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October 30, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-28 (3) 鶴の立つ影

071030shirarutoroko1 最後の目的地はシラルトロ湖。

 平均水深 1.5m と浅い湖だが、周囲 6.5キロだからそこそこの広さはある。

 すぐとなりにある塘路湖同様、ここも海跡湖。つまり大昔はこんな内陸まで海だったのである。

 1坪何万円などと値をつけ、チマチマと地面を区切ってみたところで、地球の気候が一変すればそれも海の藻屑……そう考えれば、たいして失うものとてない貧乏人としては、なんとなく愉快な気分になる(笑)。

071030shirarutoroko2 落葉のつもった湖畔の丘から湖の全景を撮ろうとしたけれど、光線状態がこれでは、場所を変えなくてはどうにもならない。くやしいからいずれ出なおすことにしよう。

 ところでこの湖畔もまたタンチョウの観察ポイントのひとつである。

 音羽橋では裏切られ、五十石ではペンキ絵を見せられ、かくなるうえはタンチョウが好きもきらいもあったものではなく、このままツルを見ずに帰るのはなんだか損をしたような気分だから、湖のほとりに下りてみた。

 すると、聞こえた。複数のタンチョウが同時に鳴く声をたしかに耳にしたのである。

 いったいタンチョウの鳴き声というのは、美しいどころか人を不安に陥れる奇怪な声だとぼくは思う。あれはゴジラやラドンに近い怪獣系の声である。

 湿原の神とされるタンチョウを化鳥よばわりするとはなにごとだ、とお怒りの方もおいでだろう。しかしカッコウやウグイスののどかな鳴き声や、小さな野鳥たちの愛すべきさえずりと冷静に聞きくらべていただきたいと思う。

 あの姿であの声はないだろう。

 みんなにチヤホヤされる美女がしゃべるのを聞いたところ、声といいことばといい、あまりにもがさつだから、ガッカリしていっぺんに恋がさめる……ぼくにとってタンチョウはそういう存在なのだ。

071030shirarutoroko3 余計な話はともかく(笑)、声はすれども姿は見えず、湖の対岸にはハクチョウがプカプカ浮かんでいるばかり。

 あとで知ったのだが、家人は双眼鏡でタンチョウを確認したらしい。敵もさるもの、ラドンといっしょにするような男には、この日とうとう姿を見せなかったのである。

 かくしてここでも本物のタンチョウには出会えなかったけれど、またしても悪い冗談が待ち受けていた。

071030shirarutoroko4 湖を見下ろす丘の上にあるパークゴルフ場に、まずい落語のオチのようにそいつは立っていた。

 え、わからない? 写真をよ~くごらんなさい(笑)。

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October 29, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-28 (2) 五十石駅に舞う鶴

071028_11 孤高のおじさんランナーのことばどおり、このあたりはタンチョウ観察地帯らしく、まもなく「たんちょう スピード落とせ」という掲示のある廃屋が見えてきた。

 文法的にはやや問題なしとしないが、もちろん無学文盲のタンチョウに飛行スピードを落とせと呼びかけているわけではなく(笑)、たっぷり学問のあるあなたに車のスピードを控えるよう訴えているのである。

071028_13 う~む、それほどタンチョウが多いのか……忠告にしたがってゆっくり車を走らせつつ、注意深く道路の左右を観察したのだが、ウシはいくらでもいるのに、ツルのツの字も見あたらないのであった。

 話がちがうといいたいところだけれど、あとで苦情がこないように、おじさんは「運がよければ」とつけ加えていた。

071028_12 どうせ運も悪ければ、もともとツル好きでもなし、(たぶん)カラマツの黄葉などをながめながら、次なる目的地へひた走ることにした。

 目的地とは……なにを隠そう、五十石駅である。

 この無名の駅をめざすのは、なんと約40年ぶり。地図をながめているうちに無性に行きたくなったのだ。

 五十石を訪れたのは高校3年のとき、忘れもしない、受験勉強などそっちのけで、正月の3日に友人のO君といっしょに釧路川へ釣りに行ったのである。

 ぼくは釣りをしないから焚火の係、朝から夕方まで立ち枯れた木をへし折っては、雪原におこした火にくべていた(自然保護の観念に乏しい当時のこと、まして乱暴ざかりの高校生のこととて、どうかご勘弁いただきたい)。

 ひっきりなしに川を流れる薄氷にはばまれて釣り針を水中に投ずることはならず、結局魚は一匹も釣れなかった。しかし無数の氷と氷とが触れあうときに発する、この世のものとも思われぬオルゴールのように美しい金属性の音を、いまも忘れることはできない。

 そして夕暮れの五十石駅の木造駅舎。待合所で石炭ストーブにあたりながら汽車を待ったことも、昨日のことのようにおぼえている。

071028_14 五十石駅を示す道路標識はなかったので、いったん通り過ぎてしまい、「待てよ、いま奇妙なものがあったな」と気づいて引き返し、やっとみつけたのがこれ。

 ああ、これが五十石駅とは!

