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September 30, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-30 温根内情報

070930onnenai1 車から降りたとたん、ブルっと体が震えた。涼しいのではなく、寒いのである。

 幸い天気がよかったから、30分ほどしたらポカポカしてきたけれど、わずか1週間で気温はぐっと低下したようだ。

070930onnenai2 ミゾソバ(左)もごらんのとおり。春採湖畔ではまだ最後の力をふりしぼって咲いているのだが、ここではすっかり花を落とし、みすぼらしい姿になりはてていた。ふつうこういう哀れな姿を写真には撮らないものだが……(笑)

 右はエゾリンドウだろう。22日に来たとき、めざといさとう公彦さんが気づかなかったのは残念である。1週間前なら、これほど衰えてはいなかっただろうから。

070930onnenai3 ほとんど花の姿がみあたらない今、わずかに残るハンゴンソウは昆虫にとって貴重な存在にちがいなく、たくさんのアブが集まっていた。

 すっかり花を落としたハンゴンソウがあちこちで立ち枯れていたから、これは咲き遅れたものだろう。

070930onnenai4 木道のところどころでは、倒れたヨシ(だと思う。イネ科はむずかしい)が、踏切の遮断機みたいに通せんぼをしていた。わびしさ満点である。

 まあ、そこをなんとか、無理をいって通してもらう。

070930onnenai5 色気の乏しい秋の原野にあっては、栄養不良のナガボノシロワレモコウのさえない花もまた貴重な彩りといえる。

 ふだんあまり目立たない花が存在を主張する時期なのだろう。

 先日はレンズを向けようともしなかったくせに、われながら現金なものである。

 

070930onnenai6 花の季節が終わりを迎え、原野がふたたび本来の原野に戻ろうとしているいま、ひとり気を吐いているのがゴキヅルである。

 実の割れたものも割れていないものもいっしょにぶら下がり、まだ当分の間はぼくたちの目を楽しませてくれる。

 温根内のゴキヅル地帯は、こちらの地図のハンノキ林の中、ちょうど「1100m」と書かれているあたりである。たぶん10月いっぱいは観察できると思うので、ぜひ。

 鶴居軌道跡では、先日さとうさんがみつけたヤマブドウの実をチェック。春採湖畔のヤマブドウのほうが豊作のようだ。

 けなげに咲いているヒメジョオンのほかは、この道沿いにはほとんど見るべき花はなかった。

070930onnenai7 帰りがけにビジターセンター付近でみかけたトンボ。写真図鑑にはあたってみたけれど、名前は不明である。

 おわかりの方がいらしたら、なにトンボかぜひお教えいただきたいと思う。

 しきりに羽根を震わせていたのでブレている。ストロボを発光させればよかったのかな。

 逃げられては困るのであわててシャッターを切るのは、修行の足りない証拠(笑)。

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September 29, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-29 秋を味わう

070929harutoriko0 全国の春採湖ファンのみなさまにお贈りする秋のチャランケチャシ風景。

 「チャランケチャシ? なんだ、それは?」という方には勝手にお調べいただくこととして(笑)、釧路出身者ならこの写真をごらんになった瞬間、きっと「お、チャランケチャシ!」とおわかりになるはず。ここはいわば釧路市民の心のふるさと(?)なのである。

070929harutoriko1 盛りをすぎたはずのミゾソバ(左)だが、どうしてどうして、まだがんばっていた。

 『ガイドブック 春採湖畔花ごよみ』に「この花が咲くと花の季節の終わりです」とあるユウゼンギク(9月23日の記事ご参照)もしおれはじめたというのに。

 右はまばらに残るネムロブシダマの果実。うまそうだけれど、有毒だから味見しないように。

070929harutoriko2 秋の味といえば、サケ、サンマ、ジャガイモ、タマネギなど海山の幸がたくさんあるけれど、今日味わってみたのはこちら。

 まずは一昨年も去年も(すっかりもがれたあとだったため)撮れなかったヤマブドウ(左)。

 一粒だけ味見させていただくと……お、いける! やはり今年の暖かさのせいだろうか、思ったほどすっぱくないのである。

 ひょっとしたら……と期待してエゾスグリのある場所に走り、やはり一粒だけ。真っ赤に熟してうまそうに見えるけれど、いままでこいつにはだまされてきたのだ。口に入れた瞬間に吐き出すほどすっぱいのである。

 ところが今年の実はちがっていた。もちろんすっぱいことはすっぱいのだが、吐き出すほどではない。

 いうまでもないことだが、自然公園内では植物採集禁止だから、ありったけもいでいくのはご法度。しかし一粒ずつ秋の味を楽しむくらいは、許されてしかるべきだと思う。いや、自然に親しむためにも、むしろこどもたちにはぜひ味わってほしいとぼくは願っている。ただしけっして欲ばってはいけないし、欲ばって食べるほどうまいものでもないが……(笑)

070929harutoriko3 さてすっかりおとなしくなったミヤマニガウリを観察してみよう。

 写真左をごらんいただくと、葉っぱにくるまれた実が透けて見えると思う。

 写真右のように、葉っぱにくるまれている実はたいていひとつではなく、いくつかまとまっているところがおもしろい。実をくるまない葉はもともとの姿を保っているから、たまたま葉がしおれたわけではなく、実を寒さから守るためだろうとぼくは信じている。

