May 31, 2007
May 30, 2007
May 29, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-29
わが社扱いではないが、かくも豪快に煙を吐き出す船を撮らないわけにはいかない。大型船ではないけれど、デリックを備えた、ぼく好みの船らしい船である。
帰宅してもまだ日の光が残っていたので、裏庭へ直行すると、ユスラウメが咲きはじめていた。
ユキヤナギも白い花をつけはじめたし、いよいよ春だなあと実感する。時期的にちょっとおかしいかもしれないが、気分としては春本番なのである。
マイクロニッコール55mmでグースベリの花を撮りなおしてみた。
小さな花だから、このレンズ(1/2倍)ではさほど大きく撮れないので、思い切ってトリミングしてみた。
それでもシャープな写りはさすがマクロレンズである。
このサイズではわかりにくいが、右上のつぼみに生えている繊細な毛の描写などは、ゾクッとするほど凄味がある。
May 28, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-28
休みの日は天気が悪く、月曜日になったとたん快晴とはバカにしてるぜ、まったく。
しかし船を撮るには、雲一つない青空というのはあまりおもしろくない。やはり空にポカポカと雲が浮かんでいなくては、ネギも胡椒もかかっていないラーメンみたいなもので、実に間が抜けている。
本船のチェックポイントは以前にも撮ったことがあるかもしれない。しかしチャンスあるたびにシャッターを切るのがジャーナリストの心得である(笑)。
第一まったく同じ写真など、撮ろうと思っても撮れるものではない。デスクは同じでも毎日置き場所が微妙に変わるし、担当者も入れ替わるからだ。
この乗組員の表情はいい。ヘボな写真がピリリとひきしまったように思う。
船長が差し出してくれたソフトドリンクを見れば、おや、こういうのもめずらしい。
わざわざローマ字で RAMUNE と印刷してある珍品。ラムネはレモネード(lemonade)の日本訛りなのだが、そいつを強引に押し通しているところがすごい。痛快でさえある(そのくせ SOFT DRINK などと書いてあるのは、ちょいと気になるけれど……)。
-なにぃ? L とR がちがうって? てやんでえ、べらぼうめ。Lがこわくてラムネが飲めるかってんだ。
いや、その意気、その意気。対米追従はいいかげんにしたいものだ。だけどラムネはやっぱりビー玉の入ったビンで飲みたいね。
May 27, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-27
これは実は昨夜撮ったもの。しかし封を切ったのは今日である(つまりすぐ飲めるように、昨日から準備しておいたわけ)。
焼きいも焼酎とはどんなに甘いのかと思ったら、むしろ辛口のスッキリした味わいである。スイスイといけそうだ。
バックのLPレコードは、ムラヴインスキー指揮レニングラード・フィルのチャイコフスキー「交響曲第5番」。
これも思い出深い演奏である。
雨が降ったので授業をさぼり、なにげなくソニーのトランジスタラジオのスイッチを入れたら、この演奏が流れてきた。
すごい! と感激して、たちまちクラシック・ファンになったのである。今にして思えば、曲はさほどでもないけれど演奏がすごいのだ。
たとえばカラヤンのチャイコフスキーを聴くと、チャイコフスキーの欠点が増幅され、へたくそな浪花節みたいでガッカリさせられる。ムラヴィンスキーの演奏は段違いに格調が高いのである。
Daily Oregraph: 2007-05-27 温根内情報
今朝は少し早出して仕事を片づけ、今年に入って初めて温根内を訪れた。
ところが夢も希望もあらばこそ、どんよりとした曇り空である。うす曇りならむしろ植物を撮るには好都合なのだが、こう暗くては万物がくすんで見えるから閉口する。
第一こんな気の滅入る景色を見せられたら、絶望のあまり、花なんて咲いているものかと思うにちがいない。
しかし失恋したての青年みたいに絶望することはない。
温根内の魅力のひとつは場所によって景観が大きく変わることで、上の写真のような荒涼たる草原はほんの一部にすぎないからだ。
たとえば無愛想なヤチボウズのてっぺんにも、奇跡のように新しい髪が生えていた。
6月になれば温根内の景色はウソのように一変するだろう。
