February 09, 2010

Daily Oregraph: 2010-02-09 カモはいずこ

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 先日ご紹介した風変わりなカモをまたみかけたら撮ろうとして、わざわざ望遠ズームを装着した一眼レフを用意したのだが、敵もさるもの、どこへ行ったのかさっぱり姿を現さないのである。しかたがないからカメラをしばらく事務所に置いてチャンスを待つことにする。

 カモに代わる被写体に遭遇しなかったので、やむなくカメラを撮ることにした。

 ところでこの一眼レフというやつは実に使いやすいのだが、目立ってしようがない。第一警察の鑑識がうろついているようで、町中ではヤボである。通行人に警戒されることもある。

 自分の車で移動するならともかく、飛行機や列車の旅に持ち歩くには邪魔で閉口する。最近のコンパクトデジカメはよく写るから、旅行先で気楽にパチリと撮る分にはばかでかい一眼レフはもはや不要じゃないかとも思う。

 しかしコンパクトデジカメという代物は一般に動作がのろいからイライラしていけない(安物ばかり使っているせいか?)。昔使っていたキヤノン・デミみたいなカメラがあればいいなあと思っていたら、パナソニックやオリンパスから小型のミラーレス一眼というのが出ているらしい。

 ミラーレスだから本当は一眼レフとはいえないのだが、レンズを交換できるところ、すばやく撮影できるところがミソなのだろう。十分コンパクトだから旅行用にひとつ欲しいところ。もう少し待てば型落ちが買えるかな。

 さてわが社の誇るタイプライタ(高級品である)とカメラを並べて撮ってみたのだが、この鋳物製のタイプライタにはアナログカメラのほうが似合うかもしれない。

(RICOH R10)

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February 08, 2010

Daily Oregraph: 2010-02-08 春採湖

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 今日は市立病院で検査の日。

 採血とレントゲン撮影をすませてから診察の予約時間まで、しばらくごぶさたしていた春採湖を眺めに行った。

 こちらは知人海岸とはおおちがいで、フキノトウなどどこにもみあたらない。ひょっとしたら雪の下に隠れているのかもしれないが、どうかするとズブリと足の埋まる雪野原では歩き回ることもできないから、早々に退散したのであった。

 写真の掲載サイズを試験的に本文の幅に合わせてみた。こちらのほうがいいかもしれない。

(RICOH R10)

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February 07, 2010

Daily Oregraph: 2010-02-07 春をみつける

100207shirito1_2  モーツァルトのピアノ協奏曲を聴いたせいだろうか、智恵はともかく元気は湧いてきたようだ。

 幸い風も少し弱まったし、いつものコースを散歩することにした。

 まあ一日に記事をふたつ掲載するのだから、モーツァルト効果はたしかにあったといえる。

 例によって飽きもせずに似たような写真をパチリと撮るわけだけれど、まったく目的がなかったわけではない。

 春を探しにきたのである。運がよければ、上の写真のカーブを右に曲がってしばらく歩けばそれはみつかるはずだ。

100207shirito2  おお、あった!

 フキノトウを発見。

 今年は暖冬どころか寒さが厳しかったのに、零下22度の低温に耐えてフキノトウはもう顔を出していた。なんというタフなやつだろうか。

 これはまだ開いていないが、付近を探してみる価値はある。知人海岸の崖は日当たりがよいせいか、毎年フキノトウを早い時期に見ることができるのだ。

 
100207shirito3  
 
 少し先へ進むと、崖の中腹にいくつか葉を開いたフキノトウがみつかった。
 
 
 
 近づいて撮りたいのは山々だけれど、足場が悪すぎるので、根気よく探してみると……
 
 
 
 
 
100207shirito4  手ごろな位置にひとつみつかったのだが、あいにく電信柱の真後ろである。

 半分日が当たり半分は陰になっているから条件は悪い。しかも電信柱がじゃまして、うまくレンズを向けることができない。

 思うようには撮れなかったけれど、目的を果たすことはできたのでまずは満足。

 この様子では2月に入ってすぐ地上に現れたのだろう。来年はもっと早く観察に来る必要がありそうだ。

 さて……春の到来に祝杯をあげなくては。

(Nikon D200 + Ai 35mm F2S)

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Daily Oregraph: 2010-02-07 風の強い日には音楽を

100207library01 いつか死ぬ身とはいえ、生きているうちはできるだけ愉快に暮らしたいものだ。

 昨日はちょっと暗い記事を書いてしまったが、砂漠にだってオアシスはある。

 案外知られていないけれど、市立図書館では一度に CD を3点まで貸し出している。うれしいサービスだと思う(もっとも多くの市民にとって図書館への足の問題はあるのだが……)。

