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August 31, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-31

 8月の終わりはナガボノシロワレモコウでしめくくろう。

 このちょっと地味な白い花は春採湖畔をはじめ市内のあちこちでみかけるから、けっしてめずらしい植物ではない。しかしたいていは1本ないし数本が孤立して咲いている。

 温根内のやせた高層湿原でも、こいつがポツリポツリと栄養不良の幽霊みたいにしょんぼりと立っているのをみかける。ひょろりとしてややトップヘビーな姿を見ると、朝から晩まで立ちっぱなしでは貧血で倒れるんじゃないかと心配になるくらいだ。

070831nagabonoshirowaremoko さて国道38号線沿いには、大楽毛を過ぎて白糠方面へ向かうあたり、北側にもう一本舗装された裏道がある。

 ひさびさにそこを通りかかったら、道の両側のあちこちにナガボノシロワレモコウの群落があるのを見て驚いた。これほどまとまった群にははじめてお目にかかった。しかもかなり栄養が行き渡っているらしいその姿は、貧血気味どころかなかなか堂々たるものである。

 今日は仕事の途中だからもちろんゆっくり観察するわけにはいかなかったが、こういう経験をすると、少しずつフィールドを広げる必要がありそうだと思う。もっと時間と安いガソリン(笑)が欲しい。

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August 30, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-30

070830kamome 会社帰りに副港入口でサンマに群がるカモメをみかけたので、車を停めてパチリ。ものすごい数である。

 -なにかの調査ですか?

 不審な人物をみかけて(笑)声をかけてきたのは水産会社の方らしい。

 いやあまりカモメがたくさんいるのでとお答えしたところ、釧路のカモメより体が小さいし、鳴き声からしてもウミネコじゃないですか、とおっしゃる。

 いずれにしても連中所かまわず糞をまき散らしたり、なかなか厄介な存在なのである。

 -保護、保護といいますけど、正直迷惑ですよね……リフトも走ってますから、気をつけて写真を撮ってください。

 たしかに写真を撮るには適さない場所だったから、にわかカモメ調査員はほんの数枚撮ったきりで車に戻り、ハッと気づいた。なんと絞り開放にしていたのであった。

070830sunset このところすっかり夕日づいているが、今日もまた南新埠頭方面へ立ち寄ってみた。

 さすが釧路、港の入口に沈む太陽というのはできすぎだと思う。先日行った赤灯台が画面左に見える。

 毎度絢爛豪華では疲れるだろうから、ワビサビの夕日を選んでみた。

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August 29, 2007

ぼくの英単語帳・海事英文実例集

 長い間迷っていたのですが、ぼくの英単語帳と海事英文実例集を公開いたします。

 パソコン上で簡単に使える辞書もあれば、(タコもいいところだけれど)Web 上の自動翻訳機能もある現在、おまえはなにをねぼけているんだ、といわれてもしかたないかもしれません。

 しかしぼくの英単語帳には多少は特徴がないわけではないのです。当時(大昔 です)は自作のソフトウェア用にデータを集めていたため、文字列の長さに制限があり、例文の長さを極端に短くしていたとはいえ、

 (1) 必ず例文を示した。
  (2) 辞書は一冊ですませることなく、必ず英米の辞書数種にあたり、
   可能なかぎり英語による定義も併記した。

という点は、ひそかに誇りとするところです。今に残る35冊の小型ノート、数年間の苦闘のあとなのでとても捨てられません。当時は自由になる時間の大半を捧げたといっても過言ではないからです(そういえば、ほとんど太陽にはあたらなかったような……)。

 海事英文実例集は仕事上の必要に迫られ、英米加豪の海事関係サイト、とりわけカナダ沿岸警備隊のサイトから、一年間に渡って文例を収集した成果です(今はもうそんな元気はありません)。

 日本人があやしい文章を書くように、英語国民だってあやしい英文を書きますから、これでええんかいなという文例も含まれております。しかし役に立つことは保証できます。だって自分たちと同じ間違いをする文章を読んだら、連中だってホッとしますからね(笑)。

 おそらく少なからぬ間違いを含んでいるとは思いますが、そのことはいささかも恐れません。むしろ誤りをご教示いただければ幸いに存じます。誤りであることが確認できれば、速やかに、そして喜んで訂正いたしますので、どうかご遠慮なくご一報ください。

 ぼくのささやかなデータが、千人にひとりでも、仕事上のお役に立てれば幸いです。MS-DOS 時代ならテキストファイルをご提供したところですが、MS-EXCEL のファイルにいたしましたので、どうかご了承ください。

 英単語帳はこちらから(zip ファイルです。解凍方法がわからない方はご連絡ください)。

「englishwords.zip」をダウンロード

 海事英文実例集はこちらから。

「maritime_english.zip」をダウンロード

 いろいろなことを思い出します。

 ぼくの掲示板にときどきすばらしい植物写真を投稿してくださるさとう公彦さんは、当時釧路でも有数の若き Turbo Pascal (プログラミング言語のひとつ)の使い手でした。さとうさんに教えていただきながら、才能に乏しいぼくがへぼなプログラムを作りつつ、こつこつ英単語を収集した時期があったとは、自分でもとても信じられない思いがいたします。