 古い車両をリサイクルした駅舎には、日本伝統の様式で川らしきものが描かれ、鶴のいるはずの鶴居村ではお目にかかれなかったタンチョウがその上を優雅に舞っているのであった。

071028_15 40年の歳月がまるで400年の夢まぼろしとも思え、無常の風に吹かれつつホームへ回って、標茶方向を見たのがこの写真である。

 高倉健がフラリと姿を現してもおかしくはないあの木造の駅は影もかたちもなく、なんと評していいものか、ぼくは言葉を失った。

071028_16 駅舎内というべきか、列車内というべきか、とにかく中をのぞいてみると、備えつけのノートと鉛筆があって(写真左)、旅行者がてんでに感想らしきものを書きつけているのだった。

 かれらもまた40年後にここを訪れて、あの列車を再利用した駅舎がなつかしいというのかもしれない。いや……40年後にこの駅や鉄路が残っているものかどうかは疑わしいけれど。

 このあとぼくは本物のタンチョウに出会えたであろうか? 待たれよ、次回。……今夜はほんとうにひっぱっているのである(笑)。

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Daily Oregraph: 2007-10-28 (1) 鶴はいずこ?

 昨日の天気予報は大外れ、ついに太陽は出なかったが、今朝は予報どおり8時を過ぎると日が射しはじめた。

071028otowabashi めずらしく温根内を素通りして向かった先は、鶴居村の音羽橋。温根内から約8キロほど北上し、下久著呂(シモクチョロ)へ向かう道路に入ってまもなくのところに橋はある。

 ここは真冬になると、タンチョウの写真を撮りに、全国から愛好家が集まる有名スポットである。

 高価な望遠レンズを取りつけた三脚がずらりと並ぶ光景を、TVでごらんになった方も多いと思う。同じ場所からいっせいにシャッターを切るところはモデル撮影会さながら、もちろんぼくとは無縁の世界である。

 同じ場所からほぼ同じねらいで同じ対象を撮るというのは、どうも苦手なのだ。

 そんなこともあって、ぼくはいままでこの橋に来たことはなかったのだが、一度どんな場所か見ておくのも悪くはないなと思ったのである。

071028bird 望遠レンズの砲列が並ぶのは車止めのある歩行者専用スペースで、カメラの方向は雪裡川の下流を向く。

 特別美しい場所とも思われないけれど、厳冬の早朝、川靄が立ちのぼれば幻想的な光景があらわれるのだろう。しかしそれもツルあっての話で、ツルのいない雪裡川に大勢の人が集まろうとは、とても考えられない。

 ぼくはタンチョウのファンではないが、せっかく来たのだから……と目をこらしても、ツルなど一羽もみあたらない。代わりにいたのはやや大型の、たぶん猛禽類と思われる鳥であった。

 ポケットデジカメのズームいっぱい、200ミリ相当で撮ってもこのとおり(枠内)。このぶんだと300ミリでもまだ足りず、500ミリは必要だな。なるほど鳥屋さんは金がかかるはずだと、つまらぬことに感心した。

 ツルのいない音羽橋をあとにして、標茶方面へ向かう。

071028rolls このあたりは絶景とは無縁の、やや退屈な風景がつづくけれど、これはこれでノンビリしていいものだ。

 

071028sky 下久著呂から標茶へ向かう阿寒標茶線の途中と記憶するが、車を停めてこんな写真を撮っていると、坂道の下からこちらへ向かって、ひとりのおじさんが走ってきた。

 おじさんは立ち止まって、

 -景色ですか?

と、ぼくに声をかけた。

 見れば穏やかな顔立ちをした上品なご老人である。このあたりの牧場のご主人だろう。

 彼によれば、この先にいけばツルが見られるらしい。

 -運がよければですけどね。エサをやってるんです。

071028runner そういって、おじさんはまた上り坂を走りはじめた。

 健脚である。人品いやしからず、ひょっとしたら久著呂マラソンクラブの会長さんかな?

