August 25, 2016

Daily Oregraph: 裏庭画報 一握りの収穫

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 グースベリの収穫。なんとたったこれだけ(笑)。全体の約 5パーセントほどではあるまいか。

 台風のせいではない。台風11号通過直後には一粒も落下していなかった。つづく 9号の通過後に確認したときには……なぜか半分ほど減っていたけれど、やはり風に飛ばされた形跡はなかった。そのときは「ははあ」と笑って見ていたのだが……

 今朝板塀から道路にはみ出していたたくさんの枝を切り取る作業を兼ねて、実を採りに行ったら……なんとたわわになっていた実がほとんど消えているではないか。きれいにもぎ取られているのだ。

 以前にも同じことがあり、思いあたるふしもないではなく、どうやらどなたかの胃袋におさまったにちがいない。別に目くじら立てるほどのことではないのだが、せめてもう少し残しておいてよ(笑)。

 もっとも枝を塀の外まで伸び放題にして、実を見せびらかしていたのはこちらが悪い。徒然草第十一段とはちょっとずれるけれど、この木なからましかばとおぼえしか。

 味はまずまず。完熟したものにはわずかに発酵した香りもあって、なかなかオツなものであった。

 そのあと裏庭の片づけに汗を流したのだが、漬け物石やブロックなんぞを持ち上げるたびに、特大のミミズが何匹もニヨロニョロとうごめいている。それで思い出したのだが、こどもの頃ご近所の馬車屋さんにあった馬糞の山から、釣人らしき人がたまにミミズをほじくり出して空き缶に入れていたものである。

 グースベリでもミミズでも欲しければさし上げよう。しかし一言声をかけていただきたいものである。ミミズなんていらないなどとおっしゃらず、ぜひ。

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August 24, 2016

Daily Oregraph: 青空値千金

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 幣舞橋を歩いて渡るからといって、いつも一杯やるわけじゃない。わけあって禁酒中の某君と昼飯を食う約束をしていたのである。

 ひさびさの青空。最高気温は26.9度。風がなかったから少々暑く感じたけれど、ジメジメした日がつづいたので、湿度の低いのはなによりだった。

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 くしろデパート跡。北大通りの再開発がいよいよ始まったという噂は聞いていた。もはや商業地区としての再生はむずかしいから、マンションでも建つのだろうか。

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 こちらが裏側から見たところ。このほか小さなビルがいつの間にか姿を消していたり、これから町がどのような変貌を遂げるのか興味津々である。

 ジジイ二人は喫茶店でだべったあと、年齢にふさわしく(?)モリソバを啜り、再会を約して別れた。

 天気さえよければ、今月中にどこか遠出をするつもりだったのだが、明日から一週間の長期予報もパッとしないし、今年は断念。来年はぜひ実現したいから、元気でいてくれ。

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August 23, 2016

Daily Oregraph: 波なお高し

 台風9号は朝のうちに通過し、10時前にはすっかり風もおさまった。強風の時間帯は短かったけれど、ときどき突風が吹いて二階がミシミシと音を立てたのには肝を冷やした。

 風がやんでから裏庭へ行ってみると、板塀がついに二ヶ所倒れていた。太い柱が二本、腐った根元からポキリと折れていたが、これは寿命だろう。しかし応急処置はせねばならない。

 長年使っていた電動ドライバーが内蔵電池劣化のため反応しなくなったので、ホームセンターに行って新品を手に取りレジに並んだら、前のおじさんがブルーシートを何枚も買っていた。屋根がはがれたのだろう。お気の毒さま。

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 物置にあった板きれを使って木ネジで止めたり、折れた柱を針金で鉄パイプに巻きつけたり、汗を一升ほどかいて悪戦苦闘。シャワーを浴びて、昼間からビールをがぶ飲みした。今日はとても読書なんぞをする気分にはなれない。

 夕方いつものコースを散歩したら、海はまだ時化ていた。轟々という音がする。

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 知人の浜に日が落ちようとしている。予報によれば、明日は晴れ間が出るけれど、明後日からまたパッとしない天気がつづきそうだ。

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 景色がちょっと霞んで見えるのは、風に飛ばされた細かい波しぶきが空気中に漂い、光が散乱しているからではないかと思うけれど、素人のいうことだから、うかつに信用してはいけない(笑)。

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 わが家の板塀が倒れるくらいだから、この廃屋も倒壊しているのではないかと予想していたのだが、さすがに軒先のトタンは一部はがれているものの、しぶとく生き残っていたのはあっぱれである。

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August 21, 2016

Daily Oregraph: イモを食う

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 収穫こそ少なかったけれど、こうして肉ジャガに変身したメイクイーンを見ると感無量である(笑)。なおこちらの肉ジャガはふつう豚肉を用いるが、関西では牛肉だったと思う。

 味は上々。来年は教科書どおりに植えて収穫を増やそうと、心に誓ったのである。幸いイモを掘り出したときに太いミミズがゾロゾロと這い出てきたから、土の健康状態は良好のようだ。あとは南無八幡大菩薩(ちがったか?)、穏やかな天候に恵まれることを祈るばかりだ。

 今朝は土砂降り。その後は降ったり止んだりを繰り返し、少し前からは風が強まってきた。深夜には台風11号が通過する見込みである。おまけに23日朝には台風9号も来るらしいから、踏んだり蹴ったりだ。

 また停電にならぬとも限らないから、いまのうちに記事をアップしておく。

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August 20, 2016

Daily Oregraph: チャレンジャーとチャンピオン

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 『アイヴァンホー(Ivanhoe)』の舞台設定は、日本でいえば鎌倉時代。だから単語も古い意味で使われていることが多い。