100207library02  図書館の3階には郷土行政資料室と視聴覚コーナーとが同居している。

 写真は CD の棚。歌謡曲のたぐいは見あたらないが、クラシック CD はかなり充実している。ジャズの CD もそこそこあるようだ。

 クラシックは交響曲、協奏曲、室内楽、声楽などのジャンル別に分類され、モーツァルトは別格扱いで専用のコーナーがある。

100207library03  今日のチョイスはこれ。昔はさほど興味のなかったシューベルトの作品が最近大いに気に入っているのである。

 ほかにモーツァルトのピアノ協奏曲を2枚、アシュケナージの演奏を選んだ。

 牛にモーツァルトを聞かせると乳の出がよくなるなどというオカルトめいた話の真偽はさておき、モーツァルトに人間離れしたところがあるのは本当である。交響曲41番などもはやこの世のものとは思われぬ美しさで、まるで天上から流れてくる音楽を聴いているような気分になるからだ。

100207library04  この階の窓からは幣舞橋周辺がよく見える。定点撮影にはもってこいの場所である。

 ここ数日の寒さのせいか、釧路川には上流から流れてきた大量の氷が浮かんでいる。

 今日は気温もさほど低くなかったので、このあと知人海岸へ散歩したかったのだが、あいにくの強風のため断念した。

 たぶんおとなしく部屋で音楽を聞けという天の声なのだろう。なるほどモーツァルトの曲を流せば、牛の乳のように智恵がこんこんと湧いてくるかもしれないしなあ。

 え、そいつは無理だって? わかってるよ、そんなことは(笑)。

(Nikon P50)

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February 06, 2010

Daily Oregraph: 2010-02-06 Food Desert

100206sakuragaoka 先日NHK TVで「フード・デザート (food desert 食の砂漠)」ということばを知った。

 ネットで調べてみると、これは1990年代のイギリスで生まれたことばらしい。ようするに、多くの商店が閉鎖されたため身近で安くて新鮮な食品を買うことができなくなった地域のことである。

 車を持たない人々はスーパーよりはるかに値段の高い近くの店で買い物をするか、バス賃や電車賃をかけて遠くまで出かけざるをえない。もちろん犠牲者の多くは貧しい人々や高齢者である。

 そのフード・デザートが日本各地に広がっているというのだが、ぼくの住んでいる地域などはまさにそれである。

 古くからの住宅街だから、大規模な店舗を構えるだけの土地がない。そこそこの需要はあるから地元スーパーが小規模店舗を開いても、狭いスペースでは商品の数が不十分なので、買い物客からすればいっぺんで用が足りないという欠点がある。しかも足の弱った高齢者にとっては近くにある店に行くのでさえ困難ときているから、売り上げ不振で撤退を余儀なくされるわけだ。

 そこで自動車を持っていなければ就職もままならぬ釧路のような地方都市では、いきおい遠くの大型スーパーまで車で買い出しにでかけることになる。

 車を運転できるうちはまだしも、免許証を返上したあとどうするか、バス停まで歩くことさえできなくなったらどうするかは大問題である。

 最近ではネットで注文すれば配達してくれるサービスもあるらしいが、インターネットとは無縁のお年寄りにはなんの役にも立たない。特に若い世代が同居していない高齢者にとっては生死にかかわる問題だろう。隣近所の交流が希薄になったいま、人知れず餓死する老人が増えることも予想される。

 ウソかホントかわからぬ地球温暖化などよりずっと恐ろしい、ただちに対策を考えなければ人間の生存を直接脅かす事態ではないだろうか。優先順位をまちがってはいけないと思うのである。

 若いうちは考えもしなかった問題が、自分がだんだん歳を取ってくるといやでも見えてくるものだ。人間いずれはこの世を去るのだから病死はやむをえないとしても、餓死だけはごめんこうむりたい。

 写真は食の砂漠ではなく、買い物に行った先でみかけた光景。おじさんがコツコツと道路の氷を割っていた。

(Nikon P50)

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February 05, 2010

Daily Oregraph: 2010-02-05 冬暖かに

100205wport1 冬が寒いのはあたりまえだとはいえ、昨日に引きつづき今朝も冷えた。

 気象台によれば最低気温は06時43分で-20.1度だというのだが、港はごらんのとおり。ヒーターのファンを全開にしても車内はなかなか暖まらないのである。

 こう寒いと、省エネも二酸化炭素削減もへったくれもない。いくらえらそうにお説教されたって、ガソリンや灯油を惜しげもなく消費せずにはおられないのである。

 「夏は涼しく冬暖かに」というのは利休居士の教えだそうだが、まさに賢者の言というべきだろう。暑くなればそれに対応し、寒くなればそれに備える……これこそ人間の智恵というものだとぼくは思う。

 利休の現実的な教えに従えば、沈みかかっているというツバルの問題もたちまち解決できる。つまりもし本当に島が危機に瀕しているのだとすれば、あれこれ原因を詮索しているヒマがあったら、住民をただちに安全な場所に移住させればいいのだし、また受け入れ先などむずかしい問題があろうともそうすべきなのである。

100205wport2 08時59分。

 この時間になってもまだ気嵐が少し残っている。

 この歳になれば世間から嫌われても一向にかまわないから告白すると(笑)、冬暖かに、さかんにアイドリングした車の中から出港を見送ることにした。
 
100205wport3 09時01分。

 目をふと東に転ずれば、なかなか幻想的な景色が展開しているのであった。

 雲が一筋真横に流れて見えるのは、どこかの工場の吐き出す煙だろうか。冬の釧路の景色にはほんとうにすばらしいものがある。あらためてそう思った。

(RICOH R10)

