Daily Oregraph: 2007-09-30 温根内情報
車から降りたとたん、ブルっと体が震えた。涼しいのではなく、寒いのである。
幸い天気がよかったから、30分ほどしたらポカポカしてきたけれど、わずか1週間で気温はぐっと低下したようだ。
ミゾソバ(左)もごらんのとおり。春採湖畔ではまだ最後の力をふりしぼって咲いているのだが、ここではすっかり花を落とし、みすぼらしい姿になりはてていた。ふつうこういう哀れな姿を写真には撮らないものだが……(笑)
右はエゾリンドウだろう。22日に来たとき、めざといさとう公彦さんが気づかなかったのは残念である。1週間前なら、これほど衰えてはいなかっただろうから。
ほとんど花の姿がみあたらない今、わずかに残るハンゴンソウは昆虫にとって貴重な存在にちがいなく、たくさんのアブが集まっていた。
すっかり花を落としたハンゴンソウがあちこちで立ち枯れていたから、これは咲き遅れたものだろう。
木道のところどころでは、倒れたヨシ(だと思う。イネ科はむずかしい)が、踏切の遮断機みたいに通せんぼをしていた。わびしさ満点である。
まあ、そこをなんとか、無理をいって通してもらう。
色気の乏しい秋の原野にあっては、栄養不良のナガボノシロワレモコウのさえない花もまた貴重な彩りといえる。
ふだんあまり目立たない花が存在を主張する時期なのだろう。
先日はレンズを向けようともしなかったくせに、われながら現金なものである。
花の季節が終わりを迎え、原野がふたたび本来の原野に戻ろうとしているいま、ひとり気を吐いているのがゴキヅルである。
実の割れたものも割れていないものもいっしょにぶら下がり、まだ当分の間はぼくたちの目を楽しませてくれる。
温根内のゴキヅル地帯は、こちらの地図のハンノキ林の中、ちょうど「1100m」と書かれているあたりである。たぶん10月いっぱいは観察できると思うので、ぜひ。
鶴居軌道跡では、先日さとうさんがみつけたヤマブドウの実をチェック。春採湖畔のヤマブドウのほうが豊作のようだ。
けなげに咲いているヒメジョオンのほかは、この道沿いにはほとんど見るべき花はなかった。
帰りがけにビジターセンター付近でみかけたトンボ。写真図鑑にはあたってみたけれど、名前は不明である。
おわかりの方がいらしたら、なにトンボかぜひお教えいただきたいと思う。
しきりに羽根を震わせていたのでブレている。ストロボを発光させればよかったのかな。
逃げられては困るのであわててシャッターを切るのは、修行の足りない証拠(笑)。
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Comments
ゆらゆらゴキヅル、語彙不足がばれますが、可愛いです~。
このトンボ、オニヤンマではないのですか?
Posted by: りら | October 01, 2007 at 14:36
>りらさん
ゴキヅル、かわいいでしょう? こうしてぶら下がっているところを見ると、まるで音符のような感じがします。
トンボですが、オニヤンマ(黒地に鮮やかな黄色の縞)ではないようですね。さきほど写真図鑑を見直したのですが、やはりわかりません。
Posted by: 薄氷堂 | October 01, 2007 at 23:21