 いくらぼくが日頃はタンチョウに対して冷淡だとはいえ(笑)、おじさんにそういわれては、ツルを見たいという気持になろうというものだ。

 さてこれからどうなることか。次回に説くところをお聞きあれ……いや、ひっぱるつもりはないのだが、もう遅いから寝なくちゃね。

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October 27, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-27

071027yamamomiji 裏庭のヤマモミジ。

 この夏は草刈りもしなかったから、わが裏庭はほとんど原野に近く(笑)、足を踏み入れるのもためらわれるありさま。

 そこでわざわざ裏通りに回り、板塀の外から恐る恐る中をのぞくとは、われながら情けない。来年は少し手を入れねばとは思っているのだが……

 さてわが家のモミジは真っ赤に紅葉することはないけれど、今年はいつもより赤みが強いように思う。

071027leaves 今日は市内の道路はどこも街路樹の落葉が目立ったが、さすが春採湖畔、一面に降りつもったところはみごとである。

 ミヤマニガウリの葉はすでに原形をとどめぬほどしょぼくれて、黒っぽく変色し、ミゾソバの大群落もウソのように姿を消して、湖畔はまるごと枯れはじめていた。

 この時期になるといつも悩むのだが、さてこれからなにを撮ろうか……

071027tea 午後のお茶はひさびさにおじゃました喫茶店ラスカベツにて。

 2007年新茶のダージリンをいただいたのだが……うまい。このお茶はおすすめである。

 お茶の色を見ると、こんなに薄くていいのかとお思いになるかもしれないけれど、口に含めばしっかりとした味わいがして、このお茶はあまり濃く入れすぎてはいけないことがわかる。

 素人にほめられたってちっともうれしくはないだろうが(笑)、さすが熟練のわざだと感心した。なにごとも奥が深いものだ。

 マスターがかけてくださったのはショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番。わびしい秋の日にはヴィオロンの音色がよく似合う。

071027apple わたしは真っ赤なリンゴです……最近ほとんど店頭でみかけることのない紅玉。

 このなつかしいリンゴらしいリンゴをマスターからいただいたので、記念に一枚撮影した。謝々。

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October 26, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-26

071026fog 赤信号は運任せ、こんな写真しか撮れなかったが、今朝は時期はずれの濃霧であった。

 夕方は雷、そして激しい雨。明日も天気はぱっとしないらしく、遠出の取材はできそうにない。

071026kuroedamame こういう晩はおとなしく一杯やって早く寝るにかぎる……なんてね、どんな日でも必ず一杯やるくせに。

 写真はいただきものの丹波篠山黒枝豆。初めてお目にかかる大粒のふっくらした枝豆である。

 なるほど薄皮は黒いけれど、その内側はふつうの枝豆色で、芋焼酎がはかどる結構なお味。どうもごちそうさま。

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October 25, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-25

071025cylinder1 おっ、なかなかの逸品。

 芸術品というのはどこに転がっているかわからないものだ。また転がっている芸術品を目にしても、だれもがその値打に気づくわけではない。

 ……と前置きをして、おのれの鑑賞眼を自慢するのもなんだが(笑)、いや、実際なかなかいいじゃないか。

071025cylinder この円筒形の容器はまだ新品なのに安物のピカピカ感がなく、あと一年もすれば古色がつき、さりげなく茶室に置いて野の花を一輪。

 亭主ひそかに自慢の品と気づく客もまた目が肥えている。

 -お、あのさびた色合いは…… 取っ手の曲がりぐあいがまた結構で。

 -はは、さすがにお目が高い。

 などという会話が交わされて、主客ともににっこり。時間は静かに過ぎてゆくのであった。

 もちろん正体はそんな風流なものではなく、ドラフト・サーベイの計算をするときに、海水を汲んで比重を測るための容器にすぎない。よくこんなホラ話をこしらえるものだと、われながら感心するね、まったく。

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October 24, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-24

071024chikuroen_org 今日の昼はお座敷でソバをいただいた。

 ほんとうはソバのコースをすべて撮影してご紹介したかったのだが、お客様の手前それは遠慮して、すばやくカメラを取り出して撮ったのが今日のこの一枚。

 -おい、真っ暗でなにも見えないじゃないか!

 ごもっとも。しかしこういう結果になることを覚悟の上で撮ったのである。ぜいたくさえいわなければ、なにが写っているかなんとか判別可能な程度には調整できるだろう……

071024chikuroen 無理に無理を重ねて調整してみたのがこちら。

 ギリギリのところでやめておいたつもりだけれど、ちょっとやりすぎだったかもしれない。

 いずれ取材費を調達して(笑)気がねなく撮れる機会があったら、肝腎のソバのほうをご紹介したいと思う。

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October 23, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-23