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February 04, 2010

Daily Oregraph: 2010-02-04 零下22度の気嵐

100204wport1  冷えた。今朝は冷えた。

 最低気温は06時43分で-22.1度。いっぺんに昔に引き戻されたかのような冷え込みであった。零下20度を超えると寒さのレベルがちがうのである。

 07時28分に撮影したこの写真の空に見えるのは雲ではなく、上昇しそこねた製紙工場の煙である。

 港の気嵐(けあらし)はどうだろうか……ワクワクしながら(笑)車を走らせる。

100204wport2  07時36分。期待たがわず、気嵐はかなりの高さに達していた。

 一見たいしたことはなさそうだけれど、どうしてどうして、画面右にぼんやりなにか見えるのがおわかりになるだろうか?

 船がすっぽりと気嵐に包まれているのである。夏の濃霧も怖いが、冬の気嵐も船にとっては危険なのだ。

100204wport3  
 07時37分(写真上)。船の存在がはっきり確認できる。
 
 
 07時41分(写真下)。船型がほぼわかる程度まで岸壁に近づいてきた。
 
 

 
100204wport4  07時54分。接岸作業が完了し、綱取りボートが戻っていくところである。

 こうして事務所の窓から見ているかぎり、さかんに立ち上る「湯気」はいかにも暖かそうだが、身を切るような寒気にさらされて働く現場の作業員のみなさんの苦労はたいへんなものだ。
 
100204wport5  10時58分。この時間でも車の外気温計はなんと-14度を示していた。

 さすがに正午からは気温が上昇したけれど、この日釧路の最高気温は14時21分で-5.1度。

 なお今朝の弟子屈・川湯の最低気温は-30.1度。ここまで気温が低下すると、口がこわばってまともに発音できなくなるはずだ。

 欧州ではこの冬昨年に引きつづき大寒波に見舞われたというし、温暖化の危機を煽るのも結構だが、油断大敵、この寒さでちと頭を冷やして寒冷化への備えも忘れるべきではないとぼくは思う。

(RICOH R10)

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February 03, 2010

Daily Oregraph: 2010-02-03 Thank qqq!!

 今日はちょっと趣向を変えて、船内の掲示をご紹介しよう。関係者にとってはめずらしくないものでも、一般の方はなかなか目にする機会がないだろうから。

100203warning_2 なにぶんうす暗いところで撮ったため、シャッター速度が1/4~1/8秒になり、さまざまな程度にブレているけれど、そこはどうかご勘弁いただきたい。

 まずはよくみかけるドクロマーク。ドラッグの使用および売買に関する警告である。芸能事務所にも貼っておくといいのではないか。

100203language いくつかの国籍の乗組員が混乗しているから、いやでも英語を使うしかないのである。

 もっともクイーンズ・イングリッシュをしゃべるような連中はいないので、日本英語などちっともはずかしくない。ぼくみたいに堂々と構えていればよろしい(笑)。
 
100203handsoff これはわかりやすい。汚れた手でバルクヘッドに触れるなというのである。

 もちろんぼくの手は阿寒の雪のようにきれいだからOK。

 バルクヘッドはふつうホールド間をしきる隔壁を指すことが多いけれど、ここでは居住区内の隔壁をいうのだろう。

100203thankq 今日一番おもしろかったのがこちら。

 最初はよく意味がわからなかった。Thank uuu!!  ならわかるけれど、qqq とは? 

 このあと同じシリーズの Thank q!! というのもみつけたが、それならなんとか納得できる。

 それでは C u tomorrow!

(RICOH R10)

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February 02, 2010

Daily Oregraph: 2010-02-02 船を忘れるな

100202vessel1 おっ、沖に船が到着した。

 ついでに第2埠頭に釣り人を発見。やはりコマイ釣りかな? なんて眺めている場合じゃない。

 船が接岸する前に、ぼくも岸壁へ行かなくちゃならないのだ。みなさん意外に思われるかもしれないが、ぼくだってたまには働くのである。

100202vessel2_2  見よ、雲間から降りそそぐ光を浴びて堂々の入港である。

 何度目にしても決して飽きることのない光景だ。

 鉄道写真ファンに比して船舶写真ファンの圧倒的に少ないことは、海国日本としてはまことに遺憾といわざるをえない。一眼レフも高価なレンズもいらないのだから、若者よ、港へ来たれ。

100202cpoint  今日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 船上チェックポイント写真の分野では、はばかりながらぼくが草分け。

 どうして雑誌社から仕事の依頼がこないのか、アシスタントの志望者がいないのか理解に苦しむのだが……誰だい、ヘボのくせに、なんて陰口を叩いているのは(笑)。

(RICOH R10)

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February 01, 2010

Daily Oregraph: 2010-02-01 氷下魚の季節

090131wbreakwater 釧路西港西防波堤(1月31日撮影)。ここから先は遮るもののない太平洋である。

 会社前の岸壁から釣り人の姿が消えたと思ったら、こんなところに移動していたのであった。

 手前のおじさんに声をかけてみた。

 -今はコマイですか?