昨日の雨があちこちに水たまりを残し、その中からミツガシワが咲きはじめていた。
まだほんの数えるほどしか花は見えないけれど、やがて一面に咲き誇る。
来週末あたり、期待できそうだ。
ヒメカイウは葉っぱだけを見せており、花をつけるのはもう少し先になりそうだ。
今はエンコウソウが見頃。
あいにくの空模様だったが、こいつの黄色だけは強烈に存在を主張していた。
これはそう数が多くはなく、花も小さいから、うっかりすると見落とすかもしれない。
これもまた温根内歴(?)の長い人でなければ場所を知らないのではないかと思う。
はなはだ簡単ながら、以上ご報告まで。
May 26, 2007
May 24, 2007
May 23, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-23
帰宅途中でかろうじて一日一枚を達成したものの、きわめて低調。
これじゃいけないとは思うけれど、どうも力が湧いてこないのである。
こういうときこどもの頃はどうしたかというと、縁側でポリポリ塩煎餅などをかじりながら、浮世離れした小説に読みふけっていたものだ。縁側には日中干した蒲団が取りこんであり、本を開いてその上に寝ころぶと、独特のいい匂いを発していたことを思い出す。
なにしろぼくの場合、読書の大目的は現実逃避だったし(笑)、もちろん学校なんぞ行きたくもなかったから、毎日小説を読んで暮らせたらどんなに幸福だろうと、上流階級のおぼっちゃまでもあるまいに、バカなことばかり考えていた。
塩煎餅はいつしか芋焼酎に変わり、ここ7年ほどは書を捨てて野や街に出るようになったのだが、バカなことを考えているのはあいかわらずである。いい年をして、まったく……
May 22, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-22
人が線路に惹かれる理由のひとつは、平行線はどこまでいっても交わらないという、おもしろくもなんともない理屈に対して、痛快にノンを突きつけるからにちがいない(実際バカじゃないかといいたくなるほどつまらない定義である)。
どんな定義をしようと勝手だが、実際同一平面上にある線路を目で見たら、遠くで交わっているではないか(笑)。
ところが歩けども歩けども線路の左右が交わる地点には到達しない、という夢も希望もない現実を否定しようもないまま、少年は青年に、青年はおじさんに変わりはて、いつしか味気ない定義に無条件降伏してしまうのである。
つまり線路の先には、絶望と悔恨と、それをまぎらわせるアルコールが待っているという……今夜のオチは実に情けない。
4月21日に撮った失敗写真を大胆にいじってみたら、ほんのちょっぴりおもしろくなったように思うのだが、これまた錯覚だろうか……
May 21, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-21
15日の記事に掲載した(当時)釧路村別保の写真について、うっかり撮影時期を「1970年代後半」と書いてしまったが、どうも70年代後半ではなく、前半のようなので訂正しておきたい。
それに気づいたのは、同じネガに写っていたこの写真のおかげである。
例の別保のヘボ写真よりもさらに出来の悪いこの一枚、ふつうならはずかしくて人前には出せないのだが、もはや時効が成立している。酷評したければするがいいさ。
さてどんな写真にもなにがしかの価値があることを証明するこのシリーズ、いよいよ佳境に入ってきた。
まず場所が特定できるのはえらい(笑)。「写真に一切説明は不要」とおっしゃる芸術派ならフンと鼻で笑うところだろうが、ちょっと待っていただきたい。
金閣寺や東京タワーの写真なら説明不要なのはもちろんだけれど、この写真に「白樺小学校」のバス停が写りこんでいなかったとしたら、価値はゼロに近いと思うのだ。
次に映画の看板にご注目いただきたい。かろうじて「ミラノ座」という文字が読めるであろう。そう、かつて釧路にミラノ座という映画館があったことを思い出させてくれるだけでも値打がある。芸術写真じゃないからといって、けっしてバカにはできないのである。
この看板には「ソイレント・グリーン」という映画のポスターが貼ってあり、これこそ撮影年月を特定する手がかりとなったもの。
この映画は1973年の作品である。看板には、「3月」あるいは「8月」とおぼしき不明瞭な文字が見えるが、写真の景色から見て、明らかに8月であろう。