071023wport 風強く、波やや高し。

 こういう日に尻羽岬をめざすのもいいなあ、なんぞと考えながら、船を迎える。まだ3航海目の新しい船である。

071023cpoint 船上のセキュリティ・チェックポイントは屋根つきであった。

 寒いときにはパイプを利用してプラスティック・シートを張れるように工夫されているらしい。

 これからの季節、ぼくはこのチェックポイントを見るたびに心が痛むのである。

 これもテロ対策だといわれれば沈黙せざるをえないのだが……

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October 22, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-21 庶路ダムから滝の上連絡線林道へ (2)

 ぼくたちがひとしきり散歩を終えたのは10時近かった。そのころになるとボツボツ見物客が現れ、狭い駐車場はたちまち一杯になった。

 これからどうしようか……

 ダム湖の北にある大曲橋まで行って、ふたたびもと来た道を庶路まで引き返すのもつまらない。地図と相談した結果、例の林道を通って北見白糠線へ抜けて南下し、白糠国道の二股からさらに南へ向って白糠町をめざすことにした。

071021shoro10 ダムをあとにして湖岸を北上すると、やがて道は林の間を縫うように続き、しばらく湖水は視界から消える。

 持参の道路地図を見ても目的の林道がどこから始まるのかよくわからなかった。

 手前味噌のようだが、その点当社製の地図は実によくできているから(笑)、ぜひ参考にしていただきたいと思う。

071021shoro11 なかなか林道の入口がわからないので少々不安になりかけたとき、やっと道路標識があらわれた。

 幌加橋である。

 まっすぐ進めば本別・二股方面とあるので一安心した。本別・二股というのは、いずれ白糠国道の二股に出るから、そこを北に折れると本別へ向かい、南に下ると白糠町にたどりつくという意味である。

 こういう分岐点をフタマタと呼ぶ例はあちこちにあるのではないだろうか。先日訪れた霧里も二俣という地名の分岐から入るのであった。

071021shoro12 幌加橋を渡ってまもなく、夜の橋があらわれる。色街にでもありそうな、めずらしい名前の橋だと思う。

 橋を渡ってすぐのところに立つ道路標識に、左本別・二股方面、右行止り林道とあった。

 「行止り」というのは、この先にある大曲橋を渡ると林道がふたたび二方向に分岐しており、そこから北へ向かう林道はやがて山中で途絶え、南下する道はダムまでつづくものの遮断機で通せんぼされるからだろうと思う。無駄足をさせまいという親切な配慮だろうか。

 時間と資金さえあれば(笑)、徹底的に実地調査したいのだが、あいにく色男にはそのどちらも持ち合わせがない。実に残念である。

071021shoro13 いよいよ林道に入る。
 
   熊出没のため入林を禁止します

  

071021shoro14_2 おやおや、どんな悪路が待ち受けているのだろうかと思いのほか、路面の状態は良好で、たいへん走りやすい林道であった。

 もちろん砂利を撒き立てのときは話は別かもしれないが、これだけ道がならされているからには、かなり通行車両が多いのだろう。見通しの悪いカーブがつづくから気をつけなくてはいけない。

071021shoro15 このあたりには高山こそないものの、ときおり木々の間から見える景色は山また山、思わず息を呑むながめである。

 道には枯葉が休みなく舞い降り、写真を撮るために車を停めて窓を開けるたびに、ザーッという葉ずれの音が聞こえる。

 世に林道ファンなる存在があることは知っていたけれど、なるほどこういう別天地の空気を味わうと、その気持もわからないではない。たしかに人を惹きつける魔力がある。山中でいったん魔法にかかると、月曜日に出社するのがいやになることだけはまちがいない(笑)。

 長い林道であったが、予想に反して、途中すれちがった車は一台だけ。気をつけていたつもりだが、カーブにさしかかっていきなり白い乗用車があらわれたのにはビックリ、あやうく接触するところであった。

071021shoro16 林道を抜けてはじめてここが「滝の上連絡線林道」という名称であることを知った。

 この写真を撮る短い間に四五台の車が林道に入っていったところをみると、やはり通行量はかなり多いのだろう。

 別に四輪駆動車でなくとも十分走行可能だし、景色はよし、広くおすすめしたい林道だが、くれぐれもカーブには注意していただきたいと思う。

071021shoro17 そのあと一気に白糠町へ出て、野暮用があったのでふたたび庶路へ。

 最後のしめくくりはやはり海岸。庶路の砂浜から白糠方面を望む。短い時間のうちに山も海もともに楽しめる道東は、やはりすばらしい。

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October 21, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-21 庶路ダムから滝の上連絡線林道へ (1)