 葉っぱがまるくなって重そうにぶらさがっていたら、中をのぞいてごらんになるといい。ミヤマニガウリは最後の最後まで人を楽しませてくれる、なかなかの芸達者なのである。

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September 28, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-28

070928sunset  朝焼けのような夕焼けだが、それもそのはず、これは西の空ではなく東の空。

 今日はぐずついた一日だったが、夕方になってから勿体なくもお日さまが顔を出し、雲の裏側から回った日没直前の光が東の空を赤く染めたのである。

 ぼくは特定の宗教を信じないバチあたりだけれど、しいていえば太陽信仰。つまり原始人といっしょなのだが、それにはちゃんと根拠がある。

 人間にかぎらず、動植物すべて神も仏もなくたって生きていける。実際ミミズだってオケラだって、それ以下の薄氷堂だって(笑)、信心もせずに生きているわけだが、その生存を保証するのは結局太陽をおいてほかにないのだから、お日さまにはぼくも素直に頭が下がるのである。

070928ika 海の住人であるイカだって、もとをただせば太陽がはぐくんだ生き物……いや、Yさんがわざわざ会社まで持ってきてくださったこのイカは、ほんとに生きているのであった。

 厚手のプラスチック・バッグに海水とともに封じ込められたイカは、耳をゆらゆら動かしながら、狭い空間の中を泳いでいた。

070928ika2 せっかくいただいた太陽のめぐみ、一休さんの真似をして引導をわたし、さっそく刺身にして芋焼酎といっしょにいただいた。

 まったくなんという歯ごたえだろうか! ありがたや、ありがたや。Yさんと太陽に感謝。

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September 27, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-27 月はいずこ?

070926moon これは昨日(9月26日)の月。

 しょうもない写真でまことに申し訳ないが、どこで赤信号になるかは運任せだから、不気味な色をした月でも撮れただけ幸いというべきだろう。

 実は25日に画像掲示板に十五夜の写真を掲載したのだが、あれは満月ではないという話を耳にした。調べてみるとなるほど満月は9月27日(つまり今日)だという。

 ぼくはふだん月にはあまり興味はないけれど、満月だと思って撮った月がそうではなかったというのは、どうもおもしろくない。

 しかし予報では27日の天気はあまりかんばしくなさそうなので、念のため昨日の月を撮っておいたのである。NASAもビックリの周到さ、われながら立派である(笑)。

070927rain そして今日はここで赤信号になった。改修工事中のMOOの前である。

 雨がぱらつき、路面が濡れている。月見酒は実現しなかったが、なあに、どっちにしたって飲むことにはかわりない。

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September 26, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-24 三滝の沼をめざして

 霧里小学校校舎を撮影する目的を果たしてふたたび二俣へ戻り、さらに北上した。地図にある「憩いの森」なる場所を見物するためである。

 憩いの森というからには、森林浴を楽しめる遊歩道か森林公園があるにちがいないと思ったのだが、正直いってここはハズレだった。遊歩道もなければ森林公園でもなく、どうみてもキャンプ場である。

 ひととおり整備されているし、明るくて気持のいい場所ではあったが、キャンプをするならともかく、そうでなければわざわざ車を走らせて訪れる値打ちがあるとは思われなかった。

070924ikoinomori なあんだ、とガッカリしたものの、気を取りなおして場内を歩いてみると立派なハルニレの木があった(写真右)。推定樹齢 320年、幹回り 435cm、樹高22mという堂々たる大木で、この土地自慢のものらしい。

 たしかにハルニレは立派だが、これだけで憩いの森と称するのはいささか無理があるのではないか。そんなはずはないぞと思って、あたりをキョロキョロ見回してみたが、森らしきものは一向に見あたらない。

 落胆して車に戻ろうとしたときみつけたのが写真左の茶安別(チャンベツ)神社である。社は最近建て直されたものらしかったが、木製の鳥居に味があり、ハルニレで稼いだ得点と合わせて、なんとか 60点をつけてやれよという神の声が聞こえてきた(笑)。

 神様には逆らえないから納得することにして、さてこれからどうしようか……地図を見ると舗装道路はもう少し北につづいている。行けるところまで行ってみよう。

070924satoonbetsu_rindo というわけで行ってみた先はこうなっていた。

 里音別林道入口。ここへ来る途中何台かの大型トラックに出会ったのは、この先で工事(トンネル工事?)が行われているからなのであった。地図によれば、この林道の先は国道 392号線の上茶路あたりに通じているらしい。

 狭い林道内で大型トラックとすれちがうのはごめんこうむりたいし、上茶路まで出てしまえば、もうひとつの目的である三滝の沼をあきらめることになるので、ふたたび二俣方面へ向かって出発した。

 今度こそ沼への道を見逃さぬよう、地図上でおおざっぱに距離を計算してみると、二俣から南、つまり音別方向に約4キロ走った地点にその道はあるはずだった。(ここでお断りしておくと、ぼくの車にはカーナビなんてしゃれたものはない)

