September 25, 2022

Daily Oregraph: ちょっとだけ港町

 本日の最高気温は23.8度。快晴。

 あまりにも天気がいいので港町から入舟のあたりを歩いてきた。ポカポカと暖かい。

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 おやおや、ずいぶんお集まりですね。ひょっとして国葬ですか? それにしては警備が手薄なようで、ウミウかな、一羽黒い鳥が混じっていますよ。ご用心、ご用心。

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 入舟岸壁に群落を作っていたのはユウゼンギクだろうか。クジャクチョウがたくさん群がっていた。ほかにもタテハチョウの仲間がいくつか。

 というわけで、ちょっとノンビリしすぎたような気もするが、まあ部屋にこもっているよりはマシだろう。

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September 21, 2022

Daily Oregraph: 裏庭画報 タニソバ

 本日の最高気温は16.7度。曇りのち晴れ。

 台風が過ぎていっぺんに気温が下がったせいか、コスモスはまだ元気だが、さしもの雑草も勢いが衰えはじめた。

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 こいつはタニソバである。ソバと同じくタデ科だが、食用にはならないようだ。裏庭には以前から生えていたけれど、勢力を急速に拡大したのは今年になってからで、こんなに繁殖力があるとは知らなかった。

 見るからにごついベニイタドリ(やはりタデ科)とはちがって、タニソバは全体に柔軟で、どんどんと茎を伸ばしていく。やがて伸び放題に伸びた茎同士が絡み合い、思い切り引っぱるとふんわりした粗い網状のかたまりになって、ごっそりと抜ける。畑の雑草として悪名が高く、こいつを退治するのが売りという除草剤もあるくらいだ。いやなやつである。

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 タニソバにくらべるとエゾノコンギクはスッキリとした美形で、某ほら吹き男爵と女王陛下くらいの品格の差があり、アブが寄ってくるのも納得できる。このキクに除草剤をまこうという人はまずいないだろう。

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September 15, 2022

Daily Oregraph: 裏庭画報 ムカゴイラクサのトゲ

 本日の最高気温は19.5度。晴れ。朝晩の気温がいきなり低くなってきた。

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 ムカゴイラクサの花期は過ぎたのだが、遠くからだとまだ花が咲いているようにも見えるから近寄ってみると……ガラス質のトゲがそれらしく見えるのであった。茎にトゲがあるのは知っていたけれど、こんなところにまで生えているとは。トゲの中には痛がゆくなる成分が入っているそうだから要注意である。

 さて夕方本を読んでいるとスマホに電話が入った。「なんとか調査センターです」という人工音声が聞こえたので、もちろんすぐに切った。無礼者め、人様にものをたずねるのに人工音声とは失礼にもほどがある。いったいどうやって電話番号を調べたのかも気になるところだ。

 だいたい見も知らぬ人物に電話でいきなりなにかを依頼されるというのは不愉快千万である。世論調査はいうまでもないが、選挙の投票依頼もそうだ。幼稚園児じゃあるまいし、投票先くらい自分で決めるさ。無用のケンカはしたくないから「ハイハイ、わかりました」と返事はするけど、ぼくに関するかぎりはイラクサのトゲに触るようなもので(笑)逆効果だ。電話すると確実に一票を失うよ。

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September 11, 2022

Daily Oregraph: 裏庭画報 コスモスの前で

 本日の最高気温は21.6度。晴れ。

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 先日ご紹介した越境入学組のコスモスが咲きそろってきた。不思議なことに、この一角だけは背の高い雑草がほとんど目立たない。もし雑草抑制効果があるとすれば、こいつもなかなか役に立つから、学費を減免してもいいと思う。

 リチャード・ヘンリ・デイナ(Richard Henry Dana, Jr., 1815 - 1882)の『水夫生活二年間(Two Years Before the Mast, 1840)』を読みはじめた。ハーバード(当時はケンブリッジ)の学生だった著者が眼病を患って退学し、平水夫として帆船に乗り組んだときの記録である。彼はのち復学して法学を修め、政治家としても活躍した。

 Before the mast (マストの前で)というのはイディオムで、辞書を引くと「平水夫として」と説明してあるが、これは水夫の寝泊まりする場所がマストの前、つまり船首部の甲板下にあるからだ。当時水夫は船首部、船長や士官は船尾部と、はっきり居住区が分かれていたのである。名家の息子が眼病を癒やす目的で海に出るのなら客船の乗客にでもなればいいものを、過酷な労働を覚悟の上で水夫になるのだから、この人は只者ではない。

 日本ではなぜか文庫本にはなっていないようだし、あまり知られていないかもしれないが、英米では大変有名な作品である。ぼくはかつて百数十頁まで読んだのに、会社の仕事が忙しくなって放り出し、積ん読組に入れていた(現役のころはそうして読みかけのままにした本がいくらでもある)。

 抜群におもしろい作品なのだが、なにしろ舞台は帆船である。幸い巻末の用語集が充実しているから助かるけれど、『白鯨』でも苦労したように、マストや帆などの操作が複雑怪奇でわかりにくいのだ。たとえば「エンジンを使わずにどうして風上へ向かって走るんだ?」など(笑)、経験者でなくては満足に理解できないと思う。