 庶路ダムのダム湖近くから白糠方面へ抜ける林道がある。地図を見ると、超絶曲線カーブの連続である。

 今日は紅葉見物をかねて庶路ダムに行ったついでに、ふと思い立ってその林道を通ってみたので、例によって方向音痴向けレポートをお目にかけたい。

 庶路ダムがほんとうに必要だったのかという疑問はいまだに拭えないけれど、ダム工事によって周辺の道路が整備され、普通の乗用車でも気楽にこの秘境を訪れることができるようになったことはたしかだ。

 バランスをどう取るかは、永遠の課題なのだろう。

071021shoro01 庶路川上流の紅葉。ここまで来ると、ダムはもう近い。

 全山紅葉とまではいえないかもしれないが、これはこれでみごとだと思う。

071021shoro02 ダムの上は一般車両通行止めになっており、写真には見えないが、手前に太い鉄の遮断機が下りている。

 しかし歩いて渡ることはできるし、もし遮断機がなければダム湖を車で一周することも可能のようだ(あくまでも地図によれば、だが)。

071021shoro03 ダム上から見た庶路川。

 ここから太平洋岸の白糠町庶路まで、直線距離にして約26キロだから、そう距離があるわけではない。

 しかしごらんのとおりの山奥、よくまあ道路やダムを作ったものだと感心する。

 

071021shoro04 ダム上の道路を渡って湖の岸に下り、北を望む。大きめの画像をアナログ熊さんの掲示板をお借りして掲載したので、こちらをごらんいただければ幸いである。

 このダム湖には「Green Lake 庶路」という名前がつけられているけれど、ちょっとセンスが植民地風じゃないかと思う。せっかく景色のいい場所なのだから、もっと素直な名前にしていただきたかった。

071021shoro05 ダム湖の周囲には、(数えちがいがなければ)大小あわせて11もの橋がある。

 これまた驚くべき話で、いったいどれほどの予算が投入されたのか想像もつかない。

Shoro_dam_map_4 ここで当社自慢の特製地図をごらんいただこう。きっとお役に立つと思う。

 出来合いの地図をそのまま掲載するのはまずいから、これを手書きで描いたんだけど、ずいぶん時間がかかったんだよ(笑)。

 今日ぼくがダムを渡って行った先は、シケレベ支線橋とシケレベ連絡橋との中間付近まで。

 名前の記載されていない橋については、いずれ実地調査して名前を記入し、地図の完璧を期したいと思っている。どなたか取材費を提供してくださるとありがたいのだが……(笑)。

 なお地図のダム下流にある大滝と不動滝へは、ダムから下りる階段の柵が閉ざされていたため、残念ながら行けなかった。

 正直なところをいうと、連れがいなかったら柵を乗り越えて行きたかったのだが……やはり、こういう場所をきわめるには単独で来るか、男性の友人といっしょでなければダメなのかもしれない(クマを恐れずに滝を見物したいという奇特な方がいらしたら、ぜひご一報いただきたい)。

 次回は道道北見白糠線(143号線)へ抜ける滝の上連絡線林道について。乞うご期待。

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October 20, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-20 秋を歩く

 雨の降りそうな曇り空。

 某スーパーに車を停め、衣料品を見たいという家人と別れて、1時間ほど付近を散歩した。

 衣料品コーナーなどまっぴらごめんこうむりたいから(笑)、たいしておもしろい地域ではないが、気ままな秋の散歩としゃれこんだのである。

071020walk01 今日はブラブラ歩きながら目についたものを気ままに撮ることにしたので、美しい景色を期待されても困る。ぼくにそんな腕前はないからだ。

 -なんだい、これは?

 そう聞かれても答えようがないのである。

071020walk02 なるほどね。だけど借金はすぐには返せない。

 ……てなバカなことをつぶやきながら街を歩くにつけ、尻羽岬のひろびろとした景色が目に浮かび、漂泊の思いやまず、自由にならぬ身の悲しさに胸ふさがりて、ラクダの目に泪が浮かびやしまいかなどと、もっとバカなことを考えるのであった。

071020walk03 ズタズタになった秋。

 980円で買ったしょぼいカバンを肩にかけ、ときどきカメラを取り出してはシャッターを切りながら歩く姿は、とても一流新聞社の記者には見えまいと思う(笑)。

 ボロボロになった人生の秋。

 

