのぼくがそういう提案をしたくなるほど、マチに元気がないのである。

 え、寒くてお祭りどころじゃないって? ダメダメ、冬こそ外で遊ばなくちゃ。おじさんだってがんばっているんだから。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 11, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-11

071211kearashi 今朝は気嵐(けあらし)が立った。

 気嵐はだいたいマイナス10度以下が目安だから、たぶん……と思ったとおり、夕刊によれば釧路中心部でマイナス10.9度だったらしい。

 うまいぐあいに船でも通りかかれば絵になったのだが(笑)、そうは問屋が卸さず、残念である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 10, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-09

071209fog  一日遅れの記事を掲載するのは気がひけるけれど、今日は一日一枚を実行できなかったので、どうかご勘弁いただきたい。

 昨日(9日)は実に奇妙な天気だった。予報では朝から晴れのはずだったのだが、ごらんのとおり。

 夜のうちに降った雪がうっすら道路に残っているのに、霧の深さはまるで夏のよう、わけのわからぬ景色である。なんだ、予報ははずれだな、と思うのは素人の浅はかさ(笑)、釧路の濃霧にだまされてはいけない。

071209shirito1 これは午後1時すぎに臨港鉄道を撮った写真。結局霧のかなたには青空が広がっていたのだ。

 さてこんなしょうもない写真はどうでもいいのだが(笑)、右上の枠内をごらんいただきたい。枕木にレールを固定する金具の回りだけ濡れて見える。

 最初はなんだかわからなかったけれど、歩きながら注意して見るとすべての金具が同じ状態だったので、たぶんひとつひとつ注油したらしいと気づき、地道な保線作業に感心したのであった。同時にそれをひとつひとつ地道に確認して歩いた自分にも、ちょっぴり感心(笑)。

071209shirito2 釧路アルプス……ではもちろんない。知人の貯炭場に積まれた石炭の山である。この時間になっても、日陰にはまだ雪が残っていた。

 この雪山を目にして阿寒連峰の雪が見たくなったので米町公園へ向かい、雌阿寒岳を撮った写真を、例によってアナログ熊さんの画像掲示板に大きめの画像を掲載させていただいたので、どうかこちらをごらんあれ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

December 09, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-08 (2) 新富士駅

歩道橋を渡って

 職場のある西港からは歩道橋を渡って新富士駅まで行くことができる。車だと遠回りになるが、このコースだと線路をひとまたぎ、案外近いのだ。

 だがいくら近いとはいっても、用事のない場所には足は向かず、新富士駅などもう長いこと目にしていない。だれに頼まれたわけでもないが(笑)、駅舎シリーズをスタートしたからには行かねばならぬ。

071208shinfuji1_2 というわけでやってきたのだが……どうも妙だ。

 手前にある連絡橋(というのか?)の入口には「新富士駅」と記されているけれど、左手に「新富士駅→ 入口」という看板が立っている。

 矢印の方向に駅舎があるのかと思い、確かめてみると、そんなものはどこにもないのである。ぼくのあいまいな記憶によれば、昔は木造の駅舎があったはずだ。

071208shinfuji2 まさかこの連絡橋が新富士駅とは?

 連絡橋を渡るとすぐホーム。なんと新富士駅は連絡橋とプラットホームだけという、あまりにもシンプルな駅なのであった。駅舎がないのである。長生きすればいろんな経験をするものだが、まったくなんという変わりようだろうか。

 なあんだ、ちっぽけな駅じゃないかとお思いになるかもしれないが、実は新富士駅は意外に規模の大きい貨物ターミナル駅なのである。上の写真にも貨物専用の機関車と、その左手にコンテナが見える。

 車社会の釧路市内だから利用する乗客は極端に少なく、駅舎の廃止も合理化のためにはやむをえなかったのだろう。

071208shinfuji3 せっかく歩道橋があるのだから、たまには鉄ちゃんのまねごとをしてみた。

 左はディーゼル版のデゴイチ(?)。右はたまたま通過した普通列車である。どちらも大楽毛方面、つまり西の方向にレンズを向けたもの。

もうひとつの新富士駅

071208shinfuji4 そのまま帰ろうかとも思ったのだが、待てよ、これほどの貨物駅に駅舎も事務所もないのは不自然だ。大量のコンテナを捌くためには、きっとオフィスが必要だろう。

 そこでもう一度駅前に出て、東へ向かって少し歩くと……あった。もうひとつの駅、つまり日本貨物鉄道株式会社の新富士駅である。

 目的を達成することができたのはよかったけれど、駅の写真ばかりでは味気ない。

071208shinfuji5 しかしあたりを見回すにつけ、新富士付近はなんともおもしろみのない場所だと思った。愛想というものがまったくないのである。

 やっとみつけたのが、ぼく好みの(笑)倉庫。うしろに見えるのは日本製紙火力発電所の煙突である。

071208shinfuji6 最後に西港側から撮った新富士駅の全景をごらんいただきたい。

 ちょっと見にくいが、連絡橋の右手、ホームの上には雨風をしのげる待合所がある。乗客への配慮を忘れているわけではないから、新富士駅の名誉のために付け加えておきたい。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

December 08, 2007

Daily Oregraph: 2007-12-08

071208hold 今朝はひさびさにカーゴ・ホールドに入った。

 垂直のラダーは落下したら一命にかかわるし、昇り降りがきつく、こいつをスルスルと昇った日々があったとは、われながらとても信じられない。

 つくづく老化を思い知らされる瞬間である。そういえば、江戸時代ならとっくに隠居している歳なのだが……(笑)

071208coal_unloader やがて短い日は暮れて夜が訪れ、荷役を終えた船は離岸した。

 釧路港の誇る(?)石炭アンローダが闇に浮かび上がる。詩情ゆたかな景色だと思うのだが、いかが?

071208departure もちろん夜でも船を撮る。

 デジカメのノイズがどうのと、ネット上ではやかましい議論がはやっているけれど、ISO800 でこれだけ写れば立派、同じ感度のフィルムよりもはるかにきれいである。

 ポジフィルムだと ISO400 でもザラザラだったし、ISO400 では抜群の性能を発揮したネガフィルムといえども ISO800 は一度使って懲りたほどザワザワしていた。

 それにくらべれば、デジカメの画像はむしろツルツルしすぎといっていいくらいなのに、みんな贅沢だなあ。つまらぬ論争などやめて、写真を撮ればいいのに。

 さて朝と夜との間に、空いた時間を活用して(?)新富士駅を取材してきたので、明日にもご報告したい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)