March 20, 2023

Daily Oregraph: 春のマウス清掃

 本日の最高気温は 12.0度。晴れ。

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 ずいぶん気温が上がった。旧弥生中学校の広い跡地からは雪が完全に消えてしまい、日陰にまだ多少残ってはいるものの、気象台によれば市内は積雪ゼロである。

 さてマウスのお話である。なにをいきなりとお思いになるかも知れないが、長い間首をひねっていた問題が解決したので、あるいは皆様のご参考になるのではないかと思う。

 マウスを長く使いつづけていても、ボタンのクリック感やポインターの動作については、ふつうトラブルはほとんど発生しない。だからメンテナンスといっても、たまに全体の汚れを拭き取ったりするくらいですむ。

 問題はホイールの動作である。スクロールさせようとしてホイールを回しても、動作がぎこちない。スクロールしたりしなかったり、したとしても動き具合がスムーズではないという症状に見舞われた方は少なくないのではないかと思う。マウスなんて千円台で買えるのだから、新品に交換すればいいだけの話だが、パソコンを何台も使っているとそうもいかない。

 ググってみると「ブロワーでホコリを吹き飛ばすとよい」という記事がみつかり、ぼくも試してみたけれど、ちょっと改善したかなあというほどの効果しかなかった。「吹き飛ばす」だけでは不十分なのだ。

 そこで目をつけたのがホイールそのものである。ホイールのギザギザが問題なのであった。どういう構造になっているのかは知らないが、山と山との間にホコリやら手垢などがたまりにたまると、動力が伝わりにくくなってうまくスクロールしなくなるらしい。

 だから谷間にたまった汚れを歯ブラシで徹底的に清掃すると、動作は確実に回復する。ホイールを少しずつ回しながら歯ブラシで丁寧にゴシゴシこすり、それを何周か繰り返すのである。手持ちのすべてのマウスを清掃して効果を確かめたからまちがいない。

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 上の写真は昨日清掃したマウスだが、たった一晩置いただけなのにもうホコリが確認できる。それが肉眼では目立たないから、道理で知らぬ間にたまるわけだ。またホコリだけならブロワーで飛ばせるかも知れないが、厄介なのは手垢である。こちらはこすり落とさないかぎり残るから歯ブラシが効果的なわけだ。

 お困りの方はどうかお試しあれ。

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March 17, 2023

Daily Oregraph: 散歩日和

 本日の最高気温は 5.7度。晴れ。

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 空は晴れ、風はなし、ポカポカと暖かかったので、外出したついでに、ちょっとだけ港町岸壁に立ち寄ってみた。ふたたび散歩の季節が巡ってきたのはうれしいことだ。

 さて谷川健一著『柳田国男の民俗学』(岩波新書)を読みはじめたのはいいけれど、聞きなれない言葉が多いせいか、なかなか先へ進まない。特に稲作関係の用語や沖縄の言葉がわかりにくく、とても一度では頭に入りそうにない。勉強が足りませんな、いや頭が悪いんですな。

 結局同時に読みはじめたクレイグ・マクラクラン(Craig McLachlan)著『夏遍路(Tales of a Summer Henro, 1997)』という風変りな本のほうを先に読み終えた。なんでまた遍路なんぞを志したのか、一応の理由は書かれているが、どうも納得できなかった(笑)。しかし肩の凝らない徒歩旅行記として、素直に楽しめたことはまちがいない。

 行く先々で多くの人に親切にされながらも、外国人が遍路をするのは珍しいから、ガイジン、ガイジンと囃されたり、民宿で門前払いされるなど、不愉快な経験もなかったわけではない。戦前ならいざ知らず、まさか1997年にもなって……といいたくもなるが、おもしろく読ませるための誇張は若干ある(ぼくはそう感じた)にせよ、四国の田舎を歩く以上はやはり本当にあったのだろう。この本から四半世紀を経過した2023年現在ではどうなのかな?

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March 15, 2023

Daily Oregraph: 裏庭画報 進む雪融け

 本日の最高気温は 5.1度。晴れ。

 ずいぶん雪融けが進み、あちこちで地面が顔を出してきた。そこでひさしぶりに裏庭に来てみたが、期待していたフクジュソウはまだ咲いていなかった。昨年の土留め工事の影響かも知れない。

 すっかり踏みにじられた土地に貴重な植物がどれほど生き残っているか、これからだんだん明らかになるはずである。ひとつでも多く顔を見せてくれるといいのだが、あまり期待はできない。

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 植物の専門家なら一目でおわかりになるのかも知れないが(?)、これはエゾヤマザクラ。かなりの老木だから全体にもろくなって、ひとりでにポッキリと折れた枝があちこちに落ちている。それを見ると痛々しいけれど、今のところ律儀に花を咲かせてくれるので、ちょっと迷ったものの昨年は伐らずに残しておいたのである。

 さてこのサクラとぼくとでは、どちらが長持ちするだろうか? いつの間にかそんなことを本気で考えるジジイになったのである(笑)。

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March 08, 2023

Daily Oregraph: 冷蔵庫を歩く

 本日の最高気温は 5.5度。晴れのち曇りのち晴れ。

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 気温は高くほとんど風もないけれど、太陽が出ていなければ冷蔵庫の中を歩くような気分である。

 『ロード・ジム』を読了。ぼくは長く港にかかわる仕事をしていたから、やはり船や船員にかかわる小説はおもしろく読める。ご存じかとは思うが、コンラッドは船長免状を取得した船乗りである。

 長編はどうも苦手というお方には、彼の短編『青春(Youth)』がお薦めである。船艙内で積荷の石炭が自然発火するといかに鎮火が困難であるかよくわかるし、迫真の描写にはきっと感心するにちがいない。

 さてこのところテレビを見てもろくなニュースがなく、気分がむしゃくしゃしてならない。国会がトンデモ人間の掃溜めみたいに見えてくるとは一体なにごとだろうか。

 そこで気分転換のため、売るほどたまっている(ぼくが買ったものじゃないけど(笑))岩波新書から、しばらくは民俗学関係のものでも選んで読もうかと思っている。

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February 27, 2023

Daily Oregraph: イラチの散歩

 本日の最高気温は 0.1度。晴れのち曇りのち晴れ。

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 車の通れぬ裏通りはこんな具合である。日当りのいいところではグチャグチャの泥道になっているかと思えば、ツルツルに凍ったままのところも多いから、歩きにくいことは申し上げるまでもない。

 道がこんなだから散歩をしても距離を稼げない。けっして平坦ではない歩道を左右に少しずつ傾きながら歩くとイライラする。運動のためとはいいながら、ぼくは気が短いのでせいぜい三十分くらいがいいところだ。

 それでも外に出て空気を吸えば、春が確実に近づいていることを感じないわけにはいかない。こちらでは梅の花は咲かないので、春といっても灰色の青春みたいなものだが、まあいいさ、雪さえ消えてくれれば贅沢はいいませぬ。

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February 20, 2023

Daily Oregraph: ひさびさの雪かき

 本日の最高気温は 1.6度。雪のち晴れ。

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 -いやあ、降りましたねえ、親分。

 -うむ、降りやがった。まあ、一尺には一寸ばかり足りねえといったところか。

 -へへ、きれいに雪かきしてあるじゃありませんか。

 -ばかやろう、おめえが来ねえからひでえ目に会ったぜ。

 さよう、八公が駆けつけなかったばっかりに、親分は三時間ほど汗をかいたのでした。なにしろ若い連中も手不足でこのざまですから、ジジイに集団自決なんぞしている余裕はございません。スコップをふるって雪かきしなくちゃならないのです。

 -おい八、ちっと肩をもんでくれねえか。どうも体が痛くてたまらねえんだ。

 ほんと、それくらいしてくれたっていいと思いますよ。

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February 19, 2023

Daily Oregraph: アイス・ウオッチング―南埠頭

 本日の最高気温は 0.8度。曇り。

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 今日は文字どおり河岸を変えて、南埠頭にやって来た。太陽が出ないと景色は寒々しいし、体感温度はかなり低い。岸壁に張りついた厚い氷を見ると、いかにも地の果ての港という感じがする(こんな所に来てどうしようというんだ?)。

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 がらんとした港は細かい薄氷にびっしりと覆われている。いつもならこのへんには釣人がずらりと並んでいるのだが、水面がこれでは釣りようもないから、車は一台しか停まっていなかった。

 日なたぼっこもできないのに長居は無用なので、さっさと退散したことは申し上げるまでもない。

 予報では夜半から明日の午前中いっぱいは雪である。やれやれ。

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