071020walk04_2 なんてことのない看板かもしれないが、ぼくはギョッとした。

 -ふん、だれが立ち入るものか。銀座の一等地でもありゃしまいに、地主様ってずいぶんえらいんだな。

 実は今日の記事、たいへん正直に書いている。

 人間無心に歩くことなどできない相談だと思う。凡人に高尚なことを考えながら歩けというのは、もっと無理な注文である。

 つまらぬ考えが泡のように浮かんでは、次の泡が浮かび上がるまでの間に、はかなく消えてゆく。

071020walk05 この写真には迷いがある。撮った本人がいうのだからまちがいない(笑)。

 最初は味のある建物に心をひかれたのだが、シャッターを切る段になって、ポスターの「未来に責任をもつ政治」という文句に興味が移ってしまったのだ。

 冗談きついぜ、と思ったのである。

071020walk06 市内では多くの小さな商店が店じまいしているけれど、この地域も例外ではなく、あちこちでつい数年前までは商売していたはずのお店のシャッターが降りている。

 このお店もそのひとつなのだが、古ぼけた自動販売機がふたつ置かれたままだった。なんの表示もないところをみれば現役なのかもしれないが、1,090円を投ずれば、ドサリという音とともにサッポロ・ジャイアントが現れるのかどうか、大いに疑問である。

071020walk07 ちょっと昔風の空家。

 最初は病院か診療所の跡かと思ったのだが、近寄って確かめると、ここはもと銭湯なのであった。

 今日の散歩はこのあたりでほぼ終わりを迎えた。このあとスーパーの駐車場に戻ってまもなく、小雨が降り出した。

 もう一度写真をながめてみると、出来はともかく、たしかに秋の気分が一貫して底に流れていると思う。なんとなくシンミリした気分になった方もおいでではないだろうか(う~む、ちょっと無理があるか(笑))。

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October 19, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-19

071019sake 金持の通帳にはおのずと利息が増え、貧乏人には自然と借金がたまるように、飲み助のもとには黙っていても酒が集まってくるらしい。

 飲んでも飲んでも酒は底をつかないのだから、無尽蔵とはまさにこのことをいうのだろう。

 この日本酒はわが賢母からのプレゼントである。芋焼酎をくれる賢弟といい、わが家は立派な人間ぞろい……愚かなるはひとりわれのみか。

 しかしこのように人が酒を呼び寄せることもあれば、人が酒に呼び寄せられることもあるから気をつけなくてはいけない。

 ポオの作品に『アモンティラードの樽(The Cask of Amontillado)』というヘンテコな短編がある。

 5合の1升のというケチな話ではなく、cask というのは酒を入れる大樽のことをいう。どれほどの容量かは知らないが、昔読んだクロフツの推理小説『樽(The Cask)』では、記憶ちがいでなければ、死体を cask に入れて運んだはずだ。

 してみれば相当の大きな樽にちがいない。そんな大樽に酒がつまっているところを想像するだけで胸がワクワクしてくる。日曜日の朝から飲みはじめたとしても、月曜日の朝に会社に出かけるヒマなどないだろう。飲んでも飲んでも減らないのである。

 たとえ飲みすぎて息を引き取ったとしても、さっそく樽が役に立つのだし(笑)、あっぱれ酒飲みの鑑として後世に名を残すことだろう。

 辞書によれば、Amontillado はスペインのシェリー酒らしいのだが、「アモンティラードとシェリーの区別もつかぬ」というセリフがあるから、どうも特別な酒らしい。

 さてアモンティラードにつられて友人の家の地下にのこのこ出かけた、ワインに目のない男には悲惨な運命が待ち受けていた……

 結末はご自分でお読みいただくとして、フラフラと酒に誘われるとろくな目にあわないということがよくわかる、たいへんタメになる小説(?)だと思う。

 ああ、飲んでみたい。辞書を百ぺん読んだところで、アモンティラードの味はわからないからだ。

 一樽とはいわない。たった一本でいいから、スペインから飛んでこないかなあ(笑)。

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October 18, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-18

071018imoshochu ほんとうにひさびさの芋焼酎。

 いや、飲んでいなかったわけではない。マジメに毎日飲んでいる(笑)。ただ新しい銘柄にお目にかからなかっただけである。

 休肝日も設けずに飲み続けたおかげで、本日の健康診断、まだすべて結果が出たわけではないが、血液と尿のコンディションはすべて正常値、当然肝機能も問題なし。

 これが芋焼酎の効果でなくてなんだろうか? 継続は力なり。薬は休みなく飲みつづけなくてはいけないという好例だと思う。

 さてこの芋焼酎、弟のプレゼント。愚弟などとはとんでもない、この場合愚兄賢弟というべきだろう。

 となりに並べる適当なものがなかったので、苦しまぎれに年代物のモンブランの万年筆とインクをあしらってみた。どちらもしばらく使っていないけれど、モンブランの KINGS BLUE はぼくのお気に入りのインクである。

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October 17, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-17