 -そう。

 ご一緒した愛知県出身のHさんはコマイをご存じなかった。なにしろ氷下魚という漢字をあてる魚だから、それも無理はない。

 コマイはさっと干したのをあぶり、手で身をほぐしながらムシャムシャやるとうまい。ご飯のおかずよりも、おやつに向いている。徹底的に干してカチカチになったのをむしって食べるともっとうまく、酒の肴には最高である。

 あ、肝腎のコマイの写真を撮っていなかった。

(Nikon D200 + Tamron A16)

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January 31, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-31 珍客遠方より……

100131kushiro_st  ひさしぶりに釧路駅に来てみると団体客がいたので、どこの農協のお上りさんかと思ったら、中国語をしゃべる方々であった。

 どうせバブルだという見方があるのは承知しているけれど、中国の経済力がめきめき向上しているのはまちがいないと思う。ぼくなどは海外といったって津軽海峡しか渡ったことがないのだから(笑)。

 さかんに矢印のあたりを携帯のカメラでねらっていたところをみると、彼らの目的はどうも標茶行きのSLではないかと思う。季節運行のSL列車は大人気で、なかなか予約が取れないのである。

 おっと、今日は中国人観光客の取材ではなく、珍客をお迎えするために駅にやってきたのである。世の中には薄氷堂に会うためにはるばる北海道の端っこまでおいでになるお方がいるのだからありがたい。長生きはするものだ。

 昨年は同じ学部出身のI先輩が突然おいでになったのだが、今日はぼくよりもずっと若い理工系出身のHさん。全国を行脚して主に大学スポーツを取材されている、校友会関係では超有名なお方である。

100131harutoriko -札幌から東は初めてなのです。

 というわけで、野生のラッコなみにめずらしい生物である薄氷堂を見物に来られたらしい。

 日帰りであまり時間もないことだし、ざっと釧路について知っていただくために、まずは博物館にお連れした。ぼくのフィールドである春採湖も見ていただいたわけ。

100131kushiro_port つづいて定番の米町公園はともかくとして、観光コースから外れた南埠頭をご案内するところがいかにもマイナー路線を追究するわが社らしい(笑)。

 薄い氷のプカプカ浮いている景色がお気に召したらしく、まずはなによりであった。

 それから港文館を見学して、某所で昼食。学食のウドンの値段や京都市バス運賃、授業料の話題などで盛り上がる。ぼくの頃は一杯25円(!)だった素ウドンが、Hさんの時代は80円だったとのこと(それでも驚くべき安さである)。

100131kushiro_wport  最後は西港のはずれまで(笑)。とんでもない観光コースである。

 この写真、シンプルだけどぼくは気に入っている。男前のHさんのお顔を隠すのは気がひけるけれど、頭文字はR、ラッコと同じだから珍客にふさわしいだろう。

 仕事がらみでない会話を楽しむのはおおいに愉快である。おかげさまでいい休日になった。

 再会を約してお別れしたが、さて次はぼくのほうからみなさまにお会いしに行きたいものだ。ホッピーとヤキトリのコースでぜひ。

(RICOH R10 & Nikon D200 + Tamron A16)

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January 29, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-28 ウサギよ、走れ

100129wport ひどくピンぼけの写真で申し訳ないけれど、強い西風のせいでところどころ白波の立っているのがおわかりになると思う。

 港で働く人々はこの白波を「ウサギが走る」ということがある。なかなか詩的な表現だが、ウサギは海面を走る(泳ぐ)ものだろうか?

 こういう問題に強いのが、世の中に知らないことなどないという南方熊楠先生である。

 『竹生島』の謡曲に緑樹影沈んで魚樹に登る景色あり月海上に浮かんでは兎も波を走るか面白の島の景色やとある云々。

 ほらね、ちゃんと話題にしているところがすごい。

 予が見たところ兎を海へ追い込んだり急流に投げ込んだりすると直ぐに死んだので右の句はただ文飾語勢を主とした虚構だと思っていたが、仏経に声聞を兎川を渡る時身全く水に泛(うか)ぶに比し、ウッドの『博物画譜』巻一に兎敵を避くるに智巧を極め、犬に嗅ぎ付けらるるを避けんとて流水や大湖に躍り入り長距離を泳いで遠方へ上陸し、また時として犬に追究されて海に入り奔波を避けずして妙に難を免るるある由記せるを見て、件の謡や詩の句はまるで無根でないと知った。(以上「兎に関する民俗と伝説」より。岩波文庫版『十二支考(上)』 p. 99)

 どうもウサギを海へ追い込んだり急流に投げ込むところを熊楠先生は実際に見たらしい。そのときはたちまち溺れて死んだウサギが、流水や荒波をものともせずに泳いで難を逃れるというのもおかしな話だと思う(笑)。

 その昔旧制釧路中学校(現釧路湖陵高校)ではウサギ狩りの行事をしたと聞くが、ウサギが川に逃れて泳ぐところをごらんになった方はいるのだろうか? ウサギ狩りに参加された方々がご存命のうちに(失礼)確かめておきたいものだ。