 持つべきものは地図である。ほとんどドンピシャリ、沼へ向かうと思われる未舗装路がみつかった。やはり道路標識などなかったのである。

070924mitakinuma1 道路の状態はまずまず、普通の乗用車でも十分前進できそうだった。

 祝日だから沼を見物する車が列をなしているかと思いの外、途中すれちがった車は一台のみで、ちょっと拍子抜けした。音別八景はあまり人気がないのだろうか。

 この道でも「ヒグマ出没注意」の看板をみかけたが、驚くべし、道の南側ではところどころ農機が入って畑作業をしているのであった。秘境などということばを軽々しく使ってはいけないと痛感した。

070924mitakinuma2 なかなか沼が見えてこないので、ひょっとして道をまちがえたかと不安を感じはじめたとき、三滝の沼は忽然と姿を現した。

 圧倒されるほど美しいとは感じなかったけれど、山の中にひっそりと隠れているこの小さな沼を目にすれば、だれしもあっと驚くにちがいない。ぼくもヒグマの心配さえなければ、うまく全景をおさめることのできるポイントをゆっくり探したのだが……

 全体に景色が黄色っぽく見えるのは、水が濁っているせいだろうか。めったに人などこないはずの沼がどことなく人工的な印象を与えるのはふしぎだったけれど、取水口なのか排水口なのか、大口径のパイプが岸辺に埋設されているのをみつけたから、あるいは一部人の手が加わっているのかもしれない。

 沼への道を示す道路標識がないのは解せなかったけれど、狭い林道沿いにあること、駐車スペースがほとんどないこと、ヒグマ出没のおそれがあることなどを考えると、あえてそうしているのかもしれない。

 謎の沼を見物できたのはいいが、さてどうやって帰ったものか……ふたたび地図と相談してみると、この林道は尺別に至る道に通じている。道路のコンディションもさほど悪くはなさそうだし、そのまま突っ走ることに決めた。

 しかし林道というのはそう甘いものではなく、それから先がちょっと大変だった。しばらく進むと道が分岐していた。それも三方向へである。地図にはないからちょっと弱った。

 右すなわち北へ向かう林道は入口にゲートがあり、ゲートは開いていたけれど、明らかに方角ちがいだからパス。

 問題はまっすぐ進むか、左(南)に折れるかだが、どちらも可能性がありそうに思えたので、とりあえず左折してしばらく前進すると、だんだん草深くなってきたのでそのまま車をバックさせて分岐点に戻ったのは正解だった。(こういう林道を走るには、もっと詳細な地図が必要と悟った。カーナビもどこまであてになるのだろうか)

 結局分岐点からまっすぐ前進する道が正しかったのだ。しかしそこからは林道が本性をむき出しにして、路面は急に荒くなり、ゴツゴツした大きい石が無数に転がっていた。小石がガンガン音を立てて車体に当たるのはいいとして、路面にあるほとんど岩に近いとがった石は怖い。

 以前ぼくは広尾川沿いの林道でタイヤをバーストさせた経験があるから、しばらくの間は冷汗をかきながら慎重にハンドルを握った。いくら4WDとはいえ、普通乗用車で林道を走るのはやはり無茶なのかもしれない。沼を過ぎてからは、とても写真を撮る余裕などなかった。

 やがて路面も落ち着いて人家がちらほらと見え、無事尺別への道に出たときはさすがにホッとしたが、喉元過ぎればなんとやら、快適な舗装道路のありがたさにすぐ慣れてしまうのには、われながら苦笑せざるをえなかった。

070924shakubetsu1 せっかくだから、何年ぶりかで尺別のJR無人駅に立ち寄ってみた。

 ここの集落のさびれようは筆舌に尽くしがたく、数年前に訪れたときよりもさらに住人が減っているのではないかという印象を受けた。

070924shakubetsu2 ついでに尺別海岸を歩く。

 足跡ひとつない砂浜を撮ることはできなかったが、人っ子ひとり見えないのは写真のウソ。これと反対の方向には、たくさんの釣り人が竿を並べているのであった。

 山奥に眠る小さな沼から太平洋の海岸へ、まったくウソのような景色の変化である。

 だがこれこそ道東の魅力ともいえる。次はどこへ行こうか。

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September 25, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-24 音別町霧里へ

 三滝の沼についてネット検索しているうちに、沼よりさらに北の霧里(ムリ)地区に、廃校となった霧里小学校を管理棟とするキャンプ場があることを知った。詳しくはカムイミンタラのサイトをごらんいただきたい。

 テントを持たぬ人もシュラフか毛布を持参すれば校舎内の部屋に泊まれるらしいのだが、宿泊はしないまでも、ぼくはその校舎跡をぜひ見たいと思った。

 三滝の沼への道を見逃したのでそのまま北上し、二俣(音別駅から約12キロ)から左折したところが霧里地区であった。キャンプ場まではそこからさらに約9キロほどもあろうか。

070924futamata_school 西に向かって少し進むと、右手つまり道路の北側にやや規模の大きい学校が見える。しかしロープが渡してあって、校門から中へは車が入れない。どうやら霧里小学校だけではなく、この二俣小中学校も廃校になったらしい。