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Daily Oregraph: 2007-08-29

070829fport 朝から上天気だったのに、午後になるとみるみるうちに霧が押し寄せてきた。

 仕事の途中に副港前を通りかかったので、かろうじて今日の一日一枚を撮ったはいいが……むなしい写真である。

 ほとんどの船は出漁中らしく、岸壁は閑散として、おこぼれを待つカラスも手持ちぶさたの様子だった。

070828moon まあぼくのしょうもない写真なんてどうでもいいから、こちらのスコップさんご提供のもの(掲載をおゆるしいただき感謝)をごらんいただきたい。

 昨夜の皆既月食の一部始終を、スコップさんは(たぶん)シラフでお撮りになったのだ。

 ご本人はピントが今ひとつと残念そうにおっしゃっていたけれど、コンパクト・デジカメでここまで記録されたのだから、酔っ払って月食を見逃したぼくの百倍はご立派である。

 スコップさんのブログに、月食の過程を要領よくまとめた記事が掲載されているので、ぜひクリックしてごらんになるようおすすめしたい。

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Daily Oregraph: 2007-08-28

070828lighthouse まず先日の赤灯台の位置をおさらいしておきたい。

 市内某ホテルの最上階から撮った写真である。もうひとつの赤灯台へは、残念ながら行けない。

070828mannequins 今日の説明はぶっきらぼうで、まことに申し訳ないと思う。

 久々の定点撮影なのだが、おお、なんという姿であろうか! せめて下着くらい……

 これはどうも、なんといっていいか、雑文科のぼくにもことばがちっとも浮かんでこない。


070828akadama 本日の記事がぶっきらぼうなのにはワケがある。

 つまりシラフではないのだ。旅路の果は赤ちょうちん横丁。

 なつかしい赤玉ポートワインを目の前にして、ついシャッターを切ったのだが、赤玉スィート・ワインとは……昔からこの名前だっただろうか?

070828akadama2 無理をいって焼酎(鏡月?)に赤玉スィート・ワインを入れてもらったのがこの写真である。

 正直いって、たいしてうまくはない。しかしこの色彩がいいのだ。

 そういえば、今晩は皆既月食だったけれど、すっかり見逃してしまった。酔っ払いはつくづくいやだと思う。

 3次会への誘惑の魔の手を振り切って帰ってきたのだが……残念、日付の変わらぬうちに記事を掲載することができなかった。

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August 27, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-27

070827minatomachi 港町にて。

 だんだん日が短くなってきた。来月の末になれば、会社帰りに一日一枚を実践するのはむずかしいだろう。

 このところみごとな夕焼けがつづいている。今日もそんな予感がするから、南埠頭へ回ってみた。

070827sunset めずらしく若者のグループが岸壁で釣りをしていた。

 予想たがわず、強烈な夕日であった。まぶしくて目がクラクラする。

 斜陽の街にぜいたくな夕日というのは皮肉な話だが、まさに絢爛豪華、三尺玉千発分くらいの値打ちはあると思う。

 幣舞橋あたりから見物し、橋上の裸体像といっしょにカメラにおさめるのが標準観光コースだろう。いや、たしかに絵になるのである。

 ふん、大衆的観光コースなんてごめんこうむるね、というインテリ芸術派のあなたも、まあすなおに釧路の夕日をごらんなさい。幣舞橋がはずかしいというなら、市民もあまり近寄らぬ(笑)南埠頭がおすすめ。赤灯台から見物するのもよさそうだ。

070827sunset2 若い女性の甲高い声が聞こえたので、おやめずらしいと思って振り向くと、自転車でやってきた女子高校生が3人。はしゃぎながら携帯電話のカメラで夕日を激写しているのであった。

 夕日は人間をすなおにさせる、というのが今日の教訓。

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August 26, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-26 温根内情報

 今日も汗ばむ陽気ではあったが、温根内湿原に吹く風は明らかに秋を感じさせるものだった。チョウの姿はあまり目立たなかったが、たくさんのトンボがスイスイ飛んでいた。

070826onnenai ドクゼリとサワギキョウ全盛期にもかげりが出てきたようだ。

 草原がなんとなくまばらに見えるのは、ドクゼリの花が散りはじめ、サワギキョウの花もしおれ気味になってきたせいである。

070826mizosoba ミゾソバの花が目立ってきた。あと一週間もすればミゾソバの天下がくると思う。

 いびつな金平糖みたいな花も、ひとつひとつが開けばこのとおり、ガラス細工のように透明な美しさを見せてくれる。

 ミゾソバは温根内より一歩遅れて春採湖畔にも群生するので、ぜひうんと近寄ってごらんになるようおすすめしたい。

070826gokizuru 今日のゴキヅル。果実の生長過程がわかるように並べてみた。この驚異の植物があまり注目されないのは残念の至りなので、当社では2年ほど前からゴキヅル・キャンペーンを展開しているのである。