 今日は馬上槍試合(ティルティング tilting)について、ちょっとだけ。これは鎧に身を固めた騎士が馬にまたがり、一対一で激突するというもので、このようにガチンコでぶつかり合うことがショック(shock)本来の意味。

 さてこの小説に登場するティルティングの大会(トーナメント tournament)のあらましはこうである。

 競技は柵で囲まれた競技場(これをリスツ lists というが、この list は本来「境界」の意味)で行われ、観客席がそれを取り巻く。会場の南北両端入口の外には選手控えがある。

 南側には主催者側の騎士五人がそれぞれ天幕を構えて、その前に紋章入りの盾を置く。北側にしつらえた囲いに控える一般参加の騎士は、一人ずつ五つの天幕の前の盾から一つを選び、それを槍でつつくことによって相手を決める。なお槍のどちら端でつつくかによって、真剣勝負か模擬戦かどうかを宣言することになっている。

 両者槍をまっすぐに構え、馬を走らせて激突し、槍の当てどころを誤ったり落馬したりすると負けになる。一騎打ちの敗者は、痛い思いをした上に、武器と乗馬を勝者に取り上げられるのだからたまらない。

 大会初日は一騎打ち(この日の優勝者にミス大会指名権が与えられる)、二日目は同数の二組に分れて戦い、全員の戦いぶりを見て主催者がもっとも優秀な一人を選び、ミス大会が賞品を授与する。三日目は競技を行わず、牛いじめ(ブル・ベイティング bull-baiting。犬をしかけて牛をいじめる)など人気の各種アトラクションが開催される。

 大体のところはおわかりいただけたと思うが、ぼくも実際に見物したわけではないから(笑)、細かいところは質問されても困る。娯楽の少ない時代ゆえ、おびただしい数の見物が集まったらしい。

 さて本題に入ろう。

 原文では主催者側の五人の騎士がチャレンジャー(challenger)、かれらに挑む参加者側がチャンピオン(champion)とされている。おや? ぼくらの感覚からすれば、反対じゃないかと思うのがふつうだが、なにしろ鎌倉時代の話だから、ちょっと考えてみよう。

 チャレンジャーというと、「先生に一手御指南いただきたい」という諸国武者修行中の蓬髪ヒゲもじゃの剣術使いを連想するけれど、もし「おれが相手になるから、勝てるものならかかってこい」という達人がいたとすれば、それもまた挑戦の一種だから、やはりチャレンジャーである。

 次にチャンピオンだが、この単語のもともとの意味は「戦士、勇士」(OEDの第一義は "A fighting man, a combatant; a stout fighter, a man of valour. ")だから、なるほどと納得できると思う。

 というわけで、めずらしくタメになる記事を書いたけれど、受験勉強の参考にはなるまいと思う。結局のところ、なんの役にも立たぬブログなのでありました。

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August 18, 2016

Daily Oregraph: 裏庭画報 台風被害

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 百物語最後のロウソク……ではなく、昨夜の停電時に使用したものである。19時45分頃から約6時間半にも及ぶ長い停電であった。

 最大瞬間風速43.2メートルというのは、釧路気象台の記録らしい。二階がそっくり吹き飛ばされるんじゃないか、と心配になるほどの強風だった。

 風はやがておさまって、少しは気分が落ち着いたものの、ロウロクの明かりでは本も読めないから、飲んだくれて寝るしかない。アナログな炎に照らされるウィスキーが美しかった

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 一夜明けて、裏の板塀が心配になり、恐る恐る見に行くと……意外にも無事だったから一安心。今度という今度は倒れているにちがいないと予想していたのである。

 しかし裏庭の景色は一変しており、背の高い雑草はすべてなぎ倒され、ナナカマドの枝が何本かちぎれて落下していた。エゾヤマザクラの葉も多くが吹き飛ばされていた。

 う~む、このぶんだとジャガイモの運命やいかに?

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 右がジャガイモ、左がコマツナ。不安的中して、見るも無残なありさまであった。絶句。

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 気を取り直してジャガイモを一部掘り返してみると、収穫にはまだ早いけれど、一応はイモらしいかたちをしたものが姿を現した。

 まだ試食はしていないが、食べられないことはなさそうなので、涙が出るほど(笑)うれしかった。

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 念のため裏通りへ回って板塀を点検すると、腐れかけた板がなんとか持ちこたえているところは、弱り切った日本経済の現状とそっくりで、実にしぶといものだと感心させられた。

 台風の直撃はもう勘弁してほしいけれど、世の中悪いことばかりじゃない。塀際のグースベリがそろそろ熟してきた。来週あたりには収穫できるんじゃないかと思う。

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August 16, 2016

Daily Oregraph: 嵐の前の港

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 ほんまにしょうもない写真だが、今朝コンビニで買い物をした帰りに立ち寄った港町岸壁。

 港内はまったく波がなく、これから台風7号が接近するとは信じられないけれど、予報では明日の夜から大荒れになりそうだ。台風が予想進路どおりに浦河へ上陸すれば、釧路は南寄りの風になるから、海は大時化だろう。

 6月の悪天候といい、今年は貧農にとってはきびしい年である。去年は上出来だったサヤエンドウも、今年はほとんど実をつけぬまま枯れてしまった。もし明晩35メートルもの強風が吹いたら、わずかに生き残ったジャガイモがすべてなぎ倒されるんじゃないかと思う。

 荒れる海を見たい気持も半分あるけれど、明日はおとなしくしていたほうがよさそうだ。雨音を聞きながら昼間のオンザロックというのも悪くはないだろう。

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