ミラノ座はたしか封切館だったから、この写真は1973年の7月ないし8月に撮影されたものであることがわかる。もし封切でないとしても1974年、炭素年代測定法よりもはるかに正確といえよう。
かくして撮影年月日をメモしていなかったネガから、すでにご紹介した桂恋や別保で撮影した写真が1973~1974年のものであると判明したわけである。
実はこの写真にはほかにも見どころがあるけれど、長くなりそうだから今夜はこれでお開きにしておきたい。
May 20, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-20
今朝もまた曇り空。冷たい風が吹いていた。
よほど春採湖畔行きを中止しようかとも思ったけれど、この時期の植物には一日ごとに変化がみられるので、雨の降らぬかぎりサボるわけにはいかない。
ついに春採湖畔のニリンソウが開花した。だからサボれないのである。
ぼくの見たかぎりでは、これが第1号。ポツンと孤立して咲いていた。いっせいに咲くのは次の週末あたりだろうか。
気温が低いこともあってか、まだ開花していないものも多い。この花も見頃はもう少し先になりそうだ。
わが家の裏庭にもこいつが二つ三つ咲いているのだが、あいにく葉が傷んでいた。無惨に花びらのちぎれたカタクリもそうだが、どうもネコが怪しい。
トンボの池のほとりに咲くエゾムラサキツツジは、かなり落花が進んでいた。
強風のせいかもしれない。
空が暗いため、どう撮ってもくすんで冴えない色になるので、えいやっとばかり花の部分だけを調整してみた。
こういうとき Capture NX のカラーコントロールポイントはウソのようによく効く。少し派手にしすぎたかもしれないが、記憶色はこんなものだと思う。まったくデジタルはなんでもできるものだ。
もともと春採湖畔のサクラは、満開になっても絵になるほどボリュームのある木は少なく、まして今朝の寒空では、せいぜい花咲か爺さんが気まぐれにパラパラと灰をまいたような案配であった。
それでもいくつかの花見のグループが朝から火をおこして、酒宴の準備をしていた。
May 19, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-19
わが裏庭のサクラが開花した(左はエゾヤマザクラ、右はチシマザクラ)。といってもまだほとんどはつぼみだから、見頃は来週だろう。
去年のデータをチェックしてみると、5月21日にほぼ同じ状態の花を撮っているので、ちょうど2日早く咲いたことになる。
くもりのち雨の天気予報にもかかわらず、早朝はときどき薄日が射し、雲間から青空がちらりと見えるなど期待がもてた。
しかし春採湖畔に着いたころから、だんだん空が暗くなりはじめてきた。結局雨は降らぬまま夜を迎えたけれど、冴えない一日だった。
岸辺の散歩道沿いのサクラはまだほとんどつぼみだったり、場所によってずいぶん咲きぐあいにちがいがあった。
これはもとの青少年科学館前で撮ったもの。同じ湖畔とは思えないほどみごとに咲いている。ちょっと空が暗すぎたのは残念。
さて先日撮影したニリンソウはどうなったかというと、やっと開きかけている。
このあたりは湖畔のニリンソウ地帯といっていいのだが、まだつぼみさえつけていないものがほとんどで、わが裏庭ではいくつも開花しているというのに、ふしぎでならない。ふつう季節の進行は春採湖畔のほうが早いはずなのに。
しかし訪れるたびに確実に緑が増えているのはうれしい。
May 16, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-16
春採湖畔にある病院へ検査にいったついでに、ちょっとだけ植物観察。午後からは仕事だから、ほんの20分ほどである。
夕刊によれば、釧路でも今日やっとサクラの開花宣言が出されたらしい。昨年より2日ほど早い。
時間がなかったのでしっかり確認できなかったけれど、湖畔ではサクラの花をみかけなかったように思う。見物するのは週末かな。
オオバナノエンレイソウは花盛りというにはまだ早いが、あちこちで開花していた。
春採湖畔には大群落というほどのものはない。しかし群れて咲くため、結構見ごたえはある。
おやおや、奥のほうに小さなつぼみがもうひとつ見えるから、これはサンリンだな。