(RICOH R10)

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January 28, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-27 ひとやすみ

100128propeller いやに暖かいと思ったら、今日の最低気温は+0.4度(01時16分)であった。

 明日からはまた冷え込むらしいが、たまにこういう日があると道路の氷が融けるのでありがたい。

 氷が融けるくらいだから気も緩む。気が緩めば眠くなる。これも夜遊びなどせずに休息を取るべしという天の声だろうから、素直に従うことにする。

(RICOH R10)

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January 27, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-27 クリーン・ルーム

100127engineroom 今日の一日一枚は船の機関室。

 善良なる市民のみなさまは、あまりごらんになったことがないだろうと思う。

 自動車のエンジンとはスケールがちがう。本船のエンジンはさほど大型ではないけれど、最新の大型コンテナ船だと、鉄腕アトムなみに10万馬力というものすごいのもあるらしい。

 船によってはエンジンルームの階段や床は油でヌルヌルして滑るのだが、本船はクリーンそのもの。このクリーンな環境は安全にも寄与していると思う。ふだんの心がけのよさがうかがわれる。

 う~む、おれの部屋はエンジンルームよりも汚れているのか! ちょっとしたショックであった(笑)。

(RICOH R10)

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January 25, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-25 君の名は?

091225birds 今日の一日一枚はめずらしく水鳥。この連中は寒さに強いらしく、のんきにプカプカ浮かんでいた。

 コンパクトデジカメの望遠端(200ミリ相当)で撮ったものをトリミングしてこの程度だから、とても倍率が足りない。なるほど鳥屋さんは金がかかるわけだ。

 なんだろうね、この鳥? ボサボサ頭はガンカモ科のウミアイサに似ているけれど、この写真では特定のしようがない。

 70-300ミリ(105-450ミリ相当)の安物ズームならぼくも持っているのだが、気になるから(笑)車に積んでおこうかな。別に鳥屋さんになるつもりはないけれど、花にせよ虫にせよ鳥にせよ、名前がわからないのはおもしろくないのである。

 どなたかおわかりの方がいらしたら、ぜひお教えください。

(RICOH R10)

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January 24, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-24 低調散歩

100124nusamaibashi1 おだやかな天気になった。

 図書館で用を済ませてから、ひさびさに歩いて幣舞橋を渡った。

 釧路川の上流からは、薄い板状の氷がゆっくりと流れてくる。

 
100124town1_2  
 北大通の歩道にはまだ氷が半分ほど残ってはいるが、歩行困難というほどではない。

 しかし一本裏通りに入るとツルツル道路が多く、ずいぶん神経を使う。ところどころ雪ではなく砕いた氷の山ができており、漁師のおじさんもごらんのとおり氷漬けになっていた。

 酔客のいる夜とはちがって、飲食店街は人影もまばらである。もっとも昼間こんな場所をシラフで歩くぼくも酔狂にはちがいない。
 
 
100124town2  ブラブラ歩いていると、公園のほうからこどもたちの歓声や大人の笑い声が聞こえてきたので行ってみた。

 どうやら2月6日から開催される氷まつりの会場で自衛隊員の方々が氷の城を作るのを、こどもたちも手伝っているらしかった。

 こどもたちは城をめがけてさかんに雪玉を投げている。最初は気づかなかったけれど、城のてっぺんに立つ上半身裸の男性に雪玉が集中しているのであった。まったくお疲れさまとしかいいようがない(笑)。

 このあとはどうも気乗りがせずさっさと帰宅したから、さっぱり充実しない散歩になってしまったが、足元を気にしながら歩く今の時期ではしかたがないだろう。

(Nikon D80 + Tamron A16)

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January 23, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-23 極地探検

100123road 今日の一日一枚が自宅前の道路とはいかにも安直だが、そこはご勘弁いただくとして、ごらんのとおりカチカチに凍ったままである。

 しかしここなどはまだマシなほうで、所によっては畑の畝のように氷が盛り上がった道路もある。安心して走れるのは、アスファルトの露出した幹線道路だけだろう。

 歩道の状態も場所によってさまざまだが、散歩の意欲など湧いてこないことはまちがいない。

 たまに凍った道にもめげず犬を連れて歩くおばさんをみかけると、ぼくなどはつい悲劇のスコット南極探検隊を連想してしまうのである。

 ぼくも南極点をめざすおばさんには負けていられないから、途中でバッタリ倒れるのを覚悟で、明日は図書館へ行くついでに北大通でも歩いてこようと思っている。

(RICOH R10)

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January 22, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-22 気嵐観察

1001220731wport 今日も気嵐(けあらし)観察日記。

 最初の一枚は07時31分。

 最低気温は07時で-17.8度。この冬一番の冷え込みだけに、見応えのある気嵐である。

 まさに驚異の景色というべく、これはもう観光ツアーを組むしかないだろう。だってこれタダなんだから(笑)。

1001220751wport 07時51分。

 気温が上がってきたため気嵐のピークは過ぎ、ちょうど出港する日通の「ひまわり2」も船体がはっきり見える。

 しかし本船の向こう側、つまり防波堤のあたりにご注目いただきたい。なんだかすごいことになっていそうなのだ。

1001220803wport 08時03分。

 港内の水面がクリアになったおかげで防波堤の向こうが見えてきた。

 おお、これまたものすごい眺めではないか! 海面から雲が湧き上がっているようだ。

 こういうとき船のブリッジからは気嵐がまるで雲海のように見える。船体はすっぽり雲に隠れ、自船のマストの先だけがそこから顔を出しているという……ぼくは一度だけそんな光景を目にしたことがある。