 左上は花と果実が共存しているところ。この段階では果実の上半分しか見えない。

 左下は果実の先に枯れた花がかたちを残しているところ。右はやや成長した果実。花はかろうじて痕跡をとどめている。

 果実はこのあとも成長をつづけ、全体にもう少し丸みを帯びてくる。成熟すると下半分が脱落することはすでにご説明したとおり。

 なおゴキヅルの花には雌雄の別があるのだが、もうすぐ花の時期も終わりそうなので、来年の宿題に残しておこう。

 湿原ではこのほかミヤマアキノキリンソウ、ナガボノシロワレモコウなど。ホザキシモツケはほとんど枯れて変色してしまい、ツリフネソウもしおれはじめて元気がない。

070826onnenai2 温根内の湿原は場所によって景観が大きく変わり、こちらは鶴居軌道跡からみたところ。

 まぎれもなく秋の景色である。

070826kidoato 軌道跡の道沿いに咲く花をいくつか。

 ハンゴンソウ(1)、エゾトリカブト(2)、コウゾリナ(3)、そしてヤマハハコ(4)。

 コウゾリナの茎には小さな黒ゴマのような斑点のついたものが多く、近寄ってみると、どうも無数のアブラムシが群がっているらしかった。

 アブラムシがたかっているのを撮るわけにもいかないから、選ぶのに一苦労した。しかしこれも今ひとつ。ちょっと撮りにくい花のひとつだと思う。

070826mitsumotoso 今日の収穫はこれ。ミツモトソウ(バラ科)である。

 同じ仲間のエゾノミツモトソウは2005年8月に星が浦海岸で確認しているが、ミツモトソウとちがい、全体に細身で鋭角的な印象を与える。

 ミツモトソウもそうだが、まだまだ見落としているものがありそうだ。

 ※なおエゾノミツモトソウの花期について、『新版 北海道の花』(1993年 北海道大学図書刊行会)では6月とするが、疑問。ぼくは2005年の8月16日に写真を撮影しているから、『北海道植物図譜』(2001年 滝田謙譲)にいう8~9月が正解だろう。

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August 25, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-25 To the Lighthouse

 -(東港南防波堤の)赤灯台まで歩いて行けるのでしょうか?

 喫茶店ラスカベツのマスターからのご投稿である。

 ローカル紙の命は読者との密接な関係にあると信ずる当社では、さっそく記者を派遣した(といっても社長兼編集長兼記者一名しかいないのだが……)。

 『灯台へ』といえばご存じヴァージニア・ウルフなのだが、ぼくは去年4分の1ほど読んだまま放りっぱなしにしてある。

070825lighthouse1 おもしろいようなおもしろくないような、なにかを象徴しているらしい灯台へは結局たどりつけるのかどうか……波瀾万丈のストーリーを楽しむような小説ではなく、行間を読まなくてはいけないという厄介な作品。

 ときどき光が射したかと思うとまた闇に包まれるという、まさに灯台みたいな作品だから、大衆小説を読んで育った雑文科出身者にはちと荷が重い。

 -ようするにさ、ブンガクなんだよなあ。

とブツブツつぶやきながら、記者は霧雨そぼ降る早朝の南埠頭を、防波堤に向かって歩くのであった。

070825lighthouse2 防波堤の手前に着くと、ヴァージニア・ウルフの世界は一転して……こりゃ水木しげるだよ。

 画面左に見える鉄柵は、柵の役目を果たしておらず、右端には人が十分通れるだけのスペースがあった。防波堤上へ登る木のハシゴが見える。

070825lighthouse3 この木のハシゴはだれが置いたのだろうか? もしメンテナンスのためなら、鉄製の頑丈なハシゴか石段を設置するはずではないだろうか?

 防波堤上に登ってみると、釣り人の姿が見えた。消波ブロックの間に隠れて見えないけれど、実はかなりの数の釣り人が来ているらしかった。

 ぼくが歩測したところでは、防波堤の幅は約8メートル。安心して歩けるだけの幅はあるが、シケのときには絶対近寄ってはいけない。高波をくらったらひとたまりもないだろう。

070825lighthouse4 これがあこがれの(?)赤灯台。ぼくが高校生のとき見たのは先代のもにちがいない。防波堤そのものがもっと心細く、歩ける幅はかなり狭かったように記憶している。

 赤灯台はもうひとつ、この先の副防波堤にもあるが、そちらへは歩いては行けない。

070825lighthouse5 防波堤へのアクセスが頼りない木のハシゴとは解せなかったが、正規のルートはこちらなのであった。ボートをつなぐ小さな係船柱と、金属製手すりつきの階段が備わっている。