071017leaves 雨。

 からくも得たる今日の一枚。

 秋とくれば枯葉に落葉。春日八郎を知らぬ世代にも、この気分は通じるだろう。

 だが雨は余計だった。俗に定年退職後の夫を指して「濡れ落葉」というらしい。気分ぶちこわしである。

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October 16, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-16

 今朝の最低気温はついに氷点下、マイナス1度であった。

 しかし天気は上々、仕事をうっちゃって尻羽岬にでも行きたいところだが(笑)、もちろんそうはいかない。またしても一日一枚を実行できなかった。

071014harutoriko やむをえない。今日も貯金を取り崩すことにしよう。

 そうだなあ、たまにこういうのはいかがだろうか。ほら、この写真を見ていると、春日八郎の歌声が聞こえてくるだろう。

 なに、君は八っちゃんを知らないのか? 近ごろの若いもんは、基礎教養がなっていないね。

 10月14日春採湖畔にて撮影。

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October 15, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-13 去来牛

071013sarukiushi01 尻羽岬への道の途中で去来牛(サルキウシ)への分かれ道を目にしたぼくは、帰りがけに寄ってみようと決めたのだが、ちょっと迷いもあった。

 釧路町の海岸に点在する漁業集落がすべてそうだというわけではないが、急な斜面をくだって行き着いた先には数軒の家が待つばかりという場所が多いように思う。

 別に住人の方が閉鎖的というわけではなく、険しい地形と狭い浜のせいなのだろうが、他人の庭先にずかずか足を踏み入れるような、一種うしろめたい気分がしないでもないのである。

 それをもっとも強く感じたのが、数年前に訪れた知方学(チポマナイ)の浜である。そのときは浜へは下りず途中で引き返したのだが、汝立ち入るべからずという声がたしかに聞こえたように思う。

070911chipomanai 今年の9月11日、ぼくはふたたび知方学に足を運び、数年前に引き返したのと同じ場所で、まったく同じようなこの写真を撮った。

 迷った末にこのたびは浜まで行ってみようと、思い切って坂をくだったのはいいが、道の果ては文字どおり他人の家の庭先だったから、車から降りぬまますぐに引き返したのであった。もうここへは二度と訪れることはあるまい。

071013sarukiushi02 去来牛への道(この写真は帰りがけに撮ったもの)を走りながら、ここも知方学と同じかもしれない、ダメならすぐに引き返そうと、ぼくは思った。

 狭い砂利道はやがて急な下りになり、カーブを曲がるとすぐに次のカーブがあらわれ、たっぷり冷汗をかくことになった。傾斜の急なことは知方学以上、想像を絶する坂道である。

 

071013sarukiushi03 ほんとうにこの先に人家があるのか疑われるような長い下り坂を進むうちに見えてきたのは、ほんの数軒の家と小屋。集落と呼ぶのもためらわれるほどであった。

 いささか迷いがないわけではなかったけれど、地形的に知方学ほどの圧迫感はなく、ここなら立入りをゆるしてくれるだろうと勝手に判断して、ちょっとだけ失礼することにした。

071013sarukiushi04 猫の額ほどの狭い浜である。

 消波ブロックが並んでいるところをみると、ここはかつて遠浅の砂浜だったのに浸食が進んだのだろうか。

071013sarukiushi05 さきほどくだってきた急斜面を浜から見上げるにつけ、冬の間はどうしているのだろうという疑問が湧いてきた。

 わずかの住民のため迅速に除雪が行われるとも思われず、ひょっとしたら冬は別の家で暮らすのだろうか。

 昆布干場の隅に立つ木造の小屋からは、トランジスタラジオの音が流れてくる。中で漁師さんが仕事をしているのだろう。

 やはり無用の者が長くとどまるべき場所ではない。ここもまた二度と来ないだろうなと考えながら、ぼくは車に戻った。

 帰りの道の退避スペースで一台の車とすれちがった。去来牛の住人だろうか。それとも……?

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October 14, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-13 尻羽岬へ (2)

071013shirepa10 岬への道(写真左)を進みはじめ、最初の丘の上から駐車場をふり返ると、ぼくの車だけポツリと1台(写真右)。

 この日は結局ぼくたちが帰るまでほかにはだれもここを訪れず、いわば貸し切り、最高にリッチな気分であった。いっぺんに道民税のモトをとったんじゃないかと思う(ここは釧路町に属するのだが、厚岸道立自然公園の一部なのである)。

 尻羽はシレパと読むけれど、シリッパという人もいるらしい。ぼくのカンでは、もともとシレパが正しいのではないか。シリッパというのは、いかにも日本語らしい音だから、シレパに尻羽という漢字を当てたあとに生じた読みだろう。シレパがよいと思う。