070924hibun この学校のすぐ近くには上音別開拓記念之碑があった。ふだんはろくに目を通すこともないこの種の碑文だが、ふっと吸い寄せられるように近づいて読んでみた。

 碑文にいわく、
 
    私達は今、往時からは想像も及ばぬ文明社会の
   恵まれた環境に在るを思うとき云々

 苦闘の末にここまで開拓を進めてきた人々の努力を思えば、すなおに胸に沁みる文章である。そういえば、ここへ来る途中の景色を眺めながら、よくもこの山奥まで人の手が入ったものだと感嘆したのであった。

070924murigawa 霧里川。

 どうして霧里と名づけたものか、まるで小説か映画に登場する架空の地名のような響きがある。日本語ならふつうキリサトと発音するだろうから、やはりアイヌ語の音に漢字をあてたのだろうか。

070924muri_jinja ひっそりとしたたたずまいの霧里神社。

 この日は小さな神社をいくつか目にしたが、もっとも心を惹かれたのがここであった。

070924bokujo_2 道路沿いにつづく手入れの行き届いた牧場を見れば、開拓記念之碑の文章が実感として迫ってくる。

 「文明社会の恵まれた環境」とはいいながら、途中「ヒグマ出没注意」の立看板が目についた。

070924muri_school 舗装道路の尽きるところにキャンプ場があった。この先は未舗装の林道がつづくだけである。

 管理人さんのおかげで荒廃をまぬがれた霧里小学校の校舎は、予想どおりなつかしい建物であった。キャンプ場にはテントが二つほど張られ、二人の男性が立ち話をしていた。

 ちょうど玄関へ入ったこども連れの女性に「建物を撮らせていただけませんか」とお断りしたところ、どうやらぼくのかんちがいで、その方は宿泊客らしかった。

 彼女が管理人さんを呼ぼうとしたので、気まぐれな来訪者のためにかえって手数をおかけしてはと思い、「いえ、すぐに失礼しますから」と、急いで数枚だけシャッターを切って車に引き返した。

 なんとここは冬も利用可能らしい。いずれ機会があれば、とは思うのだが……

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September 24, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-24

 統合によって釧路市の一部となった音別町は、白糠町を間にはさみ、いわゆる飛び地になっていることもあり、大塚製薬の工場のある町として知られてはいるが、古くからの市民にはあまりなじみがない。国道38号線を帯広方面へ向かう途中、いつのまにか通り過ぎてしまう小さな町なのである。

 昨夜道路地図をながめていたら、音別町の北部にある「三滝の沼」というのが目にとまった。そういえば庶路のダムには二度ほど行ったことがあるけれど、音別の山奥へはまだ足を踏み入れたことがない。よろしい、断然行くべし。

070924mitakinonuma1 というわけで、ネット検索して下調べをし、今日は音別町霧里~里音別林道入口~三滝の沼(写真)というコースを走ってきた。

 音別の街からもっとも近い三滝の沼が最後になったのは、沼への道を示す標識がないため、帰り道に地図を頼りに距離を概算して、やっと道をみつけたからである。(この沼は音別八景のひとつらしいのだが、道路標識がないのはどうしたことだろうか?)

070924onbetsuekimae 三滝の沼からは、そのまま未舗装路を走破して尺別へ抜け、ふたたび音別駅前へ戻ってきた。

 ここでは看板娘(?)のお嬢ちゃんが気まぐれな訪問者をあたたかく迎えてくれるのであった。

 今や彼女もまた釧路市民。ぼくにはどうもピンとこないのだが、そういうことらしい。

 08時30分に家を出て、山道を一回りし、音別駅前に戻ったのは13時近かったから、いささか疲れもしたし腹も減った。

070924yakisoba 混んでもいないのにやたら客を待たせる(笑)駅前の食堂で五目あんかけ焼きそばを食べ、無事本日の小旅行を終えて帰宅したわけだが、詳細は例によって明日以降ご報告したい。

 明日からはまた仕事がはじまるので、一日一枚がむずかしくなる。せっかく取材したのだから、写真を有効活用しなくては……(笑)

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September 23, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-23 春採湖畔

070923mizosoba 昨日温根内で見たミゾソバはかなり勢いを失って、葉の枯れはじめたものが目立ったけれど、春採湖畔ではまだこのとおり。やはり季節の進行は温根内の方が早いのかもしれない。

 もっともトンボの池のほとりにある同じ仲間のアキノウナギツカミは、すっかり枯れ果て、みすぼらしい姿をさらしていた。

 春採湖畔のミゾソバは栄養が行き渡っているようだから、ソバガキをぜひ食べてみたいと思う(笑)。

070923yuzengiku
 花の季節の終わりを前にして鮮やかに咲くこのキクは、たぶんユウゼンギクだろうと思う。

 草むらに咲いていたため、うまく全体を撮ることができなかったので、茎や葉のつき方など、明日にでも再確認する必要がありそうだ。

 

070923himejoon こちらはヒメジョオン。

 これまで無視してきたわけではないのだが、あまりにもさりげなくあちこちに咲いているせいか、写真におさめるのは今年これがはじめて。

 ヒメジョオンとヘラバヒメジョオンはたいへんよく似ており、ふたつ比べればすぐに区別できるけれど、単独で見るとちょっと迷ってしまう。モニター等倍でチェックすると、茎の下のほうまで毛が生えているのを確認できるから、こちらはヘラバではなくふつうのヒメジョオン。