 この角度からだと南埠頭も新鮮に見える。目的を達成した記者は、すがすがしい気分で(笑)帰途についたのであった。

 なおここを訪れるのなら早朝にかぎると思う。石炭の積荷作業中に構内を通過するのは遠慮すべきだろう。

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August 24, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-24

070824wport ウソのようにみごとな快晴。

 室内は暑いけれど、外に出ると海風が心地よい。

 すっかり定点撮影風になってしまったが、ホソノゲムギはたそがれを迎えつつある。

 台風のひとつもくればそっくり吹き飛ばされてしまいそうな風情であり、なんとなくわが姿を見る心地がする。

070824fboats さて8月22日の記事でふれた漁船の番号について。

 最初のアルファベット2文字が都道府県名を表すことはすでに申し上げたとおり。

 問題はそれにつづく数字だが、1なら 50 トン以上、2なら5トン以上 50 トン未満、3なら5トン未満を表している(布施 正著 釧路新書3 『漁業基地 釧路』による)。

 上の写真左の船は IT2-5003 だから、岩手県の5トン以上 50 トン未満の船(船体の表示によれば、なるほど 19 トン)であり、5003 が固有番号。港町で撮った写真右の船は、北海道の5トン未満の船。

070824imoshochu 今夜の芋焼酎はこれ。味のある徳利に入った「照葉樹林」なる焼酎である。

 ここ数年勉強をさぼっており、いつぞやも国学者の高橋物川先生にこっぴどく叱られたので、芋焼酎を飲みながら読書でもしようと思い立ち、父の遺した膨大な蔵書の中から白川静先生の本を選んでみた。

 白川先生の著書に並んで、拝蛇教徒物川先生お気に入りの吉野裕子著『蛇 日本の蛇信仰』がみつかったのは、夏向きの怪談というべきか(笑)。これもなにかの縁であろうから、ついでに読んでみようと思う。

 もっとも数ヶ月前に読み始めた白川先生の『孔子伝』もまだ途中で放りっぱなしにしたままだから、読み終えるのはいつになるのか見当もつかないが……

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August 23, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-23

070823sunset 南新埠頭から撮った釧路東港の港口。

 ぼくは日没の瞬間よりも、その少し前に雲間から八方に漏れる光が作り出すふしぎな光景のほうにおもしろさを感じる。

 どうしてそうなるのか、空の一部分だけ扇形に切り取ったように濃い青空が残っている。しかしそれもほんの一瞬で、空は刻々と変化してやまない。

 ふと気がつくと、ぼくのすぐ近くに三脚を据え、日没をねらっている方がいた。

 えらいなあ、面倒くさがらずに三脚を使うんだから。それにひきかえ、おれはなんてズボラなんだろう……とちょっぴり反省したぼくは、後ろをふりむいて驚いた。

 ラスカベツのマスターを手こずらせた、例の黒猫がいたのである。なるほど南埠頭のあたりでこいつをみかけたと、マスターがおっしゃったのは本当だったのだ。

070823cat ところがいつもならカメラを向けても逃げようとしないのに、今日はコソコソと走り去り、油槽所の柵をくぐり抜けて、構内にある木皮処理施設跡へと逃げ込んだ。

 やむなく柵を隔てて撮ったのがこれ。まったくしょうもない写真である。

 どうしたのかな? マスターに追跡されたのが心の傷となって残り、ぼくまで信用を失ったのだろうか(笑)。

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August 22, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-22

070822fboats 今日は風が強く海はシケ模様だった。厚岸ではサンマ漁船の転覆事故があったという。

 シケのせいだろうか、副港に集結したイカ釣り漁船は出漁しなかったようだ。

070822fboat そのイカ釣り漁船の中でもひときわ目立ったのがこの船。歴戦の勇士ともいうべき風格が漂っている。

 なお船体に書かれている AM2-5640 という番号だが、AM は船籍港のある都道府県を表す略号である。この船は AM だから青森県(船尾を確認すると、小泊港であった)。HK なら北海道だ。

 そのすぐあとの 2 は、たしか船のトン数がどのクラスかというのを表しているはずだ(いま手元に参考書がないので、詳細はいずれ)。

070822sanma イカ釣りの漁船を見物して帰宅すると、いただきもののサンマが待っていた。

 実は昨日もサンマをいただいたばかりだから、たいへんリッチな気分(笑)である。

 活きのいいサンマは刺身によく、焼いていいのはもちろんだが、煮付けてもフライにしても、新鮮なものは断然うまい。ぼくみたいに煮ても焼いても食えない男とは大ちがいなのだ。 

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August 21, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-21

070821road 朝の通勤途中、西港大橋を渡りきったところで。

 -しょうもない写真やな、ほんまに。

 まあまあ、お待ちなさい。こんな写真にもなにがしかの情報がひそんでいるのだから。

 雨も降らなかったのに道路が濡れている。しかし濡れているのは手前から見て左半分だけで、右半分はまったく濡れていないことにお気づきと思う。しかも信号機から向こうはさほど濡れていない。

 どうしてだろうか? この世紀の謎を解くために、われらが薄氷堂先生にご解説いただこうではないか。

 「あ、タバコに火をつけるから、ちょっと待ちたまえ。名探偵にはタバコがつきものなんだからね。なに、信号機の手前に水がたまっているのはどうしてかって?