 この自然の驚異を暖かい部屋からながめたいというお方は、うんとお安くしておくから(笑)、ぜひ事務所にいらっしゃい。

(RICOH R10)

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January 21, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-21 春を待つ

100121wport_3  沖にかかる雲がまるで山脈みたいに見えるのがおもしろく、あまりかたちはよくないけれど月も出ているのでシャッターを切ったら……ああ、やっぱりブレているなあ。

 車にはいつも軽量の三脚を積んであるのだが、夏でさえめったに使わないのに、この寒さの中わざわざ引っぱり出すわけがない(ペンネームを図法螺亭とでも改名したほうがいいかもしれないね)。

 空にわずかながら明るさが残っているのは日が長くなってきた証拠。本日の日没は16時20分である。

 それにしてもこう殺風景だと、心なき身なれどさすがに春が恋しくなってくるものだ。

 釧路市内でもっとも早く春を告げる植物はフキノトウ。何年前だったか、2月19日に知人海岸で撮影している。フキノトウはタフなやつだから、雪や氷にもめげず顔を出すのである。

 今年は何日に確認できるだろうか。2月に入ったらときどきチェックしに行くつもりだ。

(RICOH R10)

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January 20, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-20 冬木立

100120trees_2  ひさしぶりに気温が上昇し、凍結した道路の表面には水たまりができていた。

 釧路町遠野。


 ぼくはどちらかというと雪の日の冬木立のほうが好きだ。黒っぽい木々とちらつく雪の白との対比が美しいからである。

 
今日はなにもお手伝いできなかったけれど、ここにある斎場へ。

  
冬木立バスは喪服の人ばかり  薄氷堂

(RICOH R10)

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January 18, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-18 寒い日

100118smoke 気温がうんと下がると煙突の煙が上昇せず真横に流れることは、これまでにも何度か書いたことがある。

 今朝の最低気温は07:16で-16.2度。ごらんのとおり、まるで魔法にでもかかったかのように煙が水平に流れている。

 ははあ、このぶんだとさぞ気嵐もすごいだろうな。

100118wport 予想たがわず、もうもうたる気嵐であった。

 このひどく寒い日に、たいへんお世話になった親戚の方が亡くなった。

 全盛期の雄別炭鉱にお勤めの頃、まだ小学生だったぼくは、夏休みになるとよく雄別に行っては泊めていただいた。生意気でかわいげのないこどもだったぼくに、ほんとうに親切にしてくださったことを思い出す。

 無常迅速。身近な人々がひとりまたひとりとこの世を去ってゆく。いつの間にか死はぼくにとってもそう遠い先のことではなくなった。

 今夜もまた芋焼酎を飲まないわけにはいかない。 

(RICOH R10)

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January 17, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-17 図書館へ

100117park 歩道はあいかわらず歩きにくい。沈黙するブランコを横目に見ながら市立図書館へ向かう。

 最近は本はめったに借りず、たいてい視聴覚コーナーでCDを借りる。年のせいだろうか、室内楽を選ぶことが多くなった。

 こういうサービスを利用できるのは、小なりといえども都会に住むありがたさだろう。わが家からは徒歩ほんの十数分の距離にあるので助かる。いずれは高校生諸君にまじって学習室を利用させていただこうとも考えている。

100117library 釧路市立図書館。

 正直いうと、どう撮っても絵になるような建物ではない。ほとほと困り果てて、お隣の生涯学習センターからシャッターを切ったのだが、ぼくの腕じゃダメだなあ。

 ここは開館時間が19:30までに延長されてからはずいぶん利用しやすくなった。18:00までだった頃はサラリーマンには平日の利用は事実上無理だったから、大進歩だと思う。もっと延長しては、という話もあるらしい。

100117view  ラフマニノフとショパンのチェロソナタやブラームスのクラリネット・トリオなど、年相応に(笑)ぐっと渋いところを借りて、さてこのあとどうしようか?

