Daily Oregraph: 2007-09-29 秋を味わう
全国の春採湖ファンのみなさまにお贈りする秋のチャランケチャシ風景。
「チャランケチャシ? なんだ、それは?」という方には勝手にお調べいただくこととして(笑)、釧路出身者ならこの写真をごらんになった瞬間、きっと「お、チャランケチャシ!」とおわかりになるはず。ここはいわば釧路市民の心のふるさと(?)なのである。
盛りをすぎたはずのミゾソバ(左)だが、どうしてどうして、まだがんばっていた。
『ガイドブック 春採湖畔花ごよみ』に「この花が咲くと花の季節の終わりです」とあるユウゼンギク(9月23日の記事ご参照)もしおれはじめたというのに。
右はまばらに残るネムロブシダマの果実。うまそうだけれど、有毒だから味見しないように。
秋の味といえば、サケ、サンマ、ジャガイモ、タマネギなど海山の幸がたくさんあるけれど、今日味わってみたのはこちら。
まずは一昨年も去年も(すっかりもがれたあとだったため)撮れなかったヤマブドウ(左)。
一粒だけ味見させていただくと……お、いける! やはり今年の暖かさのせいだろうか、思ったほどすっぱくないのである。
ひょっとしたら……と期待してエゾスグリのある場所に走り、やはり一粒だけ。真っ赤に熟してうまそうに見えるけれど、いままでこいつにはだまされてきたのだ。口に入れた瞬間に吐き出すほどすっぱいのである。
ところが今年の実はちがっていた。もちろんすっぱいことはすっぱいのだが、吐き出すほどではない。
いうまでもないことだが、自然公園内では植物採集禁止だから、ありったけもいでいくのはご法度。しかし一粒ずつ秋の味を楽しむくらいは、許されてしかるべきだと思う。いや、自然に親しむためにも、むしろこどもたちにはぜひ味わってほしいとぼくは願っている。ただしけっして欲ばってはいけないし、欲ばって食べるほどうまいものでもないが……(笑)
さてすっかりおとなしくなったミヤマニガウリを観察してみよう。
写真左をごらんいただくと、葉っぱにくるまれた実が透けて見えると思う。
写真右のように、葉っぱにくるまれている実はたいていひとつではなく、いくつかまとまっているところがおもしろい。実をくるまない葉はもともとの姿を保っているから、たまたま葉がしおれたわけではなく、実を寒さから守るためだろうとぼくは信じている。
葉っぱがまるくなって重そうにぶらさがっていたら、中をのぞいてごらんになるといい。ミヤマニガウリは最後の最後まで人を楽しませてくれる、なかなかの芸達者なのである。
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Comments
こんばんわ ブログにお邪魔しました。
以前『くしろダイスキ』誌に掲載されていた
白い花ですよね。
ミヤマニガウリの実もゴーヤのようにほろ苦いのですか。
Posted by: にいかわ | September 29, 2007 at 23:41
>にいかわ さん
> 以前『くしろダイスキ』誌に掲載されていた
白い花ですよね
ええ、そうです。ぼくが植物を観察するきっかけになったのがこいつです。
> ミヤマニガウリの実もゴーヤのようにほろ苦いのですか。
う~む、いつかこういう質問を出されるんじゃないかと恐れていました(笑)。
たしかにゴーヤ(ニガウリ)の親戚ですし、毒はないと思うのですが、まだ味見したことがないんです。なんとなくまずそうな……
いかがでしょうか、にいかわさん、ミヤマニガウリ・チャンプルーをお試しになっては?
Posted by: 薄氷堂 | September 30, 2007 at 20:52