 「ふん、そんなことは三歳の童子にもわかるはずだ。まさにその信号機のせいなのさ。赤信号を待つ間、水はポタポタと落ち続けるからね。もうひとつ、一番手前に見える横断歩道が坂を下りきったところにあるのも、水がたまった原因だろう」

 -なんだ、そんなことならだれにだってわかりますよ。

 「ちぇっ、謎を解いてみせると、たいていそういうものだ。ああ、探偵とはなんという報われぬ商売であろうか」

 -でも先生、水、水とおっしゃいますが、なんの水でしょうか?

 「教えたくないが、こっそり教えてやろう。耳を貸しなさい。実はな……」

 -なるほど、副港からトラックが……積荷の魚からポタポタと……水産加工場へ。

 というわけで、この濡れた路面は水産都市釧路の風物詩のひとつなのだ。

 もちろん謎でもなんでもなく(笑)、魚を満載したトラックが走っているのを見ればだれにだってわかる。しかしトラックをみかけなくてもわかるのが地元民なのである。

 さて会社の帰りにまたしても港町に立ち寄ったけれど、今日も例の黒猫は現れなかった。せっかく顔見知りになった以上、ネコ派でなくとも、ちょっと気になるものだ。

 しかたがないから夕方の港をボンヤリながめていると、さっそうと自転車にまたがったおじさん(失礼)が、ぼくに声をかけた。

 -薄氷堂さん、ネコは南埠頭のほうですよ、きっと。

 そういい残して、謎の予言者、いやラスカベツのマスターは南埠頭方面へ向かって自転車をこぎだした。ああ、ぼくのほかにも物好きな人はいたのだ。

 しばらくしてぼくも南埠頭へいったのだが、すでにマスターの姿は見えなかった。たぶん黒猫の捜索をつづけているのだろう。

070821sunset やむなく南埠頭から撮ったのがこれ。

 たまにはすなおに夕日もいいか。なにしろ釧路の夕日は世界三大夕日のひとつだからね。

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August 20, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-20

070820fboats 会社帰りにちょっとだけ副港(漁港)に寄ってみると、ずいぶん活気づいていた。漁港のにぎわいはうれしいものだ。

 今はサンマ漁真っ盛りだが、これはサンマ漁船ではなく、イカ釣り漁船。

 ぼくのこどものころ、夜の沖合は無数のイカ釣り漁船の灯りに照らされて、まるで海上に街が出現したような明るさだったけれど、最近は節約のため昼間出漁するらしい。漁法も変わったのだろうか。

070820ika 荷揚げされるイカ。

 今の時期、活きのいいイカの刺身は抜群にうまい。ビールによし、日本酒によし、焼酎によし……いや、別に酒を飲まなくたってかまわないが(笑)。

 ついでにいうと、やはり木箱のほうが発泡スチロール製の箱よりも断然いい感じだと思う。

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August 19, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-19

Hanagoyomi 釧路市立博物館友の会の『ガイドブック 春採湖畔花ごよみ』が発売されたというニュースを知り、さっそく博物館の窓口で購入した。

 春採湖畔に咲く植物のみ250種類を掲載したコンパクトな本だが、それだけに携帯に便利だし、裏表紙には 16 cm まで測れる目盛りも印刷され、実用度満点である。

 写真・記事ともすべて会員の方々の手になるものという労作。まだざっと目を通しただけだが、本書のおかげで名前のわかったものや、名前は知っていたが春採湖畔ではぼくの見ていない植物がいくつもあり、たいへんありがたいと思った。

 まことに細かい点で申し訳ないが、気のついた点を二三。

 春採湖畔概要図は、植物の存在する場所を A から H までのブロックで示し、たいへん便利なのだが、できればもう少し見やすくスマートなものにしていただければと思う。

 ぼくもえらそうなことをいえるほどの腕前はないし、アマチュアの方がお撮りになったものだからあれこれいうのは筋ちがいかとは思うが、もう一工夫して撮ってくださればなあと惜しまれる写真が散見された。

 オオアマドコロの項目がちょっと気になった。図鑑類を調べると、オオアマドコロは花が2~4個(ときには5個)ぶら下がり、アマドコロは1~2個(たいてい2個)。春採湖畔でぼくがここ数年見たかぎりでは、どれも花は1~2個で、3個以上のものはひとつもなかった。本書に掲載された写真も花は1~2個だから、アマドコロではないか。

 いずれにしても春採湖畔の植物を調べる手がかりとなる貴重なガイドブックであり、ありがたく活用させていただくつもりだ。こういう本が市民の手で出版されるのは、まさに釧路市の誇りだと思う。入手困難にならぬうちにお求めになるようおすすめしたい(売価 500円)。