 実は北大通でも歩いてみるつもりだったのだが、ツルツル道路に嫌気がさし、ひさびさに生涯学習センターの展望台に寄ってから帰ることにした。この展望台はなかなか眺めがいいのである。

 いろんな方向を撮ったが、ここには一枚だけ。あいにく霞んではいたけれど、阿寒の山々を拝むことができた。

(Nikon D80 + Tamron A16)

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January 16, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-16 ノンキ暮らし

100116tako このところ日中も気温が上がらぬため雪は融けないし、道路も凍ったままである。

 昨日は仕事のため市内中心部を歩いたのだが、歩道はどこもツルツル。裏通りに入れば車道も凸凹で、道幅も狭まっているし、うっかりハンドルを切れば対向車と接触するんじゃないかと恐怖にかられるほどであった。

 ぼくは受験生の守り神、つまり滑り止め大明神だから転びはしなかったけれど、のっぴきならぬ用事でもなければ外出を控えたいところだ。

 そんなわけで散歩などとんでもない話だけれど、体が腐りそうでいけないから、明日はせめて市立図書館まで歩いて行こうと思っている。

 さてこんな変わりばえのしない毎日を送ってはいても、ニュースはいやでも耳に入ってくる。

 小沢資金問題、金の流れの解明だの説明責任だの、なにをいまさら。ぼくが知りたいのはそんなことではない。金の問題を抱えた議員なら自民党にもたくさんいようものを、この時期小沢一郎を狙い撃ちにするのはだれの差し金かということだ。

 JAL の今後については、あいにく株を持っていないので興味なし(笑)。貧乏人は失うものがないから、こういうときはノンキなのである。

(RICOH R10)

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January 14, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-14 雪雲

100114cloud おい、また事務所の窓からかよ……なんていわないでいただきたい。

 あなたはこの景色を見て、いくぶん不安をはらんだ妖しい美しさを感じないだろうか?

 雪雲である。あの雲の下では雪が降っているにちがいない。

 青空にぽっかり浮かぶ白い雲とはまったくちがって、雲と空との境界のあいまいなところがいかにもアナログ的でいい。それをデジタル・カメラで撮るところにまた味がある。

100114fishing さてどうでもいい超ローカルなニュースだが、先日の軽トラックのおじさんはやはり釣り人であった。レンズは釣り竿をはっきりとらえている。

 実はこのおじさん、昨日の朝も来ていたのだが、やはり角度の関係で竿を確認できなかったのである。

 しかしなにが釣れるのかは不明のまま。いささか気にならないこともないけれど、ぼくも聞きに行くほど物好きじゃない(笑)。

(RICOH R10)

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January 13, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-13 冬ごもり

100113sunset 例によって事務所の窓から撮った、しょうもない一日一枚。

 だけどさ、こんな写真しか撮れないというのはマジメに仕事をした証拠なのだから、どうか暖かい目で見ていただければ(笑)と思う。

 それにしてもツルツル道路には閉口する。とてもカメラをぶらさげて散歩するようなコンディションではないのだ。

 もう若くはないんだから、むやみに路上を徘徊すれば転倒して骨折する恐れもある。君子たるもの危険を冒さず、おとなしく家にこもって春を待つべきであろう。

 そこで昨夜に引きつづきじっくり芋焼酎を味わって(これが大切)、早めに就寝することにしたい。

(RICOH R10)

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January 12, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-12 夏は霧、冬は……

100112fsmoke1 ちょっと寒いと思ったら、今朝の最低気温は06時で-14.7度。

 案の定盛大に気嵐(けあらし。 frost smoke)が立っていた。夏は霧、冬は気嵐。いかにも釧路らしい景色である。

 写真は07時36分。防波堤はほんの一部しか見えない。

100112fsmoke2 こちらは08時20分。

 気嵐のピークは過ぎたけれど、日の光を浴びてより立体的に見えるところがなかなか美しい。

 釧路港の気嵐は夕日に負けない観光資源だとぼくは思っている。寒い土地は冬に訪れるのもおもしろいものだから、あなたもぜひ。

 この寒さの中、軽トラックのおじさんが釣りをしているのには驚いた。

(Nikon P50)

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January 11, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-11 新春減量

100111street なぜかひとりでに復旧したデジカメ  P50 のテストを兼ねて、家の前の通りをパチリ。しょうもない写真でまことに申し訳ないが、今日はせっせと部屋を片づけているので、手抜きもやむをえないのである。

 道路の両脇に雪の壁が残り、道幅はかなり狭まっているけれど、それでも暗峠越えの道(国道308号線)よりはるかに広い。

 住宅街の道路がふつうの国道クラスなのはさすが北海道というべきだろう。別に町内から代議士が出ているわけではなく(笑)、この辺ではさほどめずらしくはないのである。

 さてものを捨てるというのは一種の快感である。贅肉を落として体重を減らす喜びに近い。

 昨日は捨て切れなかった駄本をどんどん段ボール箱に放りこむ。どうせもう読みやしないんだから。

 ざまあみろ……胸がスーッとする(笑)。

100111cdr 以前 DVD に写真のデータを移した CD が一山出てきたので、こいつも容赦なく放りこむ。

 あちこち引っかき回しているうちに、卒業証明書や成績証明書などという珍品まで登場したが、一応は歴史的文書だから、ちょっと迷った末に処分保留にしておいた。

 もう一度大整理するだけのガラクタは残ったけれど、かなりすっきりしたので今回はこれでやめておくことにした。楽しみは残しておかねば……

(Nikon P50 & D200 + Tamron A16)

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January 10, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-10 失せ物かえる

 予定どおり部屋の整理に着手したのはいいけれど、とても一日では片づきそうになく、明日も働かねばならない。

 カセットテープはあらかた処分したはずなのにあちこちから出てくるし、うかつだったがビデオテープの整理を忘れていた。あまりにも数が多いから、とてもDVD化しようなどという元気は湧いてこない。