 デジタル画像はルーペがわりに使えるので、種類特定の際たいへん有効なのである。画像のアラをさがすためにわざわざ等倍鑑賞するわけではない。
070923ezofuro 
 今日は消えゆこうとしている花にもスポットライトを当ててみたい。

 道東ではあちこちにたくさん見られるエゾフウロ。

 これはゴマツリ岬のものだが、さすがに花の衰えは隠しようもなく、まことにわびしき姿である。

 

070923mimikomori ミミコウモリの花に変化があらわれた。

 タンポポの綿毛のように見える部分には、たぶん種子がついているのだと思うが、このふしぎな花はいったいどういう構造になっているのか、外からはわかりにくい。来年の宿題。

070923miyamanigauri ミヤマニガウリの勢いはウソのように衰え、あのずうずうしさはどこへやら、わたしはケチな植物でございますとでもいいたげなありさまは、目を疑いたくなるほどである。

 しかしちょっと探せば、このとおりまだ花も実も観察できるので、春採湖を代表する(とぼくが信じている)この植物をごらんになりたい方は、明日にでも行くべし。

 さて今日は貸しボート屋さんの(たぶん)奥さんに声をかけられ、「蟻塚があるのよ」と、お店の前の小さな穴を教えていただいた。

 なるほどたくさんのアリがせっせと出入りしていた。奥さんによれば、薬を撒こう撒こうと思いながら、そのままにしてきたのだという。

 アリをながめながらいろいろお話をしているうちに、

 -私思うんだけど、アリってなんのために生きているのかしらね。

 -いや、人間だって同じじゃありませんか。なんのために生きているんでしょうかね。

 春採湖はまた人を哲学的にする場所でもあるのだ。

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Daily Oregraph: 2007-09-22 ゴキヅル観察会

070922onnenai1 -夏みたいな雲だね。

 夏みたいだったのは雲だけではなく、この日は釧路市内でも気温が23度まで上がり、とても9月下旬とは思われぬ陽気だった。しかし空には雲が多く、ときどきふっと日が陰るのであった。

 前の日に編成したばかりのにわかゴキヅル観察会メンバー3人は、ゴキヅルをめざして前進を開始した。

 -もうそろそろ花のシーズンも終わりですね。

 -そうだなあ。

 実際ミゾソバはあちこちで枯れはじめていた。ツリフネソウもすっかり花を落としてしまったのだが、果実がその存在を示していた。さすがにさとう公彦さんは植物に詳しく、ツリフネソウの実をひとつもいで MATSU さんに渡し、まあ、つまんでごらんなさいという。

 MATSU さんが恐る恐る指で圧迫すると、細長い実はパッとはじけて、中からタネが飛び出した。ゴキヅルの実もそうだが、これまた驚くほど巧妙なしかけである。MATSU さんはビックリして声を上げたが、ぼくもタネが飛び散る瞬間を見るのははじめてであった。

070922onnenai2 -あ、ウメバチソウが咲いてますよ!

 第一発見者はやはりさとうさん。目がいいなあ。

 おお、今年のウメバチソウはすごい。こんなにたくさん咲いているのは、やはり今年の暖かさのせいだろうか。花の姿が急速に消えてゆく今の時期、この白い花は貴重な存在なのだ。

 ところがどの花も木道からかなり離れているため、残念ながら身を乗り出しても接近撮影は無理であった。左下の枠に示したのは、かなり離れた場所にひっそり咲いていた、あまり栄養状態のよくないもの。

 久しぶりに会った三人は、これはなんの葉っぱだろうかなどと、ときどき立ち止まって観察を怠らず、やがてゴキヅル地帯に到着した。

 各地で山歩きしながら植物の観察をつづけているさとうさんも、ゴキヅルを見るのは初めてとあって、

 -あ、これですか?

 さとうさんがさっそくゴキヅルの実にふれたとたん、ポロリと下半分がはずれてタネが落下し、思わず驚きの声を上げたので、ぼくはしてやったりという気分。そう、初めて経験すると、だれしもビックリするのである。

070922onnenai3 -これはおもしろいですね!

と、すっかりゴキヅルが気に入ったさとうさんは、よさそうなのをみかけると激写しはじめた。

 コンパクト・デジカメは被写界深度、つまりピントの合って見える範囲が広いので、接写には有利なのだが、一眼レフとちがって目的のポイントにピントを合わせるのは案外むずかしい。どうかすると背景にピントが合ったりするのだ。(実は一眼レフでも AF では接写はむずかしく、最後に頼りになるのはマニュアル・フォーカス)

 だからさとうさんは、あとで後悔しないように、何枚でも徹底的に撮る。さとうさんの気迫に押されて、MATSU さんもアシスタント役をつとめるなど、さすがは薄氷堂率いる学術的観察会である(笑)。

070922onnenai4 もう花の時期は終わっていたが、ゴキヅル地帯のはしっこで、花の残っているのをぼくがみつけたのはラッキーであった。

 -え、これが花かい?