070819gokizuru さて今朝はふたたび温根内へ行ってコギヅルを観察した。これからがちょうどおもしろい時期なのである。ゴキヅル普及委員会としては、見逃すわけにはいかない。

 果実が姿を現した(写真上)。ミヤマニガウリは果実が大きく生長しても、しばらく花が残るけれども、ゴキヅルはすぐに花が落ちてしまう。

 下の写真のものはまだこれからという段階で、果実の上半分しか見えていない。

 あいかわらずドクゼリとサワギキョウの天下が続いているが、増えはじめたミゾソバの花と、咲きはじめたミヤマアキノキリンソウが秋の深まりを予感させる。

070819insects 今日の温根内はチョウ、とりわけシジミチョウの仲間が乱舞し、その数どれくらいなのか見当もつかないほどであった。

 短い時間に撮れたものだけご報告しておきたい。

 1はジャノメチョウと思い込んでいたが、どうやらヒメキマダラヒカゲらしい。図鑑には地色が薄いのはメスとあるし、産卵の姿勢のように見えるから、これはメスだろう。

 2はミドリシジミの仲間。3には2種類のシジミチョウが写っている。上のチョウの名前はわからない。下のチョウはたぶん4と同種で、ヒメシジミだろうと思うが、羽根のつけ根の色が微妙に異なる。オスとメスのちがいだろうか?

 そのほか黒いアゲハチョウもひらひら飛んでいたが、こいつはとうとう撮らせてくれなかった。やはり昆虫をねらうにはじっくり時間をかけなくてはいけないし、気力・体力も必要だと思う。

 第一植物の名前を調べるだけでも苦戦しているありさまでは、とても虫屋を兼業するのはむずかしく、やはりこれまでどおりついでに撮らせてもらうことにしよう。

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August 18, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-18

 春採湖畔は15日に行ったばかりなので、今朝は特に植物観察が目的というわけではなく、ブラブラ歩いてみた。

 そうはいってもミヤマニガウリをみかけると、ついレンズを向けたくなるのは、いわば一種の挨拶みたいなものである。しかしほんの挨拶のつもりがつい本気になってしまうから困るのだ。

070818miyamanigauri フラフラと風にゆれたり、妙な方向を向いているため画面におさまりにくい植物を撮るときによくやるのが、必殺片手撮り(笑)。これは最後の手段としてやむなく採る方法だから、けっしておすすめはできない(ふつうは指を画面に入れないので、念のため)。

 まず茎をつまんだ手が小刻みに震えるし(アルコール依存症のせい?)、シャッターを切る瞬間にカメラがミリ単位で微妙に動いてしまう。当然ブレぼけの連続だから、イライラして汗が吹き出してくる。

 スターリンみたいな権力者がいくらいばろうとも、紀伊国屋が小判をバラまこうとも、植物は絶対にいうことを聞きやしない(ざまあみろ)……などと笑っている場合じゃなく、なにかうまい方法はないかと思うのだが、やはり修行あるのみなのだろう。

 ぼくみたいに短気な男がよくやるものだと、自分でも感心するけれど(笑)、「釧路ダイスキ」第43号に掲載していただいたミヤマニガウリの写真も、片手撮りで撮ったもの。

070818ezotorikabuto さて今日の春採湖情報としてもう一枚だけお目にかけたい。

 エゾトリカブトが咲きはじめた。この時期の花を見るのははじめてである。旧科学館下と市立病院下との中間あたりで、この場所で見るのもはじめて。

 トリカブトの花は地面にしゃがんで撮ることが多いけれど、これはかなりのっぽで、身長 150 cm はあろうかという堂々たる個体だから、一見の価値あり。

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August 17, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-17

070815onnenai_2 ゴキヅル特集のため掲載できなかった8月15日の温根内風景。

 ひどい暑さではあったが、ドクゼリの白とサワギキョウの青紫の入りまじった湿原は文句なく美しかった。

 滝のように汗を流しつつ、ようやくビジターセンターにたどり着いて、ウォーター・クーラーからほとばしる湿原の冷たい水にありついたときのうれしさといったら!

070816minatomachi_2 一夜明けて16日には気温はぐっと下がり、気象台の記録によれば、最高 24.4 度。

 今日はさらに低下して、なんと最高気温 15.6 度だから、ウソのような話である。まあ、高級避暑地はこうでなくちゃいけない。

 会社帰りに港町に寄ってみたが、例の黒猫は現れず。

 ネコがだめならカモメか……しょうもない写真でまことに申し訳ない。

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August 16, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-15 ゴキヅル特集

070815gogizuru1 温根内のゴキヅルについてまとめておきたい。もっと注目されていいユニークな植物だから、ぜひ多くの方に知っていただきたいのである。

 春採湖畔では猛威をふるう(?)ミヤマニガウリだが、温根内の湿原ではまったくみかけない。逆に春採湖畔ではゴキヅルを目にしたことがない。

 また同じ温根内でも、ぼくの見たかぎりでは、鶴居軌道跡にゴキヅルは存在しない。やはり湿地の植物なのだろう。

070815gogizuru1b すでに書いたとおり、どちらもウリ科の親戚同士なのだが、ツルや葉っぱは似ていても、花はずいぶんちがう。一見すると花弁が10個あるようだが、実は5深裂した花弁とがく片5個とが重なっている。