 この際本は思い切って処分しようとしたけれど、辞書や参考書のたぐいは捨てられないし、結局どうでもいい文庫本や新書など数十冊をゴミといっしょに段ボール箱に詰めこんだだけ。

 しかし思いがけない成果もあった。

100110coolpix_2 まずは写真のデジカメ。これは数ヶ月前に故障してレンズが出たまま戻らなくなってしまったのである。

 レンズエラーはたいていの場合、いったん電池を抜いて入れなおせば復旧するのだがダメ。延長保証期間中なのでメーカー修理に出したら、修理代がべらぼうで自己負担分が8千円もかかるというので、バカバカしいから修理をあきらめてそのままにしておいたのである。

 ところが掃除の手を休めて電池を入れてみたら、なんと出たままのレンズがスーッと引っこんだではないか。素人考えだが、たぶんしばらく放置している間に完全に放電し、エラー状態の記憶そのものが消滅して初期状態に復帰したのではないだろうか。

 お次はカメラのバックに写っている写真。これは以前おやじの写真屋さんからいただいた作品なのだが、大切にしまいこんだまま所在不明になっていたのである。せっかくみつかったのだから、机の前に飾ることにした。

 それもこれも掃除のごほうびというところだろうか。
ひょっとしたらいつぞやいただいた二見興玉神社の「二見かえる」のご利益かもしれない。

(Nikon D70 + Ai 35mm F2S)

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January 09, 2010

Daily Oregraph: 2010-01-09 明窓浄机

100109nishin 懸案だったカセットテープのCD化作業は昨年末完了したけれど、身の回りを見渡すと、まだまだ片づけねばならない仕事は残っている。

 以前は年に一二度部屋の大整理を実行していたけれど、ここしばらくはなにもかも放りっぱなしにしているから、貧乏人のくせに部屋はガラクタであふれかえっているのである。

 用ずみのパンフレットや廃棄した家電製品の取扱説明書から二度と読まないであろう本や雑誌まで、きれいさっぱり捨て去ったらどんなに気分がすっきりすることだろうか。

 一切余計な装飾のない質素な部屋。本棚には厳選された本がほんの数冊のみ。開けはなった窓からはさわやかな風。古ぼけた安物トランジスタラジオから流れる室内楽なんぞを聴きながら、あるじは赤茶けた畳の上にあぐらをかいて、一服の煎茶を静かに味わっている。金にあかせた贅沢な生活とは対極にある、こういう日常もまた日本人の理想のひとつにちがいない。

 しかしそんな澄み切った心境とはほど遠く、床には辞書や図鑑や地図などが散乱し、机の上は目も当てられぬ混雑ぶり、あれをしようと思ってもこれがじゃまして先へ進まず、かろうじて確保したスペースに危うく置いた芋焼酎のコップをときどき口に運びつつ、哲学上の問題について思考をめぐらす……わけはない。ただの酔っ払いである。

 冗談はさておき、部屋の整理は今年の課題のひとつとしてまじめに取り組みたい。

 今日の一日一枚は寒生ニシン、本文とはなんの関係もない(笑)。

(RICOH R10)

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Daily Oregraph: 2010-01-08 冬の夜遊び

100108wport 1月8日15時58分釧路西港。釧路の夕焼けはいつ見ても美しい。

 この日の日没は16時05分である。少しずつ日が長くなってきたことを実感する。

 沖の船に強烈な夕陽が反射していたので、ポケットからカメラを取り出して一枚。窓を開けて撮りたかったのだが、冷たい風が吹き込むので遠慮しておいた。

100108night1 やがて日はとっぷりと暮れ、気温が低下するとともに道路はツルツルになる。

 こんな晩は家で熱燗でも一杯やっていればよさそうなものを、わざわざ夜の街に出かけるのは、正月早々散財して景気回復を実現させたいという並々ならぬ情熱のあらわれか、さもなければただの物好きであろう。

 いうまでもなく、ぼくは景気に影響を及ぼすほどの資産家ではないから、当然後者に属する。焼肉ということばにつられてフラフラとやってきただけなのは実に情けない。

100108kohyan 焼肉屋さんは大繁盛であった。

 若いお客さんが多かったのは心強い。若者が節約一辺倒では、とうてい景気の回復を望むべくもないからだ。

 未来のないおじさんは節約に励むから(笑)、若者には今は苦しくともどうか日本のためにお金を使っていただきたいと願う。

写真上はマッコリを前に腕まくりしてとことん飲むかまえのO氏。下はお店自慢の骨つきカルビ。

 このあともどんどん肉を焼き、休みなくアルコールを摂取し、最後はトッポギなるものを初めて味わって満足。

100108night2  21時05分。

 このままおとなしく帰宅するような顔ぶれではなく、凍った歩道をものともせずに次のお店へ向かう。

 そこでまたワイワイ盛り上がって、結局お開きになったのは真夜中であった。

 正月にふさわしくめでたい夜であったが……ああ、こんな酔っ払いたちに明日はあるのか?

(RICOH R10)

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