と MATSU さん。

 そういいたくなるほど小さく目立たないのがゴキヅルの花なのだ。

 さとうさんは花を見られて大喜び。かくして浮世離れした観察会は大成功をおさめたのである。

070922onnenai5 木道が終わり、鶴居軌道跡の道に到着すると、またしてもさとうさんがなにかをみつけた。ぼくの節穴とは眼の出来がちがうようだ。

 -あれ、ヤマブドウじゃありませんか? そうですよね。

 近寄ってみれば、まぎれもなくヤマブドウ。これは熟した実のなるところを撮るのが意外にむずかしい。春採湖畔でもそうだが、熟するのを待ちかまえていた人々が、実をありったけもいでいくからだ。

 たっぷり秋を味わった観察会はこうして幕を閉じた……はずなのだが、そのあと観察会は釧路港見物会に変じ、二人のお上りさんをぼくがご案内して、西港から東港へ、しめくくりはもちろん赤灯台へ。

070922todai 観光名所でもない灯台をめざすところに味があるとはいえ、釣り竿も持たず、ただ見物にくるとはいかにも物好き。こうなっては学術もへったくれもない。

 自分が提案したくせに、なんとなくはずかしいから、この二人とは関係ありませんという顔をして、ぼくはうしろからついていった(笑)。

070922tea 三人そろう機会はめったにないので、南埠頭まできたついでに南大通の喫茶店ラスカベツにおじゃました。この日のほんとうのしめくくりである。

 なおお店の前にあるマスターの自転車は、こちらのノレンがわり。これがあれば開店中とわかるしかけになっている。

 午後の紅茶をいただきながら、高尚な無駄話に花が咲き、マスターもさぞあきれてお聞きになっていたのではないだろうか。

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September 22, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-22 ゴキヅル観察会(予告編)

 ぼくが急に思い立って組織したゴキヅル観察会のメンバーは、ときおり日が射したり陰ったり、いささか不安定ではあったが、まずは好天に恵まれた秋の温根内を散策したのであった。

070922expedition この観察会、実は高校の同窓会の遠足みたいなものでもあるのだが、別に顔を隠す必要はないから、ぼくの独断で写真を掲載することにした(ただしサイズは控え目)。

 ごらんになればおわかりのとおり、左から young, younger, youngest 比較級のお手本のようなメンバー構成である。

 左は大先輩にしてぼくのパソコンの師匠でもある MATSU さん。ブログ新・釧路銭湯巡りの旅の運営者である。北海道新聞やNHK TV でもすでに紹介された方だし、なんといっても男前なので、お顔を隠す必要はないだろう。(今日はお蕎麦をごちそうさまでした。またお願いいたします)

 中央の首にタオルを巻いたダサいおじさんが薄氷堂。いつだったか、あるお方に、君はずるいからブログに自分の顔を出さないんだね、といわれたことがあるけれど、ずるいのではなく、はずかしいのである。一人だけならイヤだけれど、三人いっしょならね(笑)。

 右は一番の若手、ときどき掲示板にすばらしい植物写真を投稿してくださるさとう公彦さん。たまたま帰省中のところをご参加いただいた。三人の中では唯一の理系出身者で、ぼくはかつて PASCAL を教えていただいたことがある。たいへん奥ゆかしい青年なので、ぼくが勝手にマネージャーを勤めて売り込むことにした。仕事の依頼は必ずぼくを通すように(笑)。

070922gogizuru01 さてバカな話はさておいて、本日の目的は文系・理系の枠を超えて、学際的にゴキヅルを観察・研究しようといういたってマジメなもの。

 写真の整理をするのに手間取ったので、観察会の成果は明日ご報告することにしたい。

 乞うご期待……といって時間稼ぎをするのは、例によって例のごとし。

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September 21, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-21

070921corn  港の見える丘、いや建物の窓際におかれたこの植物は、なにを隠そう(笑)トウキビである。

 栽培しているのはスコップさん。最近はマラソンだけでなく農業にも精を出しておいでのようだ。

 -スコップさん、今日はネタがないから、トウキビの写真撮らせていただきますよ。

 -どうぞ、どうぞ。

 ほんとうにいいお方である。おかげさまで一日一枚、きっちり消化できた。

070921sunset 今日の日没は暦では17時24分。だんだん写真が撮りにくくなってきた。

 時に17時16分……あ、沈んでしまう!

 あわてて副港岸壁に車を停めてシャッターを切ったが、場所を選んでいるひまなどなかった。

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September 20, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-17 (2) 達古武……道半ば

070917takkobu01 これがキャンプ場とは……つい先日来止臥の野営場を見たばかりのぼくは絶句した。華厳の滝くらいの落差があるからだ。

 ツルツルにしてピカピカ、実に豪華な施設である。売店には食堂も併設されており、「なまら(*) うまい ラーメン」まで食べられるのだからビックリである。
 
 (*) ご存じの方も多いと思うが、「なまら」とは「とても、すごく」
   という意味の副詞をあらわす方言である。もう少し訛ると
   「なンまら」。最近やたら使われているようだが、どうかと思う。
    釧路に生まれ育ったぼくの感覚からすると、これはけっして
   社交的な場で使うべきことばではない。意味はともかく、語感
   としては「すんげえ」というところだろうか。
    ぼくだって方言はきらいじゃないし、上品ぶるつもりはさらさ
   らないけれど、方言にだって TPO はある。個人的には日常
   的に多用したくないことばのひとつである。

