かろうじて一日一枚。
なに、会社の前から天気が崩れる直前の妖しい空を撮っただけのしょうもない写真で、いつもながら申し訳ない。
天気予報が的中し、このすぐあと雨がザアザア降りはじめた。
さてこういうしょうもない写真を撮る人間のことを、わが国ではアマチュア・カメラマンという。写真がうまくなると頭に「上級」という称号(?)が付き、どんなもんだいとご本人も鼻高々である。
しかしぼくはこの「カメラマン」ということばに以前から疑問を抱いていたのである。
カメラマンという以上、あくまでもカメラが主であり、主人公であるカメラという機械を扱う技術者というイメージをぬぐえない(いいわるいをいっているのではない。一流の技術者はたしかに存在するのだから)。
もしカメラではなく写真を主と考えれば、どうしても photographer でなければおかしいのではないか。
そこでアメリカの辞書 Random House を調べると、
cameraman a person who operates a camera, esp. a
movie or television camera
photographer a person who takes photographs, esp.
one who practices photography
professionally
COD も参照したのだが、cameraman は professionally という副詞が追加されているだけでほぼ同じ定義(photographer は独立した項目になっていなかった)。
ぼくの語感はやはり正しかった。カメラマンは「カメラを操作する人」なのである。しかも そのカメラは、ふつうテレビ・カメラや映画用のムービー・カメラを指すらしい。
しかしどちらであれ、そのままでは通常プロを意味するから、もっぱらスチール写真を撮る素人を英語で表現する場合、アマチュア・フォトグラファー(amateur photographer) というのが正しいと思う。
以前どこかで書いたけれど、某写真雑誌が写真家を「Cマン」などと表記しているのは情けない。「フォトグラファー」は長すぎるというなら、「写真家~氏」と表現すべきである(まさか、Pマンとはいわないだろうが……)。
万国の素人写真家諸君、今日からは晴れて photographer を名乗ろうではないか。もっともうまいへたはまた別の話だが(笑)。
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