春採湖畔を全体として見れば、まだまだ枯木や枯草が優勢だけれど、緑の反撃は着々と進行している。
これはエゾノウワミズザクラ。
サクラとはいっても、エゾヤマザクラやチシマザクラとは花もまったくちがえば咲く時期も遅い。6月の初めに小さな花をたくさんつけるのである。
May 15, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-15
ええ、お古いところを一席。
これは1970年代後半に別保(当時はまだ釧路村ではなかったか?)で撮った一枚。
MFレンズでとっさに撮ったとはいえ、ピントが甘い。おまけに主題があいまいだし、構図もいいかげんで中途半端。落第写真の典型である。今でもヘタクソだけれど、当時はよほどひどかったことがわかる。
よく見ると、たぶんバス停の左にいるカップルに興味を抱いたであろうことがわかる。それがあいまいなのはぼくの度胸のなさのあらわれであることは、見る人が見ればすぐにおわかりになるだろう。
しかし……しかし、である。いくら出来が悪いからといって、この写真を捨て去っていいものだろうか?
まずこの写真には、どうも今風でない景色が写っている。これで10点獲得(笑)。次に画面左にご注目いただきたい。
さぼっているのか、学校帰りなのか、草むらに寝転がっている中学生が二人見える。実はシャッターを切ったときにはこの二人を意識していなかった(スキャンしたあとに気づいたのである)。ようするに勝手に写りこんでいたわけ。この意外性で、さらに10点追加。
もともとせいぜい10点の値打ちしかなかったダメ写真は、かくして30点に昇格したわけだ。これも素人写真のおもしろさのひとつだと思うのだが、いかがだろうか?
May 14, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-14
ネタもないことだし、今日はブログを休もうかと思っていたら、出張帰りのスコップさんがまたしてもおみやげをくださった。
しかも焼酎とは……まったくスコップさんは神様のようなお方である。謝々。
12年熟成の麦焼酎。奥能登産とはまためずらしい。
若い麦焼酎はツンツンとしてとりすました味がするので、ぼくは日頃敬遠しているのだが、12年も寝かせたのならうまいにちがいない。
泡盛の若いのもひどくクセがあって、慣れないとなかなかのどを通らないけれど、古酒は実にうまい。とても同じ酒とは信じられないくらいである。だから人間の古いのもバカにしちゃいけないのだ。
はやる心を抑えて、まずは撮影……これはぼく流の礼儀である。
スッキリした味わいは麦焼酎の特徴だが、長年寝かせただけあってトゲトゲしさがなく、弱ったなあ、こいつは何杯でもいけそうだ。
May 13, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-13 (2) 春採湖畔編
昨日の様子ではまだだろうと思ったとおり、春採湖畔のニリンソウが開花するのはもう少し先になりそうだ。
ニリンソウだけに、豆粒のようなつぼみがふたつ見えるけれど、一輪しか花をつけないものも少なくない。
なんだ、イチリンじゃないか、などと文句をいわぬこと。埋め合わせに花を3~4個つける個体もあるのだから、計算は合っている。
ぼくがみつけたのはこの一ヶ所だけだけれど、やがて一斉に開花するはずだ。春採湖畔はこれからがおもしろい。
春採湖畔でエゾオオサクラソウを見たのはこれが初めて。今まで見落としていたようだ。斜面に咲いているので、撮影に苦労した。
茎に細かい毛が密生している。このサイズではわからないが、モニターで等倍にして見ると、葉の表面にも毛が生えている。
基本種のオオサクラソウは無毛だが、まれに柄や茎にわずかに毛の生えたものもあるらしい(『北海道植物図譜』による)。
Daily Oregraph: 2007-05-13 (1) マチ歩き編
これを見ると、また一歩初夏(春?)に近づいたようだ……といいたいところだが、そうは問屋が卸さない。
朝のうちは日が射してポカポカしていたのに、太陽が隠れたとたん、ゾクゾク寒気がするほど気温が下がり、まったくこの時期の釧路は謎の季節なのである。
募集の対象を女性に限定したのは、商売の性質上やむをえざるところだろう。それなら年齢も制限するかと思いきや、条件はただ「20才以上」とだけある。
コンプライアンスに配慮したのだろうか?