070917takkobu02 達古武湖のほとりにあるこのオートキャンプ場は、とにかく設備が優秀、至れりつくせりといっていい。トイレも来止臥のそれとは比較にならぬ豪華版である。

 貸し自転車に貸しカヌーはもちろん、清涼飲料水の自動販売機からコインランドリーまでそろっているし、バンガローも建ちならんでいるから、テントがなくても泊まれるのだろう。

 もちろんそれはそれでいいわけで、キャンプすなわち野営、便利な日常生活を離れ、あえて不便という贅沢を楽しむものだと思いこんでいたぼくの頭が古いのだろう。

070917takkobu03 原始の面影を残す湖のほとりで、意外にも文明開化の風に吹かれ、頭がクラクラしたぼくは、本来の目的である遊歩道の入口へと向かった。

 もちろん以前から遊歩道(一部木道)の存在は知っていたのだが、歩くのは今日が初めて。去年だったか一昨年だったか、台風で木道が破損したというのはニュースで聞いたけれど、入口になんの掲示もないので、もう復旧したのだろうと思って前進を開始した。

070917takkobu04 木立の中の道に一歩足を踏み入れると、文明も開化もどこへやら、熊が出るんじゃないかと疑われる景色に、ひとりで歩くのはちょっと心細い感じさえするのであった。

 途中木道改修工事の跡が残されていたので、やはり工事は完了したのだなと思った。

070917takkobu05 平地の温根内とは景観もまったく異なり、ここではたっぷり森林浴を楽しめる。

 おお、なかなかいいところじゃないか。来年は6月にでも来てみる値打ちがありそうだ。

 写真はヤチボウズの群。手前に見えるのは、特徴のあるミゾソバの葉である。

 注意して観察したけれど、ゴキヅルもミヤマニガウリも遊歩道沿いにはみあたらなかった。そのかわりエゾトリカブトがあちこちに咲いている(ただしかなり色はあせはじめているが……)。

070917takkobu06 早くも来年の計画を立てながら、ルートマップにある「夢ケ丘分岐」に到着して目を疑った。

 なんと通行止め。この先はまだ木道が修復されていないらしい。それならそれと、遊歩道入口に注意書きしてくれればいいのに。

 しかし通行止のロープが一部外されて、だれかの通った形跡がある。善良なる市民としては大いに迷ったが、危険な箇所があればすぐに引き返すつもりで、道路の状況を偵察すべく(?)先へ進んだ(いい年をしてまことに申し訳ない)。

070917takkobu07 いくらも歩かぬうちに倒木が道をふさいでいた。しかしこれは危険度ゼロだから、下をくぐって前進をつづける(ぼくみたいな不心得者に警告を与えるため、わざと倒木を放置しているんじゃないかと思った)。

 やはり……木道のあちこちが破損したままなのであった。無理をすれば歩けないこともなさそうだったし(たぶん踏破した人がいるのではないだろうか)、ダメといわれれば人間かえって逆らいたくなるものだが、君子危うきに近寄らず、破損箇所を二つほど越えたところで、すなおに引き返すことにした。

 (えらそうなことをいう資格はないが)みなさまにはけっして無理されぬようご忠告しておきたい。

 「夢ケ丘」とはいかにも新興の団地みたいな名前で気に入らないが、到達できなかったのは実に残念である。木道の修復なったあかつきにはぜひ行ってみるつもりだ。

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September 19, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-15 (2) ファイル復活

 9月15日に撮った画像ファイルをカメラのトラブルによって失ったことはすでに書いたとおりである。

 すっかりあきらめていたのだが……なんと本日無事ファイルが復活したので、急遽予定を変更して、15日に撮影したミヤマニガウリの果実の写真を掲載することにした。

070915miyamanigauri_2 -なあんだ、こんな写真か。へたくそだなあ、バカじゃないの。

 そんなことをいうのは素人の浅はかさだぜ(笑)。

 うまいへたの問題ではなく、なかなかこういうシーンにはお目にかかれないのである。撮影しただけでも単位をいただけるというくらい値打ちがあるのだ(と勝手に思っているのだが……)。

 ミヤマニガウリのタネはたいてい3個のはずだが、2個はすでに落下し、残りの1個がいまにも落ちそうにフラフラと風に揺れているのであった。ぼくの植物アルバムには、2004年にこの一歩手前の段階を撮った写真が収録されている。

070915snail ついでにカタツムリの写真も一枚(お嫌いな方は写真をクリックされませぬよう)。

 17日に掲載したカタツムリよりもこちらのほうが断然いいと思う。なんといってもツノを出しているからね。

 ご存じのとおり、こいつはノロマだからなかなか動かない。ちゃんとポーズを取ってくれるかどうかは運任せなのだ。自然が相手だと、なかなか思うようにいかないところがまたおもしろい。

070915rain そうこうしているうちに雨が本格的に降り出し、この日はあわてて車に逃げ帰ったのであった。一応上着でカメラをかばってはいるのだが、こんなことをつづけているからトラブルが起きるのかもしれない。