 左の写真(上の写真を一部拡大)を見れば、そのことがよくわかると思う。
070815gogizuru2
 ゴキヅルをみつけるには、ミヤマニガウリ同様、まず特徴的な葉っぱに注目することだ。やや角ばってはいるが、ミヤマニガウリの葉とそっくりである。

 なんにでも巻きつくツルもミヤマニガウリとよく似ている。ただしゴキヅルはいわば控え目な侵略者であって、周囲を徹底的に覆いつくすほどの勢いはない。

070815gogizuru3 花のうしろにイボイボのある実を従えているところも、ミヤマニガウリそっくり。その果実が成熟すると外皮が裂けて、中からタネが姿を現すところも同じである。

 しかし果実のかたち、その裂けかたはずいぶん異なり、ゴキヅルのおもしろさはまさにそこにある。花もそれなりに美しいけれど、それよりも観察しがいがあるのは果実だといっていいだろう。

 (以上2007年8月15日撮影)

070815gogizuru4 ここからは2005年に撮影した写真を使用してご説明したい。

 ドングリのようなかたちをした果実は、あらかじめ真ん中に裂け目(矢印)が用意されている。未成熟の実の断面を見ると、裂け目の付近はまだ肉が厚い。成熟すると、軽く手を触れただけでもポロリと下半分が外れる。

 むろん手を触れなくとも時期がくれば実の下半分は自然に脱落し、中からアーモンド状の褐色のタネが2個落下するのである。その巧妙なしくみには感嘆するしかない。

 なお果実のサイズは、『北海道植物図譜』(2001年 滝田謙譲)、『万有百科事典 19 植物』(1972年 小学館)ともに「長さ 1.5 cm内外」とするが、正確ではない。上の写真の果実は長さ 2.5 cm である。

 もちろん果実は大小さまざまだが、このくらいのサイズのものはいくらでもみかけるのだから、記述を修正すべきだろう。

070815gogizuru5_2 写真左は、果実の下半分が落下し上半分が残ったところ(この写真のみ2006年撮影)。

 同じ時期に下半分が気をそろえて落下することはなく、完全な果実も長く混在して残る。

 写真右は11月6日撮影のものだが、ツルも葉もすっかり枯れているのに、まだ果実がそっくり残っている。花の時期が終わったあとも、かなり長期間にわたってこのふしぎな果実を鑑賞できるのである。

 これからの季節、温根内を訪れたら、ハンノキの木立を縫う木道沿いに目をやって、ぜひゴキヅルを観察していただきたいと思う。

 こんなおもしろい植物があったのか……きっとそう驚かれることだろう。

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August 15, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-15 ミヤマニガウリ特集

 今日の釧路はついに気温30度に達するという、記録的な暑さになった。

 「なんだ30度か」などと鼻で笑うのは、事情をご存じないからだ。

 釧路・根室地方、とりわけ沖合を寒流が流れる海岸地帯は、北海道内でもその冷涼な気候をもって知られ、真夏でもめったに摂氏25度を越すことはない。

 観光客の方が夏に札幌や帯広など内陸地帯を訪れ、なんだ北海道なのに暑いじゃないかとこぼすのは、そもそも選択を誤っているのだ。地理の時間に習った大陸性気候ということばを思い出していただきたい。

 涼を求めるなら、迷わず釧路市、それも海岸部へ直行すべきだろう。地元びいきなどというケチな気持からいうわけではなく、これはまぎれもない事実なのである。

 ……と、釧路を売り込んだところで(笑)、本題に入りたい。

 春採湖畔のニュースとしては、ツリガネニンジンが咲いたことだろうか。温根内では咲きはじめたミゾソバも、ここでは葉っぱだけ一人前に成長したものの、花はまだみあたらない。

070815mnigauri1 目新しいニュースを追い続ける軽薄なマスコミとは一線を画している当社としては、今日は長年のテーマであるミヤマニガウリの特集を掲載したい。

 これは先日(11日)お目にかけたのと同じ木の幹。

 ここ数日の暑さのせいか、ツルはぐんぐん伸びて、かなりの高さにまで達した。もう少しすると、この付近は一面ミヤマニガウリの葉っぱで覆いつくされ、そのすさまじい光景は思わず息を呑むほどだ。

 ここでミヤマニガウリをみつけるためのコツをおさらいしておきたい。

070815mnigauri2 まずバットマンのマークみたいな葉っぱに注目しよう。ただし花の近くの葉はやや小ぶりでシワが多く、ちょっとカールしている。いずれ果実が生長すると、まるで保護するかのように小葉が果実を包むのである。

 そしてツル。こいつはときとして精密なコイルのようにラセン状に曲がり、触手の先端は巻きつくものを求めて空中をさまよう。

 -あの、質問があるんですけど。

 -なんですか、太郎君?

