June 24, 2017

Daily Oregraph: 地獄にも極楽はあり登別

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 6月20日。登別温泉を訪れるのはこれが二度目である。ここは多くの泉質を楽しめる有数の温泉地で、今の時期は道東よりもずっと山の緑が濃い。

 たいして見物したわけではないが、これもなにかの縁だろうから、写真をほんのいくつか。

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 ぶらぶら歩いていたら神社があった。前回は気づかなかったので、神社マニアとしてはぜひ挨拶せねばなるまい。

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 社殿は比較的新しく見えるから、たぶん改築したのであろう。

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 瀧川湯本翁命(たきがわのゆもとおきなのみこと)とは、この地の基礎を築いた滝本金藏翁のことらしい。ご祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)だが、立派な人物として尊敬された滝本翁も、とうとう神様として一緒に祀られるようになったのだろう。あなかしこ。

 ぼくみたいに毎晩酒をくらっている酔っ払いはもちろん、どこぞの徳のない首相なども永遠に神様として祀られることはあるまい。

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 境内の一隅にはたいへんコンパクトな三吉神社の祠がある。ちょっとゲゲゲの鬼太郎の妖怪ポスト風味があっておもしろい。

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 この温泉のシンボルは鬼である。地獄谷からの連想なのだろう。あちこちに鬼が立っている。

 こちらの公園にも鬼が数体あって、写真の鬼は学業成就を担当しているからパチリ。この子鬼にでかい鉄棒が持てるものかどうかは疑問だけれど……頼んまっせ、学業成就。

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 登別温泉にあるのは地獄だけではない。温泉街の人々はちゃんと極楽通りを用意して、救いなき末世に一筋の光明を点じていた。このバランス感覚がすばらしい。

 前回訪れたときは友人たちに地獄谷や温泉の湧く川原へ案内してもらったのだが、今回はパス。温泉につかって宴会で酔っ払うだけというていたらくであったが、のんびりできたから、まずは極楽、極楽。

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June 22, 2017

Daily Oregraph: 精進といふこと

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 6月21日夜、小樽市内。夕方から雨がポツポツ落ちはじめ、このあと激しく降り出した。

 20日に登別温泉で高校のクラス会があった帰りがけに、わざわざ小樽まで足を伸ばしたというのに、夜の散歩ができなかったのは残念。しかし日中は天気が良く、旧手宮線跡地をゆっくり歩くことができたので、追って写真をお見せしたいと思う。

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 6月22日09時04分小樽発札幌行き普通列車に乗る。

 ついでながら、右から二人目のおねえさんは熱心に英書を読んでいた。えらい! ぼくは一目惚れしてしまった。

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 札幌駅には09時55分頃到着したのだが……なんと10時00分に銭函~朝里間で大雨による倒木が発見され、その処理のため札幌~小樽間の列車が一時間ほど不通になった。

 まさに間一髪。諸君、精進がいいとはこういうことをいうのである。

 昨日千歳~羽田の飛行機で帰ったT君などは、東京の大雨・強風のため、帰宅が大幅に遅れたらしい。まあ、ふだんがふだんだから、しかたがないさ(笑)。

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June 18, 2017

Daily Oregraph: A Foggy Day

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 曇り空ではない。晴れているのだが、霧のため太陽は力なく空に貼りついており、ちょっと作りものめいて見える。

 

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 おっと、人がいる。ここではめったに人に出会わないから、ギョッとした。

 通りすがりにちらっと見たら、フキを採りに来たおじさんが、レールに腰かけて一服しているらしかった。

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 ぼくは山菜採りをしないからうろ覚えだけれど、たしか赤っぽい茎は食べられないが、緑の茎は食用になるはずである。

 なけなしの金を預金しても利息はほぼゼロ。それなのに消費税は8パーセントである。このことをよくお考えいただきたい。郵便局の通常預金金利は現在0.001%だから、8%といえばなんとその八千倍(!)だ。消費税というのはべらぼうな重税なのである。

 だから、おじさんがこんなところまで消費税のかからぬフキを採りに来るのももっともなのである。せいぜいキタキツネがウロウロしているくらいで熊はいないから、山に入るよりはずっと安全であろう。

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 おじさんのフキを目にして、連想があらぬ方向に働き、例のモリカケ問題を思い出してプンプン腹を立てながら(笑)歩いているうちに、少しずつ霧が薄れてきた。太陽が輝きを取り戻してきたのである。

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 ほら、青空が見えてきた。

 気を取り直して A Foggy Day でもいかが。

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June 17, 2017

Daily Oregraph: 路傍の花

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 たまには道ばたに咲いている花を取り上げようという趣向。

 臨港鉄道の線路脇に咲く、小さな黄色い花。以前から気にはなっていたのだが、はたして正体は?

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 手元の図鑑を調べてみると、ツルキジムシロ(バラ科)のようだが自信はない。似たような花が多いと、図鑑を見ても迷うことが多いのである(個体差もあるし、写真の出来にもムラがあるから、植物によっては、写真図鑑がいつも頼りになるとはかぎらない)。

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 これはあちこちで見かける、一種の雑草みたいなものだが、ワスレナグサ(ムラサキ科)かエゾムラサキかノハラムラサキかは、ぱっと見ではわからない。同定するには現物を採集して確認する必要がありそうだ。

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 これもやたら多くみかける花である。たぶんミミナグサ(ナデシコ科)の仲間だろうと思うが、これまたなんとかミミナグサというのがいくつかあるから、採集してチェックする必要がありそうだ。

 いつもいうことだが、外国語の単語の場合は、「私はこういうものです」という看板をぶら下げているけれど、植物や昆虫などは名を名乗らない。だから調べるのにずいぶん手間がかかるのである。

 うっかり手を出すと時間がかかってしょうがないから、どうしようか迷いつづけて、結局標本を採集せずにいるのである。まあいいや、来年にしよう(笑)。

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June 14, 2017

Daily Oregraph: 憲法チェックポイント

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 今日の船上セキュリティ・チェックポイント。

 ファンネルがそのまま引っ越ししたようなデスクだけれど、飛鳥Ⅱとはずいぶん感じがちがう(あたりまえか……)。

 このところ来る日も来る日も単語帳を相手に、地味な作業をつづけていたから、ひさしぶりの現場は港の空気も吸えるし、気分爽快である。

 しかし辞書を引くといろいろな発見があって、案外退屈はしないものだ。

 たとえばセキュリティ・チェックポイントがらみでいえば、テロリズム(terrorism)。本来の意味は(もともとはフランス革命時の)恐怖政治である。従わぬ者を脅迫して、恐怖で支配する……つまり、町中でむやみに爆弾を破裂させる不埒者や狂信者だけがテロリストなのではない。

 とすれば、「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由」を保障する憲法に違反して、強引に共謀罪なる天下の悪法を成立させようとする連中もまた……おお、恐い、恐い。

 え~、ウソ~! といったってしょうがない。辞書の定義がそうなんだから、ぼくをパクろうとするのは筋ちがいだろう(笑)。

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June 13, 2017

Daily Oregraph: 温根内パトロール

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 一時はずいぶん通った温根内だが、ここ数年は年に一二度しか訪れていない。去年の六月に来て以来だと思う。 

 多くの方のブログでも紹介されていたように,温根内ビジターセンターが新装開店(?)されたけれど、残念なことに火曜日は休館なので、内部は拝見できなかった。

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 ここに来る以上、最近めったに使わなくなった年代物のデジタル一眼レフ+マイクロニッコール55ミリを持ち出さないわけにはいかない。

 以下すべての写真はこのコンビで撮影したもの。本日目にした花々をごらんあれ。

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 いつものように、ビジターセンターの右側から、つまり逆コースでスタート。景色が初夏らしくなってきた。

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 おなじみコンロンソウ。この花(とくに茎)のかたちをご記憶いただきたい。あとでなるほどとお思いになるはずである。

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 シコタンキンポウゲ。コンロンソウ同様、あちこちでみかける花である。近いうちにわが裏庭でも見られるはずだ。

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 たくさんのトンボがスイスイ飛んでいたけれど、ぼくは近眼だから、なかなか止まっているのを見つけられない。

 なんとか撮れたのはこれだけ。離れていたのでトリミングしておいた。ヨツボシトンボだろうか?

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 ヒメカイウ。

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 ヤマドリゼンマイ。

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 ワタスゲ。少々風が強かったのでフラフラ揺れること揺れること。レンズがマニュアルだし、ぼくの腕前ではなかなかピントが合わない(笑)。

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 エゾイソツツジ。一時期にくらべると数が減り、花のボリュームも失われてきたように感じる。

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 サギスゲ。ワタスゲほどの勢力はなく、あちこちで細々と生活している。

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 さて本日のお目当てはハナタネツケバナである。このように群れていることが多いけれど、

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 今年はじめて、群れより遠く離れたエゾイソツツジ地帯よりもさらに西の木立の中で一輪だけ発見した(上の写真)。どうしてこれほど離れたところにまで進出したのかは謎である。

 コンロンソウの写真と比較すれば、茎のかたちがそっくりで、花びらも似ておりどちらもアブラナ科であることがわかる。

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 別嬪さんをアップで一枚。今年もお目にかかれて実にうれしい。

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 ミツガシワも咲きはじめていたが、見ごろはこれから。

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 飛鳥Ⅱの乗客のみなさま(タグで確認)。上天気の温根内散策を味わえたのはまことにラッキーで、これも日頃の精進のたまものであろう。

 六月の温根内はすばらしい。あなたもぜひ。

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June 12, 2017

Daily Oregraph: 夏のしるし

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 おばさまが白い日傘をさして歩いていた。

 持統天皇さんは天香久山に干した白妙の衣に夏の到来をお感じになったが、釧路のジジイはおばさまの日傘に初夏を見た。

 本日は釧路の住人が日傘をさすほどの上天気であった。しかし風が少々強く、ピンク色の小さい花びらがハラハラと舞い降りてくる。

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 街路樹を見上げると……これはカスミザクラであろうか。釧路は全体に地味な町だから、青空にピンクの花というのは目のごちそうである。

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 こちらは今夜のごちそう。コマツナをオリーブオイルで炒めようというのだ。このほかに水菜のおひたしまでつくのだから豪華版(笑)である。体質改善の効果もあるにちがいない。

 さてたまには謎かけでもしてみようか。

  総理のご意向とかけて、手作り野菜と解く。

  その心は……家計(加計)が助かる。

 おっと、ほんとは Kakei ではなく Kake らしいね。これは失敬。

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