 丁寧に読んでも素人には不明なところが残る。しかしわからないところを適当にごまかしながらでも、おもしろいものはおもしろい。今回は最後まで読めるだろう。

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September 08, 2022

Daily Oregraph: 裏庭画報 オオアワダチソウ

 本日の最高気温は25.8度。晴れ。風が弱いためかなり暑く感じた。

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 オオアワダチソウ。市内にはいくらでも生えているめずらしくもない花だが、わが裏庭では新顔である。植物の勢力地図はちょっとしたきっかけで一変するらしい。

 この仲間ではセイタカアワダチソウが有名だけれど、ぼくは釧路市内ではまだ見ていない。どちらも花はよく似ているが、オオアワダチソウは茎に毛がなくスベスベしているからすぐに区別がつく。

 こういう大柄な植物は好みではないから、もう一年様子を見て、あまりにもはびこるようなら抜いてしまおうと思っている。食用になるらしいが、おれは食わないぞ(笑)。

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September 06, 2022

Daily Oregraph: 『迷宮の神』とオカルト

 本日の最高気温は23.3度。曇り。

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 今日は写真を撮っていないので古いところを一枚。ご存じミヤマニガウリである。

 さてコリン・ウィルソンの怪作『迷宮の神』を読み終えた。いろいろ見方はあるだろうが、これオカルト風味の高級(?)ポルノ小説以外の何物でもないとぼくは思う。

 この作家が恐るべき読書家であり、広く芸術文化に通じていることはすぐにわかる。セックスは出発点にすぎず、目指すは意志力の向上や意識の拡大・深化による高次の段階への移行なのだといい(ここがポイント。どうも怪しい(笑))、頭のいい人だけに保守派からの非難を予想し、多くの高名な哲学者や作家たちの名前を持ち出したりして予防線を張っているから、ただのポルノ扱いして欲しくはないこともよくわかる。

 しかし主人公のふるまいを見ると、性的に興奮するたびにほとんど躊躇なく行為に及ぶのだから、後先考えない色情狂と事実上なんら変るところがなく、その及ぼす結果や影響は基本的に同じはずだ。それなのに、たとえ事実は同じでも両者には大きな違いがあり、哲学的な意味づけさえ与えれば、事実は事実を越えたなにものかになりうるのだというのは、ずいぶん自己中で虫のいい考えである。その考えを犯罪にも適用されてはたまったものではない。たとえば町の無頼漢にではなく頭のいい哲学者に殺されたら被害者がありがたがるというものではあるまい。

 後半ではヴィルヘルム・ライヒの流れを汲むヘンテコな学者の主催する性的抑圧解放治療(だと思う)を実践するグループや、セックス・カルト集団ともいうべき怪しげな秘密結社が登場するけれど、いかにいいつくろおうとも、これらが乱交パーティ集団と紙一重であることはだれにも想像がつく。実際主人公はそこで多くの女性を相手に、ほんとかよといいたくなるほど超人的な活躍に及ぶ。主人公は女性蔑視をはっきり否定しているけれど、結果としては男にとって有利で都合のいい話が展開されているという印象を拭えないのだ。

 秘密結社などが登場するには作者のオカルト趣味が関わっているのだろう。秘密めかしたオカルト趣味が一般に悪いとはいわないけれど、それにはそれにふさわしい舞台があるはずだし、薬味として用いるにしても適量というものがある。真夜中の墓地や昼なお暗い地下室ならともかく、真昼の銀座の雑踏に幽霊を出したって場ちがいなだけでふつうはしらけるものだ。

 この作品ではある過去の人物をめぐる謎解きが興味のひとつの中心になっており、それがコツコツと古文書を発見するたびに少しずつ明らかになってくる過程はなかなか興味深く、素直に楽しめる。ところが結末に近づくにつれてときどき主人公に憑依するその人物が、主人公の口を借りて謎の一部を語り出すのだからたちまち興味半減、これはあきらかに作品の出来を損なっている。肩すかしを食って「え、それはないだろう」といいたくなる読者も少なくないはずだし、安直といわれてもしかたがないと思う。

 全体に文体は平明で読みやすく、ストーリー展開も特に前半は非常に巧みでありおもしろい。しかし博識を駆使していろいろ理屈をこねているけれど、凡庸な日常を越えた高次の段階に至るどころか、しょせん鉛は鉛にすぎないものを金らしく見せかけようとするオカルト趣味の限界を感じないわけにはいかないのである。性的抑圧は大問題であるという考えには同意するが、それを解決しようとしてオカルトに接近すると、高次の段階とかいう錬金術的幻想に惑わされて、怪しげなカルトへ入信しかねない危険があると思う。

 世の中金だけでなく銀も銅も鉛もまた有用なのだから、ぼくはポルノがけしからんといっているわけではない。この小説はポルノとしては描写力満点だと思う。しかしカロリー過多のせいか、最後は腹がふくれてしまった(笑)。けっして退屈はしないから、毒への耐性に自信のある方にはおすすめできるが、かなり好みは分かれると思う。

 次はなにを読もうか、ちょっと考えてみたい。

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September 04, 2022

Daily Oregraph: 裏庭画報 エゾノコンギク

 本日の最高気温は24.0度。曇りのち晴れ。

 銀行強盗よろしくタオルで覆面をして蚊の攻撃にそなえ、今日もササ刈り。昨日の分とあわせて大袋が一杯になった。

 二日がかりの作業のかいあってササはかなり減ったけれど、一面の雑草にはゲンナリして、今さら野菜の種をまく元気もない。

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 しかし雑草の間からエゾノコンギクが顔を出していたのは、今年はどうかなと心配だっただけになによりだった。よくぞ生き残っていてくれた。

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