 なお写真左端にみえる大きめの葉はノリウツギのものだが、傘をさしたおばさんの左側はほとんどすべてミヤマニガウリの葉である。

Recuepro さて消えたファイルを救ってくれたのはこのソフト。D80といっしょに購入した Sandisk の SD カード Extreme III に付属する RescuePro である。

 すでに書いたとおり、最初使用した某社のファイル復旧ソフトは再フォーマットした SD にはまったく無力だった。

 しかしダメもとで RescuePro をインストールして試してみると、すべてのファイルが救われただけでなく、何ヶ月も前のファイルでも上書きされていないものはいっしょに復元された。恐るべき威力である。(ただしこの強力ソフトは Sandisk の低速 SD には付属していないかもしれない)

 ついでながら Extreme III はファイルの読み書きが非常に高速だ。ぼくの使っている CF は Transcend の120Xだが、体感上その倍くらい速い。CF も Extreme III を使えばいいのだろうが……値段もまた低速カードの2倍速なのである(笑)。

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Daily Oregraph: 2007-09-17 特集 釧路神社

070917kushirojinja01 釧路神社。大正6年達古武に創立、昭和4年現在の地に遷座……詳細は北海道神社庁サイトのこのページをご参照いただきたい(なぜかこのサイトの情報は無断使用禁止になっているので)。

 釧路町遠矢にあるこの神社、何年も前から気になっていた。鳥居こそ新しいが、丘の上に至る参道の様子はいかにも鎮守にふさわしく、そこを上るだけでも値打ちがありそうに見えたのである。

 しかしこの前にある国道391号線を走るのは、たいてい目的地が別にあるときだったから、機会はなかなかめぐってこなかった。

 ぼくみたいなバチあたりの男がわざわざ神社を訪れるのは純然たる物好きのようだが、日本語には「縁」という味のあることばが用意されている。これもなにかの縁であろう、というわけ。
070917kushirojinja02 
 「釧路神社」と大書された柱の裏に回ってみると、「皇紀二千六百年記念」とあるから、村田さんがこれを奉納されたのは昭和15(1940)年、一見新しそうだが意外に古いものであった。

 不勉強なので村田清太郎さんについては知らないが、ひょっとしたら村田公園と関係があるのだろうか。いずれ調べてみたい。

 
070917kushirojinja03_4 なにが掲示されているのかと見れば、ガラスが煤けているため印刷物の文字がたいへん読みにくい。

 オートフォーカスがまるで役に立たず(笑)、手動でピントを合わせねばならなかった。

 苦労して読みとった結果は下記のとおり。あるいは遠矢に住むみなさまのお役に立つかもしれない。
 
      年間祭事日程
           釧路町遠矢
           釧路神社総代
 
  一月  一日   元旦祭          午前十一時
  一月 十五日   焼納祭(ドンド焼き)  午前十時
  二月  三日   節分祭          午後五時
  七月第三週
      土曜日   宵宮祭          午後五時
      日曜日   例大祭          午前八時
  十一月二十三日 新穀感謝祭、山神祭  午後一時
  十二月三十一日 除夜祭          午後三時

070917kushirojinja04_2  ぼくの予想たがわず、参道は濃い緑の中をゆく気持ちのいい坂道であった。

 坂は案外なだらかだし、道の両側の植物も豊富だから、散歩道としても上等である。

 ゆっくり歩いても、すぐにてっぺんに開けた平地に到着した。

 

 
070917kushirojinja05_2 お社は改築されたものらしく、まだ新しかったが、堂々たる構えである。

 写真には見えないが、向かって左手前にはパイプで組んだ野外ステージがある。祭事の際に催し物がおこなわれるのだろう(ひょっとしてカラオケも?)。

070917kushirojinja06 なかなか味のある狛犬はかなり古いものと思われ、台座に刻まれた文字を見ると、

   寄附者
   農牧畜業  伊東六助
             昭和十一年六月吉日建之

とあった。

070917kushirojinja07 しばらく狛犬を鑑賞してから、神社の裏手の坂道を下りてみた。水はけが悪いらしく、泥の流れた跡があり、ところどころ路面が陥没している。

 やはり植物が豊富なところのようだ。ヒヨドリバナのシーズンはもう終わったかと思っていたが、ここではたくさん咲いていた。

 坂道を下りきるとふたたび国道391号線に出て、遠矢中学校の建物がほぼ正面に見えたので、地理が飲み込めた。

 一回りしてもさほど時間はかからないし、たまに訪れて植物を観察するのもわるくないと思う。やはり縁はあったようだ。

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September 17, 2007

Daily Oregraph: 2007-09-17

070917snail_2 午前中は晴れるはずだったのに、天気予報はさっぱりあてにならず、朝からどんよりした曇り空。

 春採湖畔に来てはみたものの、空模様のせいかさっぱり気が乗らず、数枚写真を撮ったきりで、早々に駐車場へ戻った。

 今朝はなぜかカタツムリがやたら多かった。これはミヤマニガウリの葉っぱにもへばりついていたところを挨拶がわりに撮った一枚。時刻は07時12分。

 予定をはっきり決めていたわけではないから、さてこれからどうしよう