071013shirepa11 尻羽という漢字からは、切羽つまった余裕のない断崖絶壁を想像しがちだが、まあ、この太平洋を望む丘陵をごらんいただきたい。

 なんというなだらかな曲線だろうか。女性的といおうか母性的といおうか……ウソのように完璧なカーブに、ぼくは思わず見とれてしまった。うつくしい。

071013shirepa12 目を北に転ずれば、厚岸湾が見える。

 手前に見える白い花の群落は、ドライフラワーになりかけのヤマハハコ。

071013shirepa13 やがて前方に大黒島があらわれる。

 この先は細い踏分道になり、ところどころどこが道なのか判然としない箇所もあるけれど、歩くのに困難なほどではなかった。

 海はおだやかだし、風もない。歩くには絶好の日和である。

071013shirepa14 途中崖に向かって脇道があったので行ってみると、ここはどうも撮影ポイントらしいから、すなおに従って一枚。

 もっと切り立った断崖絶壁は道東の海岸にはいくらでもあるし、これまでの印象をくつがえすほどの荒々しさはないと思う。尻羽岬はやはり優美を誇る場所なのであった。

071013shirepa15 岬の先端が見えてきた。

 「尻羽岬」の看板でもあるのかと思ったら、枯木が一本、ポツンと立っているだけ。それがまたいい。ここにはなにも余計なものはいらないし、作るべきではないと思うのである。

071013shirepa16 岬からは太平洋から広い厚岸湾(写真)まで一望のもと……とてもレンズにはおさまり切れないから、三脚を用意してパノラマ写真というのもおもしろいだろう。

 多くの人がいうように、たしかにここは「穴場」である。

 ぼくはいつもいうのだが、阿寒湖や摩周湖などは、一度見物して「まあ、きれい」といって車に戻ればそれでおしまい。観光ホテルでごちそうを食べようというなら話は別だが、何度も行きたいと思うほど値打ちのある場所ではないし、行きたいとも思わない。第一余計なお節介が多すぎる。

 尻羽岬はぼくの期待を裏切らなかった。この秋訪れた場所の中では最高点をつけたいと思う。花咲き乱れる季節に、必ず再訪するつもりである。

【追記】

071013shirepa17 さて駐車場に戻ってから気づいたのだが、馬頭観世音の手前あたりから、林に向かって遊歩道がある。

 まさか岬の突端にまでつづいているとは思えないけれど、岬への道のどこかに通じているのかもしれない。次回の楽しみに取っておくことにした。

 また2番目の写真を撮ったあたり、道の北側に「海難物故者供養塔」が立っているのでつけ加えておきたい。

 最後に……繰り返しになるが、尻羽岬はこれ以上整備すべきではないと思う。なにもないところに値打があるのだから、妙な鐘などは(笑)、絶対に建てないでいただきたいと願っている。

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October 13, 2007

Daily Oregraph: 2007-10-13 尻羽岬へ (1)

 今朝は9月11日に行きそこねた尻羽岬をめざした。

 -ここ、いいとこだよ。

 以前M先輩がそうおっしゃっていたので、ぜひ訪れてみたいと思っていたのである。

 せっかくだから、釧路市内から出発するという前提で、どんな方向音痴の人でも必ず岬にたどりつけるよう、詳しい道案内をこころがけるつもりだ。

071013shirepa01 道道根室浜中釧路線(北太平洋シーサイドライン)をどんどん東へ向かうと、写真の標識のある分岐に突きあたる。必ず突きあたるからご心配なく(笑)。

 ここはすなおに右へ曲がろう。左に折れると北上して尾幌で国道44号線に合流する。

071013shirepa02 しばらく進むと、次の分岐にさしかかる。

 光線の加減で読みにくいけれど、左が尻羽岬・去来牛(サルキウシ)、右が知方学(チポマナイ)・高見。

 もちろんここは左に折れて未舗装路を行く(去来牛へは尻羽岬への道の途中から分かれる坂道を下って行くのだが、それは別に独立した記事として掲載したい)。

 

071013shirepa03 標識には右知方学とあるのだが、実はもうこの分岐のあたりから知方学地域に入っているらしく、町内会の存在を知らせる小屋があった。

 それにしても知方学がチポマナイとは、ロシア語の単語より読み方がむずかしいけれど、日本離れした風景には日本語離れした音がふさわしいこともたしかだと思う。

071013shirepa04 岬への道からの眺めはすばらしい。そのうえ人影はもちろん、ほかに車を一台もみかけないのだから、この上なく贅沢な気分になれる。

 エロもグロもナンセンスも政治も経済も、みなさんお好きにしてください、あっ