 -北海道新聞も釧路新聞も、地方版でまったくミヤマニガウリを取り上げないではありませんか。薄氷堂さんはひいきにしていますけど、ほんとに値打ちのある植物なんですか?

 実際太郎君のように、有名すなわち価値があることと思い込んでいる人が多いんじゃないかと思う。

 月下美人が咲いたとか、釧路でバナナがなったとか、その手の話題にはマスコミは敏感である。弥生町の薄氷堂さんが食べ残しのパイナップルをみごとに育てたとしたら、釧路新聞もきっと黙ってはいまい。

070815mnigauri3 万物を覆いつくさんばかりの大勢力を誇るミヤマニガウリがポピュラーでない理由の一つは、おそらくその花が小さいことだろうと思う。

 小さいがゆえに、実際アマチュアが写真に撮るのはむずかしく、ぼくも何度地団駄を踏んだことだろうか。

 十回シャッターを切って、一枚なんとかピントが合えば御の字、それだってよく見ればずいぶん甘い。この暑さの中、アルコール依存症の人間が手を震わせながらシラフで撮るのは至難の業といえよう(ほんと、ピントが甘い。イヤになってくる)。

 湖畔の道をブラブラ歩いていたって、わずか数ミリの花に目をとめる人は少ないだろうと思う。

 しかしハッタリが横行し、見かけ倒しが肩で風切って歩く世の中だからこそ、ミヤマニガウリの控え目で小さな花には値打ちがある。そもそも人に見せようとして咲いているのではないからだ。

 実はこのあと猛暑をものともせず(?)、温根内へ足を運んだ。ミヤマニガウリの親戚であり、やはり実力のわりには脚光を浴びることの少ないゴキヅルを撮るために。

 明日の記事は温根内のゴキヅル特集である。乞うご期待。

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August 14, 2007

【お知らせ】 コメントの設定変更について

 いつもこのマイナーなブログをごらんくださいましてありがとうございます。

 さて当ブログへのコメントについては、管理者が承認するまで公開を保留する設定にしてまいりました。せっかく投稿されてもすぐに表示されないため、とまどった方もおいでのことと思います。

 しかし幸いこれまで迷惑投稿は1件もなかったため、本日からは投稿後ただちに公開するよう設定を変更いたしました。どうかお気軽にコメントをお寄せください。

 なおトラックバックにはふざけた内容のものが散見されるので、これまでどおり内容確認後に公開することといたします。

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Daily Oregraph: 2007-08-14

 暦によれば、今日の日没は18時28分。

 やはり秋は確実に忍び寄ってきているようだ。これからはだんだん夕方に写真を撮るのがむずかしくなってくる。

 お向かいの事務所でスコップさんといろいろお話をしてから会社をあとにしたのは午後6時。霧がかかっているせいもあって、あたりはすでにうす暗くなりはじめていた。

 一日一枚を消化すべく、中央埠頭で車を停めて北埠頭にレンズを向けたけれど、どうにもこうにも、しょうもない写真しか撮れなかった。そんなものをお目にかけるのも心苦しいし……

070811herring 苦しまぎれに思い出したのが土曜日に撮ったニシンの干物である。

 昨日は芋焼酎の写真を掲載したが、やはり肴がなくてはものたりない(笑)。

 まあ、こいつのあぶったのでもかじりながら、焼酎でもビールでも、お好きな酒を一杯やっていただきたいと思う。

 ぼくは霧笛の音を聞きながら、もちろん「霧島」のオンザロック。

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August 13, 2007

Daily Oregraph: 2007-08-13 (2)

070813imoshochu 九州出張からお帰りになったスコップさんのおみやげである。暑い中をほんとうにお疲れさま。

 いつもいただいてばかりで恐縮の至り……なのだが、せっかく頂戴したからには気合いを入れて(?)飲まなければ、わざわざ重いビンを運んできてくださったスコップさんに申し訳がない。

 暑いときはビールといいたいところだが、ぼくは芋焼酎のオンザロックを選びたい。

 北海道ならともかく、真夏の東京や京都などでビールをおやりになったことのある方ならおわかりのとおり、飲んだあとがたいへんである。じっとりとあぶら汗がにじみ出て、その気持のわるいことといったらない。

 その点 imoshochu on the rocks なら申し分ない。

 汗をかくどころか、いくら飲んでもさらっとして体がべとつかないからだ。ノドごしのよさも抜群で、スイスイと食道を通過するときの清涼感がたまらない。ひょっとしたら芋焼酎は一種の清涼飲料水だろうか?

 夏はこれだ。芋焼酎だ。芋焼酎は九州が生んだ芸術だ。芸術は爆発だ。

 そこで写真も気合いを入れて撮り、独立した記事として掲載することにした。

 さあ飲むぞ、という意気込みがうまく伝わっただろうか?