ものの配置や光のあたりぐあいによっては、いつもなら黙って通り過ぎるだけの景色に、ふっと吸いこまれることがあるものだ。
この景色のどこが? と聞かれたって答えようはない。
そいつをうまく説明できるようになれば一人前。めでたく批評家の国家試験に合格できるのだろう。
May 12, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-12
裏庭ではエゾムラサキツツジが咲きはじめていた。ほとんどはまだつぼみだから、これからが見頃である。
『北海道植物図譜』によれば、
北海道に産するツツジ属としては、もっとも
早く開花する
春採湖畔に植えられたエゾムラサキツツジはたくさん花が開いていた。
裏庭もばかにはできない。朝見ると、おお、ニリンソウが開きかけているではないか(左下)。うっすらピンクがかっているところが美しい。
春採湖畔ではさぞかし……と期待して行ってみると、意外なことに、まだ一輪も咲いていなかった。ふしぎなこともあるものだ。
帰宅して再びチェックすると、ごらんのとおり開花宣言。
残念なことに花と葉の一部に食いちぎられたような跡がある。虫食いだろうか? いや、先日来ときどきネコの鳴き声が聞こえたし、ネコの走る姿を何度かみかけたこともあるので、連中の仕業かもしれない。
さて春採湖畔ではフッキソウが開花していた。釧路植物アルバム中の写真を差し替えておいたので、こちらをごらんいただければ幸いである。
なおフッキソウはツゲ科の「常緑小低木」だから、みかけは草本だが、実は木本。
May 10, 2007
May 09, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-09
昨夜は掲示板にヌタックさんへのレスを書くやいなや沈没。指がもつれてミスタイプ連発という酩酊状態で文章を書くのがはたして立派なのかどうか、おおいに疑問である。
さてこんな時間帯に幣舞橋なんぞをうろつくというのは、あいつ酒を飲みにいく途中だな……と、別に名探偵じゃなくてもわかるはずだ。
ありきたりだろうがなんだろうが、釧路の夕日は世界三大夕日のひとつなのだから、ぜひとも撮らねばならない。これは市民の神聖なる義務である。
さすがに生地は薄くなっているけれど、朝晩の肌寒さにもちゃんと配慮されているのがすばらしい。
季節の移り変わりは、春採湖畔にいかなくとも、こちらのお店のウィンドウを見ればわかるしかけになっている。
しかしおじさんが女性のマネキンをじっとみつめているところは薄気味悪いだろうから、通りすがりに電光石火シャッターを切るのである。
プライバシー保護のため途中省略して(笑)、昨夜の最後はこれ。バーボンのオンザロックである。
ピントが前にきているのはレンズのせいでもカメラのせいでもなく、アルコールのせいだろう。まだまだ修行が足りない。
May 07, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-07
今日の夕方は雨。日中はとうとうシャッターを切るチャンスがなかった。
これは5月5日の夕方に撮った、臨港鉄道の夕景である。ぼくはマンネリの大家だから、何度も同じ景色を撮っているようだけれど、写真を見ると微妙にちがうところがおもしろい。
いや、まだ開けちゃいないんだけど、2年半ぶりに注文したレンズが届いたので記念撮影。
みせびらかすほど高級なレンズではない。タムロンの A16(17-50mm F2.8)、フィルムカメラ換算では 25.5-75mm ということになる。
ぼくは標準レンズの男だから、35mm レンズ(フィルムカメラ換算 52.5mm 相当)一本あればたいていの場合間に合ってしまうのだが、どうしても広角が必要なこともある。たとえば飲み会などでは、24 mm レンズ(36mm 相当)でもまだ足りない。そうかといって、ふだん使わない広角単焦点レンズを買う度胸もなければ必要もないから、3万円台で買えるこれを選んだ。
Nikon 純正の高性能レンズだと値段がこれの4倍以上だから、とても買えやしない。もちろん安いからにはそれなりのワケはあるにせよ、性能まで4分の1というわけではない。タムロンやシグマのようなメーカーの存在は、ほんとうにありがたいと思う。
それにしても、根っからの標準派としては、ファインダーをのぞくと目がクラクラする(笑)。
May 06, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-06
今日もまた……結局この連休中は毎日春採湖畔を歩いたことになる。
やや風はあったものの、ここ数日のうちではもっとも暖かかった。湖畔の道を歩きながら、もし気温説が正しければ、きっと今朝はアズマイチゲの花が開いているにちがいないと思った。
時間は10:24だが、ここ2日ほどは11時を過ぎてもねぼけていた花が完全に開いている。
だが気温説が正しいとしても、この花にかぎらず、植物はいったいどこで温度を感じているのだろうか?
次々と疑問は湧いてくるけれど、本日の目的は達したのでひとまず満足。
ハコベ(ナデシコ科)である。ハコベのたぐいは仲間の多い花だが、これはごくふつうのハコベだろう。
なんだ、ハコベなんて……というなかれ。こうしてひとつひとつ花をみつけるのが愉快なのだから。
毎年同じことの繰り返しのようだが、ふしぎなことに決して飽きないのである。
たぶんオオイタドリではないかと思う。真後ろに見えるのは、やや成長した茎と葉だろう。
毎日とはいわなくとも、せめて数日おきに定点観測できればいいのだが、それもむずかしいしなあ。
May 05, 2007
Daily Oregraph: 2007-05-05
昨日の野外パーティ直前、中年のご夫婦に声をかけられた。マクロレンズを取りつけた一眼レフなんぞをぶらさげていると、いっぱしの専門家に見えるらしい(笑)。
-あの、あちこちに生えている緑のタケノコみたいなのはなんでしょうか?
-ああ、あれはバイケイソウです。
-花は咲くんですか?
-まだだいぶ先ですが、咲きますよ。
ビデオカメラを手にしたご主人は、もう五月だというのに一面に残る枯草を見て驚いたらしく、まもなく湖畔も緑にあふれるとぼくがいっても、まるで信じられないといった面持ちであった。
どちらからおいでになりましたかとたずねたところ、埼玉からとのご返事。釧路観光のついでに春採湖畔を散歩とは、みどころのあるご夫婦である。ちょっとうれしかった。
4月29日に撮影したときは完全に花が開いていたが、時刻は10時16分であった。
時間は関係なさそうだし、光量もさほど変わらないから、理由として考えられるのは気温しかない。気温が何度になったら花が開くのか、絶好の研究テーマなので、おヒマな方はぜひ。
こちらはわが裏庭。今年もウラホロイチゲがみごとに咲いた。春採湖畔ではみかけたことがないし、道東特産らしいから、貴重な花といってよいと思う。
ちょっと撮りにくい斜面に咲き、むろん三脚などを立てるスペースはない。
わが家の裏庭にかぎらず、野の花の場合、三脚を利用できる場所はむしろ少ないのではないかと思う。
写真の指南書には三脚を使うべしと書かれているけれど、ぼくは常々疑問を抱いている。花は美しくとも、地面から生えている以上、撮影するのは汚れ仕事なのである。


























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