June 06, 2023
June 01, 2023
May 29, 2023
Daily Oregraph: 春採湖畔ひとり植物観察会
本日の最高気温は 19.5度。晴れのち曇り。
春採湖畔にやって来たのはひさしぶりである。ちょっとだけ歩いて植物観察としゃれこんだ。
これは緑変したニリンソウで、春採湖ではときどき見かける。これをミドリニリンソウとして区別する説もあるらしいが、ふつうのニリンソウの群れの中に混じって咲いていること、緑変の程度や花(実は萼片)のかたちが一定しない(一種の奇形のように見える)ことから考えて、やはり独立させるのは無理があるように思う(素人考えだが……)。
背高のっぽのシャクである。わが裏庭にあるものはまだ開花していない。このあと日当りのよい北岸へ回ってみたら、ほぼ満開になっていた。
クサノオウ。奇妙な毛玉のように見えるのは萼片で、開花とともに落下する。北岸ではかなりまとまって咲いていた。市内の道ばたにも普通に見られるから、けっしてめずらしい花ではない。
コウライテンナンショウ。マムシグサともいう。球根を干したものは天南星(テンナンショウ)という漢方薬になるらしい。薬になるくらいだから有毒。
ネムロブシダマ。秋になると真っ赤な実をつけるが、狂言に『附子(ぶす[=ぶし])』とあるのが有毒のあかしで、こいつやトリカブトは絶対に食べてはいけない。
まだ花も実も見えないけれど、真打ち登場。ぼくが一番気に入っているミヤマニガウリである。どこまでも伸びるツルが描く絶妙の曲線をごらんあれ。
なお背景に見える大きな葉っぱはバイケイソウである。まだ開花していないが、こいつも有毒だから本体をお目にかけよう。
過去に何度もバイケイソウによる食中毒事件が起こっているというから要注意。
ほかにヨブスマソウも多く見られたが、花はまだなので機会があったらご紹介したい。たまには植物観察しながら散歩というのも悪くはないものだ。
May 28, 2023
Daily Oregraph: 裏庭画報 ギョウジャニンニクの開花を待つ
本日の最高気温は 17.0度。曇り。
ギョウジャニンニクはツボミも花もちょっと異様で不気味な感じさえするのだが、つい見とれてしまうから不思議だ。
ふらりと町中の公園に立ち寄ったら、いつのまにか怪しい見世物小屋が出来ていて、看板のおどろおどろしいペンキ絵に目が釘付けになってしまう……最近はともかく、ぼくが子どもの頃にはそんなことがあった。それに似た感覚である。
見世物小屋のペンキ絵と一緒にしては気の毒だけれど、ギョウジャニンニクの花が異色であることはまちがいなく、背後にちらりと見えているコンロンソウと比べれば、きっと納得していただけるだろう。一体中からなにが出てくるんだろうかという恐怖まじりの期待に、胸がわくわくする(笑)のはぼくだけだろうか?
May 23, 2023
May 22, 2023
Daily Oregraph: 裏庭画報 ギョウジャニンニク
本日の最高気温は 16.0度。曇りのち晴れ。
ギョウジャニンニクのツボミ。葉だけを見ると昨年より勢いは衰えたけれど、幸いツボミは多いようなので、当分姿を消す心配はないだろう。
どうやらウラホロイチゲは全滅したらしい。貴重な種類だけに残念だ。しかしその原因は土留め工事ではなく、ササがはびこったせいではないかとにらんでいる。去年は地上から根への栄養補給を断つべく徹底的に刈ったから、少しは勢いが衰えるんじゃないかと期待している。
オオバナノエンレイソウは期待に反して、開花したのはまだ一輪のみ。絶滅寸前である。カタクリも今年は咲かない。
工事をするたびに裏庭から貴重な植物が失われてしまう。実際すでにいくつも消えてしまった。そうかといって斜面を放置しておくと土砂崩れの心配があるから、まったく